エントリーNo.6 永田(二代目王者・初代イベント王者)

 

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6人目は小顔に見せようと構図詐欺を働く永田。二度優勝経験のある理論派の盆強者ですが、三冠目をリックェに先に取られたことで焦っているとの噂が…。

 

 

「僕は今日、勝つためにここに来ました」

 

 

 

 

 

 

 

 

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●プラリネ 9個入り(成城石井)
●三色デコペン ソフトタイプ(共立食品)
●ハートミルクチョコ(成城石井)
●ミックスナッツ(みやさか食品)

 

 

 

 

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「いつもお世話になっている職場の先輩に、手作りチョコを贈りたかったのですが、このご時世さすがに手作りって重すぎて引かれる可能性もあります。

 

そこで市販のチョコに、デコペンでハートを描くことで、引かれない範囲で愛情を伝え、かつ手抜きでないこともアピールしました」

 

 

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「バレンタインデー、一緒にメッセージカードを贈るのは当然ですよね? 僕の字だと完全に男丸出しだったので、これは嫁に書いてもらいました。

 

盆の上にメッセージカードを載せちゃいけないなんてルールも、それを嫁に書いてもらっちゃいけないなんてルールもないですよね?

 

真剣勝負なのですから卑怯もクソもありません。むしろ自分の使えるものを全部出し切るのは当然です。それをせずに他人を卑怯だと叩く人間こそが一番卑怯なのではないですか? あ? なんだよ、テメエ? 文句あんのか?! かかってこいや!!! ぶっ殺す!!!!!!」

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「卑怯」

 

「そんなに勝ちたいかよ、卑怯者」

 

「さすがにこれが認められたら菓子盆の文化は終わる」

 

 

 

 

 

思わず「ず、ずっる~!」と声に出ました。

市販のチョコにデコペンでハートマーク。さらに手書きの手紙を添えて。こんなもの菓子盆では目潰し金的に値します。手紙の文章の温度感がまた汚い。責任をギリギリ相手に押しつけられる好意の示し方です。

また、いつもの永田さんらしい計算も所々に見て取れます。たとえば赤い包み紙のハートチョコです。ほかのむき出しのチョコはその場で食べざるをえないので、必然的に赤いチョコは持ち帰りになります。それにより「チョコを持って行く」という動作を自発的に、男の側にさせているのです。卑怯です。

いや、しかし、モンゴルナイフさんの盆でも言ったように、バレンタインデーはそれが許される日なのでしょう。菓子盆選手権は菓子の盛り付けで「想い」を伝える競技。そしてバレンタインデーは、チョコという菓子で「想い」を伝える日。パフォーマンスが場外へと及んでしまうのも仕方ないのかもしれませんね。

 

 

 

 

反則スレスレの行為も「バレンタインデーなら仕方ない」という判定が下されました! この闘いの行方は一体どうなる?!

 

 

 

 

 

 

エントリーNo.7 原宿

 

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最後の挑戦者は原宿。いつもカスみたいな盆しか作りませんが、今回こそは…。バレンタインデーに、奇跡よ起これ…!!

 

 

「片思いの先輩に思いを伝えるのはもちろんですが、同時に人類が犯した罪、これから与えられる罰について考えるのも重要ではないでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

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●フィギュア
●マシュマロ
●バター
●メガネ

 

 

 

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「タイトルは『男は山の上に立つだろう』です

 

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「怖ぇよ」

 

「何なの?」

 

「マジで何?」

 

 

 

 

破門です。

 

 

 

 

7回目の破門でした。平常運転です。

 

 

 

 

 

 

優勝者決定!

 

これで第七回菓子盆選手権、「片想い中の先輩に贈るバレンタインデー菓子盆」がすべて出揃いました。

 

果たしてバレンタインデーお菓子王の栄冠は誰の頭上に輝いたのか?

 

審査員のダ・ヴィンチ・恐山から、優勝者を発表いたします!

 

 

 

 

 

 

今回の菓子盆選手権の優勝者は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現役女子大生・やしろさんです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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第七回優勝は特別ゲストの優勝!! 菓子盆チャンピオンベルトがなんとオモコロ外に流出!! 起きてはならぬことが起きてしまいました…!

 

 

 

 

 

 

今回は「バレンタイン盆」という、あまりにも直球過ぎて頭を抱えてしまいそうなテーマです。

みなさんの盆から巡る智略が盆からにじみ出ており、見ているだけでスリリングでした。そして選考の結果、初参加の女子大生を優勝としました。理由を一言で表すとするならば「まっすぐだったから」です。

「バレンタイン仕様の期間限定チョコを乗せる」という行為、菓子盆をする者にとって少なからず抵抗があるはずです。なぜなら、まっすぐすぎるから。しかし今回に関しては、そのまっすぐさが剛速球を生み出したと思います。

「煩盆も凡盆も本盆にあらず(考えすぎた盆も挑戦のない盆も盆の本質からは外れている)」という言葉があります。菓子盆に一家言を持つ常連盆師の皆さんは、今回少し変化球を投げようとしすぎてしまったのかもしれません……。

 

 

 

 

 

 

 

 

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菓子盆初出場のゲストが優勝…。

無邪気の勝利…! 菓子盆ファイター達が今まで積み重ねきた研鑽は一体何だったのでしょうか? 一人ひとりがこの事実を重く受け止める必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ベルトがオモコロ外に流失してしまった菓子盆選手権ですが、今後も活動の幅を広げて参ります。

 

また、今後のテーマとして、「アメリカンな菓子縛り盆」、「菓子盆間違い探し」、「スピンオフ企画『ちらし寿司選手権』」などの企画も検討中です。

 

第八回の菓子盆選手権でお会いしましょう!

 

 

 

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メイク 菓子盆 グレート アゲイン……。

 

 

 

 

(おしまい)

 

 

 

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