こんにちは。オモコロ編集部です。

この記事は……

 

クイズ嫌いの男が……

 

クイズに挑む記事です。よろしくお願いします。

 

<この記事に出てくる人>

オモコロ副編集長。クイズが嫌い。

 

その他のオモコロ編集部員。

 


 

ある日のオモコロ会議室にて──

 

ネタ出し会議するよ〜

よしゃよしゃ

 

今回の案件は「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」さんです。今年で11周年らしいので、それをPRする記事のネタ出しをしていきましょう

黒猫のウィズってクイズ×RPGのゲームですよね。もう10年以上もやってるんだ

 

 


クイズに答えながらクエストを進める冒険ファンタジー

単純にクイズと関連した企画は何かできそうですね

オモコロ編集部内でクイズ王とか決めてみる?

早押しボタンが富士山頂にある……みたいなクイズ大会できませんかね? 東京で出題されて、ボタンを押すためだけに登山するとか

いいですね。早押しボタンが海中にあってもいいかも

クイズ作家さんと散歩するとかどうですか? 道端にあるもので即興でクイズを出し合いながら街歩きとかしたいな

……。

クイズかぁ……

あれ? どうしたんですか? みくのしんさん

いや、僕クイズ嫌いなんですよね…。あんまり面白さが分からないというか

クイズが嫌いな人っているんだ

興味ないとか好きじゃない人はいるけど、積極的に嫌ってる人は初めてみたかも

そうですか? なんかクイズって嫌じゃないですか?

へえ〜

 

 

彼はオモコロ副編集長のみくのしん。会議中に発覚したのですが、彼はクイズが嫌いなんだそう。

人それぞれ好みは違うので、それ自体は全然いいんです。しかし、ここで我々はこう思いました。

 

得意な人・苦手な人のクイズはよく見ますが、「嫌い」と言っている人のクイズはあまり見たことがない気がします。

そんな人間がクイズに挑んだら……何が起こるのか見てみたいと思いませんか?

 

それに、せっかくクイズゲームのPRをするんだから、みくのしんにも「クイズって面白い!」と思える状態でいてほしいですよね。

クイズ嫌い人間が「クイズって面白い!」と思えたとき、このPRも成功したと言えるでしょう。

 

<編集部のチャットから一部抜粋>

 

ということで、クイズ嫌いの男を楽しませるための接待クイズ大会を開催することになりました。

ここからは接待のための下準備をしていきます。だいぶ長いので、準備段階をすっ飛ばしてクイズの様子を見たい方はこちらをタップしてください。

>>クイズ大会へGO!<<

 

一足先に、クイズ大会がどんな様子だったかをお見せすると……

 


なんかもう限界って顔してる

 


祈ってる

 


叫んでる

 


叫んでる

 


わっ! こっち来た!

なんかもうめちゃくちゃでした。

改めてお伝えしますが、ここからは接待のための下準備をしていきます。

だいぶ長いので、「こいつのクイズだけ見たいよ」という方はこちらをタップしてください!

>>クイズ大会へGO!<<

 

 

どうしてクイズが嫌いなの?

まずは、接待対象について理解を深めましょう。

今の段階ではみくのしんに「クイズを楽しもう」という気持ちすら芽生えていない状態なので、クイズによる接待は叶うはずもありません。

クイズを楽しんでもらうには、まず「みくのしんがなぜクイズ嫌いなのか」「クイズについてどう思っているのか」を聞き出す必要があります。

 

そこで……

 

おつかれ〜

おつかれ〜

 

かまども昼休憩? 飯食った?

うん。さっき適当にお惣菜食べちゃった

そっか〜

 


バレないように隠し撮り

こんな感じで日常会話を装って、みくのしんがクイズについてどう思っているのかを聞き出します。

普通に聞き出してもいいんですが、日常のラフな会話の中なら、遠慮なしの本音を語ってくれることでしょう。

 

そういえば、今度クイズをテーマにした記事を書くんだけど

クイズかぁ〜。そりゃ大変そうだね

みくのしんも出演してくれる?

出るのは全然いいよ! でも、盛り上げられないと思うからそこはごめんね

 

そっか。みくのしんってクイズが嫌いなんだっけ?

まあね…。そこはちょっと嘘つけないかも

嘘はつかなくてもいいけど。なんでクイズ嫌いなの?

そりゃあ、できないからでしょ

 

自分に答えられないものは楽しくない。申し訳ないけど、それだけだな

なるほどね。じゃあ、みくのしんにも答えられるクイズがあったら楽しめるのかな?

俺は小学生の算数で27点とった男だぞ。答えられるわけないだろ

悲しいこと言うなって

 

クイズって「誰でも楽しめる」みたいな言い方されてるの不思議だよな〜。解けない人もいるのに

難易度次第では誰でも解けるんじゃない? 子どもの頃にクイズとかやらなかった?

やったけど、それがトラウマみたいになってるのかもな。そもそも、クイズをやってる人が苦手なんだよ。なんか……クイズになるとみんな怖くなる気がする

そうかな?

 

ごめんね。なんか悪口みたいになっちゃうからあまり言いたくないんだけど…

無理に言わなくていいよ。ただ、みくのしんが思ってることを知りたいだけだから

かまどは分かんない? クイズを解いてる人たちってみんな意地悪な顔してない?

みくのしんにはそう見えるんだね

 

小学校のクイズ大会でさ、「はいわかったぁ〜!」みたいな奴いなかった?「解けた俺すごい! 解けないお前らザマァwww」みたいな顔されたことない?

あ〜。そういう経験があったのか

あのときの顔がずっと忘れられない。知識をひけらかしてマウントとってくる感じがすごく苦手

 

で、俺が分かんないからヒントを出してくんの。でも、俺も頭が悪いから「それでも分かんない…」ってなってると、「えぇ〜? ここまで言っても分かんないの〜??」ってみんなに笑われて……

子どもってクイズをマウント取りに使っちゃう年頃だもんな

子どもの頃、それで泣いたことあるもん。「もう許して!!!」って言ってた

 

クイズって解けない人がいるから盛り上がるもんでしょ? 

う〜ん。みくのしんはそう思っちゃうような経験をしてきたんだね

でも、テレビのクイズ番組とかでもそういうシーン多くなかった? 「クイズができない=バカ」みたいなさ

 

たしかに、一時期おバカをいじるようなクイズ番組が流行ってたよな

みんな笑ってたけど、あれもやっぱり嫌だよ。クイズ解けないだけで「うわうわうわ!」とか「やばいやばい!」とか言わないでよ

(そういうテレビ、最近はあんまりないけどなぁ)

子どもの頃、テレビでクイズ番組見てたときに横から口出してきた親戚のおじさんも嫌だったなぁ……

 

「あれ? この問題も分からないのか?」みたいに言ってきて…。なんでみんなクイズになるとああなっちゃうんだろ……

みくのしんのクイズにまつわる思い出って暗いものばっかりだね

人が好きなものを悪く言いたくないから、クイズ自体を悪く言いたくないんだよ。でも、クイズで変わっちゃう人間性はかなり嫌いだな

なるほど……

 

やっぱり、俺の根底には「自分はバカだ」という劣等感がずっとあるんだと思う。で、クイズはそのコンプレックスを簡単につついてくるんだよ

う〜ん……

クイズってそういうバカを見つける場所になるし、いじめる場所にもなるでしょ。だから嫌いなのかも

 

みくのしんは、どうやったらクイズが楽しめると思う?

正直に言うと楽しみたくない。クイズが解けないままでいいと思ってる

(まいったな…)

クイズを解いてるときの人間が嫌いだから。クイズを楽しんじゃったら自分もそういう人間になるんじゃないかと思う

 

解けたことをドヤ顔でアピールして、解けない人をバカにして…。そんな人間になるくらいなら俺はクイズ解けないままでいい

(これはだいぶ根が深いぞ…)

そんなことするくらいならみんなでお花見とか行きたい

(みんなでお花見に行く記事にするしかないか?)

 

あとさ、クイズって「問題!」っていうよな。あれなに?

なにってことはないだろ。問題を出してるんだから

問題っていうのは「仕事がうまくいかない」とかそういうことを言うんだよ

(それは問題じゃなくて課題では?)

記事の締め切り大丈夫かな、とか、オモコロ副編集長になったけどうまくやっていけるかな、とか。クイズがなくても俺の周りには問題が山積みなんです!!

 

昨日スーパーで見た118円の豚こまを見逃しちゃったけど、今日148円になってたらどうしようとか……

 

今、家の冷蔵庫にキャベツ1/16玉だけ残ってるけど、これで何を作ればいいの? とか……

 

冷蔵庫の三つ葉を早く使わないといけないけど、どうしようとか……

みくのしんの問題は冷蔵庫まわりばっかだね

 

そういうことを「問題」っていうんだろ! みんなが必死で生活の問題を解いてるところに「デデン♪」じゃねえんだよ!

うん、そうだね。クイズってよくないよね

 


さすがにカメラがバレると思った瞬間

はい。みくのしんが思うクイズはこんな感じでした。

この後は、1/16玉だけ残っているキャベツをどう使うかの議論にうつったので、ヒアリングはここまで(豚平焼きにするそうです)

軽い気持ちでクイズ嫌いの理由を聞いてみましたが、思いのほか根深い問題がありました。

 


まとめるとこんな感じ

特に印象的なのは、クイズにまつわる暗い原体験があるということ。

たしかに、子どもの頃は無邪気に意地悪クイズを出し合ってた人もいたでしょう。しかし、みくのしんはそれによってクイズに対して心を閉ざしてしまったようです。

 

「いやいや、クイズってそうじゃないよ」と口で言うのは簡単です。

しかし、今回の目的は論破ではなく接待。言葉で無理やり納得させるのではなく、心からクイズを楽しめるようになってほしいのです。

 

 

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この記事は「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」の提供でお送りしています。