「標示灯」というものをご存知でしょうか。
そう、あれです。
ドアの前に「使用中」などと光っているあの看板です。
病院などで見る「手術中」のサインなど、「静かにシリアスな事態」を演出できる標示灯。
とてもかっこいい。自分も使ってみたいと思ってしまいます。
でも日常生活でこれを点灯する機会はなかなかありません。そもそも標示灯なんて持ってないので……
持ってない…?
持ってないなら…作ればいい…!?
ということで作ってみました。
これで私もマイ標示灯ユーザーだ!
マイ表示灯をつくろう
まずは設計図を描きます。
今回のキーとなるポイントは「スイッチにより光る」「標示部分を差し替えできる」という点ですが、肝心な技術が全てわからないくせに矢印を書き込んでおけばかっこよく見えるという考えで書いていることが伺えます。
男子小学生の自由帳?
最初に本体ケースをアクリル板で作ります。
わざわざ3Dソフトまで使って設計したのに、最後は瞬間接着剤とパワーに任せ圧合着(あつがっちゃく)してしまいました。
だって瞬間接着剤は万能だから…。
次に標示等の「標示」の部分に当たるプレートを作ります。
文字はフリーフォントの機械彫刻標準書体フォントを使用しています。
グッとそれっぽくなるのでおすすめのフォントです。
これは蒲焼さん太郎の拷問現場ではなく、カットしたアクリル板を赤スプレーで塗装しているところです。
外装とプレートを合わせ、本体の基礎に当たる部分は完成!
プレート部分にポケットをつけたので差し替えが可能になりました。
カセットを差し替える作業って無限にワクワクしますよね。私はそれをやりすぎてニンテンドーDSを壊したことがあります。
ここからは鬼門、「なんとかしてピカピカ光らせる」ゾーンに入りました。
電子工作の知識は皆無、わかっているのは電池とLEDを繋げば光るという小学校4年理科程度の知識です。
なので無理やりつなげてみました。
LEDの方向を間違えて火花が出ました。怖い。
光った〜〜〜〜!!!
※本来は抵抗無しの直列でLEDを繋げると危ないらしいです。
線が切れれば電気が通らないという高度な知識もあったのでアルミホイルスイッチも作れました。
小学校の理科の授業って標示灯を作るためにあったんですね。
コピー用紙とビニールテープを使用するなど裏側の配線が完全に終わっていますが、固定できたので良しということにしておきましょう。
こうしてマイ表示灯が完成しました!
実際に使ってみましょう。
マイ標示灯を使ってみよう
これがしたくて作りました。
光った〜〜〜!!!!
でも銅線が短すぎてドアが開かない!!解散!
両ドアにアルミホイルをつけたので、ドアを閉めた時に光るようになっています。
誰がなんと言おうとこれがスイッチです。
これさえあればいつでもシリアスに便を排する事に集中できますね。外側からもノックし辛いはず。
接着で電気がつくということを利用してパソコンキーパーも作れます。
必要ある?という意見は受け付けません。
「食事中」プレートに差し替えてみました。
これで誰にも邪魔されずにご飯が食べられます。
食は遊びじゃないので…。
試しにトイレのプレートを食事中に差し変えたら最悪になりました。
食事が終わったらひとやすみ、もちろんそんな時にもマイ表示灯は使えます。
こうやって背中と地面にアルミホイルを敷いて……。
休憩の意思表示が明確にできます。
電気を用いた人体実験の様子ではありません。
絵の具をスポンジで叩いてサビのような塗装をする事で、エイジング・エディションにもなります。
廃墟好きにはこちらがオススメです。
さらにさらに、内部のLEDをフルカラーに変えるとフィーバーモードにもできます。
トイレ内部が突然クラブになったとしても落ち着いて対応できますね。
中身のカセットは無限に増やせるので、良いアイデアがありましたらぜひ教えてください。
それではおやすみなさい。
(おわり)