仮面ライダー響鬼

16分27秒

 

響鬼の16分台、これが今後の基準となります。

そして以下が各話数ごとの詳細なデータです。

 

 

・前半は主人公のヒビキさんがバイクを持っていないので、サブライダーであるイブキさんが番組のバイクシーンを牽引。

・戦闘用のアメリカンバイクとは別に休日用のビッグスクーターもあるのが芸が細かい。

・10話にある響鬼の35秒は威吹鬼のバイクを借りたシーンです(そしてブレーキが分からなくて壁に激突する)

・19話はモトクロス場でヒビキさんがバイクの練習をする回。のちに愛車となるのは全然違うアメリカンバイクですが、オフロードでの練習はあらゆることに通じると言いますからいい練習方法だと思います。

25話でようやく響鬼専用バイクが登場。

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22作品もあるのでサクサクやっていきます。

 

 

仮面ライダーカブト

17分49秒

 

設定上は全ライダーがバイク持ちということもあるのか、前年よりも記録を伸ばしています。

 

・表を見てみると分かりますがカブトは典型的な「1クール目に頑張ってバイクを出す」方式のライダーです。最近のライダーに多い印象ですがカブトの発明?だったようです。

・主人公がバイクから降りずヘルメットも外さずに会話しているシーンが多いです。その間もカウントは続いているので記録アップに貢献しています。

・初代仮面ライダー「本郷猛」の名前がありますがこれは当時上映されていたり「仮面ライダー the first」の主人公がカメオ出演しているシーン。

1番印象的なバイクシーンはサブライダーの風間が1回だけ乗った18話。ラストシーンの14秒だけなんですが、ビターな後味の話とバイクで去っていく男の後ろ姿がマッチしていました。

・加賀美が変身前に乗っていたバイクは「XR400モタード」、「XR250」という平成ライダー常連のバイクがいるがこの二つを見分けるのは非常に困難。

 

 

仮面ライダー電王

18分2秒

 

 

電車に乗るライダーということで「最近のライダーはバイク乗らないんでしょ?」と槍玉に上がりがちな印象のある電王ですが、実はしっかり乗っていました。

 

 

 

・「2話で1エピソード」方式のはしりでもある電王、後編の方に派手なバトルが多いのでバイクも後編で出てくることが多いです。

デンライナーはコックピットにあるバイクで動かしているという設定ですが、デンライナーの外側しか映っていないときはカウントしていません。

・例外は巨大CG戦のとき、リュウタロスの電車の外側にバイクが合体するときがあるんですが、そのときは米粒くらいにしかバイクが映っていなくてもバイクシーンとしています。

・「俺のバイク、デンバード!」と叫ぶシーンがかなり印象的。自分のバイクの名前を叫ぶのは平成ではかなり希少なシーン。

・有名な話ですが、電王のバイク「マシンデンバード」とゼロノスの「マシンゼロホーン」は同じ1台のバイクをシーンによって改造しているだけ。21話では2台あるように見えますが、よく観察すると片方がハンドルより上しか映ってなかったり、カメラが固定だったりで上手いこと誤魔化していることがわかります。

・しかしなぜ1台しか用意できなかったんでしょうか。車体を見るに使われているベース車も当時の年式よりも古いものなので理由がありそうです。

 

・なお平成ライダー最多出演バイクであるXR250はこの年、2007年で生産終了になりました。

 

 

 

 

仮面ライダーキバ

9分36秒

 

前年からいきなり半減です。

 

 

・過去編のヒロインがトライアルバイクで怪人を追い詰めるというシーンがあるのですが、あのバイクちょっとカッコよすぎるので1986年にはまだ売ってないやつだと思います。

前年からバイクシーン半減はさすがに減りすぎなので少し調べてみました。

・カブトまでは基本的にナンバープレートの無いバイクばかりだったのですが、電王からは改造車であってもナンバープレートが装着されていることが多いです。

・そこで電王(2007年放送開始)のちょっと前に法律が厳しくなったのでは?と少し調べてみたところ「劇用車を使用するロケーションに伴う道路使用許可の留意事項等について(2006年7月)」というのが出てきました。

・まさに「これだ!」という文言はちょっと見つけられなかったのですが「(ロケ現場まで持っていく際に)道路運送車両の保安基準に適合しない車両については、運行の用に供してはならないこととされている」と書いてあったので、ナンバー取り付けはこれと関係があるのではと思います。

 

「危険な突起物」とみなされそうな部分は多い

 

・よくよくキバのバイクを見てみるとナンバープレートはなく、2号ライダーであるイクサのバイクにはナンバーがありました。

・つまり「ナンバーを取るつもりでキバのバイク・マシンキバ―を作ったが、何らかの都合で取得できず。その結果バイクシーンが大幅に減った」という都合が読み取れるのではないでしょうか?

・道路での撮影についてはこのページにまとまっていたので、詳しい人、私の代わりに読んで教えてください。

 

 

仮面ライダーディケイド

13分59秒(約2クール)

 

10年に1度のお祭りライダー、ディケイド

他の番組に比べて放送期間が半分ということを加味するとかなり優秀な成績と言えるでしょう。

 

・表が縦に長くてすみません。ほとんど第1話のせいなんです。

・第1話、ディケイドが過去のライダーを全員倒すという衝撃的な映像からスタートするこの番組。出てくるバイクの量も衝撃的でした。

・普段は多少フレームアウトしても数えてるんですがライダー大戦でそれをやると大変なことになってしまうので、ここだけはシビアにカウント。

・ちなみに「デルタの1秒」は空を飛んでいるジェットスライガーがいたので、誰が乗ってるか見えないけどデルタということにしました。

 

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・主人公の乗っているバイク「マシンディケイダー」のベース車DN-01はこの番組以外ではキバの終盤か正月の駅伝くらいでしかお目にかかれないレアバイクです。私は大宮の17号で2回見ました。

12話では海東がバイクに乗っている貴重なシーンが見られます。G3-Xとしてですが。

・仮面ライダーブラックが出てくる回ではラストシーンにブラックRXのバイク「アクロバッター」も出てくるのですがまたがることはなかったのでノーカウント。乗っていれば昭和ライダーとして唯一だったので惜しいです。

・アギトがディケイドの力で変形した姿、アギトトルネイダーですが車輪がないのでノーカウントとさせてもらいました。

 

 

仮面ライダーW

30分43秒

 

ダブルすごい!

早速詳細を見ていきましょう。

・ダブルは電王と同じく2話で1エピソードのフォーマットの作品なので、2話目の解決編でがっつりバイクに乗るところが電王と似ています。

・そして「新しい時代の1号ライダー」としての矜持がバイクアクションにも表れているのでしょうか、全体的にかなり気合が入っています。

 

・CBR1000RRという200kg近くあるバイクにもかかわらず、CGじゃないジャンプアクションも頑張ってやってたりしています。

・ちなみにオフロードタイプのバイクは140kgくらいなので「アクションがやりやすい」という理由でよく選ばれる意味が分かります。

・ダブルといえば気になるのが「仮面ライダーアクセル」の存在。

・普通の人型からバイクに変形するという衝撃的なライダーですが、この「バイクフォーム」もちろんカウントしています

・バイクフォーム単独で走行している場合は「アクセル」を、その上にダブルが乗っているときは「ダブルとアクセル両方」をカウントしています。

・しかし終盤、アクセルがバイクになり、その下半身に飛行機をつけて空を飛び、そこから上半身だけ人型に戻して戦い始めた時は「これは…どっちだ……」という気持ちになりました。

・ダブルのバイクが陸・海・空3モード変形しそのそれぞれがフィーチャーされる回があったこと、アクセルのバイクフォームお披露目回とパワーアップ回と少なくとも5回、「バイク回」と呼べる話があったことがダブルの好記録につながりました。

 

 

仮面ライダーオーズ

33分7秒

 

ダブルからさらに記録更新です。

 

オーズの特徴は「自動販売機がバイクに変形する」ということ。

 

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・その自販機バイクこと「ライドベンダー」を全員が共通で使うためこの好記録につながったと思われます。

・1話を見る限りだとライドベンダーを最低3台は用意しているみたいです。

・最大で8台いるように見えますが、恐らく同ポジ(カメラを動かさないで映像を重ねる手法)で多く見せているようです。

・自販機からバイクになるだけではなく、オーズにはそこからさらにバイクの強化形態まであるのでダブルから引き続いて「バイクのおもちゃ売るぞ!」という意気込みが伝わってきます。

・ここでオーメダルブームが起こらなければ、もしかしたらバイクおもちゃを推していた未来もあったのかもしれませんね……

 

 

仮面ライダーフォーゼ

12分39秒

 

少々雲行きが怪しくなってきました。

 

・フォーゼの特徴といえば、電王以来4作品ぶりにオフロードバイクがベース車になったことです。

・メイン監督がアクション畑出身の坂本監督だったので「アクションをやりやすいバイク」ということでXR230に白羽の矢が立ったのかもしれません。

・しかしバイクが「すぐ出てすぐ消える」という感じで、長い時間乗り回さないので秒数もあまり伸びていきませんでした。

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・フォーゼのバイク「マシンマッシグラー」はこんな見た目ですが意外にも自律走行ができます。

・ロケットドリル宇宙キックを使うための打ちあげに使用したり、最終回で長めのバイクアクションをやってくれたりと印象的なバイクシーンもたくさんあります。

・主人公の実家がバイク屋というのも好印象。

・2号ライダーのメテオにも専用バイクが用意されているのが今となっては豪華に見えます。

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仮面ライダーウィザード

16分16秒

 

歴代最長の話数ということも手伝ってか少し持ち直しました。

 

 

・特筆すべきはXR250生産終了から5年ぶりにHONDAの新型オフロードバイクが出たという点ですね。

 

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・当然ウィザードのバイク「マシンウィンガー」のベースにはその新型バイク、CRF250Lが使われています。

・久々の新車ということでスタッフも気合が入ったのか、それともHONDAから「いっぱい出してくれ」と言われていたのか分かりませんが結構出番が多い印象です。またバイクが駐車してある場面も多く数字以上に印象に残ります。

・魔法でいつでも呼び出せることも出番アップに貢献しているようです。

・そして厳密に数えると電王ぶりでしょうか、CGの巨大モンスターと戦う際にバイクが必須であるという点も出番の多さに貢献しています。

・1話の始まりと最終回の終わりがバイクってところもいいですね。

 

 

仮面ライダー鎧武

19分33秒

 

ウィザードからさらに伸ばしてきた鎧武。

 

 

・鎧武の特徴はバイクが小型アイテムとして持ち運び可能になった点です。

 

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・この手法、発明なんですが後々に悪い意味で影響を及ぼしているような気もします

超特例ですが1話で出てくる馬に鎧武が乗っているシーンもカウントしています。一応軽車両ですし、もし今後映画を数えることになったら松平健も表に入れたいので。

・2話ではジャイロキャノピー(ピザ屋のバイク)に乗り込む仮面ライダーが見れます。

・数える前の印象としては「バイク登場回」と「最終回間際のバトル」くらいしかバイク乗ってないんじゃないか、と思っていた鎧武なんですが予想以上に乗っています。

・ヘルヘイムの森に行くときは大体毎回律儀に乗ってますし、森の中でもがっつり走ってます。

・このあたりにバイクの生き残る道があるんじゃないかと少し考えたりします。

・つまり森(=公道じゃない)という撮影許可の下りやすい場所とバイクを紐付けることで出番が増えるんじゃないか、という淡い希望です。

 

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・完全に独断と偏見ですがタイヤがないのでダンデライナーはバイクではない、と判断しました。(その日の気分によって変わるくらい微妙なライン……)

 

 

仮面ライダードライブ

39分15秒 (バイクのみ:13分34秒)

 

【トライドロン(車)もカウントしている理由について】

ドライブは番組プロデューサーが

「ライダーが車に乗っていいのか!?」という疑問に真っ向から挑むわけですが、車に乗ることを選択したことによって、『仮面ライダーとマシン』という関係性によりフォーカスしたシリーズになっていることは確かです。そういう意味において、『仮面ライダードライブ』は実はマシンに乗るヒーローとしての仮面ライダーの原点に立ち返っているのです

と言うように、マシンに乗るヒーローとしての仮面ライダーを再定義することに挑戦した作品です。

また響鬼や電王、ジオウのような「他の移動手段を持つ」ライダーもいますが、ドライブは専用バイクを持たず最後まで「車に乗る仮面ライダー」であることを貫いたことが他作品との違いと考えます。

加えてバイクの出番が減少傾向にある平成2期において、ほぼ毎話トライドロンが登場したこと、事情により私有地での撮影を余儀なくされたことはバイクシーンの変遷を語るにあたり外せない要素であると判断したため、特例としてトライドロンを他のライダーのバイクと同等の存在であるとしています

 

そう言っても「バイクに乗った時間で比べたい!」という人もいると思いましたので一応バイクだけの時間も抜き出してみましたが、それでもなかなか多いほうの数値だと思います。

 

 

ドライブの特徴はもちろん「仮面ライダーなのに車に乗る」こと。電王と違ってこちらは本当にバイクに乗りません。

・主人公が車に乗ることで何がいつもと変わるのかというと、移動中のシーン、特に会話しながらの移動シーンが明らかに多くなりました。

・車の中で会話するということは、話している間は車が画面に出続けているわけで、これはトライドロンの存在感アップに大きく貢献しています。

・有名な話ですが、トライドロンはもともと車検を通すつもりで作っていたのにナンバープレートが取れなかったので、「トライドロンの走行シーンは許可を得て敷地内で撮影しています」という表記が出ます。公道を走るところが見たくなかったかというとウソになります。

 

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・またマッハとチェイスが乗っているゴツいバイクも目を引きますが、あれはちょっとした飾りがついてるくらいでほぼ無改造。

・中盤、強化アイテムを発明してくれるハーレー博士が乗っているのは「HONDA ゴールドウイング」。ハーレーなのに。

・トンネルを走るシーンがゴリゴリに合成なんですが、おそらくナンバープレートがアメリカ仕様だったのでそのせいで公道を走れなかったんでしょう。

・トライドロンの強化アイテム「ライドブースター」はいわゆる飛行おもちゃ的な分類だと判断し、カウントしてません。しかしライドブースターと接続した状態のトライドロンはカウントしています。

 

 

仮面ライダーゴースト

12分28秒

 

ドライブが頑張っていたのもありますがここで一気に前年の3分の1以下に

 

 

ゴーストの特徴は「バイクも変身する」点。剣のカリス以来なので約12年ぶりです。

 

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・主人公のタケルが普段乗っているバイクはCRF250L、そしてゴーストに変身するとバイクは「マシンゴーストライカー」に変身します。

・ここで気になる点がひとつ。これまで通りであればゴーストライカーのベース車は元のバイクと同じくCRF250Lであるのが普通ですが、ゴーストの場合は「CRF250X」となっています。

・250Lのほうはその辺の道でも見かけることができるバイクですが、CRF250Xは「公道走行不可のレース用車両」、重さも30㎏ほど軽くパワーもあります。簡単に例えるとママチャリとロードバイクくらいの差があります。

・「CRF250Lはオフロード車にしては重い」という声をよく聞くので、アクションシーンを撮影しやすいバイクにしたと考えるのが自然ですが、もう一つ理由があるのではないかと私は考えます。

・実は仮面ライダーのバイクにナンバープレートが付いていたのはドライブまでで、ゴースト以降のバイクにはついていません。

・つまり2014年~2015年の時期に「ナンバープレートの有無にかかわらずバイクの撮影がやりずらくなる法改正」、もしくは「今後のバイクシーンは全部私有地でやることにしよう、という撮影サイドでの取り決め」があったのでは?と思うのです。

・軽くこの時期の道路交通法について調べてみましたが、それらしきものはヒットしなかったので後者の線が濃厚ということになります。

・つまり「どうせナンバープレート取らないんだから思い切ってレーサーにしちゃおうぜ!」という判断がどこかで下されたのでは?という説です。

・ドライブで1年間私有地での撮影を乗り切れたので「意外といけるじゃん!」となったのかもしれませんね。

・全然ゴーストのバイクシーンに触れてなかったので最後に一つ。

・初期のマコト兄ちゃんはずっとバイクの横に立ってます。

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仮面ライダーエグゼイド

13分27秒

 

やや盛り返しましたが相変わらず低めの水準を保っています。

 

・エグゼイドでは「仮面ライダーレーザー」がバイクに変身します。

 

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・仮面ライダーダブルのアクセルと同じじゃん、と思うかもしれませんがあちらはCG。こちらは実車です。

・ちなみにカウントの判定ですが、レーザーが単独で走っている場合はレーザー。上にエグゼイドが乗っている場合はエグゼイドのみの記録としています。

・アクセルのときと違う理由は、バイク-運転手間の主従関係の有無です。

・レーザーは単独ではおそらく原付程度のスピードしか出せず、上にエグゼイドが乗ることで初めて100%の力を発揮できるという設定なので、誰かに操作されているときは運転手の意思がかなりデカいだろうと判断したのでこのような判定になっています。

・さてそんなエグゼイドですがなかなかショッキングなバイクシーンがありました。

・「モータス」というバイクに乗る怪人とエグゼイドは第4話でバイクバトルを繰り広げます。

・しかしモータス再登場時にはエグゼイドはバイクに乗らず徒歩で対応。

・さらに3回目の出番の際は、エグゼイドに「お前のレースに付き合っている暇はない」というセリフを吐かれ必殺技でバイクを封印されてしまう始末。

・「せっかくバイクの撮影許可を取ってるんだから主人公もバイクに乗せてくれよ~!」と正直思ってしまうシーンでした。

 

 

番外編・仮面ライダーアマゾンズ

ここで番外編。

 

アマゾンプライムビデオで配信されている仮面ライダーアマゾンズについても見ていこうと思います。

同時期に放送されていた「ゴースト」「エグゼイド」と比較することで、年々バイクシーンが少なくなっているのは

・販促の問題なのか
・スケジュールの問題なのか
・予算の問題なのか
・法律の問題なのか

が見えてくるのではないでしょうか?

 

22分

 

話数が通常の半分にも関わらずかなりの好記録。シーズン2に至っては全話バイクシーンありです。

 

・シーズン1

・シーズン2

 

・アマゾンズのバイクは「仮面ライダーアギト」でギルスが乗っていたバイク「ギルスレイダー」の改造品「ジャングレイダー」です。

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・シーズン2に出てくる「ネオジャングレイダー」はジャングレイダーと同じ画面に映ることがないので、電王と同じく同一車両の改造だと思われます。

・もともとのギルスレイダーがナンバーを取得しなくても公道撮影ができた時代のバイクなので、ジャングレイダーも無ナンバーです。

バイクシーンを見ると公道らしきところを走っているシーンでは他の車がいない=道路を封鎖して撮影しているようです(TVと同じ)。

・つまり「ナンバーがなくても道路で撮影は頑張ればできる」、またバイクが流用であることから「TVと比較してめちゃくちゃ予算が多いわけではない」ことが読み取れます。

・分かっていたことですが「販促」と「スケジュール」が課題になっているんでしょうね……。

 

 

仮面ライダービルド

ビルド放送開始直前にこのツイートを見た時、かなり面食らったことを覚えています。

なぜなら乗っているバイクがとうの昔に生産終了したXR230だったから。

そんなビルドはどれくらいバイクに乗ったんでしょうか?

 

 

12分31秒

 

 

 

なぜ販売中のCRF250Lではなく絶版車のXR230を使ったのか、我々視聴者には想像することしかできませんが、

東映 「CRFって重たいなぁ、倉庫にあるXR使ってもいい?」
ホンダ「うーん、(出ても売り上げにそこまで影響ないから)いいよ!」
東映 「やったー!」
ホンダ「あ、でもXR250はCRFと競合するから、230にしてね」

みたいなやりとりがあったのではないでしょうか?本当にあったら悲しい話です。

・表を見て気付くのは綺麗に「1クール目だけ頑張ってバイク出す」方式のライダーであることですね。カブトから徐々に強まってきたこの傾向ですが、まさか本当に2クール目まるまる出なくなるとは……、時の流れを感じます。

・ビルドに関して言うことはもう一つ、バイクのスマホ化です。

理由なくバイクモードに変形させたりはしないし、降りたらすぐに小さくなってしまうので、どうしても影が薄くなりがち。

・また、平成2期全般に言えることですがオープニング映像と提供画面でバイクを出すことで視聴者の脳にバイクシーンを刷り込んでいく手法が確立されていきます。これを星一徹メソッドと呼びます。

 

 

仮面ライダージオウ

平成仮面ライダー20作品記念番組であり過去のライダーもたくさん出てくるジオウ。さぞかしバイクもたくさん出てくることでしょう。

 

4分21秒

 

最低記録を更新してしまいました。

 

 

特筆すべきは主人公・ジオウの47秒という圧倒的な乗ってなさ。2021年現在でワースト。2号ライダーゲイツのほうが3倍乗ってます。

・17話では「久しぶりにバイクに乗ろうとしたのに阻止されるシーン」があるくらいバイクに乗ってない主人公です。

・しかしこのバイクシーンの少なさ。最初からあまり乗らせるつもりがなかったのでは?とすこし疑ってしまいます。

 

・ヒントとなるのは、東映公式サイトにあるエピソードガイド。

・そこでは毎年番組プロデューサーが「仮面ライダーといえばバイク!」と意気込みを語っています。

フォーゼ 「仮面ライダーは、バイクが命。」 「バイクアクションは今作の見所のひとつです。」

ウィザード 「仮面ライダーを名乗るからにはオートバイに乗って戦うんですよ! というのがスタッフの大多数の意見です。」

鎧武  「バイクも今回、初登場でした( ^o^ ) いよいよ仮面ライダーの真髄です。」

ドライブ  「『仮面ライダードライブ』は実はマシンに乗るヒーローとしての仮面ライダーの原点に立ち返っているのです。」

ゴースト 「ライダーといえばバイク。今回はバイクアクションにも力を入れてます!」

エグゼイド 「タッグを組んで繰り広げるエグゼイド&レーザーのバイクアクションは燃えませんでしたか?」

ビルド 「スタッフは、「今年はバイクのシーンをいっぱい撮るぞ!」とテンション高めの状態に。」

 

・しかしジオウでは全文を見渡しても「バイクチェイスもお披露目。サービス、サービス!」 の1文だけ。バイクはサービス……。

 

・そんなジオウですが、全体的な乗ってる時間の少なさのわりに搭乗者のバリエーションはやけに多く(例:ディエンドが召喚したアクセルがバイクになったり、生瀬勝久がデンバードに乗ったり)お祭り・アニバーサリー番組としてのジオウを象徴しているかのようです。

 

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・またジオウには「タイムマジーン」という戦闘用ロボ兼移動用メカがあり、そちらにはかなり乗っていたので、その時間を含めれば他の平成2期ライダーともいい勝負をすると思われます。

・というか恐らくですが、最初移動は全てタイムマジーンでやるつもりだったところに急遽専用バイクをねじ込んだのではないでしょうか?そう考えると白倉Pの「サービス」発言にも理屈が通ります。

・余談ですが仮面ライダーシノビ:神蔵蓮太郎の登場シーンで使われた「バイクがないけどバイクに乗ってきた風」の演出はとても面白いので今後活用していってもらいたいものです。

 

 

仮面ライダーゼロワン

3分4秒

 

令和1発目ということで「またバイクにいっぱい乗ってくれるのでは?」という淡い期待がありましたが、残念ながらジオウからさらに減ってしまいました。

 

 

・ゼロワンでは放送中にバイクアクションに関するインタビュー記事が出るくらい「気合入ってます感」があったので最後まで期待してたんですが、2話とソーセージのCMくらいでしか乗ってる印象がありません。

・上のインタビュー記事にもあるんですが、ゼロワンのバイク「ライズホッパー」のベースはCRF450L。”レース用の車体をギリギリ公道を走れるように改造して売ってる”ようなめちゃくちゃ高性能なバイクです。

・今まで出てきたオフロードバイクとほぼ変わらない大きさ、重さにもかかわらず大型免許がないと乗れません。そして日本に250台くらいしかないレアバイクです。

・インタビュー記事でさらっと顔出ししているタケシレーシングの西村信宏さんという方ですが、アギト以降すべての仮面ライダーに「カースタント(&コーディネート)」としてクレジットされているすごい人。

・ネット上にある西村さんの情報がほぼあの記事だけなので詳しいことはわかりませんが、(クウガ以外の)全主役のバイクアクションをやってるのだとしたらミスター平成ライダーこと高岩成二さんと同じくらいミスター平成ライダーってことになりませんか。

・さてそんなゼロワンの貴重なバイクシーンを振り返っていきます。

・まず2話、かなりかっこいいバイクアクションを魅せてくれるんですが、バイクを牽引して撮影しているところが一瞬映ってしまいます。ある意味レア。

・そして14話、バイクの整備を担当しているキャラクターに「余計な仕事増やすんじゃねえ!」と言われ、以降半年バイクの出番がゼロに。

・38話、久々登場。バイク変身もしたうえにボスにバイクアタックを仕掛ける大盤振る舞いなんですが、その攻撃が決まったかどうかが編集でカットされちゃうという……。

 

 

仮面ライダーセイバー

6分39秒

 

 

・まず最初に謝っておきます。筆者はセイバーを見ておりません。3話くらいで脱落してしまいました。

・言い訳をしますと、去年「バイク回数数え」をしたのがちょうどセイバーが始まるくらいの時期で「お腹いっぱい……」になってしまったんです。すみません。

・ようやく全話見ました!(2022年追記)

 

さて、セイバーの特徴は2号・3号ライダーのバイクが3輪バイク(トライク)という点ですね。

・そして1号ライダー・セイバーのバイク「ディアゴスピーディー」は去年に引き続きCRF450Lがベース車。東映は全国にあるこのバイクの何%を保有しているんでしょうか

・2話のバイクお披露目回では「背景が全部CGの世界をバイクで駆け回る」というシーンが出てきたので、「なるほど!コロナ禍&道交法が厳しい中でこうやってバイクを出していくのか!これは期待できる!!」と思ったのですが、残念ながら多用されることはありませんでした。

・ちなみにですがセイバーやゼロワンにあった「特別章」「33.5話」「プレジデント・スペシャル」などの途中に挟まるイレギュラー回は表に入れていません(増刊号は入れてます)。

 

 

>>いよいよトップ5発表<<