みなさん、セブンイレブンはお好きだろうか。
私はコンビニの中でセブンイレブンが断トツで好きだ。
何がいいって圧倒的な店舗数がいい。
セブンに行っておけば間違いないという安心感がある。
いつも身近にあるセブンイレブンは、ごく自然に街の風景に溶け込んでいる。
その風景を意識することはあまりない。
ところが、歩いているとたまに「あれ?」と思わせるようなセブンイレブンに遭遇することがある。
例えばこんな感じの。
看板が小さい……!
隠れ家のようにひっそりとしたセブンイレブンだ。
中……いや、外?
一瞬混乱してしまった。セブンイレブンのトリックアート。
この奥にセブンイレブンが……?
入口は狭いのに中はちゃんと広い。初めて鍾乳洞に入った時と同じ気持ちになった。不思議。
どうやらセブンイレブンは、その場所に合わせた形でうまいこと街になじんでいるらしい。
ということは、これまで結構な数のセブンイレブンを見逃してきてるんじゃないか。
ああ、なんてことだ。
ちょっと見てみたくないですか、いろんな形のセブンイレブン。
私はすごく見たい!
セブンイレブンを探しに行こう
より多くのセブンイレブンをウォッチしたい。
それには最適な場所選びからだ。
店舗数の多い東京23区のどこかが良いだろうか。
東京23区それぞれの土地面積と店舗数を調べたところ、セブン密度がもっとも高かかったのは千代田区だった。
さっそく千代田区の店舗を検索してみた。
セブンがびっしりで笑ってしまった。こんなにあるんだ。
びっしりセブンが集まっている千代田区のマップを頼りにレンタサイクルで巡ることにした。
まだ見ぬたくさんのセブンイレブンに出会うために。
57店舗を見てまわったら筋肉痛で下半身がめちゃくちゃになった。
でも苦労の甲斐あって、たくさんの個性豊かなセブンイレブンたちと出会えた。
全てを紹介すると量が大変なことになるので、私の心を動かした選りすぐりのセブンイレブンをみなさんにお届けしたいと思う。
カメレオンのようなセブンイレブン
まるで擬態するカメレオンのように、建物の一部にしっくりなじんでいる。
派手に見えるセブンカラーは意外と調和しやすい色なのかもしれない。
こちらは書店の一部に擬態したセブンイレブン。
窓からチラリと覗くセブンのロゴに気づかなかったら、通り過ぎていたかもしれない。
地図を頼りに探しても見当たらず、ふとビルを見上げたら、いた。
このように擬態して調和しながら、セブンイレブンは確かに存在しているのだ。
眠れるセブンイレブン
悲壮感がすごい。
シャッターが下りてるのを見るのは初めてだ。
案内板によると、どうやら平日のデイタイムに営業しているらしい。
こちらは別のセブンイレブンだが、同じく固定の時間で営業している。
千代田区はオフィス街が多いので、それに合わせた営業形態のようだ。
ビル自体が閉まっていれば、もちろんセブンイレブンもお休み。
窓際で静かに佇むセブンの看板と目が合った。哀愁。
かどっこのセブンイレブン
建物の角とセブンイレブンの関係に注目したい。
丸まった角に、ぴったり張り付いた看板がかわいらしい。
突然ショッキングな姿をお見せしてすみません。
こちらは建物の角によって分断されたセブンイレブン。
一体セブンに何があったのだろうか。
なにか建築基準法的な大きな力を感じずにはいられない。
心にショックを与えてしまったお詫びに、セブンのうなじをどうぞ。
色っぽくてたまらないですね。