■はじめに（このセクションの読了時間：30秒）

 

9月某日。オモコロ運営会社、バーグハンバーグバーグにて。

 

 

 

 

 

 

「皆さんに集まってもらったのは、他でもありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本日、私が問いたいのは、これです」

 

 

 

 

 

 

「自宅でカツサンドを作ったことがある人は、挙手してください」

 

 

 

 

 

 

し〜ん

 

 

 

 

 

 

「理解できます。このグラフを見ても分かる通り、ほとんどの人が自宅でカツサンドを作ったことがないのです。」

 

 

 

 

 

 

「理由としては、めんどい、コンビニでさっと買える、めんどい、などが挙げられます。この時点で”コンビニで買える”が”めんどい”でサンドされていることが分かります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからこそ、私はみなさんに試してもらいたいのです」

 

 

 

 

 

 

「自宅でカツサンドを作ったら、どうなりますか？」

 

 

 

 

 

 

「想像してみてください。アッツアツのトンカツとシャッキシャキの千切りキャベツを、ふっかふかの食パンではさみ、一気にかぶりついているところを…」

 

 

 

 

 

 

ニンマリ

 

 

 

 

 

 

「もう分かりましたね」

 

 

 

 

 

 

「自宅でカツサンドを作ると…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶対にうまいということが！！！！！」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■作ります（このセクションの読了時間：2分）

 

というわけで、作るのがめちゃめちゃ面倒くさいカツサンドを、自宅で作ってみます。

 

 

 

 

 

 

材料は豚ロース、食パン、キャベツ、小麦粉、卵、パン粉、油、中濃ソース。

 

 

 

 

 

 

まずは豚肉を包丁でぶっ叩いて、スジを切ります。脂身の部分もいくつか切っておくと歯で噛み切りやすくなるらしいです。

 

 

 

 

 

 

塩コショウ。

 

 

 

 

 

 

そして一番のハードルである「揚げ」の下準備。小麦粉、卵、パン粉を並べます。この時点でめんどさは最高潮。

 

 

 

 

 

 

小麦粉、卵、パン粉を順番にまぶしていきます。こうしていくと指先も完全に衣でコーティングされるので、このまま指を油につけこんだら完全に指のカツが爆誕するな…とか思いますよね？思いませんかそうですか。

 

 

 

 

 

 

そして180℃まで熱した油の中に、衣をつけた肉を投入します。

 

 

 

 

 

 

じゅわわ〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

ぎえ〜〜〜！フォトジェニック〜〜〜〜！！

じゅわじゅわと音を立てて揚がっていくさまを見ると、早く揚がってくれ…という気分になりますね。

 

 

 

 

 

 

両面が均一にキツネ色になったら引き上げます。はい、揚がりましたね。秘められたパワーがすごい。このままトンカツ定食にしたいよ。何でパンに挟まなきゃいけないんだ。

 

 

 

 

とはいえ、キャベツを千切りにします。全然慣れてないので「百切り」ぐらいの厚さになりました。

 

 

 

 

 

 

その後、食パンにマヨネーズを塗りたくります。こうすることで、トンカツの油が食パンに染み込まないようにコーティングされるらしいです。ほんとかな。多分嘘かもしれない。

 

 

 

 

 

 

紳士のたしなみとして、まきぐそを描きました。2回め（右）の方がうまいので成長が見て取れますね。

 

 

 

 

 

 

マスタードも塗りこみます。

 

 

 

 

 

 

キャベツの千切りをのせ、さらにトンカツをドッキング。さらにもういっちょキャベツをのせて、食パンで挟めば…。

 

 

 

 

 

 

完成じゃい！！たまたま家にあった野菜スープも添えてみました。

 

 

 

 

 

 

良い断面。

 

 

 

 

 

 

それでは僭越ながら一口…。がぶり。

 

 

 

 

 

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はい、うまいです。予定調和的な「まあまあのうまさ」ですよね。

 

それよりもやっぱり面倒くささが勝ってました。それに加えて絶対に思うことは、

 

「カツサンドにするんだったら、そのままトンカツ定食にするわ」

 

ということ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■結果報告会（このセクションの読了時間：2分）

 

翌日。

 

 

 

 

 

 

「…というような感じで、それなりに美味かったです。めんどくさかったけど」

 

●メンバーの反応

「おいしそう」

「見た目はいいけど、ジワジワとしゃらくさく見えてきた」

「野菜スープを配置することで”よく見せよう”とする欲が見える」

 

 

わたしのカツサンドを筆頭に、他のメンバーのカツサンドも見ていきたいと思います。

 

 

 

 

【エントリーナンバー1・原宿】

 

「これは僕が作ったやつです。油の温度調整が難しくて戸惑いました。普段料理をしない者にとって、家で揚げ物は異常なほどの労力を必要とし、時間もめちゃくちゃかかるものですね。

ダルかったですが、味はまあまあ美味しかったですね。まあ、惣菜コーナーで買うようなものよりかは美味しいですが、総合的な労力・コストを考えると、わざわざ自宅で作るほどではない、というのが正直な感想です」

 

 

●メンバーの反応

「男が作ったカツサンドって感じがして、この荒さもいいですね」

「四等分されているからヒョイと食べやすい感じはある」

「右と左でトンカツの形状に差がありすぎない？」

 

原宿らしさが全面に押しでた良いカツサンドです。この調子で見ていきましょう。

 

 

 

 

 

【エントリナンバー2・加藤】

 

「これは僕のやつですね。食パンをトーストにして薄く切り、キャベツも少なめにしています。食べやすさを重視した結果ですね。柔らかい口当たりにした方がいいかと思い、肉の種類はリブロースにしています。

ビールも用意して日曜の昼間からかなりいい感じになりましたが、それ以降はずっとアニメを消化して過ごしました。今思うと公園で食べた方がよかったかもしれません。ちなみに妻の分も作ったのですが、油ものがそこまで好きではないので、”まあまあ”という感想でした」

 

●メンバーの反応

「トーストにすると見た目の良さが倍増する！」

「さすが元肉屋店員！こだわりが感じられる」

「やっぱサンドイッチは外で食べてこそ？」

 

料理好きの加藤は、そこまで苦労しなかったようです。

 

 

 

 

 

【エントリーナンバー3・ARuFa】

 

「これは僕です！やっぱり普段料理しないし、料理道具も整ってないのでめっちゃ苦労しました。二度とやりたくないです。衣が図らずも厚くなり肉から剥がれやすくなってしまったのは、おそらく小麦粉・卵・水を一気に混ぜたのが原因かもしれません。

ソースは中濃・ケチャップ・にんにくペースト・とうがらしを使った結果、ガツンとくるインパクトのある味に仕上がりました。そして食材を買いに行く時に惣菜コーナーですでに出来上がったトンカツが売られていたので、どうせバレないしこれ買おうかな…という誘惑に押しつぶされそうになりました」

 

●メンバーの反応

「アメリカみたい」

「アメリカだ」

「アメリカの バカが作った カツサンド」

 

 

ビジュアルイメージでアメリカを想起させる力強いカツサンドの仕上がりを見て、十人十色のカツサンドがあるな…と思いました。

 

 

 

 

 

【エントリーナンバー4・永田】

 

「これは僕ですね。同じく料理はいつも嫁に任せなため、とんでもない面倒臭さでした。嫁には何も言わずにいきなり作ってビビらせてやろうと思ったんですが、思いのほか驚かず、なんて肝が座った女だ…と評価せざるを得ませんでした。”何かの撮影？”とこちらの意図を見透かしても来たので、そこは無視しました。

そして一つ気付いたことがあって、ウスター・中濃・砂糖でソースを作ったところ、完全にファミマのプレミアムカツサンドと全く同じ味でした。だから自宅で作らなくてもファミマのカツサンド買った方が絶対にいいと思います」

 

●メンバーの反応

「形がねじ曲がってて性格の悪さが出ているなあ」

「頑張って作ったのにファミマと同じってことなの？」

「やっぱりわざわざ自宅で作らなくてもいいのか…」

 

 

 

 

 

■わかったこと（このセクションの読了時間：20秒）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です、それではさようなら。

 

 

 

 

 

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