ホールケーキはエンタメだ。

大きなケーキを切り分けて、みんなで一緒に食べる。この体験が、ホールケーキの一番の醍醐味だと思う。

 

 

 

ある年のクリスマスパーティーに注文した、もみの木型のフルーツタルト。

ひと目見て、やばいと思った。切り分けることを前提にしてない難解で魅力的な形。

みんなでこれを切り分けたら相当な「体験」になってしまうだろう。

私たちはワクワクしながら、タルトにナイフを入れた。

 

 

 

なぜかわからないが「鬼舞辻無残」というワードが思い浮かんだ。すごいことになった。

大きさも味も様々なピースになったので、競り方式で食べたいピースを選ぶことになったが、これがけっこう楽しかった。かなりいい体験になったと思う。

 

 

 

だけど、ふと思った。

全力でやれば、できるんじゃないだろうか。

私でも、ホールケーキを美しく、公平に切り分けることが。

 

それで、次のクリスマスパーティーでみんなをあっと言わせたい。

やってみよう。

 

 

 

 

ケーキカットを研究してみる

今まで「包丁を温めてからカットするとなんか良いらしい」という位のふわっとした認識で、ホールケーキを切り分けてきた。

もっとちゃんとコツがあるはずだ。ケーキカットについて調べて、いろいろと研究してみた。

 

 

~道具編~

【ナイフ】

ケーキカット専用のナイフ。
小さく丸っこい波刃で、柔らかいスポンジを押しつぶさずにスムーズに切れる。
刃渡りが長く、一度のストロークでケーキの端まで届き、ケーキとの摩擦を減らすことができる。

 

 

【お湯を入れた容器】

ナイフをお湯で温めるための容器。
ナイフを温めておくと、ケーキの切断面がきれいに仕上がる。
クリームが溶けすぎない60度ぐらいのお湯がベスト。

 

 

【ペーパータオル】

ナイフをふき取る為のペーパータオル。
刃についたクリームやお湯を都度拭き取ることで、切り口が美しくなる。

 

 

 

~テクニック編~

★フルーツは外してしまう

フルーツと土台のケーキの硬さに差があると崩れやすい。
上のフルーツは外しておき、カットしたあとにケーキに乗せるときれいに仕上がる。

 

 


左:イチゴを乗せたままカットしたもの
右:イチゴを別でカットして後乗せしたもの

 

 


※研究材料は、最後にストロベリーシュークリームマウンテンにして美味しくいただきました。

 

 

 

 

★柔らかいスポンジの切り方

斜め45度の角度でナイフを入れ、先端が底に当たったら、ナイフの角度を徐々に平行にする。

 

 

長いストロークで、引く力で素早く切るときれいな切断面に。

 

 

フルーツを乗せたまま切る場合は、ナイフを小刻みに動かすと切りやすい。
上から押すように切るとケーキが潰れてしまうので、常に斜めの角度を意識したい。

 

 


※研究材料は、最後に「カカオ72%クーベルチュールチョコレートティラミスロール 新鮮いちご添え」にして美味しくいただきました。

 

 

 

 

ケーキカットのコツをたっぷりと得たので、あとは実践あるのみだ。

実際に人を呼び、みんなで協力してホールケーキを切り分けてみたいと思う。

 

このハート型のホールケーキを、どう切り分けるのか。

 

 

こんな顔になったり、

 

 

こんな顔になったりしながら、

 

 

私たちが全力でホールケーキと向き合う様子をご覧いただきたい。