こんにちは。めいと と申します。皆さん、食べ放題のお店は好きでしょうか。
用意されたメニューの中から好きなものを好きなだけ頼むことが可能で、ファミリー層や大食漢の方にはとてもありがたいシステム。死後の世界もこうだといいな。
しかし食べ放題の店に行った時、こんな経験はありませんでしょうか。
僕自身も普段は食べ放題の店に行くと、好きなものだけを好きな量に盛って、山賊のように食べていますが、折角の食べ放題。
何を頼んでも料金は変わらないので、普段食べないようなものを頼み、食生活に刺激を与える良い機会だとも捉えています。
しかし新しい味に挑戦しようと、定番から外れた品を注文したところで、もし同行者がいればその注文にセンスを疑われる可能性もあるでしょう。居酒屋などで注文のセンスを人に見せつけることだけを生き甲斐にしてきた僕としても、それだけは避けたい気持ちです。
なので打開策としてある物を用意しました。
100面ダイスです。
このゴルフボールに数字を刻印したみたいな球体が、100面ダイス。冗談ではなく。
サイコロではあるのですが、振ると「ゴロロロロロッ!!!」と轟音を立てて一直線に転がっていくので、一瞬ボウリング場にいる錯覚を起こします。
しかしこれを使うことにより、普段食べないようなものを頼めたり、何を頼もうかとメニューを見て悩む時間も無くすことが出来る、という寸法です。
この100面ダイスの出た目に応じて食べるメニューを決める、という企画。
今回は……中華料理だ!!!
▼前回▼
今回行く店は『南国亭』という東京都内を中心に展開している中華レストラン。定番から少し変わったものまで、麺やデザートも含めた幅広い本格中華料理のメニューが楽しめます。
2,728円(税込)で2時間制(ラストオーダー30分前)。制限時間の間であればメニューに載っている料理が頼み放題なので、八宝菜を頼み続けて「わんこ八宝菜」をすることも可能です。最高!
中華料理なんてどれも魅力的なメニューが多すぎるし、美味しそうだけどまだ手が伸びていない料理が沢山あるので楽しみです(メニュー名に見たことのない漢字が入っている料理なんかは怖くて頼めない)
こちらの表に基づいて、出た数字のメニューを頼みます。
※店舗によってメニューが異なる可能性がある為、実際に試そうと考えている方は調整をお願いします。
「ピータン」や「酸辣湯麺(サンラータンメン)」なんかは僕が普段食べたことがないので、これを機に新しい味を知れるかもしれません。
あと【粥】のジャンル、気になりすぎる。食べ放題で、粥を……?
また、今回行く店舗のメニューが100種類に足りなかったので微調整の意味もありますが、新しい試みとして今回は「オプション」を用意しました。
100分の1と低い確率ではありますが、自分の好きなものを頼めるようにしました。制限の中で選択する自由こそ、自分の本当に食べたいものがある……
「…それじゃあダイスで決めようか」
オーダー1巡目
初めて来る店だし、中華料理ということで一品でどれくらいの量が来るか掴めないから少しずつ振っていこう。
記念すべき一投目。完全に当たり。麻婆豆腐が出ました。
メニューには四川風と広東風があり、こちらは辛味を抑えた「まろやか広東麻婆豆腐」です。豆腐なのでお腹にも優しい、嬉しい一品。
2品目はメニュー名通りの美味しそうな炒めもの。中華料理屋で出てくる茄子には信頼しか置けないので、どんな調理法でもかかってこいよという感じです。
粥だ!
発熱時以外で「粥」を食べるということが今までなかったので、非常に楽しみではあります。しかも海鮮が入っている…良いの……?
早速同じメニューが被りました。こういうことだってある。か、かかってこいよ……
米と肉と、割と重そうなメニューが続いたので一旦こんなところにしておきましょう。
「海鮮粥」から来た。食前粥。おまけみたいに散らしたネギが可愛いですね。
小さいながらもホタテやエビが入っていて嬉しい。塩気を感じる優しい味で、ほっとする一品です。これは〆にピッタリのご飯もの!脂っこいものばっかり食べた後に頼んだら、落ち着きすぎて戻れなくなっちゃうかもな。
続いて「まろやか広東麻婆豆腐」も到着。まろやかとは言いつつも結構辛めの味付け。でも四川風の辛さとは違うタイプの辛さで、正直めちゃくちゃ好みです。四川風と一緒に食べ比べてみたいー!
「茄子と豚肉の細切り甘辛炒め」も到着しました。2皿。急にテーブル上の“味の濃さ”が目立ってきたな。茶色い茶色い。
米が欲しい。
濃い〜〜〜味付けしとる。あと茄子が熱すぎる。溶岩かと思った。ただ間違いのない味をしていて、豚肉と茄子の油が脳を揺らすくらい美味しいです。豚肉と茄子の甘辛炒め屋さんで一財を築こうかな…
初手オーダーで早速料理が被ってしまいましたが、いっぱい食べても嬉しい味なので、むしろ成功と言えるでしょう。まだお腹もペコペコなのでどんどんダイスを振っていきます。
オーダー2巡目
キクラゲが出ました。こういう中華料理屋ならではのちょっとしたおつまみみたいな料理、好きですよ。さっぱりしてて美味しそう!
「酸辣湯麺」を食べたことがないのですが、麺抜きの「酸辣湯スープ」が出ました。酸っぱい味ということくらいしか知らないので、楽しみです。
居酒屋かい。安居酒屋のスピードメニューかい。
酸辣湯だったり甘酢風味だったり、なんか全部酸っぱいメニューを引き当ててない?
「冷やしトマト」、頼んだら猛スピードで来た。居酒屋にはない盛り方で登場したので、少しテンションが上がります。トマトをズラす手間賃まで食べ放題料金に入っているのでお得ですね。
味は普通のトマトです。
「キクラゲ冷菜甘酢風味」が到着。トマトにキクラゲに、減量中か?
ちょっとしたおつまみだと思ったら、ドッサリの量で来た。甘酢の風味が効いてて、コリコリしています。可もなく不可もなくといった箸休め的な味。キクラゲ単体で食べることもあんまりないですね。
「酸辣湯スープ」が来ました。こっちは匂いからもう酸っぱいぜ!具材がたっぷり入ってて見栄えもいいですね。
今までに食べたことのない味がする。酸っぱいねぇ、という普通の感想しか出ないけど、飲み飽きずにズルズルと進んでしまう味。
ここまで頼んで思ったのが、全てしっかり一品の量だ。食べ放題メニューだから少なめみたいなこともなく、米とかスープもガッツリ1人前以上ある。中華料理だしシェア前提なんだな。どこまでいけるのか……
飲み物が欲しくなったので、目について気になった「王老吉(ワンラオジー)」という飲料を頼みました。本当に知らない。読み取れる文字から推測するに、お茶ということではあるらしい。
ドン・キホーテとかに並んでても絶対買わないだろうな。
ド甘!
確かに紅茶っぽいお茶だけど、砂糖ドバドバの甘さを感じる。凄いぜ。ただ甘さはあるものの、意外とスッキリと喉を通り、コッテリした中華料理に合う!
不思議な味だけど割と好きかもしれない……
思わぬ出会いに喜びながら、「王老吉(ワンラオジー)」と共に次のダイスの行く末を見守ります。