少し場所を移動して、もう少しチキンマンを続けます。
先ほどは、西門町駅の目の前でしたが、今度は大通りの中ほど。
渋谷の「センター街」みたいなところです。
先ほどの場所よりも、人の集まりが良く、たくさんスマホで撮影されます。
場所的には、武昌街二段と漢中街の交差点です。
台湾でストリートパフォーマンスをしようとお考えの人は、この場所、オススメです。
「一緒に写真を撮ってください」と声をかけてくれる人も増えてきました。
異国の地で、知らない人と一緒に、知らない人のカメラに写る。なんかいいですよね。
嬉しかったのは、生足が眩しいイケイケ台湾ギャルとのツーショット写真。
さすがに鼻の下が伸びてデレデレしてしまいました。
ただ、その子の友達は終始、無表情で「早く行こうよ」という無言の圧力がすごかったです。
チキンマンに対する好き嫌いはキッパリ別れるみたいですね。
決して万人受けするわけではない、ということを忘れないでおきましょう。
その後も、ありがたいことに、投げ銭がどんどん紙袋に投げ込まれます。
バイト帰りの兄ちゃんや、ショッピング途中の若いネーチャン。
足が極細のお兄ちゃんから、めちゃくちゃ警戒しているネーチャンまで、いろんな人が投げ銭をくれました。
その都度、足をパチパチ叩いて「谢谢(シェイシェイ)」とお礼を言います。
投げ銭をくれる人のなかには、こんなに可愛いお客様も…!
近くにハープを弾いているパフォーマーがいるので、奇跡的にBGMが被さり、まるでジブリ映画のよう。
少年とバケモノの心温まる交流という点では、崖の上のポニョと通ずる部分があります。(ありますよね?)
ちなみに、自分の中で「チキンマンは甲高い声」という設定があるため、裏声で「ニーハオ!」「シェイシェイ!」と言っているのは気付きましたか?
そうこうしていると「あー!オモコロだー!」という日本語が聞こえてきました。
え、オモコロ、知ってるの!?
っていうか、日本語!?
話を聞いてみると、なんと台湾旅行中の日本人カップルなんだとか!
まさか異国の地でオモコロ読者に遭遇するとは!
せっかくなので、一緒に記念撮影!
「こんなところで何しているんですか?」と聞かれたので、「世界一周です」と答えたところ……
「がんばってください!」と、まあまあの金額の投げ銭を入れてくれました!
「ありがとぉぉぉぉぉあああああああ!!!!!!!!」
思わず、チキンマンの姿勢のままジャンプしてしまいました。
「心細くなる海外で日本人に会えたこと」「オモコロを知ってくれていたこと」「まあまあの金額の投げ銭をくれたこと」
そんな嬉しい要素が3つも揃ったことにより、不可能と言われたチキンマンジャンプが実現しました。
その後も、大金を入れてくれた人には……
チキンマンジャンプ!!!!!!!!
紙幣を入れてくれたマダムには……
チキンマンジャンプ!!!!!!!!
高く飛び上がって喜びを伝えます!
ただし、チキンマンジャンプは1日3回が限度。
カラダを小さく折り曲げた姿勢でジャンプすることになるので、体力的にめちゃくちゃ消耗されます。
きつい。
そんなこんなで体力の限界がきたために、ストリートパフォーマンス終了!
それなりにたくさん投げ銭はいただけましたが、はたして、いくら集まったのでしょうか?