その日、オモコロ編集長 原宿は怒っていた。
「ちょっとマンスーン君!! 前回書いてもらったウ●コの記事ひどすぎるよ!! ウ●コがリアル過ぎるし普通に汚いし全然シェアもされてないし!!
もっとゴールデン街で飲んでる文化人たちが褒めてくれるような調度いいオシャレ記事を書いてよ!!!」
「はぁ!!??? 別に いいじゃないですか!! ていうかオモコロってチンコとウンコをどんどん出していくメディアじゃないんですか!?
最近オシャレなオフィスに移転したからって丸くなっちゃったんですか!? 丸くなるのは顔だけにしてくださいよ! 原宿さんもっと尖ったことしましょうよ!!!」
もはや殴り合い一歩手前。火花散るにらみ合いをする二人。
「あ、そうだ、ちょっと待ってください」
というわけで(どういうわけで?)『にらみ合うと火花が散るメガネ』を作りたいと思います。
使うのは100均で買ったおもちゃのピストルです。
引き金をひくとマシンガンの様な音と共に火打ち石とプラスチックの摩擦によって火花が出ます。
中身を取り出して必要のない「音が出る部分」と「引き金部分」を取り除きます。
そこにモーターとミニ四駆に付いていたギヤを取り付けて自動で回るように改造します。
ギア比とか詳しい事はよくわかりませんが、穴を開けてモーターとギヤを突っ込んだらなんとかなりました。
あとはひたすら死んだ目で同じ物を左右対称で2個ずつ作ります。
あとは同じく100均で買ったブルーライトカットメガネに作った火花ユニットとスイッチ、電池ボックス取り付けます。
そして…
『にらみ合うと火花が散るメガネ』の完成です!!
それでは先ほどの続きからご覧下さい。
もはや殴り合い一歩手前。火花散るにらみ合いをする二人。
「あああん??編集長コラ!!やんのかコラ!!!」
「おう!!やってみろや!!!!!」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチ
火花散るにらみ合いを続ける二人。
バチバチバチバチバチバチバチバチバチ
どっちが先に手を出すのか!?
この二人の喧嘩はいったいどうなってしまうのか!?
「あ、そうだ、またちょっと待ってください」
火花といえば線香花火っていいですよね。
大きい花火と違って静かに楽しめるし、小さな火の儚い感じとか好きなんです。
でも線香花火ってすぐに消えてしまうじゃないですか。
そこがいい所でもあるんですけど出来るならずっと線香花火のパチパチを楽しみたいんです。
というわけで(どういうわけで?)『永遠に消えない線香花火』を作りたいと思います。
作り方は簡単。まずメガネの時に作った火花ユニットを棒に付けます。
あとは棒を和紙で線香花火っぽく装飾してあげれば……
『永遠に消えない線香花火』の完成です!!
サイズがだいぶで大きくなってしまいましたが、この大きさから永遠に消えないぞという強い意志が感じられますね。
先端にはオレンジ色のLEDを付けて火球を再現しました。
パチパチパチパチパチパチパチパチ
これなら火が消えてしまう事を気にせずに線香花火を楽しむことができます。
しかも火を使わないし、ガスに気を付ければ室内でも出来るしゴミも出ない。
何だか寂しい気もするけど、もしかしたら遠い未来の花火ってこんな感じになってしまうのかもしれません。
んんんんんんん〜
んんんんん〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
んんんんんんんんんんんーーーーーー!!!!!!!!
ンーーーーーーー!!!
んっんっんっんっんうえんんんdんんんん!!!!!!!!
ンんんんんんんbんdねんdnんん!!!
ンッーーーー=!!!!!!!
ンんんんンんんんンンンーー!!!!
た〜まや〜〜〜
また終わらない夏が始まる。
(おわり)
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