茶葉の燻製

まずは僕のオリジナルレシピ、「茶葉の燻製」です!お茶を淹れた後の茶葉はもったいないので食べましょう。

空港で探知されたらアウトなタイプの見た目をしている。

 

←燻製前 燻製後→

僕は燻製も結構好きなんです。今回は茶葉自体を食材として、サクラのチップで燻製をしてみました。人の家で煙を出しまくって嫌われたくないので、燻製後の茶葉を持って来ました。

燻香(くんこう)はかなり強いですね。しっかり燻されてる。

僕の家の台所は今、同じ匂いがします。是非どうぞ!

 

なるほど。“燻製”って感じの味ですね。茶葉自体の風味が燻香に持っていかれてるので意味があるかと言われると……

悪手だったか。

 

噛み締めてると苦みが後から追いかけてくるな〜 燻製って水分残ってるとこんな感じのえぐみとかが出てしまうんで、ちょっと失敗です。でも確かに香りは凄い。

あ、でも醤油かけたら悪くないですね。お酒のつまみとしてもいけそうな味で美味しい。

 

本当だ。苦みも絶妙にマッチしてる。なんかさっきからポテンシャルがある素体をずっと作ってるな。調味料で全てを解決してる。

「料理のさしすせそ」って重要だ。塩でも美味しいと思います。

 

あと燻製した後の茶葉でお茶も淹れてみたけど、燻製なくて良いなと思いました。

 

茶葉のふりかけ

僕も茶葉を食べるという点は一緒なのですが、もっとお手軽に「茶葉のふりかけ」にしてみます。

お、なんかお茶が有名な地方のお土産品みたいでいいですね。

 

塩、ごま、茶葉を炒っただけのシンプルな構成。

 

米を炊いて乗せる!

爆速お手軽だ!

 

うま…!塩加減が絶妙でポリポリしてて、お米の味を邪魔せずにお茶の味も合う!シンプルで素朴だけど、ふりかけってこれでいいのかも。

 

秒で平らげてしまいました。

これにそのままお湯をかけたら、理論的にはお茶漬けにもなります。

最高すぎ。

 

余計な足し算や引き算はいらないんだな、と思えるレシピ。お茶の香ばしさに加えて適度な塩気が米を進めて止まりません。是非お試しあれ……

 

アイスボックス氷出し茶

お茶の淹れ方で「氷出し」といって、氷の溶けた水だけでお茶を抽出する方法があるんですが…

 

低い温度でじっくり抽出することで、カフェインの量が少なくなってうま味を感じやすくなるらしい。実際美味しく感じるし、暑い時期には見た目にも涼しくて嬉しい。

 

美味しい氷で抽出したら美味しいはずなので、アイスボックスに茶葉をぶち込んでみました。

極論だ。

 

←緑茶 紅茶→

緑茶(奥知覧茶)紅茶(アールグレイ)を抽出した「アイスボックス氷出し茶」です。色はしっかり付いてる。

でもこれってアイスボックスが溶けただけだから…

かなり甘いと思います。お茶の風味がどれだけ生きてるか確かめましょう!

 

チューペットの味がする。でも確かに甘いけどお茶の渋味が加わって意外と飲みやすい。

あ、確かにちゃんと居ますね。緑茶と紅茶が遠くで手を振ってる。種類に関わらずお茶と柑橘類の相性って結構良いので、普通に美味しいかも。

市販のペットボトルでも檸檬緑茶とかありますね。もうちょっと甘さ抑えてさっぱりしたらゴクゴク飲みたいかも。

改良の余地あり!

 

でもよく考えたら夏にゴクゴク飲みたいのであれば、アイスボックスにそのままお茶をブチ込んだ方が早いしいいよな、と思いました。普通の氷出し茶は時間に余裕があれば是非やってみてくださいね!

 

茶葉のとんかつ

茶葉を衣にしてとんかつを作ります。

ほう… 昔、茶葉を衣に練り込んだ天ぷらは食べたことありますね。パン粉と混ぜるんですか?

茶葉100%です。

景気が良いや。

あ…小麦粉を切らしてしまっていたので、さっきのはったい粉借りていいですか?

 

凄い。なんとなくだけど自然派って感じがする。

通常のとんかつと同じ手順で、豚肉に粉⇨卵⇨茶葉の順でまぶして、揚げていきます。

 

わぁ

 

油がファンタジーの色になってきてる。

パン粉と違って揚げ色が分からないから、適度な揚げ時間は不明です!

 

揚がりました!

豚肉を山の上から転がした?

 

もう一枚も揚がりました!「茶葉のとんかつ」完成です!

一応使ってる茶葉は一番茶の良いやつなんだけど、茶葉もこうされるとは思ってなかっただろうな

 

ぱっと見は腐葉土の揚げ物みたいですが、お茶の良い香りだけはキッチンに広がっています。味の方は果たして……

 

めっちゃ美味い

ワハハ!美味い!パン粉と比べて食感のザクザク感が増してる上に、お茶の風味が香って全体的に上品な味に仕上がってる…

 

本当だ。食感はかなり良いですね。一応とんかつなのでとかソースも試してみましょう。

僕は塩派です。サッパリしてて茶葉との親和性がかなりある。これはいいですよ。

 

ソースカツ丼にしちゃお。美味い!

お茶とソースの出会いって初めてかもな。

ちなみに茶葉の衣とソースで肉自体の味はほぼ死ぬので、余ってるお肉とかでやったほうがいいと思います。

 

見た目に反して茶葉としての意味をしっかりと感じる結果に。はったい粉小麦粉の違いは特に感じなかったので、全然代用出来ちゃうじゃんと思いました。同じ麦だしね。

 

〜お茶会終了〜

なんかお茶の飲み方とか楽しみ方って自由だなと思いました。印象に残ったものってあります?

お茶ではないんですが… 印象で言えば「ツァンパ」ですかね。一番伸びしろを感じました。

確かに。色々とやりようはあったかも。

良かったのは台湾の「客家擂茶」ですね。異国感もありつつ、優しさの味が染み渡りました。

お湯じゃなくて牛乳とか豆乳で淹れても美味しかったかもですね。宮牛さんの「ふりかけ」「とんかつ」も両方美味しかったです。料理上手!

 

改良の余地は多々ありつつも、基本的に用意したレシピは美味しかったので、茶葉自体の汎用性を感じれて良かったです。買ってきたお茶も個性的なものが多く、色々な文化を感じました。最高最高!!!

皆さんも機会があれば、色々なお茶を試してみてくださいね。