こんにちは、ARuFaです。
突然ですがみなさん、電化製品の中で最も怖いものと言えば何だと思いますか?
電子レンジ? 洗濯機? 炊飯機? いいえ、どれも違います。
電化製品の中で最も怖いもの・・・それは『ミキサー』です。
『ミキサー』…
それは物を粉砕するためだけに作られ、何もかもを考えなしで破壊するデストロイヤー。
世間では「食材の殺し屋」「破壊王」とも呼ばれ、電化製品の中でも特に恐れられています(主に僕から)
最近、自炊を始めるためにミキサーを購入した僕ですが、こんな怖い物がキッチンにあっては安心して料理ができない事に気付いてしまったのです。
…そこで本日の記事では、そんなミキサーから恐ろしさを取り除き、安心して料理をするため、
ミキサーを可愛く改造し、怖さを消し去りたいと思います。
さあ、そんな訳でこのどうしようもなく怖いミキサーに可愛さをプラスするため、ご用意したのがこちら。
…実家からの仕送りに紛れ込んでいた『人形の上半身』です。
実家からの仕送りに『人形の上半身』が入っていることって、よくありますよね。
確かに可愛くて色気はありますが、その使い道に困っている人がほとんどだと思います。
そこで今回は、この人形をミキサーと合体させて、可愛いミキサーを作ろうという作戦です。
こちらは僕の画力の全てを尽くした、吐く程わかりやすい完成予想図。
このようにミキサーの回転部分に人形を合体させれば、クルクルと人形が回転し、それはそれは可愛いくなること間違い無し!
さながらオルゴール人形のように、素敵な動きを見せてくれることでしょう。
…とはいえ、可愛いだけでなく、しっかりとミキサーとしての役割も果たして欲しいので、
腕にカッターの刃を取り付けることにしました。
これならばきっと可愛い動きをしながら物を細かくしてくれるに違いありません。
しかし、恥ずかしながら人形の腕にカッターの刃を付けるのはこれが初経験^_^;
試行錯誤した結果、針金でガチガチに固定することになったのですが、
何とか両手にカッターの刃を取り付けた状態がこちらになります。
あれっ
メチャクチャ怖くない?
えー、なにこれ。エッチなかまいたち?
いや、でもまあ確かに少し怖いけど違うんです。僕にはハッキリと感じた事があるんです。
「…この子、絶対悪い子じゃない。」
これ。ほんとそう。それだけはわかる。お前のことは俺が一番よくわかってっから。
もっと言ってしまえば、悪者を退治してくれるようなヒーロー的な雰囲気を感じることができたんですよね。
そんなわけで、僕はこの子に食卓を守るセクシーヒーローとして『カットちゃん』と名付けることにしました。
【イメージとしてはこんな感じです】
うわー! 食べる時には何もかもがベッタベタになる悪のようかんが現れたぞ!
「誰かーー! 誰か助けてーー!」
「…待たせたわね!」
「恋色妖艶舞踏会(ダンシング・ピクシー)!!!」
ヒュー! 今日も一件落着! カットちゃんがいる限り、この世に悪は栄えナス!!
…これ。これですわ。完全に美少女ヒーロー。こりゃ子供達の人気を独り占めですわ。
いやぁ~! どう見ても日曜朝のアニメになってもおかしくないですよね!
だとしたら僕はそんな番組見ませんが、皆様には『カットちゃん』の可愛さがわかってもらえたかと思います。
…さあ、それでは本題に戻りましょう。
無事にカットちゃんの両腕にカッターの刃が付いたら、今度はミキサーの回転刃とカットちゃんを合体させます。
腕と同様に針金でガチガチに固定してみました。何となく『完全体』の雰囲気があります。
そして最後にミキサーの本体部分と合体させれば、ついにミキサーと可愛さが融合した、
『プリティーミキサー』の完成という訳です!
完成!「プリティーミキサー!」
…いかがでしょうこの癒やされ感!
ミキサーの怖さは消え、見ているだけで頬が緩んでしまう可愛いミキサーが完成しましたね!
さあ、それでは早速このプリティーミキサーの完成を記念して、バナナジュースを作ってみましょう!
カットちゃんの初仕事、上手にできるかナ?
巨大バナナと秘湯めぐりをしているような悲しいビジュアルですが、きっと大丈夫でしょう!
それではいよいよ・・・スイッチオン!
カチッ
ひぃいいいいいいーーーー!!!
スイッチを入れた瞬間、「ズギュワオオオ」という聞いたことのない轟音と共に激しく回転するカットちゃん。
瞬間、バナナはカットちゃんの両腕のカッターで細切れにされ、一面が真っ白になりました。
悲鳴を上げながら急いでスイッチを切る僕。はたしてカットちゃんは無事なのでしょうか!?
・・・あっ!
笑ってる・・・?
笑ってる…カットちゃんが笑ってる…!?
天使のような笑顔で「ジュース出来たよ」と僕に微笑みかけてくれている…?
とにかく、早速コップに注いでみましょう!
特製! カットちゃんジュース!
いやぁ~! カットちゃんのおかげで驚くほど可愛くバナナジュースが完成しました!
まさかこんな可愛い女性に手作りジュースを作ってもらえる日が来るなんて涙が出てきますね。
しかし大事なのは味! 果たしてカットちゃんジュースのお味のほどはいかに…!?
「…う~ん!!」
「まっじ。」
なんだこれ。ロボットのゲボみたいな味がします。
恐らく針金やカッターの刃が影響しているのでしょうか、鉄の味と酸味がすごかったです。
この後、えずきながらバナナジュースを全て飲んだのですが、鉄分が大量に含まれていたのか、貧血症状が改善されて健康になりました。
使用者の健康状態に適した飲み物を提供してくれるミキサーだなんて、素敵な電化製品ですね。
…これもカットちゃんなりの気遣いだったのかもしれません。
撮影後、お礼としてカットちゃんには下半身をプレゼント!(買った)
無事にスタイル抜群の女殺し屋みたいな姿になることができました。
あれだけ怖かったミキサーですが、今やカットちゃんのおかげで怖い感情は皆無。
カッターの刃で口を切ったため、もうカットちゃんを使用してのミキサーは一生しませんが、カットちゃんにはこれからもキッチンの平和を守ってもらいたいと思います。
これからもよろしくね! カットちゃん!
あと、ミキサーはぶっ壊れました。