集大成
はじめに完成形を見ていただきたい。
またしても季節外れなおでん。
ここまで得たノウハウ(今後の人生でなんの役にも立たないノウハウ)を総動員して作った。
ポイントは
・明るく
・濃く
・解像度は低めに(細部が見えすぎるとおいしそうに見えない)
この3つを守ると、パッケージ写真に近づくことがわかった。
さて、餅巾着を見てほしい。これを作るためにある工夫をした。
あぶらあげとかんぴょう。
むすぶ。
いまひとつ締まりがない。もっとギュッと結びたい。
でも、かんぴょうだけでは限界がある。
そこで輪ゴムで口を止めてみた。
その上に結んだかんぴょうを乗せる。きれいな巾着が完成した。ギュッとしまっているように見える。
料理の先生にエルボーを食らわされそうな行為だが、今回は見た目重視なので良しとした。
星の数ほどある食品のパッケージ。
その写真に人はとりたてて注目しない。
しかし、それが撮られたときカメラの前には一杯のラーメンが、一杯のうどんが、一杯のスープがあった。
それは動かざる事実だ。
彼らはパッケージである以前に「食べ物」だったのだ。
食べ物。誰が食べたんだろうか。カメラマンか、商品開発部の人か、もしくは研修中の新人か。
そんなふうに思いをはせながら、パッケージをながめるのもまた楽しい。
機会があれば、またやってみたい。
ちなみに
こういうストラップがあったらほしいな、と思った。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
(おしまい)