この記事は2012年7月に公開された記事です。
以前に書いた特集でお伝えした通り、
現在僕は渋谷に住んでおります。
不動産屋のおとり物件に騙された
渋谷と言えば道玄坂なんかにはたくさんいかがわしいスポットがあるわけです。
例えば、
ラブホテル群
風俗の無料案内所
ファッションヘルス
出会いカフェ
そしてテレクラ
え!?テレクラ!?
まだあったんだ!?
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テレフォンクラブとは、電話を介して女性との会話を斡旋する店。通称テレクラ。おおよそ、個室で女性から店に電話がかかってくるのを待ち、その女性との会話を楽しむもの。個室にはティッシュペーパーが配置するなどされており、テレフォンセックスが行われる場合もある。基本的にはそれだけなのであるが、女性との交渉次第では機会を改め店の外で逢い引きを行うことや、性行為を行うことも可能である。
wikipediaより抜粋
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言われてみれば新宿とか池袋とかっていう繁華街でちょくちょく見かける気がするぞ…?
インターネット全盛の時代に、言っちゃなんだけど前時代的なテレクラがまだ現存してるってある意味凄くね…?
どういう層が利用してるんだろ…。
よし、行ってみるか。
キャピピピー!そんなわけで本日の特集は「いまさらだけどテレクラに行ってみたったwww」であります!
出会いカフェだのハプニングバーだのハッテン場だのって(僕の過去記事を参照)、「怪しいスポットには全部行く」をモットーに生きている僕なのでここは行かざるを得ないでしょう!
ちなみに僕は生まれてこの方テレクラには行った事がありません。
エロ本なんかにはレポートと称して、
「欲求不満の人妻とウハウハヒーハー体験!」みたいなヘタクソな漫画が載ってたりしてて、
「そんなわけないだろwww」とか笑い飛ばしながら読むのですが、
現存しているって事はそれなりに需要があるんだろうし、ひょっとしたら、あるのか…?
入店
まずは入店。受付のお兄さんに初めてである事を告げ、丁寧に説明をして頂きます。
1時間コース2時間コース、といった具合に時間別にコースを選ぶ事が出来るらしい。
2時間以上のコースだと外出が出来るらしく、良くわからなかったのですが、
「長い時間のコースがお得ですよ!」というお兄さんの口車に乗ってとりあえず3時間コースを選びました。
お部屋ではパソコンが使用出来るため、都の条例の絡みもあって身分証を提出する必要があります。
入室
じゃん。お部屋の中はこんな感じ。
よくあるネットカフェの個室みたいな感じですな。唯一違うのは机のド真ん中に電話が置いてある事。
でも、入ったは良いけど今の時代にテレクラなんかにかけて来る女の人なんて居るのか…?
と、その時!!
プルルルルル…
速攻電話が鳴ったーーーーー!!!!!
一人目:テレクラマスター
僕「…もしもし?」
姉「あ、どうもはじめましてー。アハハ。おいくつかしら?」
僕「こちらこそ。年は31です。」
姉「あらお若いのねーー。」
ここで僕、初めてテレクラを利用した事を正直に話す。
僕「そんなわけで何か失礼な事があったらすいません。」
姉「あらあら。良いのよー。っていうか貴方、凄く礼儀正しいわね!言葉使いも綺麗だし…。」
僕「いやいや、そんな事は…。」
姉「いやホントよ!気に入ったわ!今時の若い人は全然ダメだからね。実は私、旦那が昔テレクラの会社に居て、今は風俗を経営してるんだけど、昔はねー、テレクラマスターとか呼ばれてて、雑誌の取材とかに良く答えてたくらいの人間なんで、なんでも教えてあげるわよ。貴方良い人そうだし。お仕事は何してらっしゃるの?」
僕「ええと、ライターです。」
姉「あら素敵!なんでも聞いてちょうだい!」
なんだかわかんないけどすげぇ食いつかれとる。
僕「じゃあ、とりあえずテレクラを楽しむコツみたいな事があれば…。」
姉「いいわよ。任せて。貴方も、どうせ遊ぶなら美人な良い子が良いわよね?」
僕「はい。まあそうですけど…。」
姉「わかったわ。じゃあとりあえずコツを全部教えてあげる。」
この姉さん、やたらハイテンションで慣れなれしいんだけど大丈夫か。
テレクラマスター姉さんのテレクラ講座
その1:テレクラ利用者はほぼ割り切り(=援助交際)目的。男は風俗じゃなくて素人と遊びたいがために利用する。
僕「あ、じゃあかけて来る人も大体それ目的なんですね。」
姉「そうよ。女は暇潰しか割り切り希望のどっちかしか居ないわよ。貴方もライターならわかるでしょうけど、雑誌に載ってるような美味しい話は全部広告だから無料で美人とホテルへ、なんて話、実際にあるわけ無いわよ。」
いきなりのぶった切り!まあ前に行った出会いカフェもそうだけど、まあそりゃそうだよなぁ~~。
その2:近場からかけて来る人は業者かセミプロ
僕「え?なんでですか?」
姉「テレクラの番号って、女性からかける番号は他の店舗も共通になってて、どこの店舗に繋がるかはわかんないのよ。例えば貴方は今渋谷なんでしょ?それで今渋谷に居る女の子からかかってきたら【ラッキー!近い!】って思うかも知れないけど、そういう風にあなたにとって都合が良いような場所に居るのは大体業者とかデリヘル、セミプロの常連だと思って良いから。だって、こういうのって暇な女の子がかけてくるものでしょ?渋谷なんて何か目的があって来てるはずなのに暇だ、テレクラかけてみよう、って普通の子が思うと思う?自宅で貰ったティッシュ眺めてる内にかけてみた、とかならともかく。」
僕「うーん。確かにそうかも。」
その3:ラブホテルは使うな
姉「こういうの利用してると【私、安いホテル知ってるんで】とか言って決まったホテルに連れてこうとする人も居るんだけど、そういうのはやめた方が良いわよ。そういうのってバックにヤ○ザとかが居たりする事もあるから。自分達の息がかかってるホテルに連れ込んで、美人局とかそういう事してる連中も居るみたいだし。今はネットカフェやカラオケが主流ね。」
僕「主流とかあるんだ。笑う。」
その4:数字で聞け
姉「あと、女の子に身長とか体重とか聞くじゃない?その時にちゃんと数字で答えてくれる人は良いんだけど、【普通です】とか【ぽっちゃりかな】なんて風に言葉を濁す人はパスした方が良いわね。本当に太ってないならちゃんと数字で答えてくれるから。」
僕「勉強になるなぁ。」
まとめ
姉「そんなわけで、安全に、楽しく遊ぶんだったら【早い、近い、安い】みたいな条件の人はパスする事ね。美味しい話には裏がある、って事よ。」
僕「なんか牛丼屋のキャッチコピーみたいですねそれ。」
そんなわけでこのハイテンション姉さんからテレクラについて講義を受ける。
やべー!めっちゃ勉強になるわー!
っつーかこの人、なんなんだろう?
僕が入口で初めてって言ったからお店の人がどっかに連絡してかけてきたのかしら…?
姉「他にも聞きたい事があったら、なんでも聞いてね!」
僕「はい!ちなみにお姉さん、おいくつなんですか?」
姉「あ、ごめん旦那からキャッチ入った。ブツッ ツー・ツー」
いきなり切れた。えー!なんなんだ一体ーーー!
いくらなんでもタイミング良すぎるわー。確かに勉強になったけども!
とりあえずこのお姉さんの、「近い早い安いに気をつけろ!」を胸に刻んで、電話が鳴るのを待ちたいと思います。
2人目:セレブ気取り
僕「…もしもし?」
セ「あら初めまして。良い人は見つかったかしら?」
僕「いや、初めてなんで良くわかんないです。お姉さんは良い人見つかりましたか?」
セ「良いとか悪いとか、そんなの電話で話しただけでわかるわけないじゃない。人間は物じゃないんだから。」
僕「え…。」
なんかいきなりキレ気味で来た。
セ「なに?貴方は何してる人なの?」
僕「ライターですけど…。お姉さんは今日はお休みですか?」
セ「お休みなわけないじゃない。お休みだったらどこか旅行に出かけたり買い物に行ったりエステや美容院に行くわよ。テレクラにかけるような暇な生活してないわよ。」
僕「…じゃあお仕事中とか?」
セ「馬鹿ね貴方。仕事中にテレクラかける馬鹿がどこに居るのよ。」
僕「え…?じゃあ今何してらっしゃるんですか?」
セ「休業中よ。」
それって休みじゃないのか。
僕「あ、そうなんですね…。」
セ「そうよ。休業しててもお金は親がくれるからいいのよ。まとまったお金を貰って、旅行に行ったり買い物をしたりするの。テレクラかけるような暇な時間なんて滅多に無いわよ。残念だけど時間だけは皆に平等だからね。お金があっても一日が36時間にはならないわ。」
僕「そ、そッスね。」
あかん。なんか色々とアレすぎる。
僕「まあでも、頑張って良い人探します。」
「貴方本当に頭が悪いわね。テレクラにかけてくるようなのに良い人なんて居るわけないじゃない。有り得ないわよ。本当に頭が悪いのね。私、頭が良い人が好きなの。」
僕「あ、そうっすか…。すいません…。」
なんか一方的にディスられて終わった。なんなんだーー!会話が成立してねーー!
3人目:放火魔
僕「…もしもし?」
放「もしもし?おいくつですかー?」
僕「あ、31です。お姉さんはおいくつですか?」
放「フフフ。いくつぐらいの声に聞こえます?」
僕「うーん、同い年ぐらい?」
放「はあ?31なわけないじゃん!」
知らんがな。
僕「あ、そうなんですか…。じゃあおいくつなんですか?」
放「ほんと失礼よ!もうちょっと下よ!」
もうちょっとなら別にいいじゃねえか!
ちなみにこの人、ろれつが回ってなくてかなり危険な香りを漂わせておりました。
日本語もなんか変。
さっきから切れポイントが不明すぎる人ばっかりじゃないか…。
放「なに?お兄さんイントネーションが変だけど関西人?」
僕「あ、そうです。大阪出身なんで。」
放「私、関西人嫌いなんだよね。デリカシー無い人ばっかりで。」
僕「…なんかすいません。」
放「なんかデリカシー無い関西人のせいで関西弁も嫌いになっちゃった。なんかそういうの無い?私が前に働いてた会社でアンガールズの田中そっくりなセクハラ親父が居たんだけど、そいつのせいでアンガールズの田中まで嫌いになっちゃったww」
僕「は、はあ…。今はお仕事されてないんですか?」
放「うん。今はお休み中なの。うつ病になっちゃってね。色々薬とか飲んでるんだけど。」
僕「へえ。大丈夫なんですか…?」
放「大丈夫じゃないわよー。こないだなんて家に火をつけちゃって警察に逮捕されちゃったwwまあ色々病院に通ってたから精神的にあれって事ですぐ帰して貰えたけどwwwライター見てたら火をつけたくならない?」
まさかの放火魔発言に完全に引いているヨッピーの図
僕「いや、ならないですね。」
放「そう?私なんてすぐ破壊衝動が来るから大変よー。友達がお水とか飲んでたらグラス取り上げて叩き割ったりしちゃうし。ほんと大変。」
大変なのは友達の方だと思う。
4人目:近い早い安いの登場
僕「もしもし…?」
近「もしもし。」
この4人目の方、お店のすぐ近くに居て、彼氏と別れて寂しい、すぐに会いたい、との事。
ただし携帯が止められてて18000円分払わないといけないので援助して欲しいそうな。
僕「近い、早い、安いがキター!!」
ちなみに自称26歳、163cm48kg。
日本語が少し変なのが少し気になるのですが、記事的には誰かに会わないと示しがつかない所ですし、
どうせなら一番目のお姉さんに「危ないよ」と注意された条件の人の方が面白そうなので会いに行ってみる事にしました。
三人目までの毒電波ぶりに少々テンションがおかしくなっていた事は否定出来ません。
とは言ってもそういう約束をする気にはなれないので、「喫茶店でお茶でもどうか?」という条件で打診します。
「お茶だけなんて…、私今寂しいんですよ?」
なんですかそのエロゲ?余計怪しいわー!
とりあえず顔を合わせてお茶をしてみてから決めよう、という条件を出すと渋々オッケーを貰う。
「じゃあとりあえず待ち合わせ場所に来てくれれば私の携帯から○時に連絡するので」
携帯止まってるんじゃなかったのか。
合流
※流石に写真は撮れなかったので画像は割愛
僕「お待たせしました!」
「ウウン、ダイジョウブヨ」
やったーー!日本語がもっと変な人が来たぞーーー!!
見た目は確かに26歳くらいでスラッとした人でおました。
でもさっき電話した人とは違うような…?こんなに日本語がカタコトじゃなかった!
見た目は北東アジアって感じなんだけども…。
僕「どうしよう、とりあえずお茶しますか。」
「オチャ?オチャスルノ?オチャスルナラコッチネ」
僕「うん。あれ。さっき電話で言いましたよね?」
「…? オチャ?アレ?オチャダケナノ?」
僕「あれ?お茶してから決めようって言いましたよね?」
「チョットマッテ、チョットレンラクシテイイ??」
と言って携帯を取り出すお姉さん。
あれ。なんかちょっとこれ、やばくない?
なんだかわかんないけど元締め的なあれが…?
僕「ごごごごめんなさい!じゃあまたの機会にしましょう!」
「ウン、ワカッタ。」
車道を眺めながら哀愁を漂わせるヨッピーの図
この後、ビクビクしながらもお店に戻ったのですが、
5人目:やたら褒めて来て気が合うを連発されるも会うのを断ったら豹変して罵詈雑言を投げかけて来た26歳女性
で心が折れそうになり、
6人目:千葉在住の暇つぶしにかけてきた22歳の女の子(唯一まともに会話が出来た)
で少し持ち直すも、
7人目:テレクラなんてモテない男が利用するしクズしかいないという持論で延々説教してきた40歳
で完全に心を折られてとっとと退散致しました。
結論:テレクラは魔窟
そんなわけで…、
ヌく時はやっぱデリヘルやで!!!
(ヨッピー)
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