エントリーNo.6 原宿
最後の出場者はオモコロ編集長の原宿。対外的にも責任ある立場である編集長のおもてなし力を、満天下に示せるのか!?
原宿
「これまで見せてもらったけど、みんな菓子盆という枠にとらわれすぎてる。菓子盆って、本来もっと自由なもの。菓子盆の『俺をぶっ壊してくれ』って叫びが聞こえない? ドラマ『フードファイト』の草なぎ君じゃないけど、こう言わせてもらうよ。『俺の菓子盆は、宇宙だ』」
●ベビースターラーメン
●デザートホイップ
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~ 会場の反応 ~
「ふざけすぎ」
「奇をてらいすぎ」
「始まったばっかりの企画なのに、壊しに行く意味がない」
生まれてくる時代が早すぎたのか、非難轟々です。しかしこの新たな世界の扉を開くかもしれない実験作を、審査員が高く評価する可能性も!?
破門です。
破門でした。
優勝者発表!
これで今回の「第一回 菓子盆選手権」、出場作品はすべて出揃いました。
果たして記念すべき初代菓子盆王者の地位に輝くのは誰なのか?
審査員、ダ・ヴィンチ・恐山から発表されます。
第一回菓子盆選手権の優勝者は……
ドキドキドキドキ………
ザワザワザワザワ………
リックェさんです!
永田さんとリックェさんのどちらかで迷いましたが、決め手は「自然さ」でした。永田さんの菓子盆はキッチンペーパーを敷くなどの細かい気配りが完璧ではあります。しかしそれは「あざとさ」と紙一重だと言えなくもない。
リックェさんからは「いい菓子盆を作ろうとしたらこうなった」という自然体の優しさを感じました。たとえるなら『ガラスの仮面』のマヤと亜弓、『HUNTERXHUNTER』のゴンとキルアの違いと言えるでしょう。
というわけで、第一回菓子盆王に輝いたのはリックェ! 気負いのない、力の抜けたフォームが好結果につながったと言えるかもしれません。おめでとう!
大会が終わった後は、みんなで持ち寄ったお菓子をつまみながら、お互いのお菓子観について意見交換タイム。このやいのやいの言う時間が、菓子盆選手権の醍醐味でもありました。これ、普通にちょいちょいやりたい。
ちなみに原宿の「ベビースターラーメン+デザートホイップ盆」は、ディップとして使用すると結構イケるということが判明し、会が終わる頃には意外と消費されていました。食べていたのは主にARuFaだったので、彼は味覚のバランスをも欠いているのかもしれません。
オモコロこと全日本菓子盆協会では、この菓子盆選手権を将来的に書籍(月刊『菓子盆』)や、イベントにしていきたいという野心を持っておりますので、お菓子好きの皆様、お菓子業界の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
第二回は、「付き合いたての異性が初めて家に来る時の菓子盆」というシチュエーション菓子盆選手権を開催の予定です。編集長の原宿は破門されたので出ません。
(おしまい)