こんにちは、ARuFaです。

突然ですが、みなさんはRPGゲーム』をしたことがありますか? ここだけの話、僕はあります。

 

さて、RPGゲームをプレイする上で避けられないものと言えば、やはりモンスターとの戦闘です。

主人公である勇者がモンスターに立ち向かっていく姿は、まさにRPGゲームの醍醐味と言っても過言ではないでしょう。

 

……そして、そんな敵モンスターとの戦闘においてテンションが上がることと言えば、モンスターに勝利した後のこの瞬間なのではないでしょうか?

 

モンスターがアイテムを落とす時!

……そう、大抵のモンスターは倒すとアイテムを落とすものですが、それを確認する瞬間ってとてもワクワクしませんか? しますよね?

 

もちろんそれがレアアイテムなら嬉しいですし、逆に『炎草(食うと排泄物が炎属性になる草)』みたいなカス薬草を落とされたらガッカリしてしまうもの……

 

極論、ゲームにおけるモンスターの価値は、落とすアイテムによって決まる言っても良いでしょう。

 

……そこで、僕はこう思いました。

 

 

もし自分がモンスターになったら、落としたアイテムで勇者に喜んでほしい!

……そう、もし自分がモンスターになって倒されるとしたら、どうせなら良いアイテムを落として勇者に喜ばれたいとは思いませんか?

 

激しい戦闘の末、モンスターである自分を倒した勇者には、その強さを称える意味でも良いアイテムをプレゼントしたいと思うのが自然というもの……。

そして、もし自分が死に際で落としたアイテムで勇者が喜んでくれたのなら、まさにモン生(モンスターの人生)に一片の悔いなしですよね。

 

……そこで今回は、そんな気持ちを競技化し、「モンスターにコスプレした状態で勇者に倒され、そこでいかに勇者に喜んでもらえるアイテムを落とせるかの大会」を開催してみたいと思います。

 

題して『モンスター倒されアイテム選手権』です!

 

挑戦するのは、常日頃からモンスターになりたいと思っているこちらの5名。全て僕の会社の同僚です。

 

ARuFa:親のプレゼントセンスが壊滅的で、5歳の誕生日プレゼントが何故か掃除機だった。

加藤:買い物好きなので、プレゼントするアイテムを考えるのは割と得意そう。

マンスーン:手先が器用な眼鏡のオタクなので、”プレゼント”と称して手作り爆弾を持参する可能性がある。

永田:慶応卒の頭脳を持つ男。今回の選手権でも最適解を出すことができるのか?

原宿:一児の父。4歳の娘は今日お父さんがモンスターになることを知らない。

 

なお、今回のルールはこんな感じです。

勇者に落とすアイテムの内容はもちろんのこと、「このモンスターがこのアイテムを!?」という意外性も審査に影響するため、どんなモンスターになるかも重要なポイントと言えましょう。

 

そして勇者役は、社内で暇そうにしていた僕の同僚、ダ・ヴィンチ・恐山に依頼。

 

こちらで用意した勇者の服に着替えてもらったところ、海外のコスプレサミットに来たオタクみたいになってしまいましたが、本人のやる気は十分らしいので大丈夫でしょう。

 

……さあ、はたして最も勇者を喜ばせるプレゼントを落とせるモンスターは誰なのか!?

 

モンスター倒されアイテム選手権、スタートです!

 

 

1人目:永田

まず、1人目の挑戦者は永田

慶応卒という明晰な頭脳を持つ彼が今から『モンスター』になろうとしている現状は痛快でしかありませんが、そんな彼は一体どんなモンスターになり、そしてどんなアイテムを落としてくれるのでしょうか?

 

というわけで、まずはモンスターになるため、手作りした小道具を別室の更衣室で身につけていく永田。

ちなみに今回は、参加者全員が3日ほどかけて事前にオリジナルモンスターになる準備をしてきています。

 

……よし! 出来た!

何かドキドキしますね……

長いこと生きてきたけど、同僚が人であることを辞めるのは初めてだな……

 

……さあ、はたして永田は一体どんなモンスターになって現れるのでしょうか。

それではさっそく登場してもらいましょう! 永田が変身したオリジナルモンスターがこちらです!

 

 

 

長年一緒に仕事をしてきた同僚がトゲまみれのモンスターになってしまい、思わずテンションが上がる参加者たち。

 

トゲまみれのモンスター、『いる』よな~。

ゴギョギョギョギョギョ……

これでスクウェア・エニックスの面接に行ってほしいですね。

グループ面接にコイツがいたら全体魔法を唱えるしかない。

もっと近付いて見てみようかな……

 

※モンスターの特徴をよく観察する一同

うわ~! トゲに返しがついてて、刺さったら抜けにくくなってる!

ギッギッギッギッギッギッギ

こだわった部分を気付いてもらえて嬉しそう。

 

トゲがあるから、直接触れる『パンチ』とかの物理攻撃をしたら逆にこっちがダメージを受けそうだね。

うわ~、武器か魔法じゃないと倒せないってこと?

……あっ! でもこいつの後頭部を見てください!

あっ!!!!

 

なんかフワフワしてる!

完全に弱点だろここ!!

シッピィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!

ここを攻撃すれば一撃だ!!

弱点もわかったところで、そろそろ勇者に倒してもらいましょう!

 

……そう、今回の『倒されアイテム選手権』で重要なのは、あくまでモンスターが倒された時に落とすアイテムなのです。

それでは、勇者もやる気満々のようなので、早速モンスターを倒してもらいましょう!

 

勇者さん!どうやら後頭部が弱点みたいです!

なるほど!情報感謝する!!!

 

死ね~~~~~~~~!!!!!

後頭部いかないんかいっ!

 

弱点へのアドバイスは完全に無視されましたが、無事モンスター「ニードム」を撃破することに成功した勇者。

 

……はたしてトゲだらけのニードムは、一体どんなアイテムの落とすのでしょうか?

 

チビィィィィィィィィィィ!!!!!

 

ボスッ

これは……

 

 

モンスターが尾木ママの本を落とすな。

魔導書みたいなノリで尾木ママの本が出てきた。

最近見ないと思ってたけど、このタイミングで見るとはね。

……いま本の内容を見たのですが、『地方で怪我をした尾木ママが、元軍医の病院で麻酔無しの手術をされた話』が書いてありました。

純粋に面白い話。

……あとは普通に子育てのノウハウ本という印象ですかね。

 

ただ……子育て本を落としたということは、あのモンスターも子育てをしていたのかも……と思いました。

雌雄も不明でトゲまみれなモンスターだったけど、子を立派に育てようとしてたのかな……?

そうとは知らず、おもっくそ首に斬撃を食らわせてしまった……

もしくは、あのトゲまみれのモンスターが『尾木ママの成れの果て』だったという可能性もある。

どっちにしろ悲しい結末だね。

 

【アイテム嬉しさ度】

アイテムとして“本”を落とすというアイデアは『かしこさ』が上がりそうなので良かったのですが、本の内容からモンスターの生活が見えてきてしまい、素直に喜べませんでした。

今日の夜は、野営の火を見つめながら「正義とは何なのか、勇者とは何者なのか」と自問自答する予定です。

 

……アイデアこそ良かったものの、素直に喜ぶことのできないアイテムに、得点は30点という厳しい結果になってしまいました。

 

得点こそ伸びませんでしたが、トップバッターとしてこの選手権の難しさを教えてくれたニードム(永田)に敬意を表しましょう。

 

……なお人数の都合上、今回の選手権では競技が終わったモンスターが『復活』し、そのまま審査員としてその場に居続けてもらいます。

 

そのため、この記事は後半になるにつれて画面上にモンスターが増えていくという、誰も見たことのない構成となっていますが何卒ご了承ください。

 

 

2人目:マンスーン

 

さあ、2人目の挑戦者はマンスーン

彼は手先が器用で工作が得意なため、自ずとモンスターの姿にも期待が膨らみます。

 

変身前には「僕はやさしいモンスターになるよ」と、ギリギリ犯行声明みたいな言葉とともに更衣室に消えていった彼ですが、一体どんなモンスターになってくれるのでしょうか。

 

それでは登場してもらいましょう! マンスーンが変身したオリジナルモンスターがこちらです!

 

 

 

先程とは全く別のタイプのモンスターが現れ、称賛の声が上がる会場。

 

すげー、マジのモンスターじゃんね。

それはお前もそうだろ。

モンスターでもこっち側に来たら普通にコメントするんだ。

ちょっと近付いて触ってみましょう!

 

※フワフワな見た目に惹かれて触りまくる参加者たち

めっちゃフワフワでいいな~!

ブフォッ!ブッフォ!ブォッ!

鳴き声もキモオタの笑い方みたいで好感が持てる。

せっかくモンスターが2匹いるんだから、ツーショットでも撮ったら?

確かに。お願いします!

 

『C-3PO』と『R2-D2』みたいになっちゃった。

このスターウォーズは流行らない。

 

戦闘面で考えると、雲のモンスターでフワフワだから物理攻撃が効くかが不安かもなぁ。

確かに! ただ、こういう実体のないモンスターって大抵『コア』みたいな急所がある気がする

……あれっ! ちょっとこいつの後頭部を見てください!

 

なんか黒いの見えてる!!!!!

こいつも後頭部が弱点かいっ

モンスターになる前の『実態』が見えちゃってるし、シャンプーの匂いがします

初めてのモンスターあるある『後頭部まで気が回らない』。

ブッ……ブフ……ブプ……

あれ?でも何か様子が……

 

ブッピー!!!!

すげっ!! 放電してる!!!

弱点が判ってもこれじゃ近付けませんね。

……こんな時、勇者はどう倒す!?

まかせてください!

 

こんな時は『ゴムドラゴンの牙で作った絶対に電気を通さない槍』を使います!

聞いたことのない後出し武器が出てきた。

 

あ~~~らよっ!!!!

ブッピィィィィィィィ!!!!

 

強力な放電も虚しく、勇者が偶然持っていた便利すぎる槍がモフォッフの身体を貫きました。

 

……はたして、見た目によらず手強い攻撃をしてきたモフォッフは、一体どんなアイテムを落とすのでしょうか!?

 

ブシュゥゥ………

 

中から何か出てきた。

これは……

 

 

 

かわい~くてちんま~い人形だ。

あれ、これ昔やってた『親子クラブ』ってアニメのロンパパ」ってキャラじゃないですか?

 

参照:株式会社エイケン 親子クラ

※ロンパパ(左)

本当だ、なんでロンパパがここに……

このアニメ全然知らないな~、世代とか関係あるの?

……なるほど。これは私の憶測ですが、つまり……

 

あの巨大なモフォッフの正体が、この小さいロンパパだった、という可能性はありませんか?

どういうジャンルの推理なんだこれは。

でも確かに、大きなモンスターを倒したら、その正体が中から出てくるみたいのはよくある話よね。

このかわいい人形に生命が宿ったパターンですね。

そう、そしてそれをされることによって……

 

こいつを本当に倒そうとすると、サイズ感的に私の好感度が下がる気がする。

確かに、コラッタ相手に「はかいこうせん」をお見舞いしてる奴を見た時と同じ気持ちになりますね。

こんな可愛いモンスターをオーバーキルするなんて……もう勇者のファンやめます。

フォロー外しました。

え~! でも勇者だから倒さなきゃいけないのにな~!

 

【アイテム嬉しさ度】

まさか化物の中から別の化物の人形が出てくるとは思いませんでした。しかも妙に可愛い上に、そいつが本体だというから厄介ですね。

『かわいいは正義』と思い込んでしまいがちな人間の心を利用し、勇者という職業をも脅かす恐ろしい敵だと思います。。

……でもあれ? アイテムとしては全然嬉しくないんですけど? これって嬉しいアイテムを競う選手権ですよね?嬉しいアイテムをくれよ!

 

ただ、かわいいので45点あげちゃいます。

 

巧みな戦略で勇者の存在をも脅かしたモフォッフ(マンスーン)でしたが、プレゼントとしては勇者に刺さらず結果は45点

 

また、時折モフォッフの中から「あつい…」といううめき声が聞こえるため、急遽塩飴が配られました。

 

 

3人目:加藤

……さあ、この選手権もあっという間に後半戦。3人目の挑戦者は加藤です。

変身前の彼いわく、「ちょっと変身するのに時間がかかります」とのことだったため、会場ではしばしの休憩時間が設けられました。

 

ただ、参加者がどんどんモンスターになる都合上、会場がただならぬ雰囲気に包まれていて一切落ち着かなかったです。

現実世界なのにVRチャットみたいになってしまった。

……お待たせしました! できました!!

 

さあ、変身に15分程の時間を使った加藤は、一体どんな見た目のモンスターになってくれるのでしょうか。

 

それでは登場してもらいましょう! 加藤が変身したオリジナルモンスターがこちらです!

 

 

 

見るからに狂暴そうなモンスターが眼前に現れ、恐れをなす審査員4名(うち2匹がモンスター)

 

……どう見ても村を襲う系の魔物だろ!

早く勇者を呼びましょう!

チョット待ッテ!オレ、悪クナイモンスター!

 

コンナ外見ダケド、悪イコト、シタコトナイ!

え、そうなの?

皆さんはどう思いますか?

う~ん、モンスターが人語を喋ってる時点で怪しいんだよな。

わかる。

油断させて襲ってくるタイプの奴なのか…?

 

その足枷も、牢屋から脱獄してきた証拠なんじゃないの?

違ウ! コレハ悪イ魔族ニ付ケラレタ! オレ、コキ使ワレテル!

大人しくて従順ゆえに、強い魔族にコキ使われてるのか…?

 

信ジテ……

 

なんて綺麗な目なんだ……

やっぱり見た目が怖いだけで、悪い奴じゃないのかな…?

俺は信じたいな……でも最終ジャッジは勇者に任せよう!

……う~ん! ずっと迷ってたけど決めました!!

 

『鎌』でいきます!!

まさか武器で迷ってたとはね。

 

私は直感を信じる! ハンマー持ってるキャラは大体敵だ!!

ウガァァァァアアアア!!!!

 

というわけで、見た目が恐ろしいシルバンは勇者により“敵”と判断され、一刀両断されてしまいました。

 

……はたしてこのモンスターは、どんなアイテムを落とすのでしょうか?

 

オレ……ミンナト仲良ク……シタカッタ……

えっ!?

 

ボスッ……

 

え、これは………

 

 

とらやの美味しいやつだ……

おい!これ持ってきてるってことは絶対良い奴だったろ!!

モナカをくれる奴は善人しかいないだろが!

やべ~~~~!!!!

最低!!!!!!!

 

あ、でもモナカおいしい~~!!!

美味いならま~いっか!!!!

最高!!!!!!

 

【アイテム嬉しさ度】

見た目のおぞましさと「ハンマーを持っている」という点から、つい鎌で喉元を切り裂いてしまったのですが、まさか本当に良いモンスターだったとは……。

勇者という職業柄、モンスターが現れるとどうしても斬撃を浴びせたくなってしまうのですが、これでは一体どちらがモンスターなのかわかりませんね。

今回の件で得た教訓を胸に刻み、「他者の本質は外側からは見えない、まるでモナカの餡のように…」という言葉を村の子ども達に言い伝える所存です。

そして点数は、モナカが美味しいので90点です。

 

※スタッフの回復呪文により無事蘇生

もらって嬉しいアイテムだけでなく、身体を張って良い教訓をも勇者に提供したシルバン(加藤)は、見事90点という高評価!

 

是非ともこの話は『もんすたー の もなか』という絵本にして『泣いた赤鬼』の隣らへんに陳列してほしいものですね。

 

 

4人目:ARuFa

さあ、4人目の挑戦者は僕ことARuFa

この企画の発案者として恥ずかしくないよう、全力でモンスターになり、本当に勇者が喜んでくれそうなアイテムを落とすつもりです。

 

よっ……どうだ? あ、いいね~! なるほどなるほど!

なんか一人でブツブツ言ってる。

この時間が一番怖いんだよな。

 

……さあ、中肉中背で顔も髪形も『善良な一般人』な僕ことARuFaは、はたして立派なモンスターに変貌できるのでしょうか。

 

それではご覧ください、ARuFaが変身したオリジナルモンスターがこちらです!

 

 

 

 

 

今すぐここから逃げ出したいくらいキモい。

生き物が出せる限界のキモさを引き出すな。

よく言われますね。

当たり前のように敬語で喋るのもキモすぎる。

 

この顔は転写シール? 見たところずっと泣き顔だけど、この表情は変えられないの?

一応変えられますよ。この美顔アプリの『笑顔モード』で写真を撮ってみてください。

え? いいけど(パシャ)

 

ニコ……

夢に出るからやめてくれ。

一刻も早く倒したいな。

 

……あ、ちなみに攻撃するならここの割れ目が弱点でしょ? なんかわかるよ。

本当だ、割れ目の奥に『本質』が見えてる。

こんなに他人の『本質』をちゃんと見たの初めてかもな。

え、どこどこ?

いや~~! 見ないで~~~!!

 

ほらここ。

この写真の情報量、あまりに多すぎる。

うっ……ひぐっ……

あれ?なんか様子が……?!

 

びえ~ん! 至近距離で僕の『本質』を見ないでよぉ~!!

あらら、泣いちゃってまあ……

びえええええええ~~~~~~ん!!!!

 

プクッ……

えっ!!?!?!?!?!

 

プク~~~~~~~~~

何か出てきた!!!

怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!

 

ボバババババババ!!!

あ゛~~~~~~~~~!!!!

なんか最悪!!!!!!

警察呼んで!!!!!!!!!

 

すみません、不快なので一撃で殺らせてください。

ギャ~~~~~~~~~!!!!

 

……あまりにキモすぎる行動が勇者の逆鱗に触れ、『本質』を日本刀で貫かれてしまったさくらん坊。

 

はたして、このキモすぎるモンスターは、死に際にどんなアイテムを落とすのでしょうか!?

 

…………ガクッ

 

 

 

 

そんなことがあってたまるかよ。

本当に予想できなかったな。

そもそも自分の身体よりデカいものを落とすな。

めっちゃ嬉しいはずなのに、あまりに急すぎてどんな感情が正しいのかわからない。

『急に飛び出してくるチャリ』って走ってなくてもビビるもんなんですね。

 

【アイテム嬉しさ度】

キモすぎるモンスターを倒したと思ったら、突然目の前にチャリが現れました。

……いや、嬉しいんですよ。RPGにおいて移動手段は重要ですし、今後も使うと思うんです。

でも、それをお前が落とすか? 体毛の無いプニプニのキモいモンスターが、黒くて無骨なかっけ~チャリを落とすんじゃない。

本来嬉しいはずのチャリを手に入れたのに、急すぎて全く感情が動かなかったので「こういうときどんな顔すればわからないな」と、綾波レイみたいなことを思ってしまいました。

シンジ君、私どうすればいいの?

 

嬉しいはずのチャリを落としたにも関わらず、見た目とのギャップのせいで勇者を困惑させてしまったさくらん坊(ARuFa)得点は50点という結果に。

 

会場からは、「むしろチャリをプレゼントしてここまで喜べなくするのは逆にすごい」という声が上がっていました。

 

 

5人目:原宿

……そして、最後の挑戦者はこちらの原宿

選手権が進み、もはや最後の人間となった彼は「早く化け物になって楽になりたい」と、一児の父とは思えない発言をして更衣室に消えていきました。

 

……さあ、そんな原宿は一体どんなモンスターに変貌し、そしてどんなアイテムを落としてくれるのでしょうか?

 

それではご覧ください、原宿変身したオリジナルモンスターがこちらです!

 

 

 

 

 

「うぃ~~~~~(笑)」

もはや全員化け物なため、友達がイメチェンしてきた時くらいの反応な審査員たち。

 

我、鮮烈なり 、味(み)流線坂のシウマイ絶烏帽子……

え? なんて?????

ゆえに、又の名を【嘆きの】デライフォボス!

せめて一個くらいはわかることを言ってくれ。

モンスターの中でも話が通じないタイプだ。

 

すみません、あとで斬撃を浴びせる身としても、自己紹介してもらえると幸いです。

御意。

 

我、至高より生まれし龍念の極なり。汐な末裔たちの憤怒とともに、メゾネットタイプに覇を唱えん……

 

世に増えすぎた歯科医たちよ、我が理(ことわり)とともにベジポタ系のつけ麺屋を探す旅に出よ……

 

I am ドライマウス,I am ドライマウス,I didn’t know ドライマウス.

 

ゆえに我、沖縄のおみやげではゴーヤ染めのタペストリーを望む者なり。

わかったな?

 

 

 

?????????????????????

 

ウ、ウオオオーーーーッ!!!

 

ぎゃぁぁぁぁぁああ!!!!

 

ドサッ……

 

 

すみません。言ってる意味がわからなすぎて、怖くなってつい殺ってしまいました。

倒したら倒したで『とうもろこしご飯の素』が出てくるのも不気味だな。

最初から最後までマジで何?

 

【アイテム嬉しさ度】

得体のしれないモンスターが意味不明なことを言い続ける恐怖に耐えきれず、つい我を忘れて攻撃してしまいました。

幽霊、超常現象、駅で大声を出しているオッサンなど、人は「理解できないもの」を根源的に恐怖するとはいいますが、このモンスターはまさにそういった恐ろしさを持っていると思います。怖すぎた。

……今後は、鬼・なまはげ・デライフォボスの3匹で、全国の子ども達を恐怖のどん底に落とすなどして活躍してみてはいかがでしょうか。

そして点数ですが、私はとうもろこしご飯が嫌いなので0点です。さようなら。

 

参加者の中で最も勇者に恐怖を与えたデライフォボス(原宿)でしたが、それゆえ自身のプレゼン中に命を落とし、真意不明の『とうもろこしご飯の素』を落とすという結果に……。

 

何かをプレゼントするという行為は、あくまで事前のコミュニケーションがあって初めて成立するものなのかもしれませんね。

 

 

ついに結果発表!

……さあ、これにて挑戦者全員競技が終了しました!

全員が全力を出した結果、最終的には化け物のオフ会みたいな写真しか撮れなくなってしまいましたが、そろそろ今回の優勝者を発表しましょう。

 

今回の『倒されアイテム選手権』にて、最も勇者を喜ばせた優勝者は……

 

 

『とらやのモナカ』を落としたシルバン(加藤)です!

醜い見た目ながらも優しい心を持っていたシルバン。そんな彼だからこそ、勇者の心を射止めることができたのでしょうか。

 

優勝の理由を勇者に聞いてみましょう。

 

【優勝の理由】

モナカが美味しかったからです。

モナカが美味しかったからだそうです。

 

見事優勝を手にした加藤は、ご覧の通り満面の笑み!

優勝者コメントを求めたところ「全身がかゆい」とのことだったので、加藤には賞品として塗料を落とすためのボディソープが贈られることになりました。

 

……いかがだったでしょうか。

「モンスターになって勇者にプレゼントを渡す」という誰も経験したことのない選手権でしたが、身近な人間がヒトを辞める瞬間を見ることができるため、会場はかなり盛り上がりました。

 

みなさまも気の合う友達と集まった際には、全員でモンスターになってみてはいかがでしょうか?

 

きっと、一生に一度の思い出が作れると思いますよ(何故ならこんなことは一生に一度しかしないから)

 

それでは、さようなら。

 

 

 

サイン入り『ARuFaのぬいぐるみ』をプレゼント!

今回はモンスターになった僕ことARuFaですが、じつは最近『ぬいぐるみ』になって全国のクレーンゲームの景品にもなっていました。なんで?

そして、そのぬいぐるみが販売元の会社から自宅に大量に届き、現在進行形で部屋を圧迫しているため、10名様にプレゼントさせていただきます。

応募方法は記事下のツイートボタンからこの記事をTwitterにてツイート、もしくはこの記事のツイートをリツイートするだけ。締切は8月25日(火)です。

(いらない方には送らないのでご安心ください)

※1.当選者の方には、8月末日にARuFaのツイッターアカウントから当選DMをお送りします(種類は選べません)

※2.この記事は企業PRではないので、このプレゼントはARuFaが個人でやっているだけです。