原 告 全 面 勝 訴
「ヒャッハー!!ゼニやー!ゼニころたんまりもろたでぇ~!今日はソープランド祭りや!オプションもつけたる!!延長だってしたるでぇ~~!ヒャッハッハァ~!!」
高らかに勝利宣言をする僕。
しかし、そんな僕を苦々しい顔で見つめる一人の男が居た…!
原宿「ヨッピーの野郎…!」
原宿「貴様ァーッ!オモコロの編集長は俺だ!!という事はオモコロにアップした画像の権利は俺のもんじゃねぇか!!さっさと分け前寄越せや!!!!!」
「ヒ、ヒィ~ッ!」
原宿「あれ…?この縄は…?お前、ちょっと脱いでみろ!!」
「とうとう、ワイの秘密がバレてしもうたか…。」
原宿「ヨッピー、ひょっとしてお前、本物の…?」
「ワイは、ワイは実写版変態仮面がやりたかったんじゃあ!!電車の中で縛られた事もあるし、国会議事堂の前でオナニーした事もあるし(※1)、半裸で原宿を歩いた事もあるんじゃあ…(※2)実写版変態仮面の記事が出た時、【こりゃ、主役の変態仮面はワイにしかでけへん】そう思ってたんじゃあ…。それなのに、あんな役者を使いよってからに…。」
※1 オモコロ特集「いつでもどこでもオナニーが出来る画期的な商品を発明した」を参照。
※2 オモコロ特集「ファッション関係者は本当にファッションを理解しているか検証する」を参照。
「だから、この話が出た時に、ええ気味や!って思って脅迫するような真似に出たんや…。」
原宿「なるほど…。そういう事か…。でも、それなら、そのお金は、変態を普及させるために使うのが筋じゃないか?ソープランドに行っても一時の快楽を得られるだけ…。それなら、変態が住みやすい世の中を作るために使う方が、有意義なんじゃないかな…?」
僕「つまり…?」
「そのお金でパンティを買って、みんなに配ろう。」
「原宿さん…。」
そして決行当日。
最寄りのしまむらに向かい、パンティを入念に選別する。
厳選された、上質なパンティをみんなに届けるためにチェックは怠らない。
まずは外観。
匂い。
そしてかぶり心地。
こうしてチェックをくぐり抜けた上質のパンティ100枚を選び抜き、
パンティの配布会場として選ばれた渋谷モヤイ像前に、僕は向かった。
2013年4月27日午後7時30分
渋谷モヤイ像前