映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』公開に先立って、オモコロライターのみくのしんとダ・ヴィンチ・恐山の2人が試写会にお呼ばれしました。

この記事では、その試写会の様子と、上映後の2人の感想をお届けします。

 

オモコロ編集長。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は第1章だけ読んだ。

オモコロ編集部。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は全部読んだ。

 

なんかすごいとこ来ちゃったな〜! 

今回は我々2人だけの貸し切り試写会みたいですね

マジ!? いま、僕らの目の前には関係者の大人がわんさかいるのに?! スクリーンで映画を見るのは僕らだけなの!?

そうです。そして、この場で黄色い服を着てるのもみくのしんさんだけです

記事には写せないけど、このまま料亭に行けそうな格好してる人ばかりだ

 

急にすげぇ緊張してきた……。恐山さん、僕やばいかもしれません

そんなにパニックになられると、私も緊張してきちゃうな。ちなみにみくのしんさんって、原作は最後まで読んだんでしたっけ?

いや、実は第1章までしか読んでないんですよ! だからこの後どうなるか、本当に全くわかってないです

 

ただ、絶対にとんでもないことが起きる気配だけはプンプンしてます

その状態で観れるの羨ましいな〜。私は最後まで内容を知っているので、あの壮大な話をどうやって映像化するのか、めちゃくちゃ気になってます

自分たちで言うのもなんだけど、ちょうどいい2人だな。……それじゃあ、さっそく見させていただきましょう!

 

よし! プロジェクト・ヘイル・メアリー! みるぞ!

 

 

 

 

 

 

なんだよこの空間!

貸し切りとは聞いてましたが、こうなると緊張しますね

もっとみんなでコーラとポップコーン片手にワイワイやろうよ!

マキマさんとの休日デートみたい

 

緊張してきた〜! ちょっと恐山さんに提案なんですけど……

? はい、なんですか

僕、怖くなったり感動したりしたら、思わず手繋いじゃうかもしれないです。なので、そんときは力強く握り返してください

いやです

 

ブーーーーー

あ、もう始まるみたいですよ

ドキドキしてきた……

 

 

 

 

ということで、みくのしんと恐山の2人は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を鑑賞へ!

 

 

 

 

やばかった……

 

ということで、無事に鑑賞終了!

普通なら、このあと晩ご飯でも食べながら、ゆっくり感想会……と行きたいところなのですが、今回はエンドロールが終わって「30秒後」のタイミングで感想会を実施しました!

映画を観終わってホカホカ状態の2人の様子は、以下の動画からお楽しみください。

 

 

めちゃくちゃ号泣してました。

以下、動画に収まりきらなかったトークをちょっとだけお届けします。

ネタバレありでアツい気持ちのまま語っているので、文章を折りたたんでおきます。気になる方は読んでいってください。

 

▼動画に収まりきらなかったトーク(タップすると開きます)

こんな話だったんかい!! 全然知らなかった!! ロッキーのことなんて、誰も教えてくれなかったじゃん!!

原作ファンも、「ロッキーとの出会い」は一番伏せてる情報ですからね

その気持も分かるけど! ロッキー出てくるなら言ってよ!! 俺、こういう映画大好きだって!!

映像で見るロッキーは良かったなぁ〜! 本当に「誰かのために頑張ろう」って素直に思えましたね

俺も、またロッキーに会いたい。可愛くて、勇気があって、誰よりも友だちで……。ダメだ、俺はあいつのことが好きすぎる

 

みくのしんさんは原作を読んでないんですよね? そういう人でも楽しめたというのが、原作勢からするとすごく嬉しいです

そうは言っても、僕も原作の第1章までは読んでたんですよ? でも、今思うと、読んでないのと変わらないレベルだったな

第1章というと、物語の舞台が宇宙であることに気付くところですっけ? すごいな。映画だと1分で通り過ぎるところだ

いや、本当にそうですよ! あんなに面白かったのに、本当に全体の1%にも満たないって分かった瞬間、鳥肌たちましたもん!

横の席だったから、みくのしんさんが息を呑む音も聞こえてましたよ。後半は、ずっとグスグス泣いてましたね

ネタバレ厳禁の雰囲気とかもあって、ちょっとむずかしく捉えていたんですけど、もうめちゃくちゃ単純にまっすぐ面白かったです! 子どもの頃に観た宇宙映画のワクワクとか「すげー!」が、大人になってもそのまま体験できたことがすごく嬉しかったな〜!

 

原作を読んでた恐山さんからはどうだったんですか?

いやもう、めちゃくちゃ良かったです。話が面白いことはすでに知ってたんですが、それもバッチリ描かれてましたし。そのうえで、小説では文字として書かれていなかった情報が、空間として目に入ってくるので迫力がありました。本当に「宇宙に行って、帰ってきた」という感覚になるというか

わかるわ〜! 俺も、何度も「宇宙怖ぇ〜!」って声出しそうになってたもん!

原作だと、なんだかんだグレースの脳内実況があるから、明るいノリで読めるんですけど、映像ではそれがありませんからね。宇宙で孤独に生きることの不安とか寂しさは、より痛切に感じたかも

だからこそ、誰かといる喜びみたいなものもより一層感じられたんだろうなぁ……。いやぁ、めっちゃいい映画だった……

◆◆◆

 

ということで……

 

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』最高!!

こんなに心から「最高!」って言える映画でよかった!! 本当にありがとうございます!!

この写真だけ見られたら、最高だとは思ってもらえないでしょうね

本当なんです! 信じてください! 原作を読んでも読んでなくても、絶対面白いです!!

同感です。私もさすがに泣いちゃったな……

 

映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は2026年3月20日(金・祝)に日米同時公開!

みんなもぜひ映画館に行って、彼らと同じ気持ちになりましょう!

 

おまけ

最後にみくのしんによる映画の感想文を掲載してこの記事の締めとさせていただきます。

興奮冷めやらぬ状態で書いたものなので、人によってはやや読みにくいものになっているかもしれません。しかし、彼の思いがそのまま伝わってくるようなアツい感想文でもあります。

せっかくですし、そのまま掲載しますので、よかったらご覧ください。

 

あえて言わないけど、疲れてしまっていることは、ある。往々にして。

それでもそんなことを言ったって意味がない。だから、他人に「疲れた、疲れた」などと愚痴をこぼすのをいつの日かやめた。

けれど、突然、帰り道に目の筋肉が緩んでくることがある。力を入れれば景色は見えるんだけど、そうするのも面倒でボヤけて4つに割れる街灯の灯りを見たときに、「疲れた」と言うことはある。

気づくと自分のために頑張ることはあまりできていない。仕事柄というのもあるのか、いつも誰かを気にして、それで感情の波が出るような日々を迎え続ける。

誰かの心配はするのに、自分のことは、あんまり別にいいか。って感じ。風邪を引いた人には病院に行けばと言うのに、自分はまぁ我慢すればいいかという具合。

みなさんも多かれ少なかれそうだと思います。

 

プロジェクト・ヘイル・メアリーの映画を見ました。

これがもう本当に本当に面白かった。楽しかった。ビックリした。もう、おしっこ行かなくたっていいんだぜ? ってくらい後半からずっとぼろぼろ泣いてました。

僕の涙が蛇口だったら、雪の降る地域でも凍らないよ? それくらいもう、タパパ、タパパと。

 

まず、僕が読んだ第1章は、映画では1分もかからずに過ぎ去っていくことに驚きました。

まじかよ。あんなに面白かったのに!? ここを短くしていいの!?

と思う間もなく。あ、本当にいいんだ!? ここを短くしても、その奥にこんなん用意してたんだ!?? そんでもって、こんな物語だったのか!? こんなの、もう! みんな絶対好きだよ!

 

原作はものすごくファンも多いとのことで、ネタバレ注意みたいな雰囲気も強いというのは聞いていました。

たしかに、この感動、このドキドキワクワクはある程度伏せて、はじめての状態で観た方がいいかもしれない。かまどがそうしてくれたように。それはそうかもしれない。

だけど、映画を見終わって、そんなのマジで気にすることじゃないじゃん。とも思いました。

もし原作を読んでいなくても、それを愛する人のことを想うのはいいけど、わざわざ肩身を狭くする必要は、一切ないと言ってもいいでしょう。だってどんな作品もそうですからね。

この、ドキドキワクワク。ちょっとやそっとの情報では、がっかりしないよ! というか、ドキドキワクワクなんですよ! みんな知ってた!? 分かってたこれ?!? ドキドキワクワク映画なんだよ!?!?

 

SFっていうもんだから、腕組んで口元をへの字にしながら、ムーっと根詰めて勉強! みたいな物語かもしれないと思ってたところはありました。

正直、「そこで、みなさんご存知の算数(僕が到底分かるはずのないレベル(算数なのにアルファベットとか出てくるやつ(あれ、なに?)を応用して──」とか「最初の方にチラっと説明したからもう言わないから進めるね? んで──」みたいな、ちょっと頭がよくないとついていけないものなんだろうな。と思ってました。

だけど、全然そんなことなかった! SFはむしろスパイス! カレーに入れるローリエ!のような存在じゃん! ってことに気づいて、なんだか嬉しくなりました。こないだかまどが「SFは『人間』が浮き彫りになるから好きだ」と言ってましたが、本当にそう!!

 

僕は人間が好きです。

気をつけていても出てきてしまう、その人のやらかい人間性のようなものが見えたとき、どうしようもなく安心するのです。

特に鍋なんかをしてるとき、いくらカッコつけてても、かわい〜く見られようとしても、溢れ出てくるものが、あります。

誰かに取り分けてあげるのか、うわーいとはしゃいでお肉をたくさん取るのか、そのはしゃぎっぷりもお肉を黙って取ると誰かに何か言われるから、あえてはしゃいだふりをしてるのか。「うまいなぁ」と必要以上に声をだしてツユをめちゃくちゃ飲んでしまって〆の麺を困らせる人だったり。いろいろな人間がみえてくるのが好きなんです。

実は、SFも、そんな人間らしさを見れる1つのきっかけに過ぎないのだと気づきました。

この、プロジェクト・ヘイル・メアリーという鍋を通して、どんなときでも優しく、軽やかに、真剣に、まっすぐに、生きる人間が見えてきたのは、最近のどんな出来事よりも嬉しかった! 最高だ! 

 

僕が読んだ第一章でも感じていた主人公の理想の真実のような生き方。まっすぐに今の状況を懸命に一人で前向きに生き抜くその姿と、その困難を、心でつながる誰かと突き抜ける。

人生のいっっっっっっっっっっっっっっっっっっちばんの大事なところがもう、いっぱいで。いっぱいで。

そんなわかってるって、という照れくささで明日からやればいいと思っていたところに、ハッと目を覚まさせられるような映画でした。

 

めちゃくちゃ疲れた日でも、誰かのために。それに耐え難くなっても。まっすぐと。手前じゃない、本当の奥の奥にある大切なゴールを忘れずにブラさずに黒目を固定して、自分も誰かの大事な人だということを握りながら、心より自分と、自分を信じてくれる人を大切に大切にしていこうと思えました。

僕は生きることや人間への愛着が好きなのですが、まだまだ奥行きがあったんですね。本当に感服しました。

あー、もう。お前ら最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

僕もこれからもっとごきげんに生きる! また3人で宇宙行きたいね!!!

 

 

以上です。