こんにちは、オモコロ編集部です。
突然ですが、みなさんは『キャラ弁』というものをご存知でしょうか?
パンダキャラ弁 By luckysundae
このようにかわいい動物のキャラクターや、マンガ・アニメ・映画のキャラクターなどを、おかずで表現したお弁当のことです。お弁当のフタを開けて、こんなキャラクターが出てきたら、誰だって嬉しいですよね?
しかし、キャラ弁という文化が生まれたのはここ最近のこと。我々オモコロ編集部が子供の頃は、こんなお弁当はありませんでした。あぁ、食べてみたい! 大好きなキャラクターで彩られた見事なお弁当を……!
おかあさ~ん、キャラ弁 作って~~~!
自分の母親はキャラ弁を作れるのか?
というわけで、母親に無理を言ってキャラ弁を作ってもらうことにしました!
こういった仕事の企画でもないと、なかなか「キャラ弁を作ってください」とは頼みにくいよね~、なんて言っていると、「じゃあ僕も」「ウチは料理上手だからきっとすごいのが作れる!」と同志が現れ……
ここに、キャラ弁を携えた5人の戦士が集結したのです。
▼メンバー紹介

WEBライター・ブロガー
50歳そこそこの母親は、常人離れした息子の嗜好を理解できているのか?

WEBディレクター
まきのは実母が関西在住のため、義母(奥さんのお母さん)によるエントリー。かなり料理上手ということだが……?

WEBライター・ゲーム実況者
母親が最年長の70代ということで、当然キャラ弁という概念をよくわかっていない。

WEBライター
母親はまだ50代と若く、しかも料理が趣味ということで期待大。

オモコロ編集長
元ニートの原宿を育て上げた母親が作るキャラ弁とは……?
ただし今回集まったメンバーの母親は、全員キャラ弁を作ったことがありません。
キャラ弁という文化がなかった世代の主婦が、生まれてはじめて作るキャラ弁……
一体どのような弁当になるのでしょうか?
今回は5人それぞれの弁当を順番にお披露目し、他のメンバーに品評してもらいます。
ルールはこちら!
では、いよいよ「はじめてのキャラ弁お披露目会」、開催します!
この記事は 森永製菓「ひとつぶくだものグミ」 の提供でお送りいたします。
No.1:思い出のゲームが弁当になった……?
トップバッターはオモコロなどで活躍するブロガー、ARuFa。今回最年少の参加ということで、母親は世代的にキャラ弁への理解が少しはあるのでは?
作品の指定はしていません。とにかく「キャラ弁」と聞いてイメージしたものを作ってほしいと依頼しました。「キャラ弁」がどういうものかは知っていましたが、ひとつ心配なのは、こういう時の母親がどうアプローチしてくるのかがわからないところです。
ではさっそく見てみましょう! ARuFaの母親が作ったキャラ弁……
こちらです!
弁当箱がパイナップル型……?
パカッ!

「ん……?」

「これ、何のキャラクター?」

「……あっ! わかった、これ上下逆に見るんだ! ほら、星のカービィのデデデ大王だ!!」
※デデデ大王=任天堂のゲーム『星のカービィ』に登場するキャラクター

「あぁ~! ほんとだ、デデデ大王だわ!」

「手足ちっせぇ~!」

「なんでカービィなんだよ。しかもなんでデデデ大王なんだよ」

「僕、ゲームってほとんどしないんですけど、子供の頃からカービィだけは死ぬほどやりこんでたんです。たぶんそれを把握してたんでしょうね……」
|母からのメール
息子からキャラ弁を頼まれたので、息子がよく言っている『デデデ大王』を作りました。最初は唇を魚肉ソーセージにしていたのですが、あまりにも生々しくなってしまったので、チーズかまぼこに変えました

「お米もちゃんと青いですね。何を使ってるかわかりませんけど」

「凝ってるなぁ」

「おいしそう!でもこの弁当、野菜ゼロだね」

「味はどうなの?」
「もぐもぐ……うんめっ!」

「明太子、たまご、ミートボール、チーかま……子供が好きそうなものをちゃんと選んでる」

「明太子が入ってたら何でもおいしいですね」

「作り甲斐がなくなるようなこと言うなって」

「あと……」

「チーかまの断面図ってこんなにキモいんですね……」

「チーかまの断面図、初めて見たけどやばいな……」
No.2:まさにお手本! 料理上手な義母のキャラ弁
続いてはWEBディレクターのまきの。キャラ弁を作ってくれたのは義母(奥さんのお母さん)。かなり料理が上手とのことだが……?
お義母さんが作ってくれるご飯は食べる度に泣きそうになるぐらい美味しいので、味の面では100億パーセント問題ありません。ただ、キャラ弁は初めて作るそうなので、「弁当でキャラクターを表現する」という美的センスは未知数ですね。
まきのも作品の指定をしなかったので、フタを開けるまでどんな弁当が飛び出すかわからない状態。
料理上手なお義母さんは、キャラ弁作りもうまいのか……?
こちらです!
ドーン!
「あ、アンパンマンだー!!」

「再現度たけー!」

「まさに王道! ザ・キャラ弁という模範解答ですね」

「盛り付け方も良くないですか? 配色がきれいで、“料理がうまい人”のにおいがする」
|母からのメール
キャラ弁を作るのは初めてでしたが、楽しんで作ることができました。アンパンマンの眉毛(?)のカットにはこだわって、かなり時間を使いましたね。ただのアンパンマンじゃつまらないので、実はある仕掛けがしてあります!

「仕掛けってなに?」

「アンパンマン食べてみてよ」
「むぐむぐ……ん!? なんだこれ!」

「中身があんこだーッ!! そして米はもち米だ!!! うっめー!」

「つまり“おはぎ”ですね。デザート付きの弁当って良いなぁ」

「アンパンマン好きだったの?」

「アンパンマンの無表情のLINEスタンプをたまに送る程度です」

「左下の緑色のやつは、アンパンマンクローってこと?」
正義を執行するため、クローを装備したアンパンマンのキャラ弁でした
No.3:サイバーパンクなあの名作がキャラ弁に!
三番手はライターのギャラクシー。ギャラクシー自身も43歳と最年長であり、その母も今回最高齢の70代!
母親がかなりお婆ちゃんなんで、説明してもキャラ弁という概念をまったく理解してくれませんでした。というわけで大好きなアニメ『攻殻機動隊』の画像を見せて「そういうイメージの弁当を作って」とリクエストしたんですが……不安しかありません。
ギャラクシーが参考画像として母親に見せたのがこちら
ではさっそく見てみましょう!
こちらです!
ゴゴゴゴゴ……
ドギャーン!
「わっはははは!!」

「わははは、少佐だ!(少佐=草薙素子=攻殻機動隊の主人公)」

「努力したっていうのはめちゃめちゃ伝わってくる! からだは“はんぺん”で作ってますね」

「我が母ながら、まさか乳房をウインナーで表現するとは……」

「弁当として見ると野菜も多いし、かなりおいしそう。周りの牛肉もオカズとして最高だと思います」

「銃、イカかよ」

「目がアサリなのもすごいよね」
|母からのメール
息子から参考にと写真を渡されて、驚いたのは、女性なのにおちちを出していることです。それが特徴だと思ったので、ウインナーで表現しました。また、渡された写真は背景がビル(?)でしたが、華やかにするためトマトやほうれん草を配して“お花畑”にしてみました。

「なんで攻殻機動隊なのに、勝手にお花畑にしようと思ったんだ」

「キュウリで作った髪の毛が結構すごいな。昔から細かいことが好きだったんですよね~。手品やったり、つまようじで姫路城作ったり」

「その情報、いる?」

「ウインナーって、乗っかってるんじゃなくて、はんぺんをくりぬいて埋め込んであるんですね!」

「おちちに力入れすぎ」

「ちなみに乳首の黒いやつは……山椒ですね。ちゃんと味のことも考えてくれてんなぁ」

「うんうん、この味だわ! 高校の時以来だから25年ぶりにオカンの弁当食べたけど、そうだったわ。こんな味だった」

「おいしいってこと?」

「キャラ弁としての見た目はドヘタクソだけど、味は良いです。懐かしいなぁ……」

「ギャラクシーさんの見た目と相まって、出所したての人みたいですね」
No.4:お嬢様の弁当? 工夫を凝らしすぎたキャラ弁
四番手はオモコロライターのみくのしん。母親はまだ50代と若く、しかも料理が趣味という。すごいキャラ弁を作ってくれそうな……?
作品のリクエストは特にしてないんですが、料理が趣味なのでまずいものにはならないでしょう。“見た目が凝った料理”を作るのは得意な方だと思うんで期待してます。
ではさっそく見てみましょう!
デーン!

「でかっ! 重箱!?」

「アニメのお嬢様キャラじゃん」

「もしくは偏執的に主人公のことが好きなヤンデレキャラ」

「母親もかなり張り切っちゃったみたいで……。じゃあ開けますよ? 一段目はこれ!」
ズーン!

「きれいだけど、丸いおにぎりは何のキャラクター?」

「鋼の錬金術師のアルフォンス……?」

「ちょっとわからないので、2段目開けてみます!」
ズガーン!
「おおおぉぉ~~!!!」

「1段目がたまごで、2段めがカラを割ったヒヨコになってるわけね! 色鮮やかだし、良い弁当~!」

「これは……お見事!」

「自分の息子に対して、まだまだ大人になりきれてないぞ!っていうメッセージなんでしょうね」

「チャーシューがおいしそう! でもなんか普通のチャーシューと違いますね。白っぽい?」
どういうお弁当にしようか、考えてもなかなか思いつかなくて困りました。結局、色んなものが生まれたり咲いたりする、春……「3月」をイメージして作りました。注目してほしいのは、自家製の鶏チャーシューですね。ジューシーだけどさっぱりしてておいしいんですよ!

「自家製のチャーシューってすごいな。しかも鶏肉を使うことでお弁当の世界観を統一している」

「何もかも最高。みくのしんの母親とは思えない」

「こんな弁当作ってくれる母親から、なんでG.I.ジェーンみたいな息子が生まれたんだ」

「性別をまたいだ悪口を言うな」

「この黄色い丸いやつは、うずら?」

「うずらをカレーで味付けしたものですね。うちの家ではよく出るんです。見た目は『なんだこれ!?』ってなりますけど、おいしいですよ」
ウインナーから卵が出てくるというセクシーな手法
おにぎりを食うG.I.ジェーン。パーカーの柄なんとかしろ
No.5:まさかのミステイク? 弁当あるある
最後はオモコロ編集長の原宿。母の料理の腕前は「圧倒的普通」とのこと。ごく普通の主婦が初めて作るキャラ弁という、企画にはピッタリのお母さんだ。
「キャラ弁」という文化は知っていたようだったので、特に何の指定もせずに自由に作ってもらいました。母親は相鉄線の二俣川駅で、「リフレッシュサロンai」という整体院を営んでいるので、お近くの方はぜひ足をお運びください。マッサージの腕は確かです。以上、実家の宣伝でした。
ではさっそく見てみましょう! 良いところも悪いところもないという母親のキャラ弁……
こちらです!
ゴゴゴゴゴゴ……
ザシャアアァァ!
「…………???」

「どういうこと?」

「ただの三色弁当にしか見えないんだけど、何かのキャラクターなの?」

「え~っと、僕もよくわからないのでメールを見てみます」
|母からのメール
最初はミッキーマウスのお弁当にしようと思いましたが、難しそうだったのでお花畑に変えました。茶色い地面を鶏そぼろで表現したので、そこから自然に「三色弁当にしよう」と思いました。本当は花の後ろを山脈にしたかったけど、やり方が分からなかったです。

「花畑……を作ってくれたみたいですが、どうやら僕が実家から運搬する時に、グズグズに崩れてしまったようです。リュックに入れなければよかった」

「なんでリュックを選んじゃうかな」

「弁当運ぶ時に一番使っちゃいけないカーゴでしょ、リュックって」

「お弁当あるあるですね」

「お米に何らかの汁が染みてベチャベチャになるとかね」

「それがラップにくるまれたフルーツの汁だったら最悪ですよね」

「弁当って、大人になって初めてありがたみがわかるんだよなぁ、毎日こんな手間かけて作ってくれてたんだなぁって……」

「ですよね~。お花畑キャラ弁の味はどうですか?」
「………………」

「二口で飽きる」

「カスかよ」
意外なキャラ弁が多数登場したお披露目会、デザートは……
お披露目会も終わり、キャラ弁試食会が開催されました。この表情でおわかりの通り、みんな本当に楽しそうでした!
それぞれのお弁当を交換。みくのしんの「ひよこ弁当」、まきのの「アンパンマン弁当」は特に人気でした
ARuFaとお揃いになったデデデ大王
想像していたものとは違う作品があったり、考えもしなかった素材(銃をホタルイカで表現など)があったり。
「キャラ弁」でお願いしたのに、それキャラ弁なの!?というものもありましたが、どれも美味しかった~!
さて、名前を聞いて想像していたものと違うけど 食べてみればおいしいと言えば……
2017年3月28日に森永製菓『ひとつぶくだものグミ』という商品が発売されました。
森永製菓『ひとつぶくだものグミ』<パイナップル>
みなさんは『グミ』と聞いてどんな食感と味を想像しますか?
『ひとつぶくだものグミ』は、その想像とはまったく異なる食感と、想像を超えるおいしさのグミなんです!
キャラ弁を食べ終わった面々に食べてもらいましょう

「え? これ、グミなの?」

「なんだこの食感! 想像してなかった噛み心地……」

「でも……でも………」
「お~いし~い!!!!」

「これうまいですね! 口に入れた瞬間はグミなのか何なのかよく分からなくて、違和感ありましたけど」

「うん、確かにおいしい。でもこれをグミって呼んでいいの??」

「もはやグミではないですね。グミを超えたなにか」

「マジでパイナップル食べてる感覚。パッケージにも書いてあるけど、確かにシャキシャキしてるわ。これを作れる森永製菓ってすごくない?」

「こうして想像を超えたものに出会うって、わくわくしますよね! そうだ、これからみんなで、わくわくを探しに旅してみません?」

「それ、いいジャン?」

「どんな意外な素晴らしさに出会うか、楽しみですね」
こうして我々は会場をあとにし、旅に出たのです
想像を超えたグミの余韻に浸りながら――
さぁ、次はどこに行こうかしら……?
『ひとつぶくだものグミ』は全国のコンビニやスーパー、ドラッグストアで発売中!
みなさんも店頭で見かけたら手に取って「グミじゃない!!」という新しい体験をしてみてください。
なお「ひとつぶくだものグミ」発売に合わせて、過去にオモコロでも記事を書いていた上田啓太による「3人のグミが織りなす珠玉の恋愛小説」が特設サイトで公開されています。是非そちらも合わせてご覧ください!
(おわり)