「ママー!ママー!寝る前にお話読んでよー!お話聞かないと眠れないー!」
「はいはい。お話読みましょうね。今日はクイック童話を読むわよ」
「こうして悪い鬼は退治されました。めでたしめでたし、おしまい。」
「忙しい現代人にはこのくらいの長さがちょうどいいのよ。じゃあ、おやすみ」
「ちょっと!こんな短い話じゃまだ眠くならないよ!もう一個お話してよー!」
「こういう能力を持ったじじいなら、鬼のくだりがいらないから話が早く終わるでしょ?」
「その能力あるなら、じじいの年齢までこぶほっとかないでしょ」
「だから短すぎて寝られないんだって。ねえもう一話!もう一話お願い!」
「そんな長者いるかなあ? っていうかそもそも長者のいる時代にオープンカーないし」
「さっきから都合悪くなるとおやすみって言うよね。ねー、もうちょっと!もうちょっと聞かないと寝れない!絶対寝れない!」
「命がかかってるからね。非常時ならこれぐらいのことはしないと」
「子供には強すぎるよその薬は。もうちょっと!ほんともうちょっとだけお話してくれたら寝るから!」
「もう何の教訓も読み取れないよ。わかった、もういいよ。クイック童話聞いてるとなんか目が冴えてきちゃう。自分で本でも読んで寝るわ」
「あ、最後にもう一個だけ話させて。ちょっと新しいクイックスキル試したいから」
PCの前のお父さんお母さん、クイック童話で子供はとっとと寝かしつけて、自分たちの時間を有効に活用しましょう!
(案:リックェ 構成:原宿 画:マキゾウ)
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