東京・秋葉原。
制服姿の少女たちが並び、客引きをしています。
女子高校生とデートをする「JKお散歩」。
女子高校生の鶴を折る姿を見学する「JK作業」。
このような「JKビジネス」が今、全国に広がっています。
かつて秋葉原でJKリフレの店長をしていた、この男性。
現在は新しい仕事をしているといいます。
何故、JKビジネスを辞めたのでしょうか。
JKビジネスを辞めてから1年。
彼は今、どのような暮らしをしているのでしょうか。
その実態に迫ります――。
元JKリフレ店長 現在の仕事は…
東京・蔵前。
隅田川が流れる東京の下町で、男性は新しいビジネスを始めたといいます。
乙女チックなベッドが目立つ、この部屋。
ここでどんな仕事をしているのでしょうか。
5分ほどすると、男性がもどってきました。
カツラ、衣装、ショルダーキーボード……。
これは一体どういうこと?
TK。1990年代の音楽シーンに旋風を巻き起こした音楽プロデューサー・小室哲哉のイニシャルです。
男性は「TKのことが大好きなんです」と語ります。
でも、TKのコスプレで何をするの?
勢いで始めた“TKリフレ” 利用者はいまだ現れず…
「TKリフレって何ですか?」
我々はそう尋ねずにはいられません。
「小室哲哉の格好でリフレクソロジーをする。内容はJKリフレとさほど変わらない」
男性はそう言います。
男性は一念発起して、今年の1月にTKリフレ第1号店を開店しました。
どのような人が、TKリフレを利用しているのでしょうか。
えっ? 一人も?
それで生活は成り立つの?
“TKリフレ”を体験 はたしてその内容は…
1月の開店以来、誰にも施したことがないという「TKリフレ」。
その内容はいかなるものなのでしょう。
「やってみていただけませんか?」
そう尋ねると、男性は快く応じてくれました。
性的サービスではないため、お触りは厳禁。
「純粋に添い寝を楽しんでもらいたい」
男性はそう強調します。
「では、じゃんじゃん施していきましょうね」
男性にそう促され、番組スタッフはされるがままに施されてゆきます。
煌煌と輝くスカイツリーを眺めながら、
番組スタッフは男性にこんなことをたずねてみました。
TKお散歩。終わりの時間がやってきました。
サービスはこれですべて終了です。
新ビジネス“TKリフレ” どう見る?
軽部 TKリフレ。陸江さん、ご覧になっていかがでしたか?
陸江(評論家) そうですね。言いたいことは全部で19点あります。まず1点目。女子高生を巻き込んでいないという点でJKビジネスよりはマシというレベルであって、とてもじゃないけど賞賛できるようなサービスではないということ。スタッフが実際にサービスの体験をしてましたけど、ずっと退屈な顔してましたよね。満足度調査したら多分0点ですよ。サービス業をなめてるとしか思えません。客に対しても失礼だし、TKに対しても失礼ですよ。次に2点目。TKが好きって言ってたけど、全然熱が伝わってこなかったということ。にわかファンなんじゃないですか? あんな中途半端なモノマネして。キーボードだって適当だったじゃないですか。サービスの内容だって「TKである必要性」がまったく感じられませんよ。中途半端に「GET WILD」だけ入れちゃって。それならTKの曲を全曲弾けるようにするとか、TKのこれまでの衣装を全部用意するとか、もっとやりようがあったんじゃないの?
軽部 聞くところによると、あの衣装は TM NETWORK の『DIVE INTO YOUR BODY』のジャケットを参考にしたと言っていたようですね。
陸江(評論家) 3点目。本人は「またJKビジネスをやるかもしれない」と仰ってましたけれども、JKビジネスを辞めたきっかけが「罪悪感」でしたよねぇ。それなのにお金がないからまたやるかもって、なんか矛盾してませんか? この人には信念とか誠意とかがまるで感じられない。本当に罪悪感があるなら「少女買春の撲滅運動をする」「売春で傷ついた少女のサポートをする」とか、もっとやるべきことが見つかるんじゃないですかね? だいたいね、JKの「J」を「T」に変えてみちゃいました的な安易な発想が私は気にくわな…
軽部 陸江さん、そろそろお時間が……
陸江(評論家) あぁ…失敬失敬。
軽部 お別れの時間がやってまいりました。来週のザ・フィクションは「元TKリフレ店長による新ビジネス」の実態に迫ります。それでは、また来週。