何だかわからないものとの遭遇編。

 

おやぶんゴースト

実家が二階建てなのですが、3〜4歳くらいの時に夜リビングでイチゴを食べていて、急に変な予感がして階段の踊り場の方を見るとおやぶんゴースト(ドラクエ5のやつ)がいました。本物でした。
すげー怖かったのですが、気づいたら自分は風呂で溺れてました

ざっぱ

 ドラクエに詳しくないので調べてみたら思ったよりもかなり怖かった。エピソードがとっ散らかっているのも怖い。「本物でした」って言い切ってるのが良い。

 

ダルメシアン

小学生の頃、下校中自分の後ろをめっちゃでっかいダルメシアンがずっと着いてきていたことがあります。2、30メートルくらいの距離をキープされつつも、家の近くまで着いてきたのでかなり怖くて走って帰りました。リードも首輪もつけてなかったのですが、なんだったんでしょうか。

もりりん

 ほのぼのした話に聞こえるけど、追われてる側からすれば笑い事じゃないよな。人間に追われるより意味わかんないしな。

 

子供のころ、嵐の夜、父の運転で高速道路を走る車の後部座席から空を見あげていると、ひと抱えほどの雲の塊が窓のそばまでやってきてピカッと輝き、雷を一撃落とした途端にかき消えてしまった。

 かなり不思議だけど文だけ読むと任天堂のゲームみたいなコミカルさがある。

 

蟻1

長文失礼致します。エピソードをひとつお送りします。

小学1年か2年の夏、自宅から徒歩でプールに向かう道中、大きな蟻に遭遇しました。
数メートル先からでも「おそらく蟻だろう」と分かるほど大きいそれは、歩道のマンホールの蓋の上に佇んでいました。
あれは何だろう、と気になった私は、じっくりと観察することにしました。

ちなみに私は幼少期から現在に至るまで虫の類が大の苦手で、触ることは勿論、視界に入ることすら避けるほどなのですが、 その時は何故か恐怖心や嫌悪感といったものは一切無く、逆に高揚感が湧き起こるということもありませんでした。
終始、いわゆる「凪」の状態だった気がします。
恐る恐る近付き、隣に立っても全く微動だにしない蟻の体はマンホールより一回り大きく、威圧感がありました。
限りなく黒に近い焦げ茶色の胴体はツルツルしており、日光に晒され、てらてらと輝いていました。
よく見ると頭から生えている2本の長い触覚が静かにふよふよと動いており、足には細かい毛がびっしりと生えていました。 直感で「これが女王蟻か」と思った記憶があります。

暫く観察したのち、私は元々の予定を思い出し、その場を立ち去りました。 数歩進み何気なく振り返ると、蟻はもういなくなっていました。
自分の地元はド田舎のため元から人や車の通りは少ない方ですが、その時は周囲に人っ子一人おらず、恐ろしいほど静まり返っていました。
蟻の居た場所は比較的大きな車道に面した場所であることや、自分がプールに向かう時間帯だったことを考慮すると、全く人が居ない状況はやや異常に思えます。
夢や何かの見間違いだったのかもしれませんが、今でも詳細に思い起こすことのできる、不思議な体験です。

もりそば

 これも目の前にあるものが異常すぎて逆に冷静になってしまうやつだ。白昼夢だと言ってしまえばそれまでだけど、でもアリが超デカいって話がもう一つきてるんだよな。

 

蟻2

幼稚園生の時に巨大なアリを見た記憶があります。

お散歩のときに歩道の脇にアリの行列を発見し、歩きながらその行列を眺めていたのですが、前の方から同級生達のざわめきが聞こえてきたかと思うと、モルモットくらいのサイズがあろうかという巨大な一匹のアリが目に飛び込んできました。

その後は園に帰るまで先生や同級生達とその巨大なアリについての話題で持ち切りになったと記憶しています。

しかし呼吸器の構造上、昆虫はあそこまで巨大にはなれないはず。あの巨大なアリは夢だったのか、幼児の未熟な視覚野故の「不思議の国のアリス症候群」のようなものだったのか、それとも単に少し大きい程度のアリの印象が強烈だったために強調された記憶になっているのか、今でも判然としません。

その後昆虫学者になったりはしてない

 この方も書かれてるとおり「不思議の国のアリス症候群」って言葉はあるけど、先生や同級生にもバッチリ見えてる説明がつかないしな。さっきの人もいるし、もうメチャメチャでかいアリがいると思う方が自然な気もするな。

 

超能力

中学の頃の話。友人と2人で2階の職員室前を通っていると向かいから英語の先生が歩いてきたのでほとんど無意識で「こんにちは」と挨拶をした。
その先生も「こんにちは」と返して職員室に入って行った。
私たちはそのまますぐのところにある階段を登って3階に上がったが、その直後に通り過ぎた教材庫から先程すれ違った先生が出てきた。
その場では何も考えず挨拶をしたが、すぐに「あの人、さっき職員室に入っていかなかったか?」と思い直し一緒にいた友人に確認すると、彼も同じ意見。
2階の職員室と3階の教材庫に連絡通路はないし、我々が通った階段以外にその素早さで移動できるルートはない。
それから我々2人はその先生を超能力者と呼んでいた。

横溝偽史

 こういう現象を2人ともバッチリ目撃してる時ってワクワク度が10倍くらいになる。

 

婆さん

道ですれ違った婆さんと1~2分後にもう一度すれ違った。
長い一本道かつ短時間でということもあり、同一人物とすれ違うのは難しく、不思議だなと思いました。

朝霧

 さっきのと似たようなエピソード。こういうのを見ると「この世界は仮想現実でプログラムのバグがこのような現象として現れているんだ」みたいな話を真顔でしたくなってくるな。マトリックスが好きだから。

 

自分

子どもの頃夜中に目が覚めてふと枕元をみたら知らない女の人が立っていた。不思議と恐くなくて見つめていたら、ほほえんで「もう寝なさい」と言われそのまま眠った。

その時の女の人と現在の自分がそっくりなので、きっと思い出補正だよな~と思いながら昔の自分に会える時を密かに楽しみにしています。

とまそん

 成長した自分によく似てて怖くない女の人って真っ先に母親を連想してしまうけど、そうだとしたら母親を「知らない女の人」と認識したのもわからないし、何でそんなことしてたんだよって疑問もあるしな。そうなるとやっぱり未来の自分だな。なんでそんな状況になったか教えてね。

 

ゾンビうさぎ

幼稚園の頃、幼稚園で飼っていたうさぎが死んだはずなのにまた戻ってきていた。同じ色の違ううさぎかと思って体の模様や目の色を確認したけど、前のうさぎと全く同じ場所が白かったし目は茶色かった。どうしても同じうさぎだとしか思えなかった。

もなこ

「こうだったんじゃない?」と考えることに意味がないくらいにどうとでも解釈できる。こういうエピソードほど真相がわからなくてムズムズモヤモヤして気持ちがいいな。こういうのもっと聞きたい。

 

 我が身に起こったけどよくわからない体験編。

 

発掘

泥だんご作りのため、近所の広場の土を掘っていたら、教科書でみたようなきれいな石器(矢じりのような)が出土した。大発見だと思いわかりやすい場所に埋め直して翌日掘り返したらなくなっていた。

無記名

 わかるよ、読者のみんな「何で持って帰らなかったんだよ」って言いたいよね。でも子供の頃ってそういうことしちゃうよな。なんか。

 

給食

見間違いというか多分勘違いなんですけど、友達内で話してる時に給食のメニューでこれが好きだったよね!って私が挙げたメニューを全員同じ学校だったのに誰も知らなくて「私が食べていたのは何……??」ってなりました。Googleで検索しても出てこないんですよね……。

あそうぎ

 自分以外の記憶に残ってないようなすっごい地味なメニューだったとしても、検索すればさすがに出てくるだろうしな……。

 

御利益

センサー類に感知されにくいタイプだったが、旅先でお参りした神社の鈴が頭上に落ちてくるというアクシデントが起こってから、百発百中でセンサーが反応するようになった。

つざわ

 あれじゃん、神様がミスったお詫びにスキルを授けてくれるやつじゃん。

 

バート

小さい頃に通っていた英会話スクールでセサミストリートのバートから暴行を受けた気がする

キンタマコーレーカルキンタマ

 頼むから気のせいであってくれ。

 

トントン

幼少期、就寝のため布団に横向きに寝ていたら、背中側(恐らく)から肩を「トントン」と2回叩かれました。そのときは1人で寝ていたので家族が叩いたという訳でもなく……多分肩の誤反応的な何かだと思うんですが、真相は謎のままです。

みや

 肩を叩かれた気がするって体験、言われてみればあったような気がする。覚えてないけど。同じような投稿が他にもきてたな。なんか肩こりがどうとか動脈硬化とか言ってる人もネットでは見かけたけど、幼少期にそんなのになるか? という疑問はある。

 

抹香

小さい頃、祖母が仏壇の輪灯の皿部分に指で摘んだ抹香をパラパラと落とすと、皿の中央に付いている装飾の鳥の周りを抹香が小鳥のようにぴょんぴょんと跳ねていたのを見せてもらった記憶があります。
夢と混ざっているのかもしれないし、祖母は健在ですがこんな事真面目に聞けるはずもないので恐らく一生真相が分からずもやもやすると思います。

無記名

 変に思われても良いから絶対に聞いておいた方がいい。すぐ聞きにいこう。小さい頃の誤解ならそれはそれで面白話になるし。

 

パキパキ

小顔矯正をした時に頭蓋骨からパキパキ音がしたんですが、痛過ぎたためな幻聴だと思って怖くて確認してないです。本当に剥がれてたらどうしようかな

 まあ、今痛くないなら大丈夫な気もするけど一応聞きに行ったら……?

 

コピー

小学校の頃1つしかない名前入りのはさみをなくしたと思ったら2つ出てくるといった、物が複製される現象が何回かあった気がします。
小さい頃は世の摂理を理解してなかったからそういう機構なんだと思ってました。

いろは

 いいな〜こういう世界のバグみたいなエピソード。仮に子供らしい何かの勘違いだったとしても、世界って本人の主観が全てなので、本人の主観でそういう現象が起こっているのだとしたら実際に複製されているのと同じだよな。子供のうちにもっと世界をバグらせておけばよかったな。

 

電話

中学生の頃、部活動をしていたら部室の電話が鳴ったので、部長だった私は受話器の方へ駆け寄りました。
手に取る前に呼び出し音が鳴り止んだので、もといた場所に戻ろうと振り返ると、部員全員が困惑した表情を浮かべていました。
「急にどうしたの?」と訊かれたので「え、電話取ろうと思って」と答えたのですが、どうやらさっきの電話は私にしか聞こえていなかったようでした。
私も含めた約20人の部員は全員部室にいたのに…。
怪訝に思いながら練習に戻ろうとすると、また電話が鳴りました。「あ!ほら!また鳴ってる!出るよ?」と叫ぶと、今度は聞こえている人と聞こえていない人が2:8くらいに分かれていて、聞こえる派の人は「早く出なきゃ!」と私を急かしました。
聞こえない派の人はめちゃくちゃ混乱していました。呼び出し音もいつの間にか消え、有耶無耶なまま今日になりましたが、今でも1ヶ月に1回くらい思い出す不思議な体験です。

無記名

 自分以外にも聞こえてる人もいるあたり、少なくとも絶対に気のせいではないってのがモヤモヤしていいな。何だったのかわかりようがないのも良い。

 

ヘリコプター

今からもう40年近く前の、私が2歳くらいの頃の話です。
県内でも有名なデパートが駅からほど近い場所にあり、(以下K店とします) そこに遊びに行くのは県民の一種のステータスでもありました。 他のお店に行く時は普段着でもいいのですが、 K店に行く時は必ずよそ行きの服に着替えさせられる。そんな場所でした。 (東京で言えば三越や高島屋に行く感覚なのでしょうか)
そのデパートは、売り出しやフェアの際には屋上にアドバルーンを上げたり、 ヘリコプターを飛ばしてして市内全域にヘリコプターからセールの宣伝をしていました。 (当時はそれが当たり前で何も思いませんでしたが、今から思えば凄いことですよね)
お昼前くらいの時間、家の庭で1人で遊んでいると、 遠くのほうからバラバラ・・・と、ヘリコプターの音がして、 K店の売り出しの宣伝が流れてきました。
「あっ!K店のヘリコプターだ!」 幼い私はK店のヘリコプターの姿を空の上に確認すると、 ヘリコプターに向かって手を振りました。
一生懸命に空に向かい手を振る私、異変が起きたのはすぐその後です。
ヘリコプターが急に高度を下げてきたのです。
空の上からは小さく見えたヘリコプターがどんどん私の方へ近づいてきます。
自宅の屋根に近づきそうなほど、高度を下げるヘリコプター。
操縦している人の顔も見えそうなほどです。
バラバラバラバラ・・・という音も耳をつんざくほどに大きくなりました。
「ヘリコプターが落ちてくる!家が壊れる!」と思っていると、 急にヘリコプターが目の前からパッと消えたのです。
えっ?と思っていると、ヘリコプターは遥か空の上でした。

サトミ

 うわー不思議だ、良い。これも不思議の国のアリス症候群とかで説明しようと思えばできるんだろうけど、説明できるから不思議じゃないってわけではないしな。

 

ハエ

今日外を歩いていたら、よくわからない小さな虫(黄色っぽいハエみたいなやつ)が背中側から腹部へ自分の胴体をすり抜けていって、そのままどこかへ飛んでいきました

「そうか、俺ってもう死んでたんだ」ってなるやつ。

 

うどん

絶対にお米のご飯を食べていたはずなのに、ゲロを吐いたらうどんが出てきた。

留年しそう

 今回の中で一番好きです。

 

 以上、99%見間違いか勘違いの怪奇・不思議エピソード集だった。送ってくれた人ありがとう。一生分ムズムズモヤモヤしたよ。

 ちなみにあるゲームではピックアップガシャでピックアップされているキャラが引ける確率は1%だ。「10連で引けちゃった」なんて経験がある方もそこそこいることだろう。そう考えると、この中に見間違いでも勘違いでもないエピソードが1つくらい混ざっていても全然不思議ではない。
 いやこの記事の99%って数字に正確さは全然ないけど。

 

  集まり具合によってはまた第二回をやるかもしれないので「俺もなんかこんなのあったな」という人はこちらから。注意書きはよく読んでね。

 

 さて、本企画ではこれまで紹介してきたようなゆるふわ怪奇エピソードを募集していたつもりだったが、いただいたエピソードの中にはいくつか企画の趣旨から少し外れた「それを99%見間違いか勘違いで済ませていいのかよ」というようなものもあった。最後に次のページでそれらを紹介したい。

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