冒頭から絶対的な公式を披露してしまい、申し訳ございません。

暑い夏と言えばやはりそうめん。日本の四季がなくなろうとも、この真理が覆ることはそうありません。

やる気が出ない日でも、つゆを用意して茹でるだけでいいというお手軽さも最高!

 

代表的なそうめんの薬味と言えば、ネギ、しょうが、大葉、海苔、みょうが……

そういえば去年オモコロでやったこちらの記事でも、オススメのそうめんのつけ汁を紹介させていただきました。

 

しかし無限のカスタマイズ性を誇るそうめんだけに、「美味しいつけ汁」のパターンはもっと世の中に存在するのでは?

四の五の言わずに今年もやっちゃいましょう!

 

本日はこちらを開催いたします。

例によって、ただそうめんがたくさん食べたいから後付けで企画にしたとも言えます。

 

■あまりにも簡単なこの大会のルール

・自分が自信を持って進められる「そうめんのつけ汁」を作ってね

・審査員がいちばん美味しいと思った人が優勝だよ

 

もうこれだけ。これ以外のルールなんて存在しない。早くそうめんが食べたい。

読者の皆さんも、やってみたいレシピがあったら是非トライしてくださいね!

 

 

今回は7人の出場者が、7つのオリジナルつけ汁を紹介しますが、審査するのはオモコロ編集部よりこちらの3人!

特に食の権威などでは全くありませんが、そうめんはみんなけっこう好きみたいです。

いいよ! そういう庶民感覚がいちばん大事!

 

それではさっそく試食会のスタートです!

 

 

1人目 みくのしん

一人目はライターのみくのしん。ブログでお料理日記を書くほどの料理好きなので、期待がもてます。

 

 普通のそうめんに飽きたけど、本格的なアレンジもめんどくさい…。そんな時にオススメのつけ汁を作りました。

 

 

【材料】

・ごまだれ

・ツナ缶

・惣菜コーナーに売ってる天かす

・小ねぎ

・ラー油

 基本的には、めんつゆにこれらをお好みで混ぜるだけです。ポイントは天かすを市販のあげ玉にせず、惣菜コーナーとかで売っている天かすにすること。こっちの方がサクサクで、断然美味いです!

 

 はいもう完成!ツナ缶の油は捨ててもいいし、こってりが好きな方はそのまま入れちゃってください!

 

 

なんだか長ったらしいタイトルですが、本当に美味しいのでしょうか? 審査員が恐る恐る実食に入ります。

 

ちなみに今回食べるそうめんは、そうめん好きからの評価も高い小豆島の手延そうめん「島の光」を取り寄せました。

力強いコシと、なめらかな喉越しのバランスに箸が止まりません。もう全身の毛細血管が島の光になっても良い!

 

 

それではいただきます……ズゾゾ……

 

あ、うま……

 

 結構油っこい感じですが、アリですね。

 欲望に忠実な味がしますね。ジャンクフードとしては評価できる。

 旨味が強烈なので、食は結構進みます。

 なんかでも個々に絡み合ってないというか、“味の掛け算”が起きてない感じはするね。気を遣って、「うん、まぁ美味いよね」と言わなきゃいけない感じというか……

 作った本人がいるんだぞ、ここに。

 確かに実力派の野球選手だけを引き抜いてチームを作ったみたいで、少しだけイヤかな……。ここは★4とさせていただきます。

 僕も★4で!

 今後のこともあるので★3にしておきます。

 なんだ偉そうに。

 

 

総得点  ★11  / 15

 

こんな感じの15点満点で、7つのオリジナルつけ汁を評価していきたいと思います。

どんどんいきましょう!

 

 

2人目 マンスーン

2人目はマンスーン。食への執着が強く、アルバイトの募集広告から近くの飲食店の新規オープン情報をいちはやく嗅ぎつけるというハイエナのような生活を送っています。

 

「最近ハマっている食事から思いつきました。これです」

 

 なに?

 焼く前のお好み焼き?

 「マルちゃんのパリパリ無限キャベツ」ですよ。僕はこれを週4で食べてるんですけど、そうめんに入れたら食感も変わってきっと美味しいはずです。

 

 

【材料】

・パリパリ無限キャベツの素

・キャベツの千切り

・おろしにんにく

・おろししょうが

・ラー油

 

 見た感じは、まったく美味しそうには見えないですね。

 そうめんにそうめんじゃない麺が入ること、あるんだ。

 こりゃシーキビかもなあ……

 

果たしてお味は……

 

シーキビ

 

 ダメだ、30円で売ってる駄菓子の味がする。★2

 麺と麺がかぶる食感が気持ち悪いんだよな。これを毎日食べてたら、何らかの認知がゆがみそう。★2

 私は「無限」ってつくものを大体信用していないのですが、これも「そんなに」でした。★3

 

 

総得点  ★7 / 15

 

駄菓子屋で売ってたらまあ…という味で、得点はあまり伸びず!

パリパリ無限キャベツは、単体で食べた方が無限を感じることができました。。

 

 

3人目 山口

3人目は、前大会の「ツナきゅうりそうめん」がかなり高い評価を得ていた山口。今回も優秀なつけ汁を提案できるでしょうか。

 

 高温多湿に直射日光…日本の夏は危険がいっぱい!そんな危険から身を守る、安全なそうめんをご提案します!

  安全…?

 そうめんに危険も安全も無いだろ。

 

 めんつゆに、こちらの塩タブレットを入れてください。

 あ。

 

【材料】

・塩タブレット

 

 やってくれたなあ。

 山口さん、こんなことする人じゃなかったのに。

 

 今日はお口サッパリ、柑橘系のレモンタブレットをご用意しました。よっく、めんつゆに溶かしてお召し上がりください。

 なんか絵面が、入れ歯洗浄剤みたいでイヤなんだよな。

 山口さん、こんなことする人じゃなかったのに。

 そもそも「塩」って、めんつゆにもう入ってませんか?

 

こんなの美味いわけないけど……ずぞぞぞ……

 

 ……お! 思ってたより柑橘系の味はするけど。うーーーーーーーーーん。

レモン味なのに、果実感がゼロというのが気持ち悪いですね。2300年に過去の失われし「風流」を再現したような味です。★1

 山口さん、これは悪ふざけです。良くない方の。★1

 食べれなくはないんですけど、普通にレモン汁を入れるだけでいいと思います。★2

 

 

総得点  4  / ★15

 

試す価値のないレシピが生まれてしまいました。

熱中症になりそうな時でも、塩タブレットをそうめんに入れるのはお止めください。

 

 

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