こんにちは! ライターのギャラクシーです。

僕はどうやら軽い潔癖症らしく、他人の行動で「ちょっとヤダな……」と思うことが多々あります。

 

実はそういう人ってかなりの人数いると思うのですが、社会やネットでそれを言ったが最後、「めんどくせぇやつだな」といった罵詈雑言を浴びるのは必至。ゆえに、黙って我慢している……ということが多いのではないでしょうか。

 

一体どこまでなら言っていいの? どの線を超えたら潔癖症として迫害されるの?

判断してほしい……そしてできれば理解してほしい! すべての潔癖症たちのために!

 

 

 

 

というわけで今回は、潔癖仲間の同僚・長島と共に、普段思っていることを主張し、ジャッジにありかなしかを判断してもらいましょう!

記事の最後に「潔癖症チェックリスト」つき!

 

 

メンバー紹介


主張を行いたい潔癖症

WEBライター

潔癖自体は大したことはないが、人間嫌いに由来するものが多いため面倒くさがられている

 

WEBディレクター

本人は潔癖ではないと言い張っているが、自分以外の全員に「面倒くせぇ潔癖野郎」と思われている


ジャッジする人

WEBディレクター

世の中のものは、だいたいどうでもいいと思っている

 

WEBディレクター

潔癖症人間を殺すために生まれてきた冷血サイボーグ

 

 

 

「ではよろしくお願いします」

「僕は自分では潔癖症だと思ってないんですが、よろしくお願いします」

「ジャッジとして僕とまきのが選ばれたのは、何か理由があるの?」

「身近にいる中で、お二人が一番ガサツだからです」

「おい」

 

 

潔癖には2種類ある?

 

「では最初の主張は僕から。こちらです!」

 

ドン!

 

 

「はいはいはいはい、わかります」

「まず前提として、潔癖症には2種類あるということを知ってほしい。実際の汚染度や菌なんかを気にする事実重視タイプと、イメージを重視するタイプですね」

「イメージ重視派は実際に汚れてるのがイヤじゃないの? じゃあ何がイヤなの?」

「イメージを重視するタイプは、例えばパンを床に落としてしまったとしても、拾って食べれます。ただ、落とした場所がオッサンの背中だった場合は、食べれません

 

 

「そのオッサンがお風呂に入ったばかりで、完全に無菌だとしても?」

「無理です。実際の菌の有無ではなく、『オッサンの背中』というイメージが無理だから。この前提を知らない人は、『洗ったからキレイだよ』とか『汚れてないから大丈夫』って言ってくるんですけど、何のフォローにもなってない場合が多いんです」

「そうですか……」

 

 

▼ジャッジ

「オッサンがオッサンの悪口言ってる、と思いました」

「ありもしないことを心配する、人間が嫌いなだけの悲しい男」

 

 

ファッションにも影響がある

 

「続いては僕ですね。軽いやつからいきましょう!」

 

 

 

「なぜ古着を買うのかわからない。新品ならキレイなのに」

「古着っていっても、売る前にちゃんと洗濯されてますよ?

「さっきギャラクシーさんが言ってましたけど、実際の汚染度ではなく、イメージがだめなんです」

「じゃあ、僕が一回着た服をあげたとしたら? 捨てるの?」

『知ってる人』なら、ある程度大丈夫です。古着がイヤなのは、『どんな生活してるかわからない奴』の持ち物だから」

 

 

「へぇ、僕は逆で、『知ってる人』だとイメージが現実味を帯びるから苦手です」

「まさか古本とかもNG?」

当たり前じゃないですか。ついでに言うとレンタルビデオも無理ですね。パッケージに知らない人のアブラがついてる気がするから」

 

 

▼ジャッジ

「古本とかレンタルビデオが無理なんて人がいるとは、考えたこともなかった。今後も考えないと思う」

「理解できない。あらゆる面でいらん心配をして神経をすり減らしてるバカ」

 

 

母の愛を受け入れられない?

 

「続いてはこちら! 最近の若い子の間では結構多いらしいですよ」

 

 

「素手でネチョネチョの米をつかんで握りたおすっていうのが無理。機械のほうがいい」

「これもさっきの、オッサンの背中理論?」

「イメージの問題なんですよね? じゃあ、僕がおにぎりを握って『これは機械で作りました』って言って渡したら、食べられるってこと?」

「理屈だとそうですけど、なんでそんなことするの? やめて」

 

 

「今までどうしてたんですか? お母さんが弁当のおにぎりを作ってくれることもあったわけでしょ?」

「子供の頃は平気だったんですが、徐々に苦手になってきて、中学生の時『明日は、ラップの上からおにぎりを握ってほしい』って頼みました。あの時の母親の悲しそうな表情……一生忘れないと思います」

「こんな悲劇ある?あまりにも残酷だ」

 

 

「こっちだって母親の悲しい顔なんて見たくないんですよ! たぶん潔癖症の人はみんな“自分が正しい”とは思ってないんです。でも無理なんですってば! 」

「悲しいなあ……」

「じゃあ、例えば、女子高生が手で握ったおにぎりも食べられない?」

「それは食べるでしょ」

「殺すぞ」

 

▼ジャッジ

「手を何回も水で濡らして、その手で米を直で握って……と1つ1つ丁寧に想像していくと、イヤ度はゼロではない。まあ気持ちはわかった」

「母親はダメだけど女子高生は良いっていうのが自分に都合良すぎる。“イメージ”という大義名分でわがままを言ってるだけ」

 

 

親密であってもボディタッチはNG?

 

「続いては僕からこちらを主張したいと思います」

 

 

「触るのも触られるのも嫌い。例え女性でも、基本はイヤです」

「えーーーっ!!!」

「例えばデートの最中手をつなぐっていう行為も、『好き』を表現するために必要な作業、としか思ってません」

「聞きたかったんですけど、潔癖症の人ってセックスはどうしてるんですか

 

 

“潔癖”が何よりも優先されるわけじゃなくて、優先順位があるんですよ。で、僕にとって“セックス”は、“潔癖”より優先順位が高いので、我慢できるって感じですね」

「こいつもまた都合いいな」

「ただ、どうしても仕方なく、潔癖の片鱗が顔を覗かせてしまうこともあります。2つ連続での主張となりますが、こちらです」

 

 

 

 

 

 

途中で一旦中断して、手を洗うってこと!?」

「マジで!?」

「さすがに、これはない」

とにかく手をきれいにしていたいっていうのがあって。特にあの時ってやっぱり、指がほら、あれでしょ? だから途中で洗面所にいきます」

「せめてウェットティッシュでよくない?」

「ウェットティッシュだと弱い。ちゃんと石鹸で手を洗いたい」

 

 

「何も告げずに、急に洗面所に行くんですか?」

「いや、もちろん断ってから行きますよ。『ちょっとごめん、一瞬だけ洗ってくる』って」

「女の子はどんな気持ちで待ってればいいの……」

「今までトラブルになったこと、なかったんですか?『私のって、そんなに汚い!?』みたいな」

「トラブルはないんですが……これに関しては100%僕が悪いと自覚していて。毎回 平謝りします。本当は公表したくなかったけど、読んでる人の中にも自分の潔癖に悩んでる人がいるかもしれないと思って、あえて言いました!」

 

▼ジャッジ

「この主張だけは認めるわけにはいかんわ」

「絶対ない。女の子に失礼だし、いったん完全な『無の時間』ができるのもありえない」

 

※なお、『口のときは?』という質問もしましたが、かなり具体的で生々しいテクニック論になってしまったので割愛します

 

 

「鍋は雑炊にする時が一番おいしいわ~」

 

「続いては食べ物の話題いきましょう。こちらです!」

 

 

「なんでよ? おいしいでしょ」

「まず、鍋を集団で食べる時、取り分け用の菜箸を使わない人って多い、という問題を挙げたい」

「あれイヤですよね! でも飲み会とかでみんな楽しく食べてる時に、『菜箸を使ってよ』とは、なかなか言えない

 

 

「菜箸を使わないと、ヨダレがビチャビチャについたハシが、ドボンドボン鍋の中に入り続ける。ダシにおけるヨダレの比率はどんどん高くなって、終盤はもう、ほぼヨダレですよ」

「そこまでではないでしょ」

「そんなヨダレ汁に米を入れて、玉子で閉じるって……狂気の沙汰では? なのに、『鍋で一番ウマイのは雑炊だよね~』とか言う人いるじゃないですか」

「ちょい待ち。最初から菜箸で取り分ければヨダレは入らないって理屈なんですよね? その場合は雑炊もOK?」

「その場合だと、食べれますね」

 

 

「で、あるなら、この主張に関してはすごくよくわかります

実は僕も同意です。鍋は菜箸で取り分けてほしい」

「あれ? 菜箸で取り分けてほしい派が意外に多かった! 飲み会なんかだとみんな自分のハシでつついてるイメージだったけど」

「一部に強硬な『ガサツ礼賛主義』の人がいると、『細かいこと言うなよ!』って変な空気になっちゃうから……だからみんな言えなかっただけなの?」

 

▼ジャッジ

「鍋は菜箸を使って取り分けましょう。それに対して『細かいこと言うな』と文句つけるのはやめよう!」

ガサツと思われてる人も、言わないだけで実は細かいNGがあったりするんです!」

 

 

夏の一幕、実はイヤでした

 

「続いてこちらを切に訴えたい」

 

 

「おっさん越しの空気???兵器???」

「夏場の電車でよくパタパタ扇いでる人いますけど、風の方向をコントロールしてほしい。なんでオッサン越しの風を浴びなきゃいけないんだと。別にオッサンに限らず、ババアの扇子とかもヤダ」

「でも風よ? 無色透明よ?」

「いや、蒸発した汗とか、生暖かさとか、ニオイとか、そういう『何らかの何か』が風に混ざってる。電車内だと否応なくエアーを浴び続けなきゃいけないのがキツい」

「密閉された空間だからこそ、というのはありますね」

 

 

「電車内だと他にも、頭をボリボリ掻く男子高校生とか、髪をかきあげる女とかもすごいイヤ。『何らかの何かを撒き散らすな~~!!』って思います」

「潔癖というよりは、人間嫌いなだけでは?」

「気にしすぎの狂人」

 

 

「でも、風ランキングみたいなのがあったとして、“オッサン越しの風”がベストではないですよね? “アルプス越しの風”とか、“グラビアアイドル越しの風”とか、何段階かあって、“オッサン越しの風”はかなり下位では??」

「それはそうだけど、うちわそのものに罪はないのに、その状況一つとって兵器扱いしてうちわ全体の印象を悪くするのはカスです」

「それに関してはすいませんでした」

 

▼ジャッジ

「ベストではない、の理屈はわかった。でも普通は現実と折り合いをつけるのが大人では」

「潔癖の人はこういう『自分だけのルール』みたいなのを押し付けてこないで欲しい

 

 

 

地球規模の願い

 

「では、叶わぬ夢と知りながら、いつか実現したい主張を発表させてください。こちらです」

 

 

「そこまでイヤなら無菌の惑星に行って帰ってこないでくれ」

「自分だけはキレイだと思ってません?」

「潔癖の人は『自分だけはキレイだと思ってるの?』ってよく言われるんですけど、そんなことないですよね?」

「もちろん思ってないです。単に自分のであれば大丈夫っていう心理で……いや、自分勝手なことを言ってるのはわかってるんですが、それは誰でもあるでしょ? 他人のオナラはいやだけど、自分のはなんとも思わないじゃないですか」

「それはそうですけど、限度ってもんがあるでしょ。ワシら雑菌かい」

「あくまで『一旦』です。もしも願いが叶うならやってみたいってくらいなのでご容赦ください」

 

 

「世界中にファブリーズをふりかけたい?」

「『ファブリーズ』もいいですが、匂いがついてるんですよねぇ。なので僕は『パストリーゼ』派なんです。無香料でめちゃめちゃ除菌してくれるっていう」

 

 

ギャラクシーさんはイメージ重視派って言ってましたけど、長島さんは実際の汚染度を気にするタイプってことかな。潔癖じゃない立場からするとそのほうが理解しやすいですね」

「おっ、じゃあこの主張も理解していただけるということで」

「それとこれとは別」

 

▼ジャッジ

「言ってることは認めないけど、パストリーゼは買いたい」

「パストリーゼをポチりました」

 

 

世紀末を生き残れるのか

 

「これが最後の主張です。こちら!」

 

 

「世の中、潔癖なことをちょっとでも言うとボロクソに叩かれる風潮がありますが、叩いてくる人が最後に言うのが『文明崩壊したら真っ先に死ぬぞ』なんですよ」

「今日ここまで主張を聞いてると、一撃で死ぬんだろうなーとは思います」

「まず、世界が滅亡したら潔癖とか関係なくみんな死ぬんじゃないでしょうか。なぜ自分は生き残れると思ってるのか謎すぎる。潔癖じゃないから生き残れる!って思ってるなら、相当おかしい」

 

 

「そういう世界なら、潔癖かどうかよりもっと大事な能力がありますよね」

「そう! 『生活していくために眼鏡が必要』とかのほうがマイナスとしては全然大きいハズ」

「でも、汚れた食べ物とか食べれないんですよね?」

「いや食べるでしょって! 食べなきゃ死ぬっていう状況で、『潔癖なので食べません』なんて言わないですよ。命と引き換えに守りたい潔癖とかあるわけないんだから」

 

 

「服も、油と汚れが染み込んだきったねぇズボンしかないよ?」

「着るでしょって! それしかないなら着ますよそれは」

「じゃあ普段から我慢したらいいのに

「今は文明崩壊してないから……」

 

▼ジャッジ

「世界が滅びないように、ヒトはもっと努力すべきではないだろうか」

「と言いつつそういう状況になったら汚ねえ食料も食べないかもしれない」

 


 

 

というわけで潔癖の主張を読んで頂きましたが、いかがだったでしょうか。

 

潔癖症の人は「自分と同じ考えの人が他にもいたんだ!」と思ってくれたのではないでしょうか? また、潔癖症じゃないという人も、隣人を理解する手助けになれば幸いです。

 

だって世界が滅亡しないように、我々はもっと仲良くすべきなのだから……

 

 

 

 

 

潔癖症チェックリスト

 

今回の記事で発表した、ギャラクシーと長島からの主張……そして友人・知人・同僚などから集めた潔癖主張をまとめて、潔癖症チェックリストを作ってみました。

ひとつくらいは当てはまるものがあるハズ……?

※医学的な根拠はありません

 


 

▼潔癖症チェックリスト

□ 古着・古本・レンタルビデオが無理

□ 母親の作ったおにぎりが食べられない

□ 異性であろうと触れたり触れられたくない

□ セックスの最中に手を洗う

□ 鍋の雑炊が食べられない

□ 他人のうちわによる風を身に受けたくない

□ この世のすべてを一旦除菌したい

□ 電車の吊革は半周まわしてからつかむ

□ 体温の残ったイスが苦手

□ 人の家に置いてある固形石鹸はなんかイヤなので、ポンプのやつにして欲しい

□ 回し食いは平気なほうだが、唾液が染み込む素材(ドーナツなど)はイヤ

□ アイスクリームの回し食いはいいけど、ソフトクリームはなぜかイヤだ

□ 他人の家の白米が食べられない

□ 他人の家の煮物もちょっとイヤだ

□ 小銭を触ったあとは手を洗う

□ 職場のイスに座布団敷いてる人がいるけど、絶対に洗濯とかしてなくて汚いからやめてほしい

□ 便座は拭いてから座る

□ ぬいぐるみはダニが集合して形をとったもの

□ ポテチは箸でたべる

□ ガンジス川とか嫌い

 

チェック数

00|嘘をつくのはやめてください。ゼロなんて人はいません。え、いませんよね?

01~05|ごく軽い潔癖症です。他人には気づかれていないので安心してください

06~10|軽症です。「○○さんって何か……めんどくさい時あるよね?」と給湯室で噂されています

11~15|みんなが集まる遊びや飲み会に、「あいつが来るとダルいから」という理由で誘われなくなります

16~20|「なんで早く死なないの?」とみんなに思われています。「地獄は不潔だから」と返してやりましょう

 


 

▼潔癖じゃないチェックリスト

□ ウンコを置いた後の皿でも、きれいに洗えば普通に飯を食える

 

チェック数

01|あなたは潔癖ではありません

 


 

(おわり)

 

 

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