こんにちは、たばねです。

いきなり主張が強くてすみません。溢れ出る気持ちが抑えきれなくなってしまいました。

 

みなさんには移動中どうしようもなくラーメンが食べたくなるときってありませんか?私はあります。

寒い日の帰り道、熱いラーメンを食べながら歩けたら最高……。

 

しかしラーメンは移動しながら食べられない

スープや味噌汁の缶を販売しているところもあります、がラーメンをハンディにする手段がないのはおかしいと思いませんか?

 

カップ麺を持ち歩くのはビジュアルが悪すぎる…でもラーメンをサッと食べたい…。

できるなら具も入れて……!

 

そうだ! タピオカだ!!

手軽に持ち運べ炭水化物が入っていておまけにトレンディ……。これだ!

ラーメンをタピオカみたいに持ち歩くことは可能なのか!?

そもそもしょっぱいタピオカはアリなのか?どんな味がするのか……?

 

ということでラーメンタピオカを作って検証してみましょう。

 

 

 

ラーメンタピオカを作ろう

まずは設計図を書きます。

一切料理というものをしてこなかったので、料理をする前に設計図を描くことが正しいのかわかりませんが、多分正しくないです。

 

 

これは園芸肥料ではなく、乾燥ブラックタピオカです。

ほんと?

 

 

見れば見るほど、肥料じゃないと断言できなくなってきました。

これがあのツヤツヤもちもちのタピオカになるの……?

そのまま茹でて戻してもいいらしいのですが、時間がかかるらしくまずは水につけて戻します。

私は慎重派なので、なるべく成功の確率が高い方法をとり……

 

 

大失敗しました。なにこれ? 台風の日の砂場?

粉っぽさを残したまま完全に溶けてしまいました。

もしかして本当に園芸肥料を買ったのかもしれないという疑惑が濃くなります。

まさかこんな簡単な作業で失敗してしまうとは……

 

気を取り直して直に茹でる方向でリトライします。

 

 

ゴポゴポゴポゴポ…

 

タピオカだ!!!

完全に見慣れたあのタピオカが水揚げされました。どうやら茹でるのが正解みたいです。

そのまま食べてもお店の味で、かなりの満足感!

 

全く関係ないのですがタピオカミルクティーにハマった人、口を揃えて「大麻を煮出しているから依存性が高いのだと思う」と話しているのですがキャッサバがちょっと似ているだけだから…。

 

 

ここからはラーメンのスープ作りのターン。

料理に目覚めたお父さんのように豚骨や鶏ガラから煮出して本格スープを作ろうと思ったのですが、台所を屠殺場にしかねないので泣く泣く即席スープを利用しました。

すみません。

 

 

まずは醤油スープ。ラーメンの基本ですね。

タピオカを目にしながらカフェのコップに醤油スープを入れる背徳感、不思議とラーメンの気分がまったくしません。

視覚が強すぎる!

 

ちなみにタピオカドリンクの店っぽいおしゃれなカップは、100円ショップのセリアで購入しました。

セリアは偉い。

 

 

タピオカ用ストローも買いましたが、直径が大き過ぎて入らなかったので、スープが出来上がるまでの時間を利用してエビを作りました。

 

 

そうこうしているうちにタピオカ醤油ラテが完成!

 

 

何?

 

醤油スープとブラックタピオカが完全に溶け合ってとなっていますね。

コーヒーと言い切ればなんとかな…

 

 

ならない。

表面に浮かぶ脂が不安を煽ります。

 

醤油スープは色が濃過ぎて、タピオカミルクティーのような“映え”が得られないのでスープを変更することにしました。

 

 

 

味噌スープならば!

醤油よりまろやかで濁ったやさしいブラウンのスープ…。ミルクティーに近い効果が得られるのではないでしょうか。

早速注いでみましょう。

 

 

あら…?

 

これは…かなり擬態できているのでは!?

 

 

 

さらなる“映え”を求めようとトッピングを用意したのですが、全てが底に沈んだため、切ったナルトを差し込んだらレモネードみたいになりました。蒲ネード。

いよいよなんの飲み物なのかわからなくなってきた。

 

 

しかしこうして持ち歩けば、ラーメンだとは気づかれないはずです。

 

 

具材は切り刻んでスープに溶け込ませようとしましたが、これはビジュアル的にかなり失敗です。

全然溶け込まない。

 

それではいざ実食……!

 

 

熱っっっっっっつい!!!!

失念しておりました。タピオカミルクティーの店で、ホットを売らない店が多い理由を…。

熱を孕んだ弾薬のごとく、タピオカが喉を襲撃してきます。

 

 

凄まじい反発……。

共に吸い込んでいるのにタピオカとスープが全く絡まない。球が自分を曲げず、強い意志で喉を滑っていくのを感じました

口の中の状況を脳が把握しきれていません。

 

よくラーメンの食レポなどで「麺がスープと絡む」などの表現を見かけますが、ここまで絡まないものを味わうと、その言葉の意味がよくわかります。

麺の形状って偉い。

あとカフェカップのせいで、全くラーメンを感じられません

「まずい!」とも言い切れないのですが、「しよっぱい汁のなかに入っているタピオカ」以上の感想が出てこないのが悔しい限りです。

 

 

悔しいので、ロゴを作って雰囲気だけおしゃれにしておきます。

 

料理としては一切満足感を感じられなかったラーメンタピオカ。

しかしラーメンを持って外を歩く背徳感には、何ともいえぬ快感を感じます。

満足感よりも背徳感が勝ってしまってるのは予想外でしたが、「すまし顔をして街を歩いているのに実はラーメンを食す私」というシチュエーションに興奮を感じる人はやってみるのは手かもしれません。私は「普通にラーメンを食べたい」と思ってしまったので、もうしませんが……

 

もしラーメンの新業態として挑戦する方がいらしたら、どうぞ参考にしてください。

 

 

 

 

日高屋の汁なしラーメンのファンなので、ぜひ日高屋にハンディラーメン業界進出してほしいと思いパッケージとポスターを作りました。

作った後に気づいたのですが、汁なしだとドリンクという全ての前提が崩れますね。

 

 

言い忘れていましたが、このスタイルは強制的にスープを飲み干すハメになるので確実に血圧が天辺を叩き出します。

次はお味噌汁で挑戦したいですね。

 

 

(おまけ)

「手軽なラーメン」の対義語の「丁寧なタピオカ」も作ってみました。

 

タピオカは普通にミルクティーに入れて食べるのが一番いい。

 

 

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