BAKERY ADEMOK

沖縄にコメダのパン屋さんがあると聞きつけ、那覇にやって参りました。沖縄本島をしっかり巡るのは初めてなのですが、まさかパン屋さんが第一目的になるとは。

トーストやシロノワールが美味しいのだから、小麦にこだわっているコメダがパン屋さんを開くのは確かに理にかなっている気がします。

 

慣れない土地で道に迷いかけていたのですが、めちゃくちゃ分かりやすい看板があって良かった。パン屋さんでしか使えない形をしている。

 

コメダのおじさんがコック帽を被った「BAKERY ADEMOK」に到着です。「ADEMOK(アデモック)」は反対から読むと「KOMEDA(コメダ)」になっています。
う~ん、好き!

 

沖縄ではお馴染みのシーサーも怖い顔でお出迎え。

店内に入ってみると……

 

パン屋さんだ!

そりゃそう聞いて来たので当たり前なのですが、あまりにも普通にパン屋さんだったのでテンションが上がりました。店内は天井も高くて広々しています。

 

パンの種類はめちゃ多い。カレーパンやクロワッサンなど定番のパンが並ぶ中「タコスデニッシュ」など沖縄らしいパンが売っていたり…

 

「バターチキンカレーパン」など本島ではあまり見ない珍しいパンも沢山並んでいました。

そして店内には石窯があり、もの凄いスピードで焼き立てが補充されていくので、気が抜けません。焼き立てのパンが運ばれてくると同時に、店内のお客さんが磁石のように引き寄せられます。

 

「塩パン小町」というコメダ珈琲店の「小豆小町」を踏襲したようなメニューもあって、売り切れていたのですが少し待つと焼き立てが運ばれてきました。僕も抗えなかったので本当に磁力が発生しているんだと思います。

 

コメダの黒みつミルクコーヒーも購入して、イートインスペースへ。

今回選んだのは「田芋パン」「島唄ソーセージパン」「塩パン小町」の3点。
どれも沖縄やコメダの特色があり、アデモックならではのパンで楽しみです。

 

イートインスペースは、席は少数ながらくつろぎやすくて落ち着く空間。ソファがフカフカで、これもコメダ珈琲店の系譜を受け継いでいて嬉しくなっちゃいますね。

 

外はバカみたいな日光の照りをしているので、イートインスペースがあって本当に助かりました。本当に、パンの味どころじゃないよ。

 

早速焼き立ての「田芋パン」から。外は暑くても焼き立ての熱いパンだけは幸せです。沖縄ではポピュラーな甘いお芋のパンみたいですが、果たして……

 

優し………

ふわふわの生地に、田芋の優しい甘さが溶けてくる…

後に甘さが残らず、ペロリと食べれます。こりゃあ焼き立てじゃなくても絶対美味しいぞ!サツマイモなどとは違った嬉しい芋の甘さで、お気に入りです。

 

続いて沖縄ハムを使った「島唄ソーセージパン」を。イートインスペースには電子レンジもトースターもあるので、いつでもアツアツを取り戻せます。

 

あまりにも良い匂いで、第一子を見つめるような眼差しを向けることしか出来ませんでした。

味は当然……

 

美味すぎ!

なんかソーセージがとんでもなく美味しい。甘さと旨みが普段食べるソーセージと比べて段違いだ!

沖縄ハム凄すぎ。お土産に買って帰ろう。

 

最後は「塩パン小町」

塩パンはシンプルが故に結構パン屋さんによって違いが出るので、その店の力量を計れると思っているのですが、これにはバターとあんこが挟まっているのでもう力量とかじゃないかもしれません。

焼き立てをパクっと一口。

 

あ!今確実に太りました!

バターの初速が凄い!溺れちゃうよこんなの。

バターの風味が通り過ぎた後は、塩パンのサクッとジュワっとした食感を小倉あんの甘さと共に楽しめます。これは手が止まらなくなっちゃうね……

 

アデモック満喫!!

他にも美味しそうなパンが沢山あって、沖縄に来た時の選択肢として全然アリだと思います!割と中心部に近い場所にあって気軽に行けるので、要チェック!

 

沖縄、笑っちゃうくらい海と空が綺麗だったので、また来ようと思います。

 

KOMEDA is □

最後に向かうは銀座。何回も足を踏み入れているのですが未だに高級感のある町というイメージが拭えず、無印良品が異様にデカいということしか記憶にありません。

 

向かう先は「KOMEDA is □(コメダイズ)」というカフェ。「サステナビリティの取り組みから生まれた、プラントベースの喫茶店」らしいです。な…なるほどね。

 

着きました。綺麗なオフィスビルの1階にあって、小洒落たハンバーガー屋さんみたいです。コメダのおじさんもいなくて寂しい。

調べてみると、大豆ミートとか豆乳などの植物性の原材料を使った、環境に優しいコメダって感じですね。問題は美味しいものが食べれるかどうか……

 

外観も他のコメダと丸っきり違う感じ。緑を基調としてお洒落な印象を持ちます。植物もいっぱいだ。

 

やはりコメダなのでモーニングがありますが「ごまコンフィ」「豆乳クリームチーズ」など、トッピングも一味違います。

僕は入店した時間が既に昼過ぎだったのでモーニングは食べていませんが、普通に「ごまコンフィ」で食べるトーストが気になるな。「コンフィ」って言いたいだけかもしれないけど。

 

「KOMEDA is □」では全席タブレット注文が可能。

店内は広々としていて、コメダの居心地の良さは変わらず、ビオトープのオブジェなど自然的な空間が追加されています。

 

「べっぴんバーガー」と呼ばれる「大豆ミート」を使ったハンバーガーが。看板にあったやつですね。

 

他にもサラダやパスタなど、フードメニューがかなり充実している印象です。全然コメダ珈琲店より品数が多い。

 

外は猛暑だったので、とりあえず「たっぷりアイスコーヒー」を失礼します。

豆乳クリーム無調整豆乳が添えれる!自分は豆乳大好きなので嬉しいですね。

 

普段食べているもの比べてどう違うのかが気になるし、シロノワールもいっちゃうか!値段は少し高くて、他のメニューと比べて画像のアスペクト比が違うのも良いですね。

 

でっかアイスコーヒー

東京も猛暑真っ只中で、たっぷりキンキンが本当に嬉しい。豆乳で味変を楽しめてお得です!

 

「プラントベース シロノワール」が来ました。ち、小さい!

コメダ珈琲店の「ミニシロノワール」と同じ4切れがスタンダードっぽいです。後はソフトクリームがアーモンドミルクになっていたり、チェリーの代わりにベリーが添えてあります。

 

シロップも普通のシロノワールで使われてるものとは違い、カエデ樹液100%のメープルシロップとのこと。流石に樹液は飲んだことがないので身構えますが、見た目も匂いも普通のメープルシロップといった感じ。

 

まずはシロップとソフトクリームから確かめよう。アーモンドミルクも普段飲まないな~

気になる味は……

 

え?めちゃくちゃ美味しい

大変だ。すごい美味しい。メープルシロップなのに口当たりさっぱりで嫌な後味がなくて、濃厚なソフトクリームと合う。これが樹液の力…?

 

もちろんデニッシュ生地も美味しいし、上品な優しい甘さで幸せいっぱい。これで環境に優しいならもっと食べたほうがいいのかも。

 

足りね〜〜〜

味は満足しましたが、量が4切れなのでやはり少し物足りないような感じもあります。ハンバーガーとかのフードメニューがメインだからかな。

 

パンケーキも食べるか!

こちらの「コメパンケーキ もっちりsioメープル」米粉ライスジュレ(水とお米で作ったハイパー代替新素材)をブレンドして、凄いもちもちにしたパンケーキとのこと。

トッピングは豆乳バター。パンケーキに塩はあまり見かけないですね。甘さが引き立つのかしら。

 

店内にあるでっかい木のオブジェなどを見て待ちます。

 

来た!豆乳バターが綺麗だ。パンケーキお馴染みのホイップクリームメープルシロップも付いており、焼き立ての良い匂いが心地良い。

 

このパラりと振られた塩がどう左右してくるか。

まずは何も付けずにそのままいただきましょう。

 

もちもちのフッワフワ

説明に嘘偽り無しだ。そんで甘い!卵使ってなくて米粉でこれなら充分すごいぞ!
あと塩の意味もちゃんとある。甘さを引き立てる役割をきちんと果たしています。

 

シロップとクリームにズブズブに浸したら、より最高でした。甘さの中に塩が光ります。

豆乳バターがまたいい感じで、豆乳ベースではあるのにしっかりとバターの風味を感じれて凄い。甘さを感じるんじゃなくて甘さが後から香ってくるような感覚。かなり好き。これが全部環境に優しいって?!

 

プラントベースサステナブルもあまりよく分かっていませんが、美味しいものが食べれるならいいでしょう。米と豆の力、凄いぜ。

 

ていうか今気づいたけどコメダイズって「米、大豆(コメ、ダイズ)」ってこと?

”ヤラれた”ね……

 

アルコールメニューおつまみも充実していたので、昼夜問わず最高の時間を過ごせます!
一味違うコメダ珈琲を味わいたい方は是非!

 

まとめ

というわけでノーマルのコメダ珈琲店から失礼します。

色々な都道府県のコメダブランドを巡りましたが、どれも美味しくて楽しくて、心地良い空間でした。
他にはコメダ珈琲店の台湾支店なんかもあるのですが、流石に行けなかったので、またいつの日か……

 

最後に、僕のコメダへの伝えたい想いを綴らせていただき、締めとさせてください。

 

 

コメダ珈琲店の「あみ焼きチキンホットサンド」。形を崩さずに食べるのマジで無理すぎる。どうなってんだ。

 

さようなら。