プレイステーション

プレイステーション

1994年にSONYから発売された家庭用ゲーム機。セガサターンやNINTENDO64と次世代機戦争と呼ばれた市場競争に勝利し、ファミリーコンピュータのヒット以来任天堂が独占していた市場でトップシェアとなった。

我が家のプレイステーションは、ラップに包まれて保管されていました。

中華屋に置いてあるサイン色紙と同じシステム? これもまた茶色く変色してしまっている。

父は「カセットは時代遅れ」という過激な思想を持っていたため、みんなが持っていた「ニンテンドー64」を買ってもらえなかった僕にとってプレステは主力機となりました。

 

ソフトも結構残っていた。

「クラッシュバンディクー」とかはかなりやってたし、プレステのゲームは大きくなってからアーカイブとかいろいろな方法でプレイしたなあ。

「アークザラッド」とか「ファイナルファンタジー7」とかの目玉コンテンツは、僕が買ったものなので家族には感謝して欲しい。

 

 

電車でGO

鉄道運転シミュレーションゲーム。ダイヤ通りに電車を運行し、各駅でうまく停車させることができれば高得点。

 

父「これは電車好きのタモリが大絶賛したのもあって流行ったんだよ」

 

僕はこの日初めてやってみましたが、ブレーキのかけ具合が微妙で難しい。

現在も最新作がアーケードであるというのはすごいゲームですよね。

 

 

MYST(ミスト)

ジモコロでも取り上げた人気作。不思議な島に迷い込んだプレイヤーが、様々な謎を解き明かしていくアドベンチャーゲーム。

 

父「あー、これ。島に閉じ込められるやつでしょ? 名作なの? マジで意味が分からなかったので、すぐやめちゃったんだよな」

改めてやってみましたが、そこら中に謎のギミックがありどれから解いたらいいのか、解けたのか解けていないのかの見分けもつかず、一日ではとうていクリアできないのでそっと電源を消しました。

 

 

父とのゲームの合間に、弟と「プレイステーション2」の「スターウォーズバトルフロント」で遊びました。

この辺は、もうつい最近まで遊んでたなという記憶になってきます。

一番最近のハードなのに、大画面に映すと一番画面が荒く映ってしまうという何とも皮肉な事になってしまいました。

 

 

後ろから撮った写真を見ると、弟とお互い白いTシャツに同じような骨格と髪型なので、後姿がまったく同じだということに気づいた。

少し大きい方が弟です。

「バトルフロント」は昔にも二人でやっていたが、今やるとかなり大味のゲームだったので、ゲラゲラ笑いながらプレイできました。

後ろで見ていた母親が、「あんたたち、昔からこんな人を撃つゲームやってたの?」と呆れていましたが、「だって人を撃つゲームは楽しいから…」としか言いようがなかった。

 

 

レトロゲーム

次に見つけたのはこのアーケードコントローラーのレバーとボタンが二つ付いただけのゲーム機。

僕「なんだこれ! 見たことないやつだ!」

父「ああ、これはアメリカへの単身赴任中に家で暇だから買ってやってたゲーム。namcoのゲームが5個入ってるんだ」

 

 

めちゃくちゃばったもんくさいな! と思いましたが、ちゃんとnamcoから出ていた正規品でした。

 

 

早速お気に入りの「ディグダグ」をやる父。すげーうまい。

そもそも昔喫茶店や、駄菓子屋にあったこのゲームをよくやっていたそうです。

ファミコン以前のゲームですね。ゲーマーとしての歴史を感じる。

 

 

ディグダグ
地面に潜っていき地中にいる敵に自転車の空気入れみたいなものを発射、ボタン連打で空気を入れ破裂させて点数を稼いでいくゲーム。

文章にするとむちゃくちゃなゲームだな。

父は数あるゲームの中でもこのゲームが一番好きらしく、なるほど確かにうまい。

 

僕「なんでディグダグが一番なの?」

父「まずキャラの動きが可愛いよね。デザインもいいし」

僕「なるほど、確かにちょこまかして可愛いね」

父「敵の恐竜とかにストローを刺して、空気で膨らませて破裂させるのもいいよね」

僕「やっぱりそこは面白いと思ってるんだ」

父「あと曲もいいよね。キャラを動かしている時だけ流れるあの軽快な曲は最高!」

 

「破裂させるよりも岩で押しつぶした方が点数が高い」「一瞬空気を入れると動きが止まるので、そのすきに敵を集めて一気に岩で潰す」などの細かいテクニックも健在だった。「一番好きなゲーム」と言うだけある、さすがの腕前でした。

 

 

パックマン

赤や青の敵ゴーストから逃げつつフィールド上の黄色い玉(エサ)を食べきるとクリア。4つ設置されている大きいエサを食べると一定時間パックマンがゴーストに反撃できる。

 

誰もが一度はやったことがあるかもしれない有名ゲーム。

簡単そうに見えて、安定してクリアするのは意外と難しかったりする。

しかし父はこれも熟達しており、ギリギリの間合いでゴースト避ける、引きつけてから大きいエサを食べて逆転するなどの「魅せるプレイ」で、ついつい見入ってしまった。

 

僕「めちゃくちゃうまいね! ギリギリでゴーストを避けてる」

父「これ、ゴーストはパターンで動いてるから絶対に追いかけてこない場所があるのよ」

僕「そんな聖域があったのか…」

 

 

ラリーエックス

F1マシーンを操縦士、追ってくる敵から逃げつつ、フィールドに置かれている旗をすべて取るとクリア。

 

父「これはSの旗を取ってからほかの旗を取ると点数が倍になるからな!」

クリアするだけでなく、高得点を稼ぐ方法を知っている。

さすが、このあたりのゲームのやりこみはすごい。

 

 

 

僕「あ、ミスった」

父「うーん、レバーの調子が悪くなってるなぁ」

僕「最近のゲーマーみたいな言い訳するね」

 

この辺りのゲームは、父が学生の頃にゲームセンターに通って熱くなっていた時期のものだけに、プレイする姿がとっても楽しそうでした。

 

 

ファミコンの「テニス」もよくやっていたと言うので、ニンテンドーswitchでやってみる。

ニンテンドーオンラインに加入していると、いくつかのメジャーなファミコンソフトが無料で遊べます。

親子二代でやるのにぴったりのコンテンツだ。

 

 

二人協力のダブルスでプレイすることに。

ああ、父とゲームを一緒にプレイするのなんていつ以来だろう。

以前友人とダブルスでプレイした時は、ボールの距離感がつかめずに苦戦したが、父はかなりうまかった。

 

僕「これボールを打ち返すのが大前提なのに、それが結構難しいよね。すぐアウトになっちゃう」

父「ボールを打ち返す時はボール自体を見るんじゃなくて、ボールの影を見てタイミングをとるといいんだよ」

僕「あ! 本当だ! 打ち返せるようになった。ボールが高く上がったときも打ち返しにくいんだけど…」

父「ボールが高く上に上がったときは、ボールが落ちてくる音が変わるのでそれで対応するといいよ」

僕「なんでも知ってるな」

父「テニス部だったから」

僕「ゲームとは関係なくない?」

 

やっぱり熱中してたものって忘れないものなんだなあ。

 

 

テニスの画面を見て、「この少ないドットでちゃんとテニスをしているように見えるのがすごい!」と父は感心していました。

「サーブするときに手をあげる動きなんてしっかり手の形になってて最高」とも。

 

 

「この観客席!人に見えるもんなあ!」など、着眼点や褒め方がなかなかに玄人。

 

 

夕飯を作っていた母も、後ろからゲームをする父を見守る。

この時代のゲームを夢中になってやっていた姿は、母の記憶にもあるらしい。

 

 

最近のゲーム事情

 

父のゲットしたポケモンたち

 

かつてはゲーム少年だった父だが、最近はゲームなんてやっていないように見えます。

「何かやってるゲームあるの?」と聞くと、スマホで「ポケモンGO」くらいかなと答えてくれました。

なんでも家族とショッピングモールなどに買い物に行った時の待ち時間に最適だそうです。

とくに御殿場アウトレットには、たくさんポケモンがいるらしい。

子育ても終了に近づいて「なにか面白い事ことないかな~」なんてよく言っているので、今こそ積みゲーを消化して欲しいな。

 

 

父とゲームをやってみて

今回父とゲームの話をして当時のことを思い出したり、昔のゲームをリアルタイムで経験した父から聞けて、かなり面白かったです。

住んでるところが離れているのもあって、父と面と向かって話す機会もそんなに無いのですが、ゲームという「共通の話題」を入れることで、無理なく話せるのがいいですね。

 


父と小学校5年生くらいのオケモト

ゲームもそうですが、小さい頃にレンタルビデオで見せてくれたスターウォーズは今でも大好きですし、父は僕の幼少期にたくさんの「好きのきっかけ」を作ってくれたと思います。

ライターの端くれのようなことをやっている僕のことを心配してか、「地元に帰ってくれば?」と言ってくれるのにも感謝ですね。

今度帰省した時は、新しいゲームでも進めてみよう。