エントリーNo.3 永田(二代目菓子盆王者)

 

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3人目は菓子盆IQ180を自称する永田。初登場時の愚地克巳と同じ髪型をしていますが、二代目菓子盆王者でもあり、その作盆能力は確かです。さあ、気になる菓子盆はこちら!

 

 

 

「僕の菓子盆を見てもらえば、何も言わなくても全て伝わると思います」

 

 

 

 

 

 

 

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●エアリアル 濃厚チェダーチーズ味(ヤマザキナビスコ)

●通のえだ豆(亀田製菓)

●ジンジャー シンビスケット(アンナ)

●ドライトマト(みやさか食品)

●ラ・クインテットフルーツ(テレサ)

 

 

 

 

 

「見えましたか? 音大卒の26歳。でも、音楽系の仕事には就いてなくて教科書販売会社の事務をしている女性(名前は琴美)の姿が」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「琴美はパウンドケーキが好きなんですよ。

 

僕もまあ好きなんですが、一度『ケーキがあるよ』って言われてこれを出された時は、ちょっとガッカリしましたね。男にとっては『ケーキ=クリーム』じゃないですか?」

 

 

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「ドライトマトは正直そんなにうまくないと思うんですが、あいつは『美味しい』って言うんですよね。普通にドライマンゴーとかの方がうまくないっすか(笑)?」

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「美しい…。上品な女性の香りがする…」

 

「なんなんだ、このリアリティは」

 

「琴美が現実にいないことがちょっと悲しくなってきた」

 

 

 

登盆すると、会場に「ほう……」という空気が満ちました。

 

そしてそこへ「彼女は音大を出ています」という補足が付け足された瞬間、「現れた」のです。育ちがよく音楽の素養もある女性(事務職)が。

 

「こういう人はパウンドケーキを出してくるんだよ!」という謎の納得感があります。願望を形にしつつ、あえて微妙なドライフルーツを盛り込むことで些細なセンスの食い違いも表現され、一筋縄では終わらないリアリティが生まれています。

 

少し地味ではありますが。

 

 

 

練り上げられたディティールに、今大会初めての高評価! さあ、菓子盆レースが盛り上がって参りました!

 

 

 

 

 

 

エントリーNo.4 リックェ(初代菓子盆王者)

 

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続いては初代菓子盆王者のリックェの登場です! さきほどの永田が理論派盆師なら、リックェは感覚派盆師と言えるでしょう。キメキメのこの写真は腹立たしくて仕方ありませんが、彼の盆はこちら!

 

 

 

「僕の理想のタイプは『北海道から来た金持ってる女』です」

 

 

 

 

 

 

 

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●じゃこ米(ぼんち株式会社)

●ポテコ ピリ辛マヨ味(東ハト)

●さいておいしいモッツァレラ(明治)

●ストロベリーチョコ(六花亭)

●抹茶アーモンドチョコ(ロイズ)

●ドライフルーツ きよみみかん(成城石井)

 

 

 

 

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「このロイズの抹茶アーモンドチョコ、美味しいので是非食べてみてください。それから、六花亭のストロベリーチョコも酸味と甘さのバランスが絶妙で最高です。

 

ロイズ、六花亭と来たら、そう、北海道ですよね。はい、そうです。これは北海道のお金を持ってるイイ女の盆です」

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「盆はいいけど、理想の女性像ペラッペラか」

 

「リックェの語る女性像からは現実感が一切感じられない」

 

「チョコがめっちゃ美味い。それだけ」

 

 

 

 

 

特筆すべきは、お菓子一つ一つのクオリティの高さです。じゃこ米せんべいは口当たり軽く、ロイズの抹茶アーモンドチョコは繊細な苦味が大人の味。さすがのセンスといったところでしょう。

 

問題は「こんな盆を出す女性って何なんだ」です。リックェさんが想定する女性像は「北海道出身で金持ちのイイ女」とのこと。

 

「出合い系メールかよ」と思いました。人というより好みを投影したホログラフ。「リックェさんはこういうのが好きなんだな」と確認するにとどまってしまいました。

 

 

 

 

 

審査員が「出合い系メール」とコメントした時、会場から拍手が巻き起こりました。出合い系業者のみなさん、これ以上リックェを騙さないでください!

 

 

 

 

 

 

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