前回はこちら!! べつに後で読んでもいいよ!!

 

 多分気のせいだけど、今のなんだったんだ……というような体験はないだろうか。

 

 2023年、夏。いくら異常な暑さとはいえ、このままエアコンの効いた部屋に引きこもっていては「あんま夏っぽいことしなかったな」という気持ちのまま、いつの間にか秋、冬を迎えてしまうことだろう。そして残りの人生はその繰り返しで、一生夏っぽいことをやらずに死ぬに違いない。
 そんな人生はごめんだ。俺はアロハシャツに着替えてハンモックを担ぎ、波乗りジョニーを大声で歌いながら海へやってきた。

 

 日陰だし、風もあって意外と涼しい。…………絶対間違ってるけど、オモコロでも読むか。夏の海辺で読むと味わいも違うかもしれないしな。

 

 えっ!?

 

 嘘でしょ!?

 

 オモコロにタイタンフォール2の記事しかないぞ!?

 

 あっ

 

 いつものオモコロだ……

 

 なんだったんだ……夏の暑さが見せた幻か。まあ、99%俺の見間違いか気のせいだろう。

 気のせいだとしても今、タイタンフォール2しかないオモコロは見たよな……気のせいでも、見た記憶ははっきりしている。

 でもこんな話を誰かにしたところでな……不思議な体験談としても弱いし……。チクショウ、モヤモヤするぜ。

 

 こんなの。こんな体験。

 

 今のはただの作り話だが、世の中にはこんな感じで誰にも語られることなく埋まっている「99%見間違いか勘違いの怪奇・不思議エピソード」がめちゃめちゃある。

 どうでもいい話と怪談の間のホラー未満のなんとも言えないエピソード。

 それらを集めてモヤモヤする。そういう記事の五回目だ。

 投稿ありがとうございました。いつもありがとう。全部は紹介できないことをご了承くださいね。

 あんまり怖くないからホラー苦手な人もちょっと覗いてみてね。

 

 なんか見ちゃった話編。

 

女の子

私が中学生の頃、家族で地方に引っ越しました。
引っ越してすぐにお祭りがあり家族で行き、夜になってどこかでご飯を食べよう!となったのですが、引っ越したてだったのでどこに飲食店があるのか分からず、適当に入った建物をうろついてた時のことです。

ちらほら営業している店があるもののほとんどが閉まっていて、人もあまりいない廊下の突き当たりに美容室がありました。
営業はしておらずお店の中は暗かったのですが、なんとなくぼんやり見ているとお店の中からガラスのドア越しに、白いワンピースを着た女の子がこちらを見てきました。

あれ、どうしたんだろう?と思っていると父が「行こうか」というので、まあいいか〜と思いビルを出て歩いていると、母が「美容室に女の子いたよね?」と。
良かった私の見間違いじゃなかったんだ〜と「いたいた!白いワンピースの子だよね」と返すと、母は「えっ…?七五三みたいな和服着てたよ?」と。

でも、お店のドアのあたりにいた、という認識は私と母で同じなのです。
父にどっちに見えた?と聞いても答えてくれませんでした。結局、あの女の子はなんだったんでしょうね。

無記名

 何かしらは絶対にいたのが地味に怖くて良い。覚えてないかもしれないけど、父にももっと問い詰めてほしい。

 

モスラ

金縛りにあったときに目線だけは動かせたので廊下の方(部屋のドアが開いていた)を見たら、モスラがいたこと

こういうときって幽霊を見るんじゃないの?と不思議だったし虫が苦手なので怖かった

はちみつぼーい

 これまでも色々と「なんでこれが」みたいな目撃エピソードあったけど、負けず劣らず「なんで」って感じで良いな。無害そうではある。

 

象の鼻

5〜6歳ぐらいの時に、公園の垣根のところに象の鼻の先端が落ちていたのをみた。

象の鼻は5〜8cmぐらいの厚みだったと思う。片方の鼻の穴になにか黄色いものが詰まっていてピーナッツが詰まってる、と思った記憶がある。

自分一人だけで見たのでは無く、幼なじみと私含めて3人で見て今もみんな覚えている。親もその辺にいたが、誰も親にその話をしていなかったため、親にたまにその話をしても信じて貰えずにいる。

3人で集まると15年ぐらい経った今でもその話をする。

ちみも

 象の鼻の切り落とし。言われてみれば他にあんな感じのものってないよな。なんでそんなものがあったのか全然わからないけど。

 

赤いワンピース

小学6年生の卒業遠足の時。班で自由行動の際に街をみんなでぶらついていたのですが、髪の長い、赤いワンピースの女が少し遠くに立って私達をジッと見ていました。
明らかに異様な雰囲気なのに、道行く人達はチラリとも見ずにその人の側を通り過ぎていきます。

最初に見つけた友達がそれを指摘したとき、そんな人いないよ〜と誰にも見えていなかったのですが、街ブラを進めるほどに見えるメンバーが増えていきます。私も見えるようになりました。

しかし、見え方に違いがあるのです。 しっかり見える子、真っ赤な赤いワンピースがチラリとしか見えなかった子、全く見えないが人の視線を感じる子… 段々と班全体が、『あの女の人は幽霊では?』という認識になり、逃げるように道を選びました。

気付けば私達は人の全くいない道にいました。 それでも謎の強い視線と、時折視界の端を掠める赤は無くなりません。

みんな怖くなっていたので、幽霊の方を見ないようにとにかく道を進み、他の班と合流したら、その視線もワンピースの赤も全くなくなりました。

いろんなことが気のせいで、おそらく赤いワンピースを着た女性がたまたま同じ行き先だっただけだと思うのですが、あの不思議な異常性はなんだったのでしょう…

読み人知らず

 超いい、モヤモヤして気持ち悪い話だ。もう少し続けば軽い集団パニックみたいになっていたかもしれないな。

 

レジャーシート

ばあちゃん家の裏の崖下を流れる川によく同じレジャーシートが流れてるのを見かけることがあった。

それを見る度ばあちゃんに「あれは昔落としちゃったAくん(父の弟で私の叔父)のシートだよ」って言われて納得していたけど、よく考えたらAくんは6歳で亡くなっているし、それももう2、30年以上前の話だし何ならこの川の先砂防ダムだから戻ってくるのはおかしいんだよな

リングリガール

 もう川上から定期的に同じレジャーシートを流してくる変なやつがいるとしか思えない。

 

凧?

ある晴れた日、洗濯物を干しにベランダに出たら100m位先の空中に平べったい顔のようなものが浮いていました。徐々に徐々にこっちに近づいてきて、1番近くて50mくらいの距離があったと思います。

当時持っていたケータイでズームしても画質が荒すぎて何か分からなかったんですが、もしかしたら糸が切れた凧だったのかな、と思ってます。凧揚げするには少し季節外れだったと思うんですが。。

まっぱる

 変な凧の可能性もそこそこあるけど、凧にせよなんにせよ「顔みたいなものが浮いている」って怖いんだよな。伊藤潤二先生の首吊り気球みたいで。

 

中学生の頃、部活をしていたため帰りがいつも遅かったのですが、家の近くに月が見える坂道があって、ひとりで月を眺めながら帰るのが好きだった。

ある日いつものように部活帰りにその坂を登っていると、いつもの方角に月がなく、何故かものすごく違和感を覚えた。
そして月を探して振り向くと、いつもとは正反対の方角に、何か月のような白い丸が浮いていた。
一瞬月かと思ったが、何かが明らかに違った。

まず大きさが違う。いつも見ている月よりもやや大きい。そして明らかに近い気がする。なぜか地球の大気圏より内側に浮いてる気がする。そして不自然に白かった。

だけどそいつは動かない。いかにも月ですよ自分という感じでひたすらそこに浮いていた。

「お前、月じゃないだろ」と思いその場に突っ立ってしばらく睨みつけていたが、月の偽物は動かないし夜も遅いしお腹が空いていたから帰った。

今でもあの時の月は偽物だったと思っている。

透子

 めちゃめちゃ面白い。見たい。こういう違和感に気がついた時に取る行動が「睨みつける」なのがかっこいい。

 

光ってる

小学六年生の、宿泊学習でのことです。私たちの部屋は一階の角部屋で4人ほどで寝ていました。
おやすみ、と言ってしばらくした後、ひそひそ話もなくなって寝るかという雰囲気になった頃、mちゃんが 「なんか光ってる……」とみんなに声をかけました。

見ると、襖の下半分が青白く発光しています。向こう側からぼんやりとライトで照らされているかのようでした。ぼんやりしていたのは眼鏡を外していたからかもしれません。

mちゃんは怖がっているようでした。私も布団から起き上がります。みんなでなんだあれは……とひそひと言いあいます。なぜか、怖がりな癖に怖くありませんでした。それより宿泊学習で体調を崩すことが多かった私はさっさと寝たかったのです。

襖の向こう外であること(前方襖、左手窓、右手廊下)と、日中外には車が停まっていたことから「車のライトやろ」と言いました。 「でも窓の外、光ってへんで」と至極まっとうなmちゃんの返事。
「襖の向こう外やろ? 向こう側の車の光やって」
と一人完結した私は布団に潜り込みました。襖を開けたり、先生を呼ぶこともなく、その場は「なんかもう……怖いし見んとこ!」とみんなで寝ることになりました。少なくとも私は朝まで起きなかったです。

次の日、襖について話したか覚えていないのが悔やまれます。一言二言話したような気もしますが、いかんせんその時の宿泊学習の班、先生によって組まされた、どう考えても仲良くない人達を一緒にしたでしょ班だったので、仲良く会話した記憶があまりないんですよね。

車のヘッドライトは外壁と襖の中身と襖を貫通しないだろ! と当時の自分に突っ込みたいです。同室だった子との繋がりはもうないので、同窓会で奇跡の再会でもしたら聞いてみようと思います。

直前に、tちゃんの鼻息うるさいとmちゃんに言われたのとセットで記憶している(ごめんね)

「怖いから無視して寝てしまう」という選択ができる程度の、そこまで怖くはない怪異だ。モヤモヤ感がたまらない。もうちょい仲がいい班だったら「突き止めよう」となっていたかもしれないのもモヤモヤして良いポイントだ。

 

UFO

保育園年長さん時代のクリスマスに見たモノです。

夜遅くに起きてしまい、外の景色でも見ようかなとカーテンを開けたところ上空にブーメラン型のUFOを見かけました。
ブーメランの中央付近に窓があって、そこから光が漏れていたのが印象的です。
数秒しか見ていませんがゆっくりとその場で回転していた気がします。

当時はサンタクロースだと信じて疑いませんでした。後にサンタの正体を知って、「じゃああのUFOはなんだったんだよ!!!」と心の底からゾッとしました。

あきかん

 最高。たしかに時期が時期だと「あれがサンタか!」で納得できちゃうよな。

 

夢男

小学生の頃、世にも奇妙な物語にて「夢男」というエピソードを見ました。
内容はネットで有名な都市伝説の「This Man」を元にしたもので、すごく怖かったのを覚えています。

そのエピソードが放送された一ヶ月ほど後に、日テレの情報番組「スッキリ」の街頭インタビューのコーナーで、女性がインタビューを受けている背後にその夢男が立っているのを見ました。

一緒にいた妹も見ており、未だに「いたよね、夢男。」という話を時々します。
2つの番組がコラボしていたとしても、局が違うので考えにくいですし、そもそもそういったホラー系のコーナーではなくただの私生活についてのインタビューコーナーなのであり得ないと思います。

誰かがコスプレをしていた可能性もありますが、おそらく世にも奇妙な物語に出てきた夢男は顔がCGで作られているので、あの質感をそのまま再現するのはとても難しいと思います。

それを見た僕は「これはきっとネットで騒がれているはずだ!」と思い、検索をかけてみましたが全くヒットせず。

しかし、「スッキリの街頭インタビューで夢男を見たが、ネットで全然騒がれてなくて怖い」という全く同じ状況に遭遇した人のツイートを一つだけ発見し、自分たちだけじゃなかったんだという安心感と、じゃあ本当に何だったのかという恐怖が同時に来て不思議な気持ちになりました。

フィーバーオゾン

「たまたまめっちゃ似てる人が映っていた」というのが一番納得できる落とし所だけど、その場合もっと気がついてる人が多くても良さそうではあるな……。

 

ヨーダ

小学3〜4年生の頃のことだ。
近所に玄関のドアが全面ガラスで普段はカーテンのようなもので中を隠している家があった。
帰り道に通る場所で今でも普通にその家を見る。

ある日僕がその家の前を通ると、壁にヨーダが張り付いていた。
家の内側から外を見つめる形だった。
まさにマスターヨーダその人かと言われれば正直そんなことはなかったと思う。
しかし確実にヨーダと関わりのある何か亜種みたいなやつだった。
その時の詳細な情景はあまり覚えていないが、ヨーダを見たという事実には、今でも確信を持っている。
もちろんこの話を信じてくれた人は誰もいない。

槌 鷹路

 まあ、ヨーダの同族なら壁に張り付くくらい出来そうだしな……。

 

オムツ

未だに鮮明に覚えている、不思議な事があります。
3歳とかそこら辺の年頃だったと思います。

リビングでは一家団欒、父は表紙でそれと分かるエロ雑誌を開いており、5つ離れた兄はそれを横から興味津々に覗き込んでいました。母は料理を作っていました。

ふとトイレに行きたくなった僕はトイレのドアまで行くと電気がついていました。
おかしいなと思いながら開けると「金ピカに光り輝くオムツ」がありました。不思議すぎて怖くなって泣きました。

ここで記憶が消えてます。 今では流石に夢だろうと思うのですが、あまりにも鮮明に覚えているため、現実だった可能性が無くも無いかもしれないと思ってます。

大いなるおいなり

 たしかに金ピカのオムツは理解できなさすぎて泣くかもしれん。あまりにもわけがわからないものって怖いから。

 

私が子供の頃、夏休みに祖母の家に遊びに行ったときの話です。

祖母の家の廊下にある黒電話の近くの壁にカレンダーがかかっていて、そこには晴れた空と黒い大きな熊が山の上にたたずみ、顔だけをこちらに向けている絵が描かれていました。

祖母の家には数日間滞在し、なんとなく廊下を通る度にその熊の絵をちらっと見ていたのですが、自分の家に帰る日の朝にそのカレンダーを見ると、熊の顔がこちら側を向いておらず、横顔になっていました。

驚いて祖母や家族にそのことを伝えましたが「最初からこの向きや。こっちなんか向いてへんよ。」と言われ、見間違いだとみんなに笑われました。

しかし、数日間カレンダーを見るたびに熊はこちらを向いていた気がするので、そんなに何度も見間違えるかなぁと未だに夏がくると思い出して不思議に思ってしまいます。

こっちむいて熊さん

 どれだけ自信があっても「思い込みではない」と証明することができないのもモヤモヤして良いんだよな、こういうエピソード。

 

一輪車おじさん

高一の夏休み、共選所ですももを詰めるバイトをしていました。

その共選所はかなり勾配がキツイ道路沿いにあったのですが、休憩中ぼんやり道路のほうを見ていたら、一輪車(子供がよく遊んでるやつ)に乗ったおっさんが坂道を登って行きました。

すもも爪

 マジですごいおっさんだった可能性はある。

 

人形

中学生の頃、1つ下の友人と近所の小さな神社を探索して遊んでいたんです。

その神社は林を切り開いたところにあり、少し薄暗く、管理されてはいるものの常駐のお坊さんなどはいない、お世辞にも雰囲気の良い場所とは言い難いものでした。
狛犬を撫でてみたりしている中、ふと納屋が気になり、格子状の窓から中を覗いてみたんです。

そこには日本人形のようなものが数体ありました。
友人にも覗いてもらったら「人形なんてないよ」と言うんです。

友人の身長の高さに合わせて覗いてみたり、友人を抱えて見せてあげたり、色んな角度から覗いてみても、私には人形が見えて、友人には人形が見えないという状態…。

今も実家住みなので確認に行こうと思えばいつでも行けますが、なんだかもったいない気がして見に行ってません。

フカ

 怖。その友人もさぞ怖かっただろうな。つれが自分に見えない人形が見えるって急に言い始めたら。

 

子どものころ、電球の接続が悪くてやたら照明が頻繁に消えまくる部屋を子ども部屋にあてがわれていて、そこで遊んだおもちゃの片付けをしていた。
開けっぱなしの扉の方から気配を感じてちらっと見ると思いっきり誰かの裸足がこっち向いた状態で立ってた。

死ぬほどビビって頭を上げて確認したらただ金属の物置棚の足があっただけだったから、またおもちゃを片付け始めたんだけど、またふっと気配を感じて目線だけで見るとやっぱり裸足が立っててしばらく動けなかった。

それだけでただでさえ怖いのに、どんどん日が暮れてきて部屋の中は暗くなってくるし照明はすぐついたり消えたりするしで半泣きになりながらおもちゃを片付けて、母親が夕飯に呼びにきてくれるまでずっと床に顔をつけてうずくまって耐えてた記憶がある。

99%見間違いだろうけど金属棚の足は銀色で細かったから何回も人間の足に見間違えるはずがないし、あんな短時間に同じ見間違いを何回もするか???っていまだに記憶に残ってる思い出です。書く機会ができてすっきりしました、ありがとうございます

扉はしっかり閉めよう!

 ちゃんと片付けを続行して、その後部屋で待ち続けるのが偉すぎる。俺なら逃げる。

 

粒子

小学生の頃の話です。
その日風邪を拗らせた私は、母に連れられて病院へ行っていました。

待合室で名前を呼ばれるのを待っている最中、ベビーカーを押した女性が少し離れた通路を通りがかりました。
なんとなくその女性を眺めていると、歩を進める彼女が窓から差し込む日光を浴びた瞬間、彼女の身体やベビーカーが突然粒子状になり霧散してしまいました(『スーパーマリオサンシャイン』でマリオがビアンコヒルズに突入する際みたいなイメージ)。

驚いた私が隣にいた母に今見た光景の話をすると、母は怪訝な表情をするでもなく「その人はもしかするとここで亡くなった方の幽霊で、何か伝えたい事があったのかもねぇ」などと穏やかに笑って答えていました。

私は当時から母が長年新興宗教にどハマりしていたのを知っていたので、「ま〜たそういう話か笑」と心が冷め切ったのを覚えています。

クラムボンは怒ったよ

 今まさにめちゃめちゃ超常現象を見た上でもトンデモ話に対して「ま〜たそういう話か」と思っちゃうのはわからなくはない。

 

ゾウのズボン

小学校に入る前、白いズボンを履いていた。

そのズボンは夜に部屋干しすると、裾の部分が動き出してゾウの鼻みたいに見えるから「ゾウのズボン」と呼んでいた。

夜に動くズボンなんて愛着が湧いてしょうがないから外出のたびに履いていたら、カレーを股間の部分に盛大にこぼして落ちなくなったので親に捨てられました。

白い服でカレーを食べない

 こういう変なものに対して怖がらずにワクワクして愛着が持てるのがすごい。主人公体質だ。ネーミングもいいな。

 

ホクロ

幼稚園の頃の話。
友達と遊んでいるときに蚊とかコバエぐらい大きさの虫が飛んできた。
友達の顔に止まったそれはホクロになった(ように見えた)。
何もないところに急にホクロができたように見えてめちゃくちゃびっくりしたし、しばらくの間『ホクロは虫みたいに飛んできてできる』と思っていた。
今考えると飛んできた虫がそもそも見間違いで、覚えてなかっただけで元からホクロがあったのかもしれない。

現在、両手の親指の根本、多分指輪を付けたら隠れるあたりにホクロが1つずつある。
小さめの虫を視認した後に両手のホクロが視界に入ると、そこに虫がいるのかと過剰に反応してしまう。
例の虫とホクロのエピソードが脳内にこびりついているのかも。

てりやきとりっくす

 言われてみればホクロが増える瞬間って見たことないな。急にポンと現れるものでもないのだろうけど。

 

ソーセージ

何歳だったかも覚えていない、小さい頃の話です。
真夜中に不意に目が覚め、キッチンの方を見ると、一本一本がまだ繋がっている長〜い状態のソーセージが、暗闇の中でひとりでに宙に浮かび、プツッ、プツッとちょうどいいサイズに切り分けられているところを見ました。

この世にまだ慣れてなかったというのもあり、大して驚きもしなかったんですが、20年以上経っても覚えています。

ただ、親がベジタリアンだったので家に肉類は一切ありませんでした。

俺だけの、俺だけの夏…

 幼さを「この世にまだ慣れてなかった」と表現するのがいいな。わけがわからない物事は慣れてなさにつけ込んでくるしな。

 

恐竜

保育園で恐竜を見た

小さい頃の私は極度の人見知りで、何よりも恐竜が大好きだった。
ある日保育園で1人遊んでいると、2mぐらいの紫色の恐竜(ステゴサウルスを小さくしたみたいな見た目)が園の遊び場にいるのを見かけた。
普段なら絶対に自分から話しかけないのに、先生や周りにいた子供達に「恐竜がいたよ!」と声をかけ、見に戻ると恐竜はすでにいなくなっていた。

今でもハッキリとその時の光景を思い出せるので、あれは確かに恐竜の生き残りだったのだと思う。

ロペ丸

 企画の趣旨とは離れちゃうけど見たと断言するシリーズも好き。

 

ウミガメ

小学生のとき通学路に川がありました。
その川は幅はあるものの浅かったのですが、本当に1ヵ所だけ深い所があり、ある日、そこにでっけ~ウミガメがいました。

近場ではミシシッピアカミミガメくらいしかいない日本のど田舎で暮らしていた私はビビり散らかし、友達に「いる!!!でっけ~亀がいる!!!」と叫んでいると友達も「ほんとだ……ウミガメじゃん……」と絶句していました。

浅い、上流、淡水という三拍子の揃った場所にでけ~ウミガメがいるわけがないのですが、二人揃って見たので、集団幻覚か、めちゃくちゃでかいミシシッピアカミミガメなんだと思います。

くくわかめ

 二人で見たということは、ウミガメかどうかはわからないけど「絶対に何かしらはいた」ということなのでワクワクする。

 

設計図

幼稚園のとき、水溜りの中から枯れ葉を拾ったら何故か宇宙船(ピクミンのオリマーが乗ってるようなデフォルメされたもの)が描かれていた。説明書きのようなものも付いていた。

宇宙人が落とした設計図だと思い、大興奮で先生や友達に見せ散らかし、最後は靴箱に保管した。
次の日には無くなっていた。何だったんだろうあれ…

クロッカス

 何かが描かれた落ち葉を拾うまではギリギリありそうだけど、消えていたのが不思議。先生や友人は覚えていたのかが気になるな。

 

ボール

数年前の話、私は高校生のときに女子サッカー部に入っていました。
その時は大会前で、特にキャプテンが居残りをして練習している人を贔屓する人だったので、私を含んだ数人のサッカーガチ勢は半ば嫌々居残り練習に勤しんでいました。

ようやく日が沈み、他の部活のグラウンドライトが付き始めたとき、ライトが付いてるとはいえど、サッカーボールも見えにくくなってきたので、ぼちぼちと片付け始めることにしました。
サッカーボールをしまうキャスターのついてるカゴに軽く拭いたボールをポンポン投げ込んで、屋外でサッカースパイクからスニーカーに履き替えているときにふとカゴが目に入りました。

白黒のサッカーボールが積み上がったその一番上に、満面の笑みを浮かべたお婆さんの顔を見てしまいました。それはとっても幸せそうにニッコリと笑っていたのが脳裏に焼き付いています。

びっくりして咄嗟に目線をスニーカーに戻し、もう一度恐る恐る見てみるとお婆さんどころか見間違うようなものもなく、ただ見慣れたボールだけが積み上がっていました。
あれは何だったのでしょうか。

無記名

 なんでそうなったのか見当もつかないけど、少なくともボールの山のお婆さんが幸せそうでよかったよね。

 

ドクロ

私は小学生の時、いつも親と一緒の寝室で寝ていたのですが、ある日、夜中に目が覚めて、ふと横の壁に目をやると、でっかくて青白いドクロマークが壁に浮かんでいました。

あまりの恐怖に即座に頭から布団を被り直し、ぶるぶると震えているうちに眠ってしまったのですが、その後半年間くらい、寝る時は絶対に寝室の壁を見ないようにしていました。

人生の中での不可思議恐怖体験がこの1エピソードしか無いのですが、どう考えても見間違いな上に、今思うとドクロマークが浮かんでた所で別にそんなに怖くないので、処理に困ってました。ここで供養します。

白井黒子ですにょ

 シンプルに「害だぞ」って感じで怖い気もするけど、頭蓋骨そのものではなくてドクロマークというのはちょっと可愛いポイントかもしれない。

 

ぬいぐるみ

私が幼稚園児の頃、まだ両親に挟まれてダブルベッドの真ん中で寝ていたような歳の頃の話です。

夜中にふと目が覚めると頭上のカーテンレールの上に手のひらサイズくらいのぬいぐるみがびっしりと並んでいて、お互いを見合い頷きながらお喋りをしていました。

普段そんな物は飾ってないどころか家になく、また全員が全員首を振り振り同時に喋り続けているのでファンシーさよりも圧倒的に恐怖が勝りました。 あれは一体何だったのでしょう。

恐怖のあまり母を起こして助けを求めたのですが、寝ぼけ眼の母に「うるさい! 早く寝なさい!!」と一喝され、半泣きで布団を被って眠りに就きました。
以来再び見ることはありませんでしたが、ずっと気になっています。

ぬいぐるみにどんな子がいたかはほとんど覚えていませんが、何故かワンワンがいたことだけは鮮明に覚えています。

橘 葵

 なんか会議をするにしても、もうちょっと安定した場所でやってほしいよね。

 

落ちた

数年前、実家に住んでいた頃のことです。
私の部屋はかなり散らかっていて、棚の周りにダンボールが乱雑に放置されている状態でした。

ある日の夜、ふと目が覚めて「今何時かな〜」と時刻を確認しようとした時に、そのダンボール群へ天井から毛のある黒い物体(逆光で黒く見えた、大きさは人間の頭部ぐらい)が「「ボスッッッ」」という音を立てて落下していきました。(どのダンボールも蓋が開いている状態だったのですが、2つのダンボールの蓋の間を重めのものが落下していったような音でした)

は!?!?何!?!?とパニクりあわてて電気をつけましたが何も落ちていませんでした。 大きさも音も形もすごく”人間の頭部”だったので怖かったです。

無記名

 音までついてると絶対に見間違いじゃ済まないから怖い。

 

肉食

高校の大事な模試の途中、前の席にいた好きな女の子のスカートの中から、黒い何かしらの猫科の肉食獣の上半身が出てきた。
ビックリしてもう一度見たら消えた。

徹夜をしていたのが原因の見間違いだとは分かっているが、なんか、ムラムラした。

モークリケッタ?

 あまりにも象徴的で最高。

 

 聞こえちゃった話編。

 

金曜日

金縛りになって、頭の方から女の声で「第4金曜日……」と囁かれ金縛りが解けた。

第4金曜日に何かあるのかと思いカレンダーを見たがその月に第4金曜日は存在しなかった、気がするけど、今カレンダー見たらどの月にも金曜日って4回あるな

手フェチ確定

 何重にもモヤモヤする話だ。オバケだったとして、オバケも「あのカレンダー変じゃね?」と思って伝えてきた可能性もある。

 

足音

留守番中にほぼ毎回自分以外の足音が聞こえたけど気のせいだと思っている

足音が聞こえない時は視線を感じる

 だよな〜。

 

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