コンビニコミック(ジャンプリミックス)
ここからはジャンプリミックスより発売されたコンビニコミックをカウントしていきます。
コンビニコミックは過去の販売データを見つけづらかったのですが、こち亀のファンサイト「こち亀データベース」さんが詳細なデータをまとめていてくれたおかげでなんとかカウントできました。
全1960話分のデータが載っていて、熱量がすごすぎてちょっと怖いです。
年代別シリーズ こち亀’76~2001 全26冊
年代別に雑誌掲載されたエピソードを収録したシリーズ。1976年~2001年まで年代ごとに1冊ずつ刊行されており、全26冊が発売。
平成こち亀シリーズ 元年~28年 全56冊
平成元年から平成28年まで、1年につき2冊ずつ刊行されたシリーズ。全56冊が発売。
毎月刊行シリーズ 既刊227冊
2003年から現在まで続いている毎月刊行シリーズ。2019年~2021年は平成こち亀シリーズ刊行のため発売がありませんでしたが、それ以外の年では毎月1冊ペースで刊行されていました。
2003年 『毎月 こち亀』全12冊
2004年 『月極 こち亀』全12冊
2005年 『月例 こち亀』全12冊
2006年 『月イチ こち亀』全12冊
2007年 『こち亀 GOLD』全12冊
2008年 『こち亀 ヒットパレード!!』全12冊
2009年 『こち亀 極選ツアーズ!!』全12冊
2010年 『こち亀 ON AIR!!』全12冊
2011年 『こち亀サポーターズ!!』全12冊
2012年 『こち亀 THE BEST』全12冊
2013年 『こち亀 スーパースター列伝!!』全12冊
2014年『こち亀 クライマックス!!』全12冊
2015年『こち亀 ビッグバン!!』全12冊
2016年『こち亀 神回!!傑作選』全12冊
2017年『こち亀 大感謝祭!!』全12冊
2018年『こち亀Z』全12冊
:
2022年『こち亀づくし』全12冊
2023年『こち亀タイムトラベル』全12冊
2024年『秋本治のナイス!なチョイス こち亀』全10冊
2024年6月~『秋本治のナイス!なチョイス こち亀 LIVE!!』既刊1冊
合計227冊
こち亀 日暮祭 全1冊
日暮熟睡男の登場回に特化した1冊。1980年のモスクワ五輪から2008年北京五輪まで、過去に掲載された8編と特別編を収録。
4年ごとにしか登場しないキャラの登場回を8本も用意できちゃうのが、こち亀のすごいところ。
こち亀 SEVEN ELEVEN 全1冊
セブンイレブンで限定販売されたコンビニ特集限定版。コンビニに関する話が収録されてる。
こち亀セブン-イレブン 40周年記念限定版 全1冊
セブン-イレブンの40周年を記念した40周年記念限定版。収録作品は『こち亀 SEVEN ELEVEN』とは異なっている。
ということで、ここまでのコンビニコミックの合計冊数は……
●『年代別シリーズ こち亀’76~2001』26冊
●『平成こち亀シリーズ 元年~28年』56冊
●『毎月刊行シリーズ』227冊
●『こち亀 日暮祭』1冊
●『こち亀 SEVEN ELEVEN』1冊
●『こち亀セブン-イレブン 40周年記念限定版』1冊
<合計312冊>
合計312冊という結果に。
コンビニコミックだけで単行本201冊を軽々超えてきました。
コンビニコミックは1冊がかなり分厚いのでコンプリートしようとすると相当大変なはずですが……普通にコンプしてるファンの方がいました。スゲッ。
リニューアル版
はい、まだ終わりじゃないんです……。
こち亀のコンビニコミック、実は312冊以外にもあります。まだまだ続きます。
というのも、こち亀のコンビニコミックでは「アンコールスペシャル」と題したリニューアル版がたびたび刊行されているんです。
例えばこちら。こちらは2013年2月に発売された『こち亀 スーパースター列伝!! 2月』なのですが……。
【#こち亀 の名物キャラを毎月3人ピックアップ!】
『こち亀 スーパースター列伝』2月が
本日、全国のコンビニほかで重版開始!
こち亀のエピソードをキャラクターごとに
収録するシリーズ!
2月は #秋本麗子 #ジョディー爆竜 #飛鷹右京 を特集!!#秋本治 #こちら葛飾区亀有公園前派出所 pic.twitter.com/IAGGaODgGD— JC出版【集英社ジャンプ・リミックス】 (@JUMP_REMIX) February 9, 2024
9年後の2024年2月に、新たな表紙のリニューアル版が発売されています。
リニューアル版は基本的に収録内容は同じなのですが、必ず表紙イラスト&装丁がリニューアルされているうえ、タイトルも改題されていたり、本を区別するためのISBNコードも異なっていたりします。(同じこともある)
本の表紙も発売年月日も違ったら、それはもう別の本と言って過言ではないと思うので、今回はリニューアル版も個別にカウントすることにしました。
ただ、ややこしいのですが、たまにリニューアル版がそのままの形で数年後に再発売されることがあります。
例えばこちらの2003年発売の『毎月こち亀 12月』は……
4年後の2007年に、『毎月こち亀 12月 衝撃復活!!スペシャル』とタイトルをちょい改変して表紙も刷新したリニューアル版を発売し……
【#こち亀 の傑作選をアンコール重版!】
『こち亀 毎月 大せれくしょん』12月が
本日、全国のコンビニで発売開始!
部長の家にそびえ立つ高さ40メートルの
クリスマスツリー!
両さん企画のクリスマスパーティーは
大盛り上がりだが!?#秋本治 #両津勘吉 #こちら葛飾区亀有公園前派出所 pic.twitter.com/44QviYeKKS— JC出版【集英社ジャンプ・リミックス】 (@JUMP_REMIX) December 16, 2022
さらに5年後の2022年に、2007年発売のリニューアル版をほぼそのままの形で新たに発売しています。
2003年 発売『毎月こち亀 12月』←対象
2007年 発売『毎月こち亀 12月 衝撃復活!!スペシャル』←対象
2022年 発売『毎月こち亀 12月 衝撃復活!!スペシャル』←対象外
この場合は、2007年発売のリニューアル版と2022年発売のリニューアル版は表紙もISBNコードも同一のため、個別にカウントはせず同じコミックとして扱っています。
こち亀のコミック冊数を数えようとする人だけがぶち当たるカウント基準問題のデファクトスタンダードが、いま誕生しました。
それにしても、2003年に発売した本がほぼ20年後の2022年に再びコンビニに並んでるってすごくないですか。コンビニからレジ横ドーナツが消え、マリトッツォが消えても、へぇ~ボタンが流行った2003年からずっとコンビニに並び続けるこち亀。
たぶん集英社の人もすごすぎて「何これ?」と思いながら売ってると思う。
ちなみに2024年6月現在は、新規シリーズの『秋本治のナイス!なチョイス こち亀 』、リニューアル版の『こち亀 スーパースター列伝!!』の2タイトルが発売されています。
ということで、リニューアル版も数えてみました。
●『年代別シリーズ こち亀’76~2001』リニューアル版 26冊
●『こち亀 SEVEN ELEVEN』リニューアル版 1冊
●『毎月 こち亀』リニューアル版 12冊
●『月極 こち亀』リニューアル版 12冊
●『月例 こち亀』リニューアル版 12冊
●『月イチ こち亀』リニューアル版 12冊
●『こち亀 GOLD』リニューアル版 12冊
●『こち亀 ヒットパレード!!』リニューアル版 12冊
●『こち亀 極選ツアーズ!!』リニューアル版 12冊
●『こち亀 ON AIR!!』リニューアル版 12冊
●『こち亀 スーパースター列伝!!』リニューアル版 12冊
●『こち亀 クライマックス!!』リニューアル版 12冊
●『こち亀 神回!!傑作選』リニューアル版 12冊
<合計159冊>
リニューアル版は合計159冊という結果に。
いよいよ、今までカウントしたやつを全部足します!!!
こち亀コミック 総冊数は……?
Amazo、集英社公式サイト、ジャンプリミックス公式サイト、国立国会図書館データベース、こち亀データベース、ヤフオク、メルカリ、Xなどを駆使し、文字・画像データを片っ端から検索し、ようやくこち亀のコミック総冊数を集計できました。
こち亀マニアの人からしたら「あれが入っていない」「ここが違う」などあるかと思いますが、その辺は何卒ご容赦ください。
果たして、今までのカウントを合計したら一体何冊になるのでしょうか!?!?
●ジャンプコミックス<合計205冊>
●集英社文庫<合計66冊>
●その他のコミック<合計5冊>
●コンビニコミック<合計312冊>
●アンコール版コンビニコミック<合計159冊>
全部足すと……
747冊でした。
念のため、他の作品と比較してみましょう。
『ぽてまよ』の154.8倍でした。
多すぎ~。
実は電子コミックもヤバい
2週間に1冊のペースで増え続け、紙のコミックが747冊もあるという驚異的な記録を叩き出したこち亀ですが、実は電子コミックもヤバいです。
なんと、『#こち亀』という電子コミックシリーズが毎月5冊のペースで発売されています。
そうなんです。こち亀のコミックって紙と電子を合わせると、1ヶ月に7冊のペースで増加しているんです。要するに1年で84冊増えます。
京都の年間降水日数がちょうど84日程らしいので、京都に住んでる人は雨の日に「またこち亀が1冊増えるな………」と思ってもらって問題ありません。雨雲の到来とおなじペースでこち亀は増えます。
こち亀では両さんの荒唐無稽なビジネスのお話が度々出てきますが、こうなってくるともう、『こち亀』というマンガビジネスそのものが一番ぶっ飛んで現実離れした商売のように思えてきました。
電子コミックシリーズ『#こち亀』はテーマごとにカテゴライズしたエピソードが3話100円で販売されているのですが、「3話ごと100円で売るが、あえてテーマごとにカテゴライズすることで、テーマさえ用意すれば無限に電子コミックを売り続けることができる!」ってことだとしたら、それはもう両さんの発想だと思う。
どうせなら、紙のコミックだけでなく電子コミックも含めたこち亀のコミック総冊数を数えてみましょう。
『#こち亀』は毎月10日に5冊のペースで増え、2024年6月末時点では300冊まで発売されています。
ちょうど確認した時に「全300巻」と表示されていたので、「300巻までで完結したのかな……?」と思っていたのですが、翌月の7月10日に確認したら「全305巻」と表示されていたので「まだ生きてる……」とゾッとしました。
『#こち亀』の他には、1976年から2016年までのジャンプ掲載年別セレクションを収録した『年代ベストシリーズ』が電子コミック限定で41冊販売されています。
単行本やコンビニコミックの電子版も発売されていますが、そちらはすでに紙のコミックの集計でカウントしているので含めません。
ということで、電子コミック限定で発売されている『#こち亀』『年代ベストシリーズ』と、すでに調べた紙のコミック冊数を合算すると……
なんと1088冊でした。
そして、これからも毎月7冊のペースで増え続けます。
ほ
げ
え
え
え
え
え
ぇ
ぇ
ぇ