夢顎です。

残暑厳しい折、皆さんよくやってますね。感心です。

この夏は休暇を取ってどこかへ旅行へ出かけた方も多いのでは。

 

ところで皆さん、旅行の思い出ってどうやって残していますか?

 

 

きっと多くの方は旅行地にカメラを持っていき、写真として残していると思われますが……。

 

 

 

ちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

それって、つまらなくないですか?

 

ただ風景をファインダーに収めてシャッター押して終わり。

 

そんなのバーバパパでも出来る作業ですし、
なによりそんな適当な記録のされ方は思い出そのものに失礼です。
恥を知れ、愚か者。

 

わざわざ看守を言いくるめてまで旅行に出かけたのなら、
ちょっと一手間かけて思い出を残したいですよね。

 

 

そこで提案です。

 

旅の風景を、アスキーアートで表現してみませんか?

 

 

アスキーアート。

大抵は「AA」という略称で呼ばれることが多いそれは、
それは文字や記号を組み合わせて描かれる、絵の表現技法の一つ。

 

インターネットに慣れ親しんだ皆さんなら、数多く目にしたことと思います。

 

かくいう僕も十数年前、2ちゃんねるの植田まさしスレッドを覗いて以降
どっぷりとアスキーアートの魅力にのめりこみ、
自分でも以下のようなオリジナル作品を作ってみたものでした。

 

▼タイタニック号

 

 

ちょっと難しそう、ハードルが高いんじゃないか、と不安だった方も、
以上の作品を見て、「俺でもやれそう!」と鋼の勇気を持てたと思います。

 

そうなんです。

 

アスキーアートってやってみれば意外と簡単ですし、それに簡単ですし、
たとえうまく行かなくても自分の手で表現することの達成感や充実感は、
写真やスケッチよりも大きいでしょう。

 

では、旅の風景をアスキーアートで残すとはどういうことなのか。

一つ例を上げてみましょう。

 

たとえば、東京の浅草へ観光に出かけたとします。

 

浅草の有名スポットと言えばこちら。

 

隅田川沿いから見えるスカイツリー。

そしてビールジョッキを模した形のアサヒビールタワー。

その右には、黄色い「炎のオブジェ」が目を惹くスーパードライホール。

 

この光景、きっとあなたも一度は目にしたことがあるでしょう。

 

しかし生で見るならまだしも、写真を通して見ればこれは単なる情報。
こんなの見るくらいなら爪楊枝でそぼろを食ってるほうがまだ有意義です。

 

でも、アスキーアートで再現すると……。

 

 

このようになります。とても味わい深く感じませんか?

 

若干、炎のオブジェに力が入りすぎた感じがしますが、ご愛嬌。
そういった各々による微妙なさじ加減もまた、アスキーアートの魅力でしょう。

 

ちなみにこの作品、製作時間は2時間程でした。

妊娠して生まれるまでの10ヶ月と比べると、遥かに短いですね。

 

では説明はこのぐらいにして。

 

早速これから夏祭りに出かけて、
そこでの光景をアスキーアートで表現して行きたいと思います!

 

 

 

さて、まずはこちらの盆踊り。

 

 

いいですねえ、赤い提灯が並ぶ中、賑やかに楽しく踊る人々……。

ドンドンドン、タカラッカ!ドドンガドン!!

 

 

 

非常にアスキり甲斐のあるシチュエーションです。

 

これをアスキーアートで再現すると、こうなりました。

 

黒ミサ?

 

人の頭や提灯をすべて丸で表現したのは若干やり過ぎたようです。

 

両手足首を縛られた生贄が祭壇へ運ばれていくように見えます。
白丸で表現した提灯もヤギの腎臓だと勘違いしそうです。

 

あと、紅白幕も白黒でしか描けないので、普通に葬式ですね。

 

反則技ではありますが、色を付けてみました。

 

やっぱり奇祭感は薄れません。

 

なかなか上手くいかないのも、アスキーアートの奥深さを物語ります。

 

 

そうこうしているうちに、夜空には花火が打ちあがるようになりました。

光の粒が華やかに放たれて、とても綺麗ですね。

 

 

 

この感動も、アスキーアートで表現してみましょう。

 

たとえそれがSJISコードを通して描かれたものでも、
見るものには本物の花火と同じ情動を呼び起こすはずです。

 

では、どうぞ!!

 

決して精子の運動会ではありません。

 

色鮮やかな光の玉を丸で表現してみたのですが、
キッズ向けの蓮コラみたいになってしまいましたね。

 

でもこれはこれで、ゾクッと涼しげでいいかもしれません。

 

エアコンのない部屋で茹だるような暑さにへばりつつ
延々と丸を打ち続けていると、普通に気が狂いそうになりました。

 

発狂に興味のある方は是非作ってみて下さい。

 

これは、なんとなくやってみたくなっただけです。

 

 

さて、花火も終わり、引き続き夜店をのぞいていると、見つけちゃいました。

 

そう、夏祭りといったらやっぱりコレコレ!!

 

 

スーパーボールすくい!!

 

 

色とりどりのスーパーボールをすくいあげるこの快感!

 

壁に投げつけて土曜日の午前を無駄にするもよし、
口に含んでゴムのプリプリとした食感を楽しんでよしと、
三拍子揃った素晴らしいスーパーボール、是非ともAAで再現したい!

 

と、いうわけで頑張ってみました!こちらです!

 

 

 

 

 

 

見てください、この再現度!

 

今度こそ完璧にスーパーボールの世界観を表現できました!

 

じっと見つめ続けていると頭がボーっとして、次第に心臓が激しく早鐘を打ち、
キーンという天体観測のイントロのような耳鳴りも聞こえてきて……。

 

いやあ、アスキーアートはこれだからやめられませんね。

 

 

さて、次は何を題材にするかな……。

 

 

 

 

 

 

うーーーーーん……。

 

 

 

ドシン!!

 

 

 

イテテ……。

 

題材探しに夢中になって、通行人に肩をぶつけてしまった……。

 

大丈夫ですか……?

 

 

 

 

 

 

ヒ、ヒイイイイイイイィィィ!!

 

こ、怖いお兄さんだ!!!!

 

 

 

 

ご、ごめんなさい……!!

 

 

 

 

そ、そんな……!

 

 

う、

 

 

うう……、

 

 

 

 

うわああああああああああああああああああ!!!

 

 

 

 

に、逃げなきゃ!!

アイツが追ってこれない場所まで!!

 

 

 

 

 

ハァハァ…………。

 

 

ハァハァ…………。

 

 

そんな……。

 

 

先が行き止まりだ!!畜生!!

 

ん?待てよ、奥の方になにか……?

 

 

 

しめた!!

 

穴があるぞ!しかも、下へ降りられるハシゴも!!

 

よし、あれを降りてやり過ごそう……!

 

 

 

ずいぶん長いハシゴだな……。

 

いったい何処まで続いているんだろう……?

 

 

 

~ おわり ~

 

 

 

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