うーん……何持っていこうかな……

 

折角手に入れたんだしジャンプスタート2022のBOXと……あとは神河のドラブ……

 

……よし!

 

……………

 

…………

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、お疲れ様です。

何してるの?

記事の撮影まで時間があるので、それまでマジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)のジャンプスタートってセットで遊んでようかなと。

(※この導入にはフィクションが含まれます。永田さんも業務時間内に業務外の決闘(デュエル)は行っていません。多分)

 

MTGと言えば、またMTGの記事書いてよ。MTG好きが盛り上がるような感じの。

 

う~ん……MTG好きが盛り上がるものってMTG知らない人には何も伝わらないんですよねぇ……誰にでも伝わるからってまたカードの値段の話したら今度こそ炎上しますよ。

MTG好きが盛り上がってるのを何も知らない人が見てる、とかでもいいんじゃない?

だとしても、遊戯王と違って朧げなルールも知られてないのがネックで……高いカードが有名だからプレイするハードルが高いゲームと思われてる節もありますし……

 

ドラフトとかシールドだったらカード資産は要らないけどね。ゲームのルールを知った上で独特の駆け引きまで覚えなくちゃいけない。

その駆け引きがリミテッドの醍醐味ではあるんですけど……

 

(いや、待て……MTG界で今なお語り草になっている、伝説の『あの企画』だったら、誰にでも「ドラフトの醍醐味」を伝えられるんじゃ……?)

……少し、お付き合い願えますか。今から「誰でも知っているもの」に例えて、MTGのルールの一つ、「ドラフト」を体験して貰います。

 

MTGを知らない人にも、「ドラフト」の楽しさを知って欲しいんです!

 

 

……『寿司』で!

 

登場人物紹介

ストーム叉焼……この記事の筆者。綺麗な基本土地を集めながら「いつか友達とリミテやる時に貸すんだ」という叶わぬ夢を抱く趣味があったが、ちょっと前にオモコロライターでプレリリースに行く会が結成され夢が叶った。好きな色はイゼット(青赤)。

永田……ドラフト有識者として招集。ドラフトの腕はオンラインゲームの「MTGアリーナ」でリミテッドの最高ランクに到達出来る程と折り紙付き。冒頭の決闘シーンでは筆者を完膚なきまでにボコしている。好きな色は強いて言うならゥルタイ(黒緑青)。

原宿……編集長として記事のネタを振ったら巻き込まれた。カードゲームの知識はほぼなく、当然MTGに関しても知らない。好きな色は瓶覗(かめのぞき)。カラーコードは#a2d7dd。

みくのしん……少し後に出てくる。情緒的にポケモンカードを開封する事で有名。ポケカや遊戯王はプレイ経験があるが、MTGは十中八九知らないだろうという信頼の元声を掛けた。好きな基本エネルギーは

はじめに、『寿司ドラフト』という種目は俺が生み出したトンチキゲームというわけではありません。

2015年、MTG最大クラスの公式イベント「グランプリ千葉」の中でサイドイベントとして実際に開催された、れっきとした公式種目です。

著名なプロプレイヤーの一人「八十岡 翔太」さんが参加した事、MTGのフォーマットで寿司の駆け引きを描写したカバレージ(取材記事)の完成度の高さから、今でも『寿司ドラフト』は伝説の企画として語り継がれています。

「 八十岡翔太の寿司ドラフト」 https://mtg-jp.com/coverage/gpchi15/article/0015141/
記事執筆時点、日本語版MTG公式サイト内のあらゆるカバレージの中で歴代5位の人気。

極まったMTGプレイヤーは寿司でもMTGを楽しむ事ができる、いうなれば「一流のプロレスラーは箒ともプロレスが出来る」的な事を証明して見せたのですが、今回はその逆。「寿司」から「MTG」へのアプローチを試みます。

寿司ドラフトのルールをお借りし、「寿司」という誰でも知っているものを巡る駆け引きで、MTGの「ドラフト」の楽しさの、その片鱗だけでも皆さんにお伝えさせて下さい。

今回の寿司ドラフトは特殊なルールを加えてこんな感じでやらせて頂きます。

……と言っても、MTGを知らない人はそもそも「ドラフト」がなんなのかわからないと思うので一旦流して大丈夫です。

 

まず「ドラフト」の意味をお伝えする為に、本当に触りだけ本物のMTGのカードで説明させて下さい。

多分、皆さんのイメージする「ドラフト」は野球の「ドラフト」だと思います。事実、オモコロチャンネルで行われるドラフト企画は全部そのルール準拠ですし。カードゲームの「ドラフト」はそれとはちょっと違います。どちらも「選抜」という意味ですが選び方が違うんですね。

未開封の「ドラフトブースター」をお配りします。

ドラフトブースター……ブースターパック(構築済みデッキではなくデッキを強化する為のパック)のうち、ドラフト等のリミテッド戦用に作られたパックの事。ドラフトブースターという名前が付いたのは2020年。2019年にコレクターブースター、2020年にセットブースターというドラフト用「じゃない」パックが誕生したが、それ以前のパックは基本的にドラフト等のリミテッド戦で遊ぶことが出来る。

 

では開封して頂いて……その中から、欲しいカードを一枚選んで抜き出して下さい。その行為を「ピック(pick…選ぶ)」といい、これが「ドラフト(draft…選抜)」というルール名の由来です。

 

ではピックした残りの束を隣の人に渡して下さい。そうすると逆隣から一枚減ったカードの束が渡されますので、それを受け取り、また一枚ピックして下さい。

 

そしてまた隣に渡し、逆から受け取り……を繰り返すと、手元にどんどんカードが集まっていきます。これを3パック分繰り返した後、手元のカードでデッキを組む、というのが「ブースタードラフト」というルールの「ドラフト」パートです。

非常に大雑把でしたがわかりましたか?いや、これでわかるなら苦労はないんですが……

 

これシールド戦みたいなって事?

え?!なんでみくのしんさんがシールド戦を……

あ!ポケカにもシールド戦あるのか!なら話は早いですね!ドラフト戦シールド戦(sealed…密封されたの意。封をされたパックを開けてその場でデッキを組むゲーム)はかなり近いルールです。

 

じゃあ、このカードは『基本土地』っていうポケカでいう基本エネルギーカードみたいなものなんですが、これの意味も分かったり……?

 

というか僕、昔MTGやった事あるよ。コロコロの漫画でやってた頃

 

えええーーーー?!

 

……まさか原宿さんだけが置いてけぼりになってたとは……

 

……続けますね?ドラフトの面白さは多様で、シンプルなコンバット(戦闘)やアドバンテージ(有利)の取り合いの応酬でプリミティブなMTGを楽しめるという側面もあるんですが、今回はデッキ構築まで……つまり、パックを開けて、ドラフトして、デッキを作り上げるまでの魅力を伝えたいと思います。……寿司で決闘(デュエル)は出来ないですしね。

 

 

さっきから言ってる「ドラフト」って普通のルールとは何が違うの?という所も説明しますね。

カードゲームの遊び方は、大きく分けて「構築戦」「リミテッド」の2種類があります。ドラフトは「リミテッド」の中の一つです。

 

例えば回転寿司に行く時に、自分の中で「至高の注文」があったりしませんか?まずは海苔の味噌汁と光り物から入って、その後はマグロの赤身やサーモン、季節限定ものをいくつか行った後に、フィニッシュはウニの軍艦と茶碗蒸し!のような。

こういう(ルールの中で)なんの制限もなく、理想の構成を考えてデッキを作るのが「構築戦」というルールです。多くのTCGで採用される、そして皆のイメージする「カードゲーム」はこの遊び方です。

一方で、例えば宴会とかで、大きな桶に入った「ケータリングの寿司」を皆で食べる時、ネタの種類には大きな制約が生じる事になりますよね。寿司はそこにあるものしか選べないし、勿論茶碗蒸しだってない。その制約の中で食べたい寿司を選んでいく。いわばこれが「リミテッド」の概念です。

今回の「ドラフト」を始めとした「リミテッド(Limited……制限された)」というルールは、その場で手に入る非常に限られた選択肢でデッキを組む遊びです。一見窮屈に感じるかもしれませんが、リミテッドにしかない魅力もあるんです。今あるものでどうデッキを組むか、という咄嗟の判断力とか……その中でも強くアピールしたいのが「普段見向きもされない奴の活躍」です!

 

この《飛翔するドレイク/Soaring Drake》というカード、レア度が最低の「コモン」で、「飛行」という能力があるだけで特殊な効果はなく、先程言った「構築戦」では殆ど採用される事はありません。

 

……ところで永田さん、このカード「ドラフト」での強さはどうですか?

こいつか。結構いい強さしてるよね。飛行持ちで固めて上から殴るのもいいし、装備品とかつけて、っていうのもいい。

 

寿司でも同じような事が言えます。回転寿司で注文する事はないけど、パック寿司の中に入ってたら意外といい1クッションになるネタ……例えば、たまごやかんぴょう巻き。ドラフトの楽しさはそんな地味やヤツらの強さを見出し、活躍させられる所にあります。

そもそもMTGの1パックには「中トロ」みたいなスター選手は1~2枚しか入ってないので、ドラフトはその他大勢の「かんぴょう巻き」みたいなのを上手く使いこなした奴が勝つゲームです。

 

前提知識をさらっと紹介した所で、それではいよいよ寿司ドラフトに入っていきたいと思います。

 

それでは皆さんに寿司のパックをお配りしますね。

 

すみませんみくのしんさん、説明の為に意図的に値段の安いパックを混ぜさせて貰いました。

 

それぞれに配布されたパック。永田のパックが頭一つ抜けて高い一方、みくのしんのパックはやや安い。

ドラフトをする際には、パック内唯一のレアカードが微妙な「ハズレパック」を引いてしまう事もあります。確かに一番最初のピックは不利になってしまうんですが、ただの運ゲーで終わらないのがドラフトです。

一度取ったパックは隣にパスし、次に取るのは隣の人のパックから。つまり全員のパックから1つずつピックしていく事になるんです。これなら運の不均衡はかなり小さくなります。

流れてきたパックから「読み」や「勘」等で「皆はいらないけど自分は欲しいもの」をかき集めて強いデッキを組めたりします。運ゲーの側面も多少ありますが、強い人はしっかりと実力を出せるルールです。

 

 

ハズレっていうけどこれめっちゃいいやつだと思うなぁ……

 

それでは皆さん一手目のピックをお願いします!一番最初はどんなレアでも選び放題ですから、マネーピック(値段の高いものを選ぶ事)するのもアリですね。俺は「うに」から行きます!

 

じゃあ僕はこれで……

一手目からサラダ軍艦!?

 

ってそのサラダ軍艦隣のコーンサラダついてるじゃねぇか!

おい!反則だろ!

 

戻すって!じゃあこのコーンは戻すから!

いや……こういう時はプレイヤーが判断するべきではないですね。

 

ジャッジ!

 

 

 

 

……僕?

かんち……当記事のカメラマンとして参加。数年前から自宅で寿司を握り始め、寿司職人養成学校への取材やオモコロチャンネルでの握り実演等、精力的な寿司活動を展開。社内随一の寿司力を誇る為、寿司ジャッジとして今この瞬間指名。好きなネタはブリ。

カードゲームのイベントでルール上不明な点があったりイレギュラーな出来事があった場合はジャッジ(審判)を呼びましょう。中立の立場から裁定(どう扱うべきか)を伝えてくれます。

という訳でジャッジ。こちらのサラダ軍艦がコーンマヨの付着したエラー寿司なんですが、コーンを取り除くべきでしょうか?

いや、これはそのままでOKです

 

やったー!

ジャッジの判断により、こちらのサラダ軍艦はコーンマヨ(といくら1粒)を搭載した寿司として扱ってよいとの裁定が下りました。

なお後々振り返って見ると「見た目が綺麗じゃなくなるからコーンは正直要らなかった」との事です。起動能力の混成マナシンボルのせいで固有色が増えて単色統率者に採用出来ないカードみたいですね。

 

それでは寿司のパックを回して2手目。

 

俺はここでもウニ!

あ、そうだ。今回は特別ルールで公開領域(いつでも確認していい情報)にしてますが、誰が何をピックしたか隠す本来の遊び方でも、手元に回ってきたパックの残りから周りが何を狙っているか推察する事は出来ます。

MTGはデッキの色をある程度揃えた方が強いので、同じ色を狙っている競合が多いと限られたカードの奪い合いになり、結果共倒れになってしまう。皆が狙っている色を避ける事で、誰にも狙われていない強いカード独占出来たりする。

 

カードゲームは組み上げたデッキをぶつけ合うバトルですが、ドラフトはデッキを組み始める準備の時点で他のプレイヤーとの言外の駆け引きが生じるゲームです!

 

 

そんな事言ってるストチャーが明らかにウニ固めてるからウニカットするわ

カット……有用なカードを他プレイヤーに使わせない為に、自分が使うかどうか関係なくピックする事。ヘイトドラフトとも。

ああああ!!俺の《はらわた撃ち/Gut Shot》作戦が……!

なんて?

では三手目……うーん……ではイカで。いくらが残ってればなぁ……

って原宿さん!?3連いくら?!

おいみくのしん!いくらカットしないとやべーぞ!

 

え……でもあんまりいくらに魅力は感じないし……

じゃあこのまま4順目になって……あー!!!

 

いただきやす、と……

原宿、初手から4連いくらピック!

赤固めたなー

これはもう赤単いくらスライですね

スライ……ダメージ効率を重視し、圧倒的速度で相手を倒す超速攻デッキの事。いくらにスライ要素はない。

 

これは原宿が一歩リードか?

 

 

ゲームは5巡目に入り中盤に。俺はほたて卵焼きをピックしました。

 

意外とマグロがずっと回ってくる。

プールに多いマグロは後回しでよかった。先に取るべきは意外と少なかったサーモン。

……あ!確かに!ベストコモンなのに数が……永田さんに抑えられてしまった

 

パックの内容から展開を読み、ピックする順番で高度なプレーを見せた永田。MTGのドラフト強者が寿司ドラフトも制するか……?

 

ドラフトも終盤に向かっていくと選択肢もあまり広くなくなっていきます。

 

欲しいのなくなってきたな

MTGでも最後の方使いもしないカードピックしなくちゃいけない

ドラフトあるあるですね。アリーナだとサイドボードにダイレクトにシュートされる奴

 

(既にいくらで固めて火力を出せる原宿さんに広い受けを持たせる訳にはいかない……エビ・カニ系はここで封殺する!

 

色が淡……

このピックならプリン体ビートか……

なにそれ

喰うの自分だろ

プリン体ビート……本家の寿司ドラフトのカバレージにて名前の上がったアーキタイプ。恐らくプリン体の高いネタを集め、痛風でのビートダウン(攻撃で相手の体力を削りきって倒す戦略)を行うデッキ。この場合ビートダウンされるのは食べる人。つまり俺。

 

その後数巡し、パック内の寿司が全てピックされ、ドラフト終了!

 

それではデッキ構築に入りましょう。基本醤油基本わさび基本ガリ基本かっぱ巻は自由に使ってOKです。

かっぱ巻もいいの?

緑のネタがなくて全然5色揃わなかったので、特別ルールとして基本土地扱いにしました

 

基本土地……MTGにおいてカードを使う為の「マナ」を出すゲームシステムの根幹。ドラフトの場合、ピックしたカードとは別に用意した基本土地を好きなだけ入れていい。

5色……の5色。「マナ」の属性のようなもの。マナの色によって得意、不得意の傾向があったりする。寿司ドラフトでは特に緑の確保が難しく、本家では「高菜」「あさつき」等あまり見ないネタが選出される事となった。

 

デッキにする寿司を選んで別皿に移しましょう。

……え?減らさなくちゃいけないの?

カードゲームのデッキ枚数は少ない方が強いんです。本来のMTGのドラフトでも、ピックしたカードから絞りに絞ってルール下限の40枚のデッキを組み上げます

枚数が少ない方がデッキが回るっていうもんね

回る……効率よくカードを使える事

どれを入れてどれを抜くか……腕の見せどころですよ

MTGだったらね。これ寿司よ。

 

 

エビは入れすぎるとアーキタイプがブレる……ここはウニを中心に……

デッキ調整を終えて、寿司ドラフト完了!それでは皆の完成した寿司デッキと、そのコンセプトを聞いてみましょう。

 

まずは原宿。

 

まずいくらは多ければ多い方がいい。いくらからなにか、そしてまたいくらに戻って来れるというコンセプト。いくらの重ねがけ

重ねると強いカードみたいな重ねる……ここでは沢山入れるの意)

枚数が多いって事はデッキが安定しますしね

パック内の全てのいくらを掌握した原宿。それ以外は最低限を揃えたという構成で、いくらのパワーで押し切る作戦のようです。また、穴子やたまご焼きなど子供向けの気配のする甘めのネタ中心なのが特徴でしょうか。

あとエビは完全に抑えたつもりでしたがいつの間にかピックされていました。

 

続いてみくのしん。

 

僕はもうバランス。トロもあったりマヨの軍艦もあったり、皆で食べられる寿司。マグロは皆大好きなんでトロや赤身を中心にバランスを取れてると思います

MTG的にはこういう脂っこいデッキはどうなの?

ファッティが多いね~序盤をちょっと舐めてるかもファッティ……コストとステータスが高いカードの俗称。ここでは単に脂の乗ったネタの事

まぁ寿司ドラフトって全知ドラフトみたいなもんですからね

青魚、軍艦などのバリエーションを持たせつつ、パックの中トロを総取り!バリューの高いネタを揃えた完成度の高い皿に仕上がってます!同卓から疑問を呈されていたマヨネーズ系軍艦が吉と出るか凶と出るか……?

 

続いて永田。

 

まずは環境を見てサーモンが少なかったから、コモンだけどこれは2個独占。それから赤貝はアンコモンだけど強いからこれも優先的にピック。後はストチャーにウニを流さないようにカットしつつ、見栄えのいい尾頭付きのエビ、光り物、白身、赤身のバランスを取ってピック。

赤貝って今アンコモンなんですか?

赤貝はアンコでしょ。ウニはレア

えー?僕やってた時赤貝レアだったんだけどなー……

(赤貝って再録カードだったの?)

そのエビはフレーバーテキストよさそう

特殊イラスト版のエビ

 

最後は主催のストーム叉焼。

 

まずは目玉レアのウニを中心とした構成。そこにエビ、イカ、カニを集めてプリン体でのビートダウン一点に絞った構築です。おしゃれ枠に卵焼きを入れる事で茶目っ気を見せてみました。最小の構成で勝利というシンプルな目標に到達します。

おしゃれ枠……デッキの作者の「入れたい!」という気持ちを優先して入れたカードの事。他のカードの方が強い事が多々あるが使いたくて入れてるカードは何人にも否定する権利はない。

少な

ずっと何してる?

見てらんねぇわ

色々察しているかと思いますが最後までお付き合い下さい。

 

お互いのデッキが出揃った所で、今回は寿司ジャッジのかんちさんに誰のピックが最も優秀だったかの評価をして貰います。

今回は寿司ネタに「+1」「+2」「±0」「-1」の点数を割り振り、独自に採点しました。

まず最下位は……

 

ストーム叉焼!

 

クソっ!何故だ!?俺の完璧な構築が……!?

寿司が少ないからです

そりゃそう

正直序盤で作戦が瓦解した時点でどうしていいかわかんなくなってました。

 

 

3位は……

 

 

 

原宿!

えー?!

このいくらなんですけど……粒の大きさが違いますよね?これ、同じ「いくら」というネタでもサケの子とマスの子が混じっているんです。それがちょっと評価を落とした原因ですね。

まさかそんな所まで見られているとは……

流石寿司ジャッジ……

寿司ネタに精通した男の目が細部まで光り、いくら単をコンセプトにした原宿が裏目る結果に!

 

そして優勝は……

 

 

永田!

 

よっしゃーーーー!!!!

クソー!!!!

 

 

二人共、点数上ではかなりの接戦でした。みくのしんの中トロは唯一の+2ネタです。勝敗を分けたのは……

 

 

サラダ軍艦とマヨコーン軍艦ですね。これの減点さえなければ優勝でした。

そっか……

 

でも、僕は回転寿司でシーサラダ軍艦が一番好きだから……

永田さんの寿司は文句の付けようがないですね。完璧です。

 

優勝は永田!MTGAのドラフト猛者がその手腕を寿司ドラフトでも発揮!非常にバランスのいいピックを見せてくれました!

 

優勝者には主催のコレクションより《悲劇的な過ち/Tragic Slip》(ジャンプスタート2022特殊イラスト版)が贈呈されます。

既にクリーチャーが死んでる時に使うと大体のクリーチャーが死ぬスペルです。

 

さ、ドラフトも終わった事ですし、皆で寿司を頂きますか!寿司ドラフトは寿司を食べる所までがルールみたいですから!

しゃあ!喰うぞ~!

こういう風に寿司を選ぶと、いつも注目してない寿司ネタも美味そうに見えてくるな~

酒飲みて!……あー、今日は冷蔵庫にないんだっけ?

この前の新年会で全部持ってっちゃったからね

イレギュラーがなかったら酒が常備されてるのかこの会社

 

身近なごちそうの代名詞である寿司。自分の好きなネタを好きなだけ食べるのも幸せですが、普段と違う成約の中で選択する事で新たな美味しさに気付けるかもしれません。

また、「マジック:ザ・ギャザリングってこういう遊び方もあるんだ」と初めて知った方へ。「皆も今すぐルールを覚えてやってみよう!」と軽率に勧められても困るかも知れませんが、「なんか楽しい事やってるんだな」位に記憶して貰えるだけでも幸いです。もし、実際にMTGを、ドラフトを遊んでみたい!と思った方は、「MTGアリーナ」という基本無料のオンライン対戦ゲームが配信中ですので、スマホやPCでダウンロードしてみて下さいね!

 

 

次はMTGとバスケを交互に行う「マジック×バスケ」でお会いしましょう。シュートの上手さで相手のライフをゴリゴリ削れる公認種目です。

 

 

では、公式ルールに則って寿司を食べる時間は45秒です。

 

(おわり)

次のページはおまけの寿司ドラフトカバレージです。

大多数の人に意味が分からないと思うので最後の画像ギャラリーまで飛ばして下さい。

 

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