こんにちは、オモコロ編集部です。
料理業界を震撼させるべく、本日はやって参りました。
突然ですが、みなさんの好きな食べ物は何ですか?
お寿司・ハンバーグ・焼肉・ラーメン…
この世に美味しい食べ物は多々ありますが、我々はこう思うのです。
だと。
もう難しく考えずに「美味いもの×美味いもの=めっちゃ美味い」でいいじゃないですか。
このバカの公式を全面的に信頼して、本日我々は新しい料理を開発しようと思います。
しかし、どうしても「これとこれは合わないのでは…?」という既存の価値観が邪魔して、なかなか自由で新しい発想というのは生まれません。
そこで我々は偶然の力を借りることにしました。
つまり、こういうことです。
以上です。
生きてる間にたくさん良い思い出を作りましょう。
【まきの】○○の唐揚げ
最初のチャレンジャーはまきの。箱から2枚のカードを引きます。
「唐揚げ」と「ステーキ」という男の子が大好きな料理が2つ揃いました。
「おお、これは期待できる!」
「100%美味い」
「わかりました。では、今からステーキの唐揚げを作らせて頂きます!」
「最高!」
最初にステーキを焼きます。
まず、普通のステーキの完成です。
そのままそのステーキに唐揚げ粉を付けて、油に投入!
シュー…パチパチパチ…
「本当にステーキが唐揚げになるのかな…? 無理なんじゃない…?」
「不安ですね…」
綺麗に揚がったステーキを見て、なぜか初孫を見た時の顔になってしまった一同。
「最高…」
「生まれてきてくれてありがとう…」
「ステーキの唐揚げ完成だーーー!」
「よっしゃ~~!! 実食じゃ~~~~~!!」
唐揚げなのでお箸でそのままかぶりついて食べてみます。
さあ、気になるお味の方は……?
「完っ全にただの唐揚げ」
「え?!」
「ステーキ要素は?」
「ない。ただの油っこい唐揚げ」
「嘘でしょ…? こんなに夢いっぱいの料理なのに…」
ちなみに断面は、こんな感じの薄いとんかつのような様子です。
切り分けてみんなも実食してみることに。
「唐揚げだ! でも鶏肉の方が絶対美味しい!」
「肉の脂が邪魔だな~。脂と油でめちゃくちゃクドい」
「『肉!肉!』ってうるさい男子高生にこれ食わせれば3日は黙らせられそう」
というわけで、ステーキの唐揚げは予想に反してイマイチという結果に…。
気を取り直して次に行きましょう!
【原宿】○○鍋
お次は原宿。引いたのは「ポテトサラダ」と「鍋」です。
居酒屋っぽいメニューの組み合わせですが、果たして一体どんなものができるのか?
いきなりポテトサラダに片栗粉を混ぜる原宿。
「ポテトサラダをつみれみたいな感じで鍋に入れてみようと思います」
「あ、いいですね。なんか最初の想像よりも美味しそうな気がする」
一口大のポテトサラダを出汁を取った鍋に投入。
「入れた瞬間に全部溶けて企画終了かと思ったんですが、意外と大丈夫ですね」
「うまそう」
彩りに水菜を入れたら完成!
「できました! ポテトサラダ鍋です」
「めっちゃうまそう」
「やばいエプロン着けてるからふざけてるのかと思ったけど、ちゃんとしてた」
いざ実食です!
「あ~~~…」
「うん……」
「なるほどね…」
「うまくない」
「いや、みんな完食できるぐらいで、そこまでマズくはないんだけどなぁ…」
「マヨネーズの酸味が温められて嫌な感じになるね」
「水菜うまい」
「水菜だけでいいですね…」
全員一致で「入れない方がいい」という結論になってしまいました。
やはり料理の新メニューを作るのは一筋縄ではいかないようです。
【永田】○○の塩釜焼き
次は永田。
引いたのは「フルーツ盛り合わせ」と「塩釜焼き」でした。
「絶対にやばい」
「あ~…、これはやっちゃったわ…」
「いや、そういう先入観やめましょうって! チャレンジしないと新メニューなんて絶対生まれないんだから!」
「さよなら…」
こちらのミカン・リンゴ・バナナ・ブドウのフルーツ盛り合わせを…
塩で…
覆います。
「………」
「………」
「………」
「頼むから誰か何か言ってくれ」
そのままオーブンで50分焼いたら…
焼き上がりです。
「なんか手前の方でやばい汁出てません?」
「やばすぎ」
「ただの果汁だって! よし、もう割るよ! いいね?!」
木槌で叩いて塩釜を割ったら…
中のフルーツを発掘しましょう。
完成! フルーツ盛り合わせの塩釜焼き!
「よしよし! 食うぞ食うぞ食っちゃうぞ!!」
「責任持って1人で全部食べてください」
まずはリンゴから実食。
「いただきます!!」
「うわぁ…」
「どうなの?」
「ははははははははは!!」
「どうしたの?」
「あーはっははははははははは!!!」
「狂った…?」
「めっちゃ美味い!!」
「嘘でしょ?!」
「しょっぱくないの?」
「程よすぎる塩分。蒸し焼きみたいになってるからリンゴのシャクシャク感も活きてるし、普通の焼きリンゴより下手したら美味い」
「マジかよ」
「マジでした」
次は塩釜焼きミカンを食べてみます。皮を剥いたらただのミカンに見えますが…
「いただきます!」
「うん…?」
「どう?」
「わっかんね」
「ちゃんとレポートしろ」
「美味いかマズいかぐらい言え」
「いや、マジでわかんないんですよ! ミカンというか何か別の新しいものになってる気がする」
永田の感想が煮え切らないので、原宿も食べてみることに。
「何だこれ」
「ほら! わかんないんだって!」
「マズくはないね。美味い…かもしれない?」
「何でみなさん、そんなに感想がふわふわしてるんですか?」
「味わったことがない味覚で脳が混乱する。なんか、高級フレンチのデザートとかで出てきても信じると思う」
「あー、確かに。『ほほう…、さすが…。奇抜だねぇ…』とか言っちゃう」
「すごいな。ミカンの塩釜焼き、そんな風になるんだ」
ちなみにバナナの塩釜焼きは完全にアウトでした。
「しょっぱっっっっ!!!!」
「でも、ほんのりとバナナケーキみたいな味が…」
「しません」
「ARuFaは舌壊人(ぜっかいびと)」
というわけで、一部失敗はあったものの、リンゴとミカンは成功だったようです。
(※ブドウは果汁だけ出て消滅してしまいました)
この調子でどんどん行きましょう!
【ARuFa】流し○○
次はARuFaです。
出たのは「流し」と「タピオカ」。
「なるほど、流しタピオカですね」
「何それ?」
おもむろに何かを組み立て始めるARuFa。
「それではみなさん、ミルクティーを手に持ってください」
「持ったけど…?」
「じゃあ行きますよ」
「待って」
「待って待って待って待って」
「全く掴めん」
「無理だろ、これ」
「途中で止まったタピオカですら箸で掴めない」
ARuFaしかウケてなかったので失敗です。
もちろん最低評価。
※流れ落ちたタピオカミルクティーはみんなで美味しく頂きました。
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