こんにちは!宮本牛乳と申します。(宮牛って呼んでね)
ラーメンが美味しすぎる!!!!!いつも大変お世話になっております。
ただ、大好きなだけに、ずっと思っていたのです。ラーメンは「スープに麺が沈み具が乗っている物」だという、この先入観がラーメンの進化を妨げているのではないかと。
本当にこのフォーマットがラーメンの最適解なのか?スパゲティもラザニアもパスタと呼ぶように、ラーメンの形がもっといろいろあってもいいんじゃないか?この例えが合ってるか分からないけど。
今日、宮本牛乳が世界を変えます。
中華麺を作る
あとで分かりますが、中華麺の形態を変えることができればラーメンの可能性はぐっと広がります。しかし市販の完成した麺からでは変えようがなく、自分で生地から作らなければなりません。やってみよう。
あの黄色くて独特な香り・食感は小麦粉だけではできず、「かん水」を使うことで生まれるとのこと。かん水の作用によってグルテンがどうこうして、デンプンがなんやかんやなって… なんかとにかくあの感じになるそうです。
かん水がなければ重曹と塩でもいけるらしいです。南極料理人でやってました。
さっそく材料を買ってきました。イオンの株主なのでトップバリュを優遇しています。
水45g、重曹1g、塩ひとつまみを混ぜておき…
強力粉80g、薄力粉20gとさっきの水でこねて…
ラップでくるんで5分寝かせます。
伸ばしては畳んでを15回ほどやっていきます。
ナンになってしまった。
15回伸ばしたら1時間寝かせます。
1時間経ったら薄く伸ばして三つ折りにし、細く切っていきます。
そうしてできたのがこれ。これが中華麺です。なんか思ったより黄色くないし、これが中華麺と言われても正直よく分かんないよね。
そんな事もあろうかと当て馬を用意してました。
ほぼ同じレシピで、重曹なしで作ったのが右です。劇的ではないけど、ほんのちょっと違って見えますよね?分かる?左の中華麺に比べて麺の独立意識が低いというか、生っ白い(なまっちろい)というか、とにかく違うんですよ。ねえ、信じてよ!
茹でたらこんな感じ。独特の歯切れの良さ、完全にラーメンや!
重曹なしはベロベロのザコうどんです。
とにかく中華麺のハウツーは分かりました。ここからはラーメンの先入観を取り払うために「料理の式」を使って考えてみます。
料理の式で考える
・食材の状態
G:気体(ガス)
W:液体(ウォーター)
O:油脂(オイル)
S:固体(ソリッド)
・分子活動の状態
/:分散
+:併存
U:包合
σ:重層
いきなりこんなもの見せられても意味分かんないですよね。あらゆる料理はこのアルファベットと記号で表せるそうです。僕もよく分かってないけど一般的なラーメンを例にやってみます。
S1:中華麺 S2:具 W:ラーメンスープ とすると、中華麺はラーメンスープの中に分散しているので
S1/W
その上に具が乗ってるので
S2 σ (S1/W)
ということだと思います、多分。
こんな難しい書き方して何の意味があるのか?式の項を入れ替えたり記号を変えたりするだけでまったく違う料理になるので、新しい料理を考えやすくなるっぽいです。
例えばこんなのはどうでしょう?
(S2/W) U S1
めちゃくちゃ分かりやすいイラストのおかげで解説は不要かもしれませんが、式としては中華麺で具とスープを包んだことになります。蒸せば小籠包、焼けば餃子のようなものができそうですね。
この調子で4種類の料理を考え、こんなコースを組んでみました。
式からどんな料理か想像してみてください
さて、このコースを毒見振る舞うべく、ゲスト2人を招待しています。試作はしてないのですが、果たして……