こんにちは、ARuFaです。
突然ですが皆さんは、カニはお好きでしょうか?
僕はお好きです。
日本人の誰もが愛してやまない、魅惑の海の幸「カニ」。
生でも茹でても焼いてもよし。海の旨味が凝縮された身は、一口食べれば我々に至福の時間を与えてくれます。
……しかし、そんなカニにも一つだけ大きな欠点が存在するのです。
そう、非常に食べにくいという点です。
可食部はクソアホみたいに頑丈な甲羅で守られ、一度でも手順を間違えれば攻略不可能かつ餓死必至。
そのあまりの難易度は、食卓が静まり返るという目も当てられない現象さえ起こってしまう程です。
…そこで本日は、そんな食べにくいカニをもっと身近に感じてもらうために、
極限までカニを食べやすくしてみたいと思います
「カニ=食べにくい」という先入観とはもう今日でおさらば!
カニを極限まで食べやすくして、積極的に生活の一部に取り入れていきましょう!
ヒントは薬局にあった
さて、そんなカニを極限まで食べやすくするヒントは、意外にも薬局にありました。
というのも、病気の人やお年寄りがよく利用する薬局には、使いやすさや食べやすさを第一に考えられた商品が多くあるのです。
そこで僕は、近所の薬局に通い詰めてカニを食べやすくするヒントを模索……
…その結果、カニを食べやすくする方法を4種類ほど生み出すことができたので、ここからは僕の研究の成果をご覧ください。
1.吸って食べる
まず、ご紹介したいのは、カニを吸って食べる方法です。
お手軽な携帯食品でお馴染みの「ウイダーinゼリー」のようにカニをパウチすれば、いつでもどこでもカニを食べられるのでは、と考えました。
その作り方は至ってシンプル。
まずは購入してきたカニから身を取り出し、細かくほぐしたものを用意します。
こんなことをしていると「このまま食べた方が早くない?」という声が画面の向こうから聞こえてくる気がしますが、それは一旦無視して進めますね。
そして、無事にカニの身をほぐせたら、次は空の「ウイダーinゼリー」の容器にカニの身をギュウギュウに詰めまして、
最後にこのようなオリジナルステッカーを容器に貼れば……
『カニウイダー』の完成です!
ご覧ください。史上初、カニ味の携帯食品が爆誕しました。
ギュッと押せば、「ニュッ」とカニが出てきます。
ウイダーinゼリーのキャッチコピーは『10秒チャージ』ですが、あのカニを10秒チャージできるなんて夢のようですよね。
…というわけで、実際に会社に通勤しながらこの「カニウイダー」を飲んでみたのですが、
今までチマチマと食べていたカニが、土石流のごとく口の中に流れ込んできたため、脳が情報を処理できずに放心状態になってしまいました。
とはいえ、カニをスピード摂取できることには変わらないので、ビジネスマンの方はこの方法でカニを摂取してみてはいかがでしょうか。
…ちなみに「歩きながら食べるのは嫌だ」という方には、歯磨き粉のチューブにカニを詰め込むのがオススメです。
朝、歯を磨く際に、歯磨き粉の代わりとしてこれを使えば……
ニュッ
このように、歯を磨きながらカニを食べることができます。
朝っぱらから「歯も磨けて カニも食える」という前代未聞のコンボが炸裂するため、一日のスタートには持って来いですよね。
こちらは非常に効率的な時短テクでもありますので、通勤・通学前のご褒美として試してみてはいかがでしょうか。
2.固めてみる
さあ、続いてはカニを固めて食べる方法をご紹介します。
オニギリにしかり寿司にしかり、現代の食べ物は何かと固めがちなので、カニだって固めれば食べやすくなるはずですよね。
というわけで、まずはカニの身をほぐし、それを直径1cm程にまとめましょう。
…そして、細かくまとめたカニを天日干しして乾燥させます。
この時、かなりの確率で大量のカラスが寄ってくるため、乾燥するまではカニのそばに寄り添ってあげるのが吉です。
余談ですが、この日の夜には大雪が降ったので、「粒状のカニを天日干しする」という行為が、天候を操作する何らかの儀式である可能性はあります。
さあ、そんなこんなでカニを乾燥させると、こんな感じでカチカチのタブレット状になるため、
あとは、このカニタブレットを専用の容器に入れれば……
『カニスク』の完成です!
カニ版のフリスク……つまり『カニスク』です。
カニしか売っていないキオスクも「カニスク」ではありますが、今回は違います(何故ならそんな店は存在しないから)
カニをタブレット状にしたことにより保存性と携帯性が上がり、好きな場所で手軽にカニを食べることができるようになりました。
というわけで、この世で最もフリスクが消費されているであろう駅のホームで「カニスク」を食べてみたいと思います。
手にカニタブレットを1粒出して……
パクッ
……ッ!
うっまぁ……
普段はガムやコーヒーしか口にしない駅のホーム。そんな殺伐とした場所で芳醇なカニの旨味が爆発したので思わずニヤついてしまいました。
周りの人からは僕がフリスクを食べているようにしか見えないことでしょうが、そんな背徳感もカニの美味しさを引き立たせているようです。
ちなみに、「そもそもカニの味が嫌」というワガママな方は、薬局で売っている薬用カプセルにカニを詰めるのがオススメです。
乾燥させたカニをカプセルに詰めて、口に放り込み……
グイッと一気に水で流し込めば、カニの味を全く感じずにカニを摂取することができます。
「カニは嫌いだけど、カニを食べたい!」というチグハグな精神状態の方は、是非ともこの方法でカニを食べてみてください。
3.塗ってみる
さて、突然ですがみなさん、冬って唇がとても乾燥しますよね。
…そんなガサガサ唇にうるおいを与えてくれるのはお馴染みの「リップクリーム」ですが、もしもその中身がカニだったら最高だと思いませんか?
もしそうなら最高ですよね。
パカッ
そう、こちらはいつでもどこでも唇にカニを塗ることができる「カニップクリーム」。
乾燥した唇にうるおいと旨味を与えてくれる、この冬を乗り切るためのナイスアイテムです。
ちなみに作り方は、カニのほぐし身とゼラチンを混ぜた物をリップクリームの容器に入れて冷し固めるだけ。
なお、ゼラチンの87%はコラーゲンでできているため、保湿効果はマジのマジであります。
…このカニップクリームさえあれば、会社で周りの上司がバッキバキに仕事をしていたとしても、
リップクリームのようにカニをひねり出して、さりげなく口に塗れば……
スッ……
最高の快楽を味わうことができます。(画像は脳内イメージです)
仕事中に食べるカニの味はまさに格別! まるで温泉に浸かったかのように体が脱力するため、疲れや肩こりが吹き飛び、そして凄まじい眠気に襲われました。
そのため、仕事や勉強に追われて疲れている方は、是非ともこのカニップクリームを使用してリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに作業効率は落ちます(眠くなるから)
4.吸入してみる
さて、ここまではカニの『食べ方』を紹介してきたわけですが、そろそろカニを噛むことすら面倒になってきたため、最後はカニを吸入する方法をご紹介したく思います。
ということで、まずは上の写真のようにカニの殻を茹で、カニの香りのするスープを抽出しましょう。
そして、カニのスープをたっぷり抽出できたら、今度は加湿器を用意しまして、
カニの殻からとったスープを、加湿器の貯水タンクへと入れます。
そして、最後に加湿器のスイッチを入れれば……
「カニ・エア」の完成です!
いかがでしょうか。カニの殻からとったスープを加湿器に入れることにより、カニを気体化することができるのです。
海中に住む海の幸を「気体」にできるとは、現代科学の進歩たるや凄まじいとは思いませんか?
…あとは思う存分『カニの気体』を吸い込み、体内にカニを取り入れるだけ!
おいし~い!
以上です
…いかがでしたでしょうか。
以上の4つが、今回僕の考えた食べにくいカニを極限まで食べやすくする方法でした。
食べにくいという点で避けられがちなカニですが、この記事をきっかけに、カニがもっと皆様の身近なものになることを祈っております。
そして僕は、生まれつきのカニアレルギーなので、これから病院に行ってきます。
それではみなさん、また会える日まで。
※使用したカニは全て美味しくいただき、そして医者には怒られました
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