こんにちは。ライターのオケモトです。
突然ですが皆さん、労働してますか?
僕は普段、学童保育で指導員のバイトをしているのですが、最近勤め先の小学校であるものを見つけました。
それは給食室の前に貼りだしてあった「コーンポタージュの作り方」というお便りです。
※おいしいコーンポタージュのイメージ
そこにはじゃがいもを、玉ねぎを炒めてから細かく粉砕して~、そこにトウモロコシを混ぜて~といったように、給食のコーンポタージュができるまでの工程が美味しそうに掲載してありました。
これ、僕も作りたいね。
ということで今日は、コーンポタージュを生まれて始めて作ってみたいと思います!
やるぞ!
コーンポタージュを作る
まずは、なんといってもトウモロコシが必要です。
時期的に生のトウモロコシがスーパーで手に入らなかったため、真空パックされたこちらの茹でトウモロコシを使います。
開ける時に匂い嗅いじゃいますよね。甘い匂いがする。
スマホでレシピを見ながら作ります。
最近は動画レシピを見ることにも抵抗が無くなってきましたね。分かりやすいし。
まず、トウモロコシを縦にして粒を包丁で削いでいきます。
ほんとにこんなんで、とうもろこしが切れるのか?
グっ
ゾンっ! うひ~危なっかしいな~。
なんかまな板の下から、とうもろこしが浮き出てきてる!? こういうバグか?
居酒屋とかでたまにある『トウモロコシの天ぷら』って、こんな感じに切ったのを揚げてますよね。
あれって、ボリュームの割にけっこう割高だなっていつも思う。めちゃくちゃうまいから文句は言えないのですが…
実の部分を削ぎ落とし、芯も4等分に切りました。
真ん中の芯が真四角になっていいなあ~。あのとうもろこしがこんなキューブ状になるなんて。
さっきのバグといい、とうもろこしってデジタルと相性がいいのかも。
切ったトウモロコシを芯ごと水300mlに入れて、10分ほど煮込みます。
コンソメキューブも一つ入れます。ポタージュの下味ってコンソメキューブがあれば何とかなるらしいです。
待っている間は、自由にお過ごしください。
リュックに入ったままになっていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の入場特典を見るのもいいですね。
新しいプラグスーツを着たアスカが眩しい。
※唐突にエヴァのネタバレします。読みたくない人は目を細めてスクロールしてください。
まず感じたのは、高校時代から追いかけていたエヴァが終わったという感動です。
物語の大団円の相乗効果で、すごく感動したなあ。
前回から落ち込んだままのシンジが、レイの言葉で立ち直るシーンがよかったですね。
シンジを励まそうとするレイの呼びかけに「ほっといて欲しいのに、なんでみんな優しいんだ…」とシンジが辛そうに言うのですが「あなたが好きだから」とレイが返すところがいい。
シンジはその言葉にハッとして嗚咽を漏らしながら泣きます。シンジに必要だったのは、みんなが自分を好きだということを認識させてあげることだったんですね。
このシーンでは僕も泣きました。無償の愛みたいなものに弱いので。
あとヴンダーでネルフ本部を強襲するときにかかるBGM『激突!轟天対大魔艦』が、めちゃくちゃかっこいい。
庵野監督が好きな映画『惑星大戦争』の曲だけあって、初見の時は「あれ? これエヴァの曲じゃないな」と感じました。
その場面は音楽が気になってあまり集中できなかったのですが、曲を調べてから二回目を観賞した時は、この曲とヴンダーの強襲シーンがバチっとあって「最高!」となりました。
そう、僕はもうエヴァを二回見ています。もしかしたら三回目も見るかもしれない。
あと音楽の話で言えば、クライマックスで流れるユーミンの『VOYAGER~日付のない墓標』ね!
これはまさに全てのエヴァンゲリオンを包み込むような優しい曲で、映画が終わった後、速攻でスマホから購入しました。
お風呂でも毎日歌っています。この曲、女性ボーカルなのでキーが高い。
だから歌う時は宮本浩次みたいな絞り出す歌い方を意識しています。気持ちいい。
あとはそう、ゲンドウとシンジの対話のシーンもよかったですねえ…。
シンジに「大人になれ」といい続けてきたゲンドウが、ついに「大人になったな」とシンジを正面から認めてくれるのにホロリ。
でもマイナス宇宙でエヴァ13号機に載ったゲンドウが、捕まらない様に量子テレポートを繰り返しているシーンはなんか笑っちゃいました。
そんなゲームのハメ技みたいなことする?
とにかく最初から最後まで目が離せなくて、緊張しっぱなしでしたね。
映画を観てここまで興奮するのは、エヴァとスターウォーズの新作くらいです。
「あぁ、今僕はエヴァの新作を観ているんだ」という感情だけで涙がこみ上げてくる。
今までのエヴァと比べてわかりやすく描かれているところも良かったですね。
マリがアスカを散髪するシーンでは「髪が伸びるのは人間だっていう証拠」と言っているのですが、その後に登場したレイの髪が14年分ビロビロに伸びている、とかね。まさに「こういうのでいいんだよ!」というシーンの連発でした。
ずっと難解だったエヴァの最後の作品だからこそ、こういうわかりやすい感動シーンが沁みたのかも。
映画のラストシーンのシンジとマリのように、映画館から街に飛び出して「うおーーー!!!!俺はこの世界で生きているぞーー!!!!!」と叫びだしたくなりました。
NHKでやってた庵野秀明監督のプロフェッショナルも最高で、見た後は三回目を見に行きたくなりました。
絶対行く!!
※ネタバレ終わりです
あ、もう10分たったみたいですね。
しっかり火が通っているみたいです。
続いては、コーンポタージュを作るために購入したミキサーを使って粉々にしていきます。
説明書を今さら読みこむ。こういうことは絶対事前にやっておいたほうがいい。
ミキサーのサイズが小さいので量は半分、芯は一つにとどめてやってみます。
小型のミキサーだけどいけんのかな?
スイッチオン!
ゴギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおーーーーー!!!!!すごい反動だ!!
みるみる粉砕されていく。食べ物にこんなことをしていいのか?
芯が暴れまわっているのがミキサーを押さえている手に伝わります。
終わった……?
開けてみるか。
え?
これがあの四角だった芯……芯・エヴァンゲリオン……?
里芋の煮っころがしみたくなっちゃいました。
煮っころがしなら食べてみよう。
ガリ
だめだ、おがくず食ってるみたい。
レシピには芯も粉々に砕けばスープになると書いてありましたが、ミキサーのパワー不足によりこれ以上砕けないので取り除きました。
残りのコーンもミキサーにかけ、できたコーンのペーストに牛乳を100ml混ぜてコーンポタージュの完成です!
ちょっと粒感がありすぎる気もしますが、僕にもコーンポタージュが作れました。
「粒の食感を楽しみたい人は、こさずにそのままでOK!」とのことなので、そのままいくことにします。
コーンポタージュには欠かせないクルトンをのせて完成です。
いただきます!!
ズズっ
うーん。
味はおいしいんだけど、いかんせん粒がすごい。
トウモロコシのおかゆを食べてるみたいです。
やはり「こす」作業が必要か。
キッチンにたまたまあった湯切りをするやつ、これは使えそうです。
では、まいります。
チャッ!チャッ!
チャッチャッ!
チャッチャッ!
チャッチャッ!
チャッチャッ!
チャッ……
チャーハンになっちゃった。
コーンポタージュって、湯切りしたらチャーハンになるんですね。
知らなかったな。
なにはともあれ粒無しのさらさらコーンポタージュが完成!!
半チャーハンもセットでお得!
実食!
うん!!うまい!!!!!
とうもろこしの甘味がダイレクトに伝わってきて、お店で出てくるコーンポタージュに引けを取らないぞ!!
こちらの偶然できた半チャーハンはどうだ?
???
全然チャーハンじゃない。食べれないことはないけど、なんかひどく混乱する味でした。
よ~しこの勢いで、コーン以外のポタージュも作っちゃうぞ!