僕、自分のお金でデパ地下のお惣菜を買ったこと、無いかもしれません。

 

 

あの、大皿に惣菜がドーンと乗ってるやつ。いいよね。

 

 

 

こういうの。

 

 

 

こういうのさ。

 

 

・・・

 

憧れる…。

 

金曜夜の出張帰り。これから新幹線で帰るであろうおじさんが、デパートでキンッと冷えたビールと多彩なおつまみをワシワシ買って出る姿。

 

憧れる…。

 

 

なんなら、大皿から直接いっちゃったらめちゃくちゃ美味いんだろうな…。

 

ただ…僕には叶わない夢…

 

だって…

 

だってよ…

 

 

 

 

 

・・・

 

 

それでも、一度でいいから「デパ地下の料理」を「大皿いっぱい」食べてみたい。

 

 

 

という理由で、自作します。

 

さぁ!満足できるのか!?

 

大皿山盛りのポテトサラダを作って全部食う

デパ地下といったら、カツサンドや、からあげ、カニの寿司みたいな弁当だったりと、場所によって様々な美味しいものがありますが…。

 

 

今回はどんなデパ地下にもある「山盛りのポテトサラダ」を作って、大皿から直接食べまくろうと思います。

理由は低予算で簡単そうだからです。

 

 

■ステップ1・デカい皿

作るものは決まったが肝心なのは「デカい皿」。あれがなければ始まらない。

なのでまず、「デカい皿」を某オークションサイトで購入しました。

 

 

ー数日後………

 

 

 

割れた皿が届いた。

 

 

 

梱包用プチプチを剥がす前からわかるくらいに割れていた。始める前からこんなにモチベーションが下がるとは思わなかった。割れるなら午後は〇〇おもいッきり割れてくれよ。ちっくしょう。

 

かなり精神的にしんどいけど、続行。

 

 

■ステップ2・食材購入

ポテトサラダなんて今までほとんど作ったことがないので、正確なレシピなどは全くわからない。

ましてや今回はデパ地下で売っているような質と量。もっとわからない。

 

とりあえずじゃがいも(ファミリーお得パック)を4袋買ってみた。

明らかに買いすぎた気がする。この土鍋の大きさ、8号とかだぞ?

 

その他、きゅうり、玉ねぎ、ハム、等の食材も購入。

 

 

それにしても重い。

おもいおいも。

 

 

■ステップ3・調理開始(下準備)

じゃがいもをそれぞれ適当な大きさに切って、土鍋、圧力鍋、電子レンジなどを総動員して火を通していく。

 

じゃがいもをしっかり茹でるには半端じゃない時間がかかるので、その間にきゅうりと玉ねぎを千切りして塩もみをしておく。

水気の多い野菜は塩もみして水分を抜いておくと、出来上がりがべちゃべちゃせずに美味しくなるらしい。

 

ポテトサラダって居酒屋ではスピードメニュー扱いだし簡単料理のイメージがついてるけど、実際「芽取り」「皮むき」「湯がき」「野菜の千切り」などが工程が多くてかなりダルい。難しくないけどめんどくさい料理だ。「ポテサラ食いたいな」と思って作り始めて完成した時には全然その気分じゃ無くなってる。だから今までほとんど作ってなかったんだな。

 

野菜を切りながら「めんどくせ~」と言ってたら、じゃがいもが茹で上がりました。

 

 

 

ほっかほか。

レンチンした方が圧倒的に早く熱が通るんですけど、やっぱり鍋でじっくり火を通した方が美味しいんですかね?

 

 

ここからは時間との勝負。すぐ潰さないとパサパサになっちゃう気がするのでサッサとやります。

こんな量のじゃがいもをマッシュしたことなんてないので、そこは楽しい。

 

 

マッシュ終了。

勘で作ったのに奇跡の水加減でパサつきもベタベタも無しの一番ちょうどいい芋加減に。

 

 

・・・

 

 

 

あー疲れた。

 

次、何すればいいんだっけ?

 

 

 

■ステップ4・調理(完成まで)

水分を切ったきゅうりと玉ねぎと、存在を忘れてて慌てて切ったハムをじゃがいもに投入。

そしてこの間に、作るのを忘れていたゆで卵を茹でる。忘れすぎ。

それでも結構あとからどうにでもなるのはポテトサラダの利点かもしれない。

 

あとは簡単。

 

キューピーマヨネーズぶにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅ。

 

お塩パララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ

 

化学調味料サララララララララララララララララララララララン

 

黒胡椒コリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリ(胡椒は入れすぎくらいが美味しいので、この量はボケじゃないです)

 

あとは味見をしながら調味料の量を調節して…

 

 

「割れて届いたデカい皿」に、盛り付ける…だけ…。

 

 

おお…。

 

 

この量は多いですか? 少ないですか?

僕にはもうわかりません!

 

■ステップ5・仕上げ

流石にこのままだとエサ感が強いので、ここからデパ地下に近づけていきたいと思います。

 

まずは見た目から。

胡椒を振って、華やかなパプリカパウダー、フライドオニオンを上からかけて、ゆで卵を周りに綺麗に並べれば…。

 

 

きてるぞ。

 

 

上から見たらこんな感じ。

ただ、なんか照明のせいかあんまりデパ地下っぽくない。せいぜい「イートイン」って感じだ。

 

なので間接照明とか考えて、試行錯誤を繰り返す…。

 

 

ちょっと黄色っぽい照明当てて…

 

 

 

量り売りのための重量計置いて…

 

 

「新じゃがの香りとフライドガーリックが、食欲を引き立てる。」
「春を噛む。卵とフライドガーリックのポテトサラダ」

 

いろいろ書いてある値札を作って…

 

 

・・・

 

デパ地下のポテサラだ!!!

 

よっしゃ〜! 満足した〜!

 

課題達成〜!

 

 

実食

外食のお値段設定は原価の3倍と聞いたことがあるので、計算した結果100gあたり191円になりました。原価が安い。

 

それじゃあ食べてみましょう。

 

夢の山盛りポテトサラダ。

 

一人で全部いっちゃいます。

 

いた、

 

だき、

 

ます。

 

 

ん〜! 美味い!

 

味、かなりよかったです。パプリカパウダーとフライドガーリックがかなりポテトサラダに合う!

あえてゆで卵を全部砕かずに混ぜたのも…美味しい…!

 

 

デパ地下の店員ごっこもできます。

 

「はい、ポテトサラダ100gですね? 少々お持ちください! 119gでもよろしいですか?」

 

からの……

 

あむっ。

 

オレが食う。

 

 

アハハッ!

デパ地下ごっこ、美味楽しっ!!

 

はぁ〜楽しっ。

 

楽しっ。

 

 

まとめ

自分でデパ地下っぽい量のポテトサラダを再現してわかったことです。

 

原価がめちゃ安いのでお得。

パプリカパウダーはとりあえずかけておくと美味いし映える。

フライドガーリックはとりあえずかけておくと美味いし映える。

途中でめっちゃくちゃ飽きる。

 

 

大量に作るのはかなり疲れますが、僕みたいに独り占めしなければ友達呼んでパーティーもできるかと思います。皆さんももんげーヒマだったら作って見てくださいね!

 

次のページではおまけとして、自分で試したちょい足しアレンジを軽く紹介しますので、暇な人は見てください!

 

 

 

> ポテサラ✕ちくわトースター <