富士山噴火に備えよう！ドラゴンヘッド選手権！

と、昨今世間を騒がせている「富士山の噴火活動」。本当に噴火するかどうかは神のみぞ知るですが、僕等ちっぽけな人間がいくら「嫌だーっ！噴火するなーっ！怖いーっ！」と叫んだところで噴火する時はしちゃうので、有事に備えて常日頃から準備しておくことは大切です。

そのためには、15年前にすでに富士山噴火を描いていたこちらの漫画を読んでおくことが必要でしょう。

ドラゴンヘッド

修学旅行の帰りの新幹線で富士山の大噴火に遭遇し、崩落したトンネルの中に閉じ込められてしまった主人公テル。真っ暗なトンネルの中で同級生の生き残りノブオとアコと共にサバイバルしていくわけですが、ドラゴンヘッドにおけるもっとも重要なキャラクターは主人公のテルではなく、ノブオです。

↑「ドラゴンヘッド」のノブオ

暗闇に覆われたトンネルで徐々に精神に変調をきたしていったノブオは自らを神格化していき、体に奇怪な紋様を描いてテルとアコを襲い始めるのですが、その描写が物凄く怖いんですね。「富士山噴火」と聞いて、真っ先に思い出したのはノブオのことでした。そしてオモコロ編集部は気づいたんです。

富士山が噴火しても、ノブオのように振舞えれば生き残れるのではないか―？

暴力と無秩序が支配する極限状況では、僕等のようなか弱いインターネットキッズはすぐに淘汰されてしまいます。しかしそんな時、ノブオのような狂気を身にまとえれば周囲から軽んじられることなく、逆に「神世界の神」として君臨することが可能なのではないでしょうか？富士山が噴火したら、すぐに僕等はノブオになる必要がある。そこで今回は、オモコロの中でもっともノブオに近づける者を決めることにしました。題して！

【出場者】

左からオモコロライターまきの、永田、ヨッピー、原宿

【ドラゴンヘッド選手権のルール】

●「ドラゴンヘッド」を読まずに、記憶だけでどれだけノブオに近づけるかを競う

●なるべく本物のノブオに近い人が優勝

細かい説明は抜き！さっそく一人目の出場者から挑戦だ！

——————————-

【エントリーNo.1　　ヨッピー】

まずはこれまでドラえもんやコロ助などに扮してきたオモコロが誇る「コスプレの帝王」ヨッピーが挑戦！慣れ親しんだ雑なボディペインティング技術で、ドラゴンヘッド選手権も制すことができるか！

原作の舞台でもトンネルから、思い思いのノブオが現れます。レディーゴー！！

え？

なにこれ、牛？デッキブラシ？ノブオってこんなのだったっけ…。

ヨッピーのコメント

「ドラゴンヘッドは友達の家でちょっと読んだぐらいであんまり覚えてませんが、新幹線ということでグリーン車をイメージしてみました。あとノブオは多分童貞だと思うので、やはりブリーフは外せないかなと」

【エントリーNo.2　　永田】

「ドラゴンヘッドは僕の世代では全然流行ってなかったから全く読んでない。どういう話かも知らない」とうそぶき、今回の企画に対しても「これ、ドラゴンヘッド知らない人に伝わるんですか？」と不安を隠せない永田。知識ゼロの状態から一体どんなノブオが生まれたのか！

レディー、ゴー！！

え？

どういうこと？エドモンド本田じゃねーか！真面目にやれよ！

永田のコメント

「しょうがないでしょ、だって全然わかんないんだから。何もわからずにいきなり塗料渡されたら普通、エドモンドになるでしょ。しょうがないでしょ」

【エントリーNo.3　　まきの】

気を取り直して「ドラゴンヘッドは全巻読んでないけど、ノブオは割と覚えてるはず」と、自信ありげな副編集長まきの。持ち前の器用さでノブオ完コピなるか！

わっ

ギャアアアアアアア！！！怖すぎ！マジで怖い！本家より怖い！

まきののコメント

「メイクはうろ覚えですが、棒の先に包丁をくくりつけてた武器は使ってたはず。股間のバラに遊び心を取り入れましたが、今思えば蛇足だったかもしれません」

【エントリーNo.4　　原宿】

「ドラゴンヘッドは終盤のグダグダぶりが凄かったけど、歴史に残る漫画だよね。『竜頭』って結局なんだったの？」と、4人の中で唯一ドラゴンヘッドを読破している原宿。「あれでも、富士山噴火が原因だっていう直接的な描写はなかった気がするなぁ…」と企画の根幹がゆらぐ発言もありましたが、気にせずトリを努めてもらいましょう！