こんにちは。オケモトです。

去年、タピオカドリンクって流行りましたよね~。

連日テレビで取り上げられて店の前には行列ができたり、更にはタピオカドリンクの容器や飲み残しを街に捨てていくのが問題になったりとにかくすごかった。

 

でも今、『タピオカドリンク』飲んでますか?

一時はブームにより乱立したタピオカドリンク店も、勢いがなくなり閉店する店も多数出ていると聞きます。

人の心は熱しやすく冷めやすいもの……

 

では! 次に来るブームは何なのか?

それは……

 

 

クリームソーダ

です。

 

そう。あの緑色でバニラアイスが載っている炭酸水。『スーパーカー』も曲にしていた『cream soda』。

また何を適当なこと言ってるんだこのトンチキが!! とイラッとされた方、落ち着いてください。

根拠があります。

 

そう、「マジでこの世の全ての○○好きに教えてあげたいんだが」の構文で有名なりょうくんグルメのりょうくんが言っているから。

 

https://president.jp/articles/-/34222

こちらの記事でもりょうくんがはっきりと、

「少し前から言い続けているんですけど、タピオカの次に流行るのは間違いなくこれだと思っています。見た目がきれいでインスタ映えしますし、メニューに載せている店が多くてバリエーションも豊富。価格も手頃ですよね」

と言っています。

 

確かにクリームソーダは美味しいですし、インスタ映えも間違いなし。

夏に向けてもっと需要が高まることも期待できるでしょう。しかし、気になることが一つあるんです。

 

 

クリームソーダはどこまでクリームソーダなのか…

 

これがずっと気になってる!!

そこで今回は見慣れたクリームソーダを少しづつずらしていき、どこまでクリームソーダを保っていられるかを検証。

同時に新たなるクリームソーダを生み出したいと思います。

 

【検証方法】

①クリームソーダを作る

②「ソーダ、アイス、果物、容器」に分類して一個ずつずらしていき、どこまでクリームソーダといえるのかを検証。

 

この方法で行きたいと思います。

まずは家で普通のクリームソーダを作ってみましょう。

何事も基本となるものがなければ始まりません。

 

 

使う材料はこちらです。

 

■バニラアイス

明治エッセル スーパーカップ 超バニラ ミニサイズ6個入り

定番のバニラ。安くて小分けにされているのでこの検証に向いている。

 

■ソーダ

アサヒ 三ツ矢サイダー

味だけでなく香りもいい。

 

■メロンシロップ

MEIDI-YA マイシロップ メロン マスクメロン風味

スーパーに売っているかき氷のシロップ。

 

■さくらんぼ

活きのいいやつを。

 

 

まずはグラスにたくさんの氷とメロンシロップを入れて、

 

 

ソーダを注ぎます。色鮮やか!

 

ここにバニラアイスとさくらんぼをのせれば完成なのですが……

 

よく見たらこれ、さくらんぼじゃなくてアメリカンチェリーですね。

やけにどどめ色だから、何か違うなとは思った……

 

 

慌ててスーパーを探したら、こちらの「レッドチェリー」という缶詰のさくらんぼを見つけました。

「これ」じゃん! 

 

 

開けようとプルタブに手をかけると、「*内容個数の目安」という表記に目が行きました。

内容量を調整するためにS、M、Lサイズで分けられているらしい。

なるほど、どのサイズが入っているのかは開けるまで分からないんだ。これはいい!

缶詰を開けるというだけの行為にランダムというエンタメ性が生まれました。果たして中身は……

 

 

ぎちっといったかんじでさくらんぼが詰まっています。

手のひらに載るほどの小さい缶詰に、これだけのさくらんぼが入っていることに驚きを隠せません。

 

 

この缶詰は12個あるのでMサイズだったらしい。

これを見てしまうと、SサイズとLサイズも引き当てたいがそれはまた今度にします。

発色のいい赤色のさくらんぼ、見ているだけで少し幸せになるな。

 

これをバニラアイスとともにソーダの上に乗せれば……お待たせしました!

 

 

「クリームソーダ」の完成です!

家の壁紙がぼこぼこしているせいでピントがうまく合わなくて絶望しました。壁紙張り替えようかな。

 

初めて家でクリームソーダを作ってみたんですけど、なんか思っていたより良かったです。

クリームソーダと言えば、僕にとってはびっくりドンキーのクリームソーダが思い出深いです。

 

 

まだ小学生くらいの頃、家族でびっくりドンキーに行ったらクリームソーダを必ず頼んでいました。

持ってきてもらうタイミングは食前。ハンバーグディッシュが来るのを待ちながら、シーハーハーサラダをつまみつつクリームソーダを飲むんです。

 

あのクリームソーダはおいしかったなぁ。

さて! 思い出に浸ったところでクリームソーダをずらしていきます。

 

 

容器を変えてみる

クリームソーダにおいて、グラスもその一端を担う大切な要素です。

このグラスを他の容器に変えてみたらどうなるのでしょうか?

 

 

 

茶碗に入れてみました。

茶碗以外の要素はさっきのクリームソーダと同じなのに、何か喪失感があります。

和風あんみつのような感じになってしまいましたが、うーん、まだぎりぎりクリームソーダかな……。

和風喫茶でこのクリームソーダが出てきたら、それが間違いであっても、僕は「ふ~ん、こういう趣向?」と思って飲みそう。

 

 

味はもちろんクリームソーダのままですが、何となくクリームソーダ感が薄れたような感じがします。

ここからさらにクリームソーダをずらしていきます(なぜそんなことを?)。

 

 

アイスを変える

はい。アイスを変えてみたのですが、一見バニラアイスのままのように見えますね。

見た目はそのままですが実は……

 

 

『もち』です。

切り餅。もちってお正月以外に見ると、ちょっとびっくりするな。

このクリームソーダには、アイスの代わりにもちを茹でてトッピングしたんです。

 

 

ちなみに、茹でたもちを作る際、楽をして電子レンジで作ろうとしたらほぼ消滅してしまうという事態が起こりました。

温め時間を間違えたか? 料理ヘタすぎ。

 

 

近くで見ると、にわかに嘘臭くなってきます。

そしてこのずらしクリームソーダ、一番の弱点は、もちとメロンソーダが絶望的に合わないということ(当たり前)。

 

 

氷によって冷やされ、硬くなった茹でもちが口の中でメロンソーダと混ざり合い、噛むたびにもきゅっとする質の悪いガムのような感触が楽しめます。

食べ物がなくなったディストピアで、太古のデータを元に再現したメロンガム、表現するとしたらそんな味。

 

でもいい感じにクリームソーダがずれてきてます。この調子で次のずらし!

 

ソーダを変えてみる

次はクリームソーダの核、ソーダを変えてみましょう。

 

ソーダの代わりになるのはお茶。『伊右衛門』はんです。

新パッケージになって緑色が鮮やかになったらしいので、その力を存分に発揮してもらいましょう。

 

 

世界から緑が消えた? そんな錯覚に陥りました。

ペットボトルのお茶にしては頑張ってるほうだけど、そこまで緑じゃなかったのね~。

 

 

甘いメロンソーダばかり飲んでいたので、すすった瞬間「味ねえじゃん」と言ってしまいました。

メロンソーダのメロン味は脳が補完しているという話がありますが、お茶がくるとは脳もびっくり。

 

 

アイスとの組み合わせも、あまりよくないです。放置して氷で薄まったカフェオレを想起させます。

やはりクリームソーダをずらしてはいけなかったのでしょうか……

 

 

果物を変えてみる

次はクリームソーダの上に載っている果物、真っ赤なさくらんぼを変えてみましょう。

 

使うのは日本の食卓を彩るこちら、梅干しです。

色は若干暗くなりますが、赤いことに変わりはありません。梅干しとクリームソーダの組み合わせ、こいつはギャンブル。

 

 

栗?

一瞬、モンブランケーキがソーダの上に載っているのかと思いました。ちょっと可愛いかも。

 

 

梅干しをクリームソーダの下まで沈めて、梅干しサワーの用量でほぐして飲んでみます。あ。

 

旨い!

 

甘味の中に甘じょっぱいような酸っぱいような味が溶け込んで、ちょっと複雑な大人の味わいに。

 

 

さらに梅干しとバニラアイスを同時に食べるのもかなりイケる!

バニラアイスに醤油をかけて食べる人もいるらしいですが、梅干しもかなり合うんですね。

 

 

クリームソーダをずらさなかったら、一生梅干しとソーダが合うなんて気が付かなかったかもしれない…

ずらしの神様、ありがとう。

 

 

全てずらしちゃう

ここまでクリームソーダのパーツを一個ずつずらしてきましたが、全てをずらしたら果たしてどうなってしまうのでしょうか?

頼む! クリームソーダ、耐えてくれ! ずらしに負けるな! なんとかその体裁を保ってくれ!!

 

 

たのむ!!!

 

 

 

いくぞ!!!

 

 

 

 

 

 

 

え?

これなに?

 

残念ながら、まったく意味が分からない飲み物になってしまいました。クリームソーダのクの字もない。

というかこれ飲み物? 和スイーツ? いや違うな。甘くないもん。甘い要素が皆無。

もちと緑茶と梅干しですからね。これを全部混ぜて飲むことなんてないだろうな。

永谷園の冷やし茶漬けが、構成要素としては近い。

 

 

ただ味が無いに等しいです。確かに味がするものが梅干ししかない。

クリームソーダを全部ずらしたら、無の食べ物が生まれてしまった……

すまない……

 

本当にすまない……

 

 

最後に

以前の記事で使ったこのモナンの青いシロップがあったので、これも使ってクリームソーダを作ってみました。

 

 

青いシロップにソーダを注ぐと奇麗な青色!!

 

 

アイスとさくらんぼを乗せれば青いクリームソーダの完成!

 

 

いいなあ……うっとりするくらい奇麗ですね。これは確かにクリームソーダの時代がくるかも。

 

 

アイスが溶けたら水色になっちゃってさあ。最高じゃん。これは来る。タピオカの次に来るわ。

 

こういう奇麗なクリームソーダをたくさん作る記事のほうがよかったのでは?

みんなはどう思う?

 

僕にはわかりません。

 

 

あと、今回の記事では、家で撮影可能な様々な角度からクリームソーダを飲んでいる写真を撮ってみました。

内容があまりないシーンの時は、あえて変な角度から撮ることで間を持たせるという庵野秀明監督も使っているテクニックです。

言葉にして言っちゃうとあんまり意味ないんだけど、僕は言う。

この工夫も含めて記事を評価してほしいから。

 

というわけで今日はクリームソーダをずらしてみました。

得られたものは「さくらんぼを梅干しに変えると割といける」という情報ぐらいでしたので、これだけはしっかりと握りしめて帰ってください。

「こんなことをして何になるんだ!」そういった意見もあるかもしれません。

 

しかし僕は、

 

クリームソーダをずらしたことがあるというのが、いつか大きな財産になる。

そう信じています。それでは。

 

 

 

 

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