エントリーNo.5 ARuFa
5人目はARuFaです。本人は真面目にやっているつもりでも、出てくるのは気色悪い猟奇的な菓子盆ばかり。ライブイベントの舞台でそんな悪いイメージを払拭することができるのか? ARuFaの菓子盆はこちら!
「僕が好きなのは、大人だけど子どもっぽさもあって、チャレンジ精神旺盛で、明るく元気な女性です」
●カプリコミニ(江崎グリコ)
●ビーノ(東ハト)
●おしゃぶり昆布 浜風(中野物産)
●コロロ(UHA味覚糖)
●ガルボ ミニ(明治)
●BEBETO PREMIUM アサイー&ザクログミ(カルバン)
●角切り八つ橋(京栄堂)
●ベジたべる(カルビー)
●ポムポムプリンのプリングミ(フルタ製菓)
「グミを多めに配置することで、大人っぽさと子どもっぽさを表現しました」
「ビーノの上にはおしゃぶり昆布が乗っています。これは『この2つを同時に食べたら美味しいんじゃない?』という彼女のチャレンジ精神によるものです」
~ 会場の反応 ~
「カラフルな臓物、ゴキブリの死骸、無惨にも積まれた瓦礫」
「中央上のカプリコが肛門に突き刺す拷問器具にしか見えない」
「早くその昆虫標本をしまってくれ」
今回のテーマって「羊たちの沈黙盆」だったっけ? と思ったら違うようです。あいも変わらず素材のテカリやツブツブ感を徹底的に悪い方向へ活かすので逆に感心しました。
小さいカプリコも何らかの器具にしか見えません。なぜかビーノとおしゃぶり昆布を同時に食べさせられ、硬さのステージが違いすぎて脳の処理がカクつくなどの仕打ちも受けました。
ちなみに想定した女性は「京都出身。名前も年齢も”無い”」だそうです。どういうこと? 怖い。誰か彼を助けてあげてください。
菓子盆が出た瞬間、客席は阿鼻叫喚。写真だけでは伝わらない狂気の空気感に触れてしまったためでしょう。
ARuFaのせいでなんらかの感覚器官が狂ってしまった人がいたらすみません。
エントリーNo.6 原宿
最後はオモコロ編集長の原宿。いつもは悪ふざけのカス盆しか作りませんが、今回はイベントということで真面目に作ってきたとのこと。原宿の本気に期待が持てます!
「色気は知性からくる。知的な女性をイメージして作り上げました」
●ゴールデンベアーグミ(ハリボー)
●くんせい卵(第一食品)
●キングサラミ(富士ハム)
「超人ハルクのギガ勃起盆です」
~ 会場の反応 ~
「死ね」
「カス」
「終了」
お引き取りください。
すみません、何も見なかったことにしてください。
優勝者決定!
これで第一回菓子盆選手権LIVEの全盆がすべて出揃いました。
記念すべき初の菓子盆イベントを制したのは一体誰だ?!
審査員のダ・ヴィンチ・恐山から、優勝者を発表いたします!
今回の菓子盆選手権LIVEの優勝者は……
永田さんです!!
初のLIVEイベント王者は永田に決定! 勝負の決め手は何だったんでしょうか?
初めてのLIVE盆、しかもテーマが「理想の女性が作った菓子盆」という変化球でどうなることかと思いましたが、蓋を開けてみればかつてないほど奥行きのある菓子盆が勢揃いしていました。
今回の菓子盆に問われたのは「物語」。永田さんの盆の物語性は他盆を圧倒していたと思います。菓子盆は心の鏡、という言葉がありますが、逆に菓子盆が人格を創りあげることもあるのです。
まるでページをめくるように食べる、そんな盆の可能性を切り開く大会でした。
第二回の優勝と合わせて初の二冠となった永田。
隣で「やりやがったな」みたいな顔してるリックェが印象的です。肩にカーディガンをかけた奴がこの表情してるのトレンディドラマでしか見たことない。
その後は優勝者の永田による、節分感あふれるお菓子の配布が行われました。まあそれはともかく、この写真の躍動感なんかすごくないですか?
なんだかんだ大盛況のうちに幕を閉じた第一回菓子盆選手権LIVE。関係者に話を聞くと「次回もやるっち」と発言していたため、次回もやるんだと思われます。
今後もオモコロこと全日本菓子盆協会では、菓子盆を広めるべく活動して参ります。
「イベントの協賛になってもいいよ」というお菓子メーカーの方がいたらご連絡ください。お互いに一体何のメリットがあるかはわかりませんがよろしくお願いします。
次回のイベントでも、みなさまから菓子盆写真を募集するコーナーは開催予定ですので、盆力(ぼんりき)に磨きをかけてのご挑戦お待ちしております。
それではまた、次の菓子盆選手権LIVEでお会いしましょう。
(おしまい)