夏、マンスーンです。
ここ数年、世の中ではアップルウォッチ、グーグルグラスなどの身につけるデバイス『ウェアラブルデバイス』が流行っています。
でもウェアラブルデバイスって
メガネ型や時計型ばかりじゃないですか?
さすがに同じ形態ばかりで飽きてきたし、もっと革新的なウェアラブルデバイスがあってもいいはずです。
そこで僕は考えました。全く新しい形を!!
それは……
アホ毛です!!!
二次元のキャラクターでよく出てくるアホ毛ですが、ただの特徴として存在しているだけではありません。
ぱにぽにだっしゅ!の片桐姫子、物語シリーズの阿良々木暦、這いよれニャル子さんのニャル子さんなどアホ毛が取れたり動いたり変形して感情表現をするキャラクターもいます。
アホ毛は情報をやり取りするウェアラブルデバイスといっても過言ではないのです。(たぶん)
そしてアニメキャラの様にアホ毛を介して自分の状態を他人に伝達してみたいと思いました。
というわけで
自分の心拍と連動して動くウェアラブルアホ毛を作ろうと思います!
製作開始
心拍を測るためのセンサーです。
指か耳たぶに付けることよって心拍データを取ることができます。
詳しい仕組みはまったくわかりません。
この心拍センサーはArduinoに繋げるだけで簡単にすぐ使うことができます。
スケッチ(動かすためのプログラム)も公式サイトで公開されているのでIQ2の僕でも大丈夫でした。
頭に取り付ける部分は100円ショップで買ったパーティー用光るカチューシャを使います。
せっかく最初からLEDが付いているのでそのまま残して心拍と連動して点滅するようにします。
次に黒のフェルトを切ってアホ毛を作ります。
アホ毛を動かす動力には『バイオメタルファイバー』を使うことにしました。
なぜなら名前がカッコイイからです。
性能もすごいので一応説明すると、室温だと柔らかいただの糸なんですが、電流を流すと硬化して収縮するという素材です。人工筋肉などに使われているものなのでモーターよりも動きがスムーズだし音も出ないし、省スペースで使用することができます。
カチューシャにアホ毛とバイオメタルファイバーを取り付けます。
フェルトの中は太めの結束バンドを芯として使いました。
電源関係を一つの基盤にまとめました。
Arduinoでバイオメタルファイバーを動かすためには電流が足らないのでMOSトランジスタというパーツを使って増幅させています。また、バイオメタルファイバー用の電源として昇圧DCDCコンバータを使って単三電池2本を5Vに昇圧させています。
殆どの人が何を言っているのかわからないと思いますが、僕自身もほとんど理解していないので安心して下さい。
スケッチは公式で用意されているものに2行くらい追加しただけです。
ついに完成
ウェアラブルアホ毛の完成です。
つけてみました。
アホ毛は3次元でも意外と違和感を感じません。(感じないということにしてください)
あとは指に心拍センサーをつけてスイッチオン!!!!
ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…
ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…
静止画なのかGIFアニメーションなのか判断できないくらいめちゃくちゃ地味ですがちゃんと心拍と連動してアホ毛が動いてLEDが点滅しています。
もちろん緊張したり興奮したりすれば心拍が早くなるのでアホ毛の動きも早くなります。
試しにHなビデオを見て興奮してみましょう。
DMMありがとう
ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…
んっ
ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!
早くなりました!
つぎに自分の預金通帳で残高を見てみることにします。
……。
ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…ビクン…
もうすぐ30歳だぞ…………。
ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!
まじで怖くなって心拍数がどんどん上がり、早すぎてバイオメタルファイバーの動きが追いつかなくなりました。
自殺しよっと。
今回は、おじさんがアホ毛をつけてるという見苦しい絵面になってしまいましたが、このウェアラブルアホ毛は是非女の子につけてほしいです。
でも仲のいい女性の知り合いなどいないので、仕方がなく家にあったマネキンの頭につけてみたのですが
…みた……のですが…
すごい怖いからちゃんと生きている人間につけてほしいなと思いました。
この夏はこのウェアラブルアホ毛をつけてくれるかわいい女の子を探す旅に出たいと思います。
誰かつけてくれーーー!!!!!!!