はじめに
全国のラーメン好きの皆さん、こんにちは。
突然ですが皆さん、「手らーめん」をご存知でしょうか?
ググったそこのあなた!残念ながら答えは見つからなかったでしょう。
そうです。インターネットにもどのグルメ雑誌やレシピ本にも載っていない幻のラーメンが存在するのです。それが「手らーめん」です。
今回は「手らーめん」開発者の方に特別に撮影の許可を頂き、その作り方を教えていただきました。
でもまずは映像を見る前に、彼が手らーめんを始めようと思ったきっかけや、このラーメンにかける情熱を伺いたいと思います。
「手らーめん」開発者インタビュー
手らーめん開発者の方。定番の腕組スタイルでこだわりの強さが伝わってくる。お店はまだ無い。
―こんにちは。本日はよろしくお願いします。
「どうも。よろしくお願いします」
―さっそくですが、手らーめんとはいったい何なんでしょうか?
「はい。手らーめんは、素手で作るラーメンのことで、私が長年の研究の末に開発したものです。業界でもごく一部の人しか知らない幻の製法となっています」
―なぜ素手でラーメンを作ろうと思ったんですか?
「食材を手でちぎると味が染み込みやすくなるって言いますよね。なので全て手で調理したら間違いなく美味くなるだろうと思ったのが一つ。そしてもう一つあります。”手料理”って言葉、どう思います?」
―といいますと・・・?
「”手料理”って一般的に手作り料理のことを指しますよね。でも私はこの言葉がずっと引っかかってたんです。その“手料理”って、嘘じゃないかって。全部手で作ってこその“手料理”でしょ? その欺瞞(ぎまん)を許したくなかったので、今回すべて素手でラーメンを作ることを思い立ちました。苦痛を耐え抜いて生み出される料理こそが本当の“手”料理なんですよ」
―なるほど。でもラーメンって、煮えたぎるお湯とか使いますよね?
「使いますよ。100℃です」
―熱くはなかったんですか?
「めちゃくちゃ熱いです」
―ですよね。
「100℃のお湯に手を入れると、脳が感じる前に体が拒否反応を示すんですよ。『だめだ!大変なことになる!』って。ただこれ、私が一方的にライバル視してるだけなんですが、タイに200℃の油に手を突っ込んで唐揚げを揚げる人がいるんですよ(※リンク先衝撃映像注意)。いつかその人と対決するために100℃ぐらいで弱音を吐くわけにはいかないですね。300℃を目指しますよ」
―志が高いんですね。いつかは「手らーめん」のお店も作れるといいですね。
「“なんつっ亭”に対抗した、“なんつっ手”を作りたいですね」
―ん?
「それではご覧ください!動画でみる「手らーめん」の作り方です!」