はじめに
こんにちは、オモコロ編集部です。
皆様、魔法少女は好きですか?
こういうやつです。
普通の女の子がある日突然パワーを授かり、魔法少女に変身して様々な出来事を描いていくという「魔法少女」ものは、古くは1980年代の「魔法の天使クリィミーマミ」から、「美少女戦士セーラームーン」、そして近年では「魔法少女まどか☆マギカ」や「プリキュアシリーズ」など、様々なアニメーション作品となって長い間愛されてきました。
そしてこういった魔法少女アニメを見た女の子達は、こぞってこう思うのです。
わたしも魔法少女になりたい!と。
しかし、その思いは女の子だけでしょうか?
長年魔法少女アニメを見続けてきたおじさん達も、同じように魔法少女になりたいと思っているのです。
そんなおじさん達の夢を、いま叶えてやろうではありませんか!
はい、そういう感じでやらせていただきます。
そんな魔法少女たちを採点するためにやってきた審査員はこちらのお三方。
プロデューサー・岩野弘明さん
スクウェア・エニックスからリリース予定のスマホ向け魔法少女RPG「ましろウィッチ」を手がけるプロデューサー。魔法少女のゲームを手がけているので来てもらいました。
声優・小澤亜李さん
2013年デビューして以来、様々なアニメ作品に出演している人気声優。魔法少女RPG「ましろウィッチ」で道明寺みみか役を演じているので来てもらいました。
シナリオライター・竜騎士07さん
サウンドノベル「ひぐらしのなく頃に」など様々な作品のシナリオや原作を手がけるマルチクリエイター。「うみねこのなく頃に」で魔女の伝承に関するシナリオを執筆していたので来てもらいました。
それでは早速一人目から行きましょう!!!!!
※ちなみに、誰も想像できなかったと思いますが、本記事はスクウェア・エニックスからリリース予定のスマホ向け魔法少女RPG「ましろウィッチ」の提供でお送りします
★2018/11/1、満を持してリリースされました!★
エントリーナンバー1:加藤
一人目の魔法少女は加藤。腕を組みムスッとした表情から、ただならぬ気を感じます。
以前加藤は「自分が考えた『売れるアニメの設定』はみんなに受け入れられるのか?」という記事で、収益化まで見込んだ今すぐ見たくなるアニメプロジェクトを発表した、筋金入りのアニメ好き。
そんな加藤はどのような姿に変身するのでしょうか?
静まり返る会場。
「こんにちは、心形 蒼天(しんぎょう そら)です」
「なるほど、カラーは『青』で、武器は『刀』ですね。この距離からかもしれませんが、全体的にかなり整っている印象が…」
「脚のたくましさが目立ちますね。どういう設定なんですか?」
「魔法少女たちが通う高校の3年生で、剣道部の部長と生徒会の風紀委員長を務めています」
「やはり『青』ということは、性格は真面目系になるのでしょうか?」
「もちろんです。正義感が強く、ルールを厳守することに異様なまでの執着を見せています」
「青らしい性格ですね。アニメ作品で青いキャラが好きな人は、他のどのアニメでも青キャラのファンになるという特徴があるので、安定してファンを獲得できると思います」
「この青は、水属性ですか?それとも空…?」
「いや、青なら何でもOKです。空でもあり、水でもあります」
「その辺りもその二刀流の武器とかけているんですか?」
「そうです」
「今考えてません?」
「武器は『双天崩刀(そうてんほうとう)』。私の心情が具現化した姿で、心のアンバランスさを表現しています」
「心のアンバランスさ…?」
「父は古流剣術宗家だったんですが、公式試合で不正をしたことによって失踪してしまうんですね。そして広い道場で、幼い弟と2人で暮らしています。私は弟を立派な跡継ぎに育て上げることで道場の復興を目指しているんですが、周りに大人がいないのでこれからのことを考えるととても不安なんです」
「弟さんが今後エピソードにからんできそうですね」
「いや、ストーリー上では表現しないんですが、話の途中で弟がまったく登場しなくなります」
「え、何が…」
「交通事故で死んでしまっています。そしてこの世の理不尽さを嘆き、私の闇堕ちのきっかけとなります。」
「なるほど…。質問ですが、その時お父さんには再会できているんでしょうか?」
「その時点ではまだです」
「だとすると…憎悪の対象は世の中ではなく、交通事故にあって一番大変なときに近くにいてくれなかったお父さんのほうには行かないでしょうか?」
「なりますね」
「だとすると、お父さんが全部悪いのであれば、わざわざ闇堕ちしなくてもいいのではないでしょうか?シナリオライターとして少し気になってしまいました。すみません」
「………」
「どういうこと?」
心形 蒼天(しんぎょう そら)さん、ありがとうございました。若干のほころびが見えてしまいましたが、次の挑戦者に移りましょう。
※本記事の最後にも詳細ページへのリンクがあります
エントリーナンバー2:マンスーン
二人目は電子工作が得意なマンスーン。彼もかなりアニメ好きで、今回の企画に名乗りをあげてくれました。
意味ありげに持ったスパナをどう活用するのでしょうか?
「おお、『黄色』に『工具』!これはそれっぽいですね〜!」
「かわいいです!」
「スパナの大会で優勝した人みたいでいいですね」
「よろしくお願いします。西園寺きみかです」
「どういう設定なんでしょうか?」
「はい、大金持ちのお嬢様なんですが、ピアノやバレエといった習い事をさせられるのが嫌いでよく逃げ出していました」
「名前からお金持ちっぽさが伝わってきますね」
「そんな私の唯一の趣味が機械いじりで、家にある車10台を全て分解してしまって父親にゲンコツされたのを未だに根に持っています」
「10台も。どれくらい時間がかかったんですか?」
「38時間。ノンストップです」
「38時間も所在が分からなかったのに、親は探してくれなかったんですか?」
「じいやが応援してくれてるので、うまいこと内緒にしてくれていました」
「設定資料を見ると生まれながらの魔法少女ではないと書いてますが…」
「そうなんです」
「腕につけた自作の魔力収集マシンで魔力を集めて、その力で魔法少女に変身します」
「細かいですね〜。武器についても教えてください!」
「武器は『D・コンストラクション』。コアから集めた魔力で敵を倒します」
「コアがちゃんと光ってる。『D』とは?」
「『脱構築=deconstruction』の”D”です」
「しっかり考え抜かれていますね…。魔法少女になろうと思った理由は?」
「そこは語りたがらないんです。ただこれは後からわかるんですが、本当はピンク枠に憧れを持っていて、自室の隠し扉を開くとかわいいピンクの魔法少女グッズが飾られているんです」
「いい設定ですね。憧れていながらも、機械系のオタク枠はだいたい黄色と相場が決まってますからね…」
西園寺きみかさん、ありがとうございます。いつか主役になれるといいですね。
※本記事の最後にも詳細ページへのリンクがあります
エントリーナンバー3:ARuFa
3人目はARuFa。かなりのアニメ好きで、自宅で薄明かりの中でテキーラをあおりながらアニメを見、そのまま気絶するように眠って朝を迎えるという見かけからはあまり想像できない終わってる生活をしている彼の登場です。
「マジでやっちゃっていいすか?」と言い張る彼からは、ただならぬ気合いを感じます。どのような姿になるのでしょうか?
「……」
「『黒』と『鎌』ですね。これまた作り込みがすごい…」
「中二病感があっていいですね!その鎌についている手は…?」
「……」
「しゃべらない…」
「手元の資料を見ろ、ということかもしれない」
「あ、ここに書いてました」
「え~っと、恋人の死をきっかけに、歪んだ愛に目覚めてしまった魔法少女。かつての恋人の左手とともに戦う。戦う目的は己の心の傷を癒やすため。痛みを感じるほど攻撃力が上がる…とのことです」
「青い手がその恋人の左手というわけですね。ビジュアル面とともに、良い設定です。これは人気が出そう…」
「…」
「あとは、回想シーンとして『恋人が死ぬ前は普通の魔法少女だった』という旨のストーリーが公開されると、「かわいそう」という支持を集め、女性絵師に『生前の恋人と永遠の愛を誓うも、それが叶わなかった女の子』という内容の泣ける1P漫画(モノクロ)が投稿され、ツイッターで1400RTされる…とも書いてます」
「細かすぎません?」
「まだありますね。ひょんなことから目隠しが取れてしまい、主人公から『思ったより綺麗な目をしてるんだな』と言われ、人が変わったようにデレるイベントがあり、それがきっかけで『そこそこ好かれる悪役』として一部の層からウケるし、同人誌も出る…とのことです」
「見れば見るほどファンのツボを刺激しています…。シナリオライターの立場からすると、このキャラクターを作った時点で『人気でるな、主人公を食っちゃうな』っていうのが見えるキャラクター設定ですよ」
「確かにそうですね。後から出てくる悪役の痛い系は必ず人気が出る傾向にありますからね…」
「こういうキャラクターに食われないように、いかに主人公を動かしていくかがシナリオライターの腕の見せどころですね。そう思わせてくれる見事なキャラクターですよ」
「ちなみに、好きな食べ物は何ですか?」
「ライチ」
「やっと喋った」
「唯一のセリフ、ライチだけ?」
アニメオタクならではのガチ感で高評価を得たARuFa。頭一つ抜けた感触です。
※本記事の最後にも詳細ページへのリンクがあります
エントリーナンバー4:ゴトウ
4人目はオタク歴35年の最長老、ゴトウ。今回の企画のためにわざわざ髪の毛をピンクに染め上げてきてくれる気合いの入れようです。47歳にして初めてのカラーリングだそうで、そういう意味でも記念日になっています。
魔法少女に並々ならぬ思い入れを持っているゴトウの変身した姿は…?
登場で審査員の心をつかんだ夢坂さん
「よろしくお願いします!夢坂桃音です」
「仕上がりがすごい…」
「ジジイであり、ババアでもある…」
「お顔はさておき、全体を見るとかなり主役然とした造形ですね…。武器に関してもキャラクターとマッチしているように思います!」
「武器は『協奏の翼(ハーモニック・フェザー)』と言います。私が持っていたアルトリコーダー『おんぷ丸』に、スタッカートが乗り移ったもので…」
「おんぷ丸??スタッカート??」
「はい、スタッカートは、ミュージックワールドからやってきた小さい鳥のような音域天使(オクターブ・セラフ)のことで、彼女と出会って魔法少女になれたのです」
「あ、セーラームーンのルナみたいな存在ですね。アルトリコーダーに『おんぷ丸』という名前をつけていて、そこにスタッカートが乗り移ったと…」
「ようやく理解できました」
「資料によるとこのハーモニック・フェザーは一段階進化するらしいですが…」
「『協奏の翼(ハーモニック・フェザー)』から、『荘厳なる翼(グランディオ・フェザー)』変化します。スタッカートの呪縛が解けてこの翼を私に移植することで飛行が可能になりました。21話で」
「細かすぎる…」
「どんな音が鳴るんですか?吹いてみてください!」
「分かりました」
スッ…
びょぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
「虚無僧になった殺人ピエロ?」
「すみません、少し緊張していて…」
「これも夢坂さんのキャラクターかもしれませんね」
「いただいた設定資料に、『静寂なる世界(サイレント・スコア)事件以降はリーダーとしての自覚に目覚める』と書いているのですが、この事件は一体…?」
「それは、世界中の楽譜から音符が無くなってしまって…、みんなが歌をうたうことができなくなったんです」
「なんてありそうな設定…」
「夢坂さんの世界では、音にまつわる要素で統一されているんですね…」
「スーパーノイズ魔王を倒すことでその事件は解決します」
「安直な名前」
「あと、他の人と違って各エピソードごとの名ゼリフ集までこの資料に書いていただいているのが印象的ですね」
「5話『イヤ〜ン!真夏の海が氷漬け?』での台詞として『うう…みんなの胸が眩しいよう…シクシク…』とありますが、これは…?」
「5話のエピソードとして、仲間が揃ったので、早々に合宿に行くんですね」
「夏の海のエピソードは鉄板ですね」
「その台詞は、やはりみんな発育が良くてですね、平均的な女子高生である私としてはやはり引け目を感じるわけで、その時に発したものです」
「気が狂ったジジイ兼ババアではなく、女子高生だったんですね」
「はい、完全に女子高生です」
「ちなみに、その…何カップなんでしょうか…?参考までに」
「び、びび、Bは…あるもん…」
「いじめるのは良くないですよ」
「すいませんでした」
「視聴者からは『絶対Aだ』と言われますが」
これ以上妄言が続くと本当に帰ってこれなさそうなので、この辺りで終了!詳細なプロフィールは、別ページにご用意しておりますのでそちらもあわせて御覧ください。
※本記事の最後にも詳細ページへのリンクがあります
優勝者の発表!
さて今回、心形蒼天(しんぎょう そら)さん、西園寺きみかさん、眼貫茜(まなぬき あかね)さん、夢坂桃音(ゆめさか ももね)さんの4名の魔法少女が登場しました。こうして並ぶとやけに様になってるのが不思議です。
この中から、本日の優勝者を決めていただきます!
「皆様の衣装、武器、設定ともに作り込みが素晴らしく、感動しました」
「見てるうちに可愛く見えてくるのも新鮮でした!」
「いつでもアニメ化できるほどのクオリティでしたね。楽しかったです」
「そんな中、本日の優勝者は…」
「夢坂 桃音さんです!」
「やった〜!」
「どれも甲乙つけがたい出来だったんですが、やはり一つ抜けたビジュアルと2クールの流れが分かるほどの細かい設定の作り込みが勝利の決め手だったと思います」
「アニメ化されたら声優で出してくださいね」
「ほんとに、今すぐアニメ化・ゲーム化されてもいいぐらいの仕上がりでしたね…」
「ということは、この夢坂桃音をはじめとするキャラクターが、『ましろウィッチ』に登場するのもアリってことですかね…!?」
「それとこれとは話が別です」
ズコー!!!!!!
魔法少女といえば
さて、魔法少女といえば、冒頭でもお伝えした通り、岩野Pがプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの新作スマートフォンゲーム『ましろウィッチ』が近日リリースされます。
本作は世界の崩壊を阻むために戦う魔法少女たちの物語を描いた魔女大戦RPGです。
『ましろウィッチ』では現在、事前登録者数に応じて、正式リリース時の特典が豪華になる事前登録キャンペーンを実施中!
詳しくは公式サイトをご覧下さい
http://www.jp.square-enix.com/mashirocchi/
★2018/11/1、満を持してリリースされました!★
【動画】
「最後にみんなで記念撮影しましょう!」
「いいですね。ぜひぜひ!」
「タイマーセットして……撮りますよ〜〜!」
「あっ!カメラが倒れる!」
「あぶな〜〜〜い!」
【おまけ】
次のページから、各魔法少女のボイス付き詳細プロフィールが確認できます。
お気に入りの魔法少女のことを、もっとよく知ろう!