こんにちは、オモコロ編集部です。
世の中では「人をダメにするソファ」や「人をダメにするコタツ」など、「人をダメにする」家具が何かと話題となっており、かなり人気があるそうです。
「人をダメにするベッド」というものもあるそうです
でも、これらを発明した人達を超えるくらいダメなヤツらが、集まって必死に考えればもっともっと「人をダメにするインテリア」を思いつくんじゃない????
というわけで、青春時代からインターネットばっかりしてきたせいでもうすでにダメになっている面々が集まり、「人をダメにする家具・インテリア」を考えてみました。
プレゼンター
WEBディレクター
貧乏時代、拾った机から生えてくるキノコを食べた。
WEBエディター
会社のデスクを業務に関係のないガンプラで埋め尽くし、厳重注意を受けている。
ブロガー
青春時代のすべてをインターネットで食いつぶしてしまったため、一般常識がない。
ライター/発明家
実家暮らし。両親の出ていってほしそうな雰囲気を無視している。
オモコロ編集長
28歳まで無職だったし、最近まで自転車にも乗れなかった。
この5人が、新しい「人をダメにする」インテリアを考えます!!!
掃除をしたくない一心から生まれたインテリア
山口が注目したのは食卓。
みんな、モノを食べた後にちゃんと食卓拭いてます?
拭かないですね。
なにか液体系がこぼれた時くらいしか。
食べカスくらいだったら手で集めちゃうかも。いちいち布巾で拭くとかは面倒くさい。
そうなんですよ……ちょっと食べカスをこぼしたくらいでいちいち布巾を出すのは、費用対効果が合わない!せっかく食事で得たカロリーを、布巾を濡らしに行くエネルギーで消費してまうわ!!
それは食わなすぎ。
とにかく、食べこぼしくらいでなにか行動を起こしたくないし、そんな気力もないんです。そこで、食卓に食べカス用の穴を開けておいて、ささ〜っと落としておしまいにしよう、っていうのが僕の提案です。
真ん中に食べカス用の穴を空けた食卓が、山口の提案。
この穴ね、ただ空いてるだけじゃ意味がないので、ここに食べカスを入れるといつの間にか消滅する仕組みを考えました。
消滅?!
そんな事できます?
「食べカス」「下に落ちる」「いつの間に消える」……。これらをつなぐものなんて、常識的に考えて1つしかありませんよね。そう……!
アリに食わすですよね。
どこの常識だよ。
食卓の話題で虫を出すな。
何も言っていないのと同じ。
これを実際に商品化すると、こんな感じになります。
筒がテーブルの土台部分に接続していて、そこに食べカスが落下します。すると土台部分に住んでいるアリさんたちが、これを食べてくれるって仕組みです。人にもアリにも嬉しい、まさにWin-Winな関係ってワケ。
キモッ。
わざわざCGまで作ってさぁ……。
さらにこの土台部分、透明なパーツでできているから、アリが巣を作っている様子も見れてお子様の自由研究にもってこいですよ。
土台の真ん中に巣を作り始めたらおしまいでは?
そもそもメリットでもないし。
この筒のところからアリが上がってきたらどうするんですか?
そうですねぇ……じゃあ筒のまわりに毒を……。
原住民の考え方かよ。
もとより食事をするところで虫を使うのがキモい、ということで低評価!
恋愛が不要になるアイデア
「私は世のオタク女性の味方…」と語る加藤
恋愛って疲れません? 元々は他人だった2人が一緒に過ごしたり、生活を共にするなんて無理があると思うんです。
元も子もないこと言うなよ。
とはいえ、二次元に100%振っても、人の温かみに飢えてしまうと思うんですね。
それはわかります。
そこで、ぼくが考えた商品はコチラです!
手形マウスヒーター!
よく胸キュン描写で、「上司が部下へパソコン作業を教える際、マウスで手が重なる」みたいなのがあるじゃないですか?
あるある。
手が重なるのはエロい。
このような感じで、マウスを持つ手の上に乗せるヒーターなんです。ホカホカに温かいというより、人肌程度のちょうど良いぬくもりになるんですよ……。
これで胸キュンシチュエーションが再現できるし、パソコン作業中は手が冷える冬でも暖かいというわけです。
完全にオタク女性向けの商品や…。
おっぱいマウスパッドみたいに、PC周りのアイデアグッズは売れるからなぁ…。
そしてゆくゆくは、女性に人気のアニメキャラとコラボ!手の形をキャラごとに変えることで、2次元のキャラといつでも触れ合えるんです!
えっろぉ…。
それはわかります。
つまり、このヒーターを手の上だけでなく別のところにあてがえば…?
やめなさい。
どえっろぉ…。
最後の提案が完全に蛇足だったため、減点!
「人をダメにする◯◯」の究極系を考えた
マンスーンのテーマは「ストレスからの解放」。
「人をダメにする」って、本当にいい言葉だと思うんですよ。
いまやすっかりネットではお馴染みやね。
ソファのほかにコタツなんかもありました。
僕、あのシリーズのてっぺん取りたいんですよ。人類は頑張りすぎた……。豊かになろうと、前へ前へ進みすぎた。疲れきった人類は、いったいこれからどこへ向かっていけばいいんですか?
突然どうした。
実家住まいの男が頑張りすぎたとか言うな。
さんざん前に進んできたんだから、もう戻るしかないでしょう。我らの故郷・お母さんのお腹の中へ……!そこで考えたのがこのクッションソファです。
胎内だからtai-naiか。
これどうやって使うの?
このソファ、上に乗ることもできるんですけど、この切込みの中から……。
こんな風に、ソファの中へ潜り込むことができるんです。
ソファの中!その発想はなかった。
中はちょっと狭めで適度な圧力がかかり、まるでお母さんの胎内に戻ったような感覚。ソファの上の癒やしを超えるには、もう一体化するしかなくない?という発想です。
なるほど。好き過ぎると一体化したくなるって気持ち、わかります。
好きとかの話はしてなくない?
ARuFaくんの発言、なんか童貞臭いな。
胎内って言っちゃうのがいいかわからないけど、コンセプトはいい気がする。
僕はけっこうほしい。
「人をダメにするシリーズ究極系」ってキャッチフレーズもいいですね。
手応えありのマンスーンのソファ。社内評価は上々!
「布団から出たくない」という夢を叶える
高速で黒板に何かを書き始めるARuFa。
マンスーンさん奇遇ですね……実はぼくが注目したのも……。
テェキドゥヌァアツリィクディィィィィィス!!!!!!!!!
なんて?
聞き取れないうえに黒板も読めない。
適度な圧力ですよ!癒やしと圧力には密接な関係があるんです!
お!世の中はいま、大圧力時代だもんね!
(大圧力時代……?)
黒板に「適度な圧力」と力強く書くARuFa。
僕が注目したのは寝具です。今まで色々な寝具が人々を癒やしてきましたけど、他にも癒やしの要素になるものがありました。それが圧力……ハグされているような感触です。
抱きまくらはハグする側の寝具ですけど、これは逆のコンセプトなんですね。
ハグされるのが癒やし、っていうのは納得できるわ。
こちらがその商品です!
おい!布団が女に巻きついてるだけじゃねーか!
ふざけるのもいい加減にしろ!
失敬な!これを見てください!
この布団、クルっと丸まるクセがついた金属プレートが中に入ってて、適度な圧力で締め付けてくれるんです。
いま「金属プレート」って言った?
「布団」と「金属」……言葉の相性の悪さがすごい。
ふつうに危なくない?
このまま外にも出られるので、アニメのキャラがよくやってる「ずっと布団にくるまってた〜い」という夢が叶います。
アニメの見過ぎ。
それよりまず、自分の夢を叶えるために頑張ってほしい。
こうやって立てておけばスペースも取らないので、都心で住む一人暮らし事情にも最適です。
これはいいかも。見栄え悪いけど。
ちなみに商品名は何て言うの?
もちろん、もう考えてあります。その名も……。
巻き布団です。
やっぱ布団が女に巻きついてるだけじゃねーか!
あまりにシンプルすぎたのか、社内の評価は高くありませんでした。
「高齢化社会」を見据えたアイデア
商品を考える時はまず「市場」を見ないとダメでしょ。
至極真っ当。
おっしゃる通りです。
時代は深刻な高齢化社会にさしかかっています。お年寄りは動くのにも苦労があるので、必然的に「人をダメにする系」インテリアの需要は高くなります。
今日の原宿さんはまともだ。
そこで僕は、お年寄りが必要とする、あるアイテムに注目しました。それがこちらです!
どんな悪路でもお年寄りの元に駆けつける!
「尿瓶キャタピラ」でしょうよ!!!!!
“でしょうよ”ってなによ。
悪ふざけじゃねーか!
高っか〜〜〜!!!
お年寄りは騙しやすいからお金を……
やめときなさい。
真剣に考えてこなかった原宿、評価ゼロ!!
こうして集まった「人をダメにするインテリア」。
これらのアイデアは、プロの目にどう映るのでしょうか?