円高の続く昨今、海外旅行を企てる方も多いと存じますが、諸外国で見舞われる様々なトラブルにどう対処するか考えたことはおありでしょうか?

 

そして、万が一、見舞われたトラブルの最中に運命の異性に出会った場合、自分の言葉ではっきりとプロポーズできると言い切れますか?

 

今日は、実践的な例を丸暗記してプロポーズまでの自然な流れを掴みましょう。

 

 

 

 

①列車にて

 

 

 

あなたが列車に乗っていると、車掌さんが切符を確認しにやって来ます。

 

初めての海外旅行ではおのぼりさん丸出しであたふたすることも仕方ありませんが、

 

もし、車掌さんが女性でボーイッシュで芯ののある感じだったら・・・

 

プロポーズせざるを得ませんよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A: Would you please show me your ticket, sir?

 

(切符をお見せいただけますか。)

 

 

B: Sure. Here you are.

 

(もちろん、これです。)

 

 

A: (…) Okay. Thank you for your cooperation.

 

(確認しました。ご協力ありがとうございました。)

 

 

B: You’re welcome. Will you marry me?

 

(どういたしまして。結婚してください。)

 

 

 

 

言葉の丁寧さだけでなく、笑顔で相手の目を見ながらはっきりと発音するのが大事です。

 

ポイントはお礼に対して全く恩着せがましさを感じさせない寛大な態度から

 

スムーズにプロポーズに移行する点です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②レストランにて、注文していない料理が来たとき

 

 

 

言葉の通じない海外では特に多いトラブルです。

 

何も言えずただ注文と違う料理を黙々と食べ、プロポーズもできない・・・

 

そんな様では日本男児の立つ瀬がなくなりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A: Excuse me.

 

(すみません。)

 

 

B: What can I help you?

 

(いかがなさいましたか。)

 

 

A: I’m afraid this is not what I ordered.

 

(これ、注文したものと違うようなのですが。)

 

 

B: Oh, sorry.What was the right order?

 

(あら、ごめんなさい。何をオーダーなさいましたか?)

 

 

A: I ordered hamburger steak.

 

(ハンバーグです。)

 

 

B: Sorry for making a mistake. Could you please wait for a moment to prepare?

 

(失礼しました。料理をお持ちするまでもう少しお待ちいただけますか?)

 

 

A: O.K. I don’t care. So will you marry me?

 

(大丈夫です、気にしませんから。そして結婚してください。)

 

 

 

 

 

ここでも一つのミスを許す代わりに求婚するという、ひとつの

 

ギブアンドテイクが成立しています。

 

このような言い訳を与えることは相手にとっても好都合となり、

 

プロポーズの成功率は跳ね上がるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

③ビジネスの場で

 

 

 

海外でも仕事の関係で人と知り合うことも多いでしょう。

 

その場合、相手の異性が魅力的であり、求婚せざるを得ないと感じた場合、

 

仕事というフォーマルな関係を乗り越えたコミュニケーションが必要になるのです。

 

それには少し難しい手順が必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A: Nice to meet you, miss Cathy.

 

(はじめまして、キャシー)

 

 

B: Nice to meet you too.

 

(はじめまして。)

 

 

A: I’m from Japan.Please call me YAMADA.

 

(私は日本人です。山田と呼んでください。)

 

 

B: I’m from California.

 

(私はカリフォルニアの出身よ。)

 

 

A: Japan is peaceful country.

 

(日本は平和な国です。)

 

 

B: I’ve heard that somewhere.

 

(日本の平和さはかねてからお聞きしています。)

 

 

A: The Japanese is a race who emphasizes the tradition.

 

(日本人は伝統を重んじる民族です。)

 

 

B: People living in California emphasize the tradition so-so.

 

(我々カリフォルニアの住民は伝統をそこそこ重んじます。)

 

 

A: We Japanese eat miso soup and Natto every morning.

 

(我々日本人は毎朝ナットウと味噌汁を食べます。)

 

 

B: People living in California eat cereal every morning.

 

(我々カリフォルニアの住民は毎朝シリアルを食べます。)

 

 

A: Please marry me.

 

(結婚してください。)

 

 

 

 

 

 

このように出会いからプロポーズまでになかなかの手数を要します。

 

自分のプロフィールをばらすことによって相手のそれを探り、

 

互いに全てを晒け出した状態ではじめてプロポーズは成立します。

 

決して急くことのないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④原因不明の腹痛で病院に

 

 

 

食品衛生環境のきわめて悪い海外では原因不明の腹痛や嘔吐感に見舞われることは

 

頻繁に起こります。

 

そうなったとき、自分の病状を説明できないようでは適切な処置が受けられません。

 

また、担当の女医が求婚せざるを得ないほど才色兼備であり、他にない運命を感じた

 

としても言葉が通じなければ満足にプロポーズすることができません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A: I’m stomachache.

 

(私は腹痛です。)

 

 

B: How does it feel?

 

(どのような感じですか。)

 

 

A: But, that doesn’t mean my name is Stomachahe.

 

(だからといって、私の名前が腹痛というわけではありませんよ。)

 

 

B: O.K. What is wrong with you?

 

(わかりました。何がおかしいですか。)

 

 

A: I came here up to the serious stomachahe.

 

(私はここに深刻の腹痛のためやってきました。)

 

 

B: I know. You look like stomachache and you say you are.

 

(知っています。あなたは腹痛のように見えるし、腹痛だと言っています。)

 

 

A: I am the patient who came here because of terrible stomachache.

 

(私こそがここにひどい腹痛が原因でやってきた患者です。)

 

 

B: I am a docter and I shall treat it.

 

(私は医者であり、それを治そうとする者です。)

 

 

A: Stomachache is me and I am stomachache.

 

(腹痛は私であり、私は腹痛でもあります。)

 

 

B: You are stomachache and stomachache is you.

 

(あなたは腹痛であり、腹痛はあなたなのですね。)

 

 

A: Stomach is ache.

 

(腹は痛です。)

 

 

B: You have a stomachache and I know it.

 

(あなたが腹痛であることを知っています。)

 

 

A: I am well informed about stomachache.

 

(私は腹痛を熟知しています。)

 

 

B: I think you are right.

 

(あなたのいうことは正しいと思います。)

 

 

A: Because I have a stomachache now.

 

(なぜなら私は今腹痛だからです。)

 

 

B: It is right. But I am a doctor and I am also well informed about stomachache.

 

(それは正しい。しかし、私は医者であるので、私もまた腹痛について熟知しています。)

 

 

A: It is not true, because you don’t have stomachache right now.

 

(それは違います。なぜなら、あなたは今腹痛ではないからです。)

 

 

B: No, it’s not. I am also well-informed about stomachache because I also used to have stomachache.

 

(それは違います。私も腹痛について熟知しています。なぜなら、私もまた、かつて腹痛だったからです。)

 

 

A: Oh, that’s to the point.

 

(それは的を射ています。)

 

 

B: So, let me take a look.

 

(それでは診察を始めましょう。)

 

 

A: No, there’s no use doing that.

 

(いいえ、その必要はありません。)

 

 

B: Why do you say useless?

 

(なぜ不要だと言うのですか。)

 

 

A: It’s because the stomachache went away while talking.

 

(話しているうちに腹痛が治ったからです。)

 

 

B: That’s all for today. Take care of yourself.

 

(ではさようなら。お大事に。)

 

 

A: You too. Oops, marry me?

 

(あなたこそ。あ、結婚してください。)

 

 

 

 

 

 

 

ずいぶんと手数がかかりましたが、これだけウィットに富んだ会話で翻弄した後の

 

プロポーズが失敗する確率は皆無と考えて差し支えなさそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤ホテルでのトラブル

 

 

 

 

これまた海外旅行につき物なのがホテルでのトラブルです。

 

先方との意思疎通ができなければ文化の違いでいざこざが起きても

 

泣き寝入りするしかありません。

 

相手になめられてしまってはプロポーズもままなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A: Hey, are you guys are systematic thieves or something?

 

(おい、あんたたちは組織的な盗賊か何かなのか。)

 

 

B: What’s going on?

 

(どうしたんですか。)

 

 

A: The ten-dollar bill which I put on my desk this morning has disappeared.

 

(テーブルに置いておいた10ドル札が消えたんだ。)

 

 

B: We’re very sorry, one of our staff may have taken it for tip.

 

(申し訳ありません。我々のスタッフがそれをチップだと勘違いしたのかもしれません。)

 

 

A: I demand you serch for it right now.

 

(今すぐ探してもらおうか。)

 

 

・・・・

 

 

B: Excuse me, Mr.Yamada.We’ve looked for the lost bill, but no one has saw it.

 

(山田さん。申し訳ありませんが、我々でも探しましたがそのようなお札は誰も見かけていないそうですよ。)

 

 

A: It mustn’t be true! Someone has pilfered it.

 

(そんなはずがない。誰かがくすねたんだ。)

 

 

B: We’re sorry, but we can’t suspect our staff.

 

(申し訳ありませんが我々はスタッフを信頼しておりますので。)

 

 

A: Okay, it’s enough!Marry me.

 

(ちくしょう、もう沢山だ!結婚してくれ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?それほど難しくはなかったでしょう?

 

コツはプロポーズまでに自然な流れを作ることです。

 

他にも、夜道で暗がりから這い出てきて求婚する方法や、

 

迫りくる4トントラックの前に飛び出して死ぬ方法などもあります。

 

あなたなりの自然体なプロポーズライフでどんどん知らない人に

 

結婚を迫りましょう。