「全く新しい悪口を考えよう!」の前編はコチラ
【「ニュー・ワルグチ・オーダー」の主なルール】
1.プレイヤーはカードの山から2~3枚、ランダムにカードを引き、対戦相手の前に置く
2.置かれた側はカードを開き、悪口を完成させる
3.完成させた悪口には説明責任が発生する
4.「面ジャン」に似ている
前回は2つの言葉を組み合わせましたが、今回からは3つに。収拾不能な偶然の世界をご堪能ください!
原宿「ヤフオク武者弁慶」
岩田「筋金入りのオークションマニアなんだろうなー」
原宿「999個の商品を落札して、最後の1000個目を求めて五条の橋に立ってる」
岩田「牛若が出品してたのだけ落札できなかったんだ」
原宿「そこで初めて『この出品者は大変良い出品者です』の評価をつけたんだよ」
岩田「まぁ別に橋には立たなくていいけどね」
岩田「授業始まってきてから入ってきたデブが、口の周りテッカテカにして」
原宿「お前!天ぷら食ってただろ!ってすぐわかっちゃう」
岩田「むしろ食パンの代わりに天ぷらくわえて走ってるぐらいの勢いだよね」
原宿「確かに天ぷら食ってて遅刻する人はデブだろうなーっていう気がするわ」
岩田「すごい限定的な状況」
原宿「フッと浮かんだのはおっぱいとかちんことか、そういう最低なものを殴らなきゃいけないバカパンチングマシーンがたくさんある遊戯施設」
岩田「どうしよもねー」
原宿「後は若手芸人のコンビ名でもありえそうだよね。どうもー!最低パンチセンターでーす!」
岩田「サイパンね」
原宿「なんだこれ」
岩田「これは熱血教師だけど、結局はPTAの奴隷になる先生だね」
原宿「PTAから何か言われたらすぐ折れちゃう」
岩田「お前等の気持ちはわかった!しかしPTAがなぁ…って」
原宿「最低だ」
岩田「あと、こういうタイトルの漫画が連載してそう」
原宿「灼熱!奴隷先生!」
岩田「ひどいね。にわかおっぱい和尚」
原宿「あの和尚、最近やたらおっぱいおっぱい言い出したよなぁって」
岩田「おっぱいなんか全然興味なさそうだったのに、急に」
原宿「おっぱいなんてそこまでいいもんじゃないと思ってたけど、久しぶりに目の当たりにしてみたらすっごくよかったんだろうな」
岩田「にわかおっぱい和尚がお経をあげても何だか嘘くさい」
原宿「銀座にそんなのいるんだ」
岩田「銀座で唐揚げ食うなら、まずこの四天王を押さえろってね」
原宿「『チューボーですよ!』とかでこういう適当な肩書きありそうだなー」
岩田「なんか四天王ってつくと何でも面白くなっちゃう気がする」
原宿「ごめんね珍チキン」
岩田「あ、これもう絵が浮かぶ」
原宿「完全に哀しそうな顔のお母さんが浮かぶよね。ごめんねぇ、珍チキンで……って、息子に謝ってる」
岩田「楽しみにしてた御馳走が珍チキンじゃあ息子も怒るよね」
原宿「クソババア!珍チキンなんて食えねーよ!って言って、床に転がる珍チキン」
岩田「珍チキンって何?」
原宿「こんなの毎週出すなよ」
岩田「とにかく若者を最初から最後まで舐め切った雑誌だね」
原宿「お前らみたいなもんは、週刊若僧ウンコで十分なんだよ!みたいな姿勢」
岩田「あるいは週刊少年ジャンプを、めちゃくちゃバカにした言い方ね」
原宿「お前の好きな週刊若僧ウンコだっけ?なんか出てたから買ってきてやったぞ、みたいな」
岩田「『灼熱!奴隷先生!』も連載してて欲しいね」
原宿「週刊若僧ウンコ新連載!『灼熱!奴隷先生!』」
原宿「くにおくんのゲームで、連合の西村がこういうの使ってそう」
岩田「今やってんのってどういう企画だったっけ?」
原宿「新しい悪口を考えよう、だよ!」
岩田「赤いゴリラ寿司とみどりのたぬきっつってね」
原宿「赤いきつねの原型とどめてないじゃん」
岩田「もうきつねでもうどんでもなくなってる」
原宿「マルちゃん迷走し過ぎ」
原宿「ちゃんと起こしてもらったにも関わらず、悪態をついてる人」
岩田「語呂はいいなー」
原宿「チクショウ!こんなに目が冴えちまって!まるっきりお目目パッチリクソ起こしだな!」
岩田「いいことなのに」
岩田「ビスケット娘が迫害されてた時代もあったね」
原宿「ビスケット狩りか。当時はビスケット娘は異端と見なされていたからね」
岩田「こんなに美味しいビスケットが焼けるなんて!ビスケット娘に違いない!」
原宿「ビスケットが水に沈んだら無罪、水に浮いたら火あぶり」
原宿「覚えたての言葉を使ってるんだろうなー」
岩田「何でもかんでもオン・ザ・ロックでって」
原宿「終いにはポタージュもオン・ザ・ロックでくれなんて言い出す」
岩田「そりゃあマスターの堪忍袋も切れるわ」</span
原宿「何言ってんだ?」
岩田「なんか名言っぽいけど意味がわからない。でも多分長嶋監督の言葉」
原宿「あなたにとって野球とは何ですか?と聞かれて」
岩田「えー、いわゆるひとつのですね、野球 like a フラワーですね」
原宿「天才の言葉は凡人には難しい」
原宿「何となくこうなるんじゃないかと思ってたけど、後半からは悪口でも何でもなくなってた」
岩田「ただのひどい言葉並べ」
原宿「でも『こんな言葉があったのか!』みたいな驚きは味わえたな。脳味噌のライブラリーを引っかき回される感じが結構気持ちよかった!」
岩田「アイディア出しで困った時にこれをやると、何か突破口が開けるような気がする」
原宿「オモコロの特集制作にも今度からこのシステムを活用しよう。あなたも頭が煮詰まった時は、この方法を試してみては?」
【今回の悪口大賞】
原宿「ポップコーンのお手軽感覚と、ビッチという言葉のイメージが見事にマッチングした作品」
岩田「悪口を言われながらも、ポップコーンビッチ本人は何となく愛せるキャラクターなのではないかという妄想を抱かせる秀作。彼女の人生を陰ながら応援したい」
(おわり)
(岩田・原宿)