むかしむかし

 

 

フォルトゥナという女神がおり、きまぐれに

気に入った人間に「運」を与えていました

 

 

人間たちは

フォルトゥナに気に入られようと

お供えをしたり、縁起をかついだりと

振り回されていました

 

 

 

 

   

……どうもリックェです。

 

ローマ神話によると

運の量は平等じゃないようです。

自分が平凡な量の運の持ち主なら せめて運の使い道くらいは 決めさせてほしいと思いませんか?

 

 

 

死ぬまでに使い切る 運の数

せめて自分で出し入れをさせて

井上秋緒の歌集「夜明け前」より

 

かの井上秋緒もこう言っています。

そうです。この切望はガチ。

ひとりでは遠い夜明け(あした)よ。

運の個数が決まってるなら、ここぞというときに使いたい 。何度思ったことでしょうか。

そして、ついに、ついに!見つけました。

幸運をここぞというときに使うメソッドです。

その実験レポを公開します!

 

うさんくさい?

印象で判断する前に こいつを見てくださいよ。

 

 

 

 

 

そう 1万円

あたっているのだ!

 

 

 

いっぱい買ってハズレ抜いているとか、
そういうチャチな確率トリックではないんですよ。

それに、このメソッドは、ギャンブルみたいな俗なものじゃなくてもいいんです。
それが「偶然」の事象であれば、なんであれ「必然」へと変えられるのだから。

 

 

 

メソッド「運の月給制」

 

一生に使える運の数は決まっている。

それを超えては使えないし

余らせることもできない

 

そんな話、きいたことありませんか?

これを意外と実験の大前提とします。

 

飛躍して、一生のうちの何分の1かである1ヶ月についても同じことが言えるとしましょう。

つまり1ヶ月に使える運の数も決まっている、としましょう。

それは何件ほどでしょうか?

 

 

 

うーん・・・・

 

1ヶ月あたり30件

 

これは感覚値で各人が自由に決めてよいです。1日1回はいいことあるとすると、こんなもんでしょう。

 

 

 

というわけで、今日から1ヶ月、この30回分の幸運(=30ラック)でやりくりしていきます。

たとえるなら運の月給制ですね。

 

まとめておきましょう

運の月給制

【ルール1】

今日から1ヶ月 30ラックでやりくりする

 

【ルール2】

ラッキーと思えたとき ラックを消費する 

 

 

運の家計簿をつける

そろそろ実験したいですが 開始前にひとつだけ

 

この 「幸運をここぞ」メソッドに不可欠なのは 

運のカウンティングです。

カウンティング理由のはもう少し後で明かします。

そして30カウントに便利なのは、これです。

 

 

 

ブレスケア、30粒入です。

もう、わかりましたね?

 

 

 

実験開始

 

1日目。

現在時刻正午きっかり。残り30ラックで実験開始です。

この30ラックを1ヶ月でやりくりします。

そして、最終的な目標は「ここぞというときに運を使う」です。

 

出かける用事があって、タイミングよくバスがきました。

こいつはツイてる。ラッキー。

さて、ラッキーがあったのでカウントします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息キレイ

 

ラッキーがあれば、このようにブレスケアします。

ブレスケアは30粒入なので

ケースをみれば運の残量がわかりますね。

この調子で、まず半分の15日まで計測してみました。

 

 

 

前半経過報告

15日目。

ヤバイ無駄遣いが多い

 

運の残量は

 

……残り7ラック。
つまり使ったのは23ラック。

 

 

使用内訳ものぞいてみると、無駄遣いが多いのがよくわかります。

これはマズイ。なぜなら

実験の成功には 最終日まで1ラック残すことが絶対条件だからです。

 

絶対条件の理由を説明しましょう。

そしてこれこそがメソッドのコアです。

 

 

ラックは持ち越しできない 前提でしたね。

ということは、最終日の終了間際にラックが残っていれば、終了直前に消費されるのが道理。

このときに 偶然性の高いことをすれば 運はこのために消費されるはずです。

つまり、このタイミングなら運が必ず味方します

 

 

幸運はいつ起るかわかりませんが、唯一、終了間際だけは 予測不能の運の乱流の中に 台風の目が生まれるのです。

 

 

 

実験後半

というわけで、最終日まで1ラックを残すため

残り7ラックで、2週間をすごさなければいけません。運の節約が必要です。

節約の基本は、見直し。

今日までに消費した23ラックを見直してみましょう。 いわば運の家計簿ですね。

 

赤字が無駄遣いと思われるラックの消費です。

遅刻しそうなところを何度も幸運が重なって助かっていますね。

ギリギリで行動すると、偶然性が高まるのでラックが消費されやすい傾向にあります。

 

伝説の麻雀師 阿佐田哲也がいうには

 

麻雀は 点棒(点数)の取り合いではない

運の取り合いだ

 

 

と。麻雀は運のゲームだから危険なプレイをしても大丈夫なこともある。

点棒(点数)は減っていないが、しかしその場合でも「運」は減っていると。

そしてその運が尽きた後は点棒が減っていくのだと。

 

運を味方につけたい人間ほど 運に頼ってはいけない ということですよ。

これを肝にがんばります。

 

 

最終日

最終日。なんとか残りラック1を確保。

 

長かった。いかにラックを消費しないでいられるかの戦いでした。

最後の5日間は、節約に節約を重ねたんですよ。時間に余裕を持ち 準備を万端にする。

もう遅れそうなときはあえて遅刻したり。雨に降られたら濡れたり

 

ほんとに、使ったラックは会社でおかしをもらったくらいで。

なんとか足りそうと思ったら、急にツキだして(フキダシのところ)マンガや映画のメディア系ラッキーがガンガン消費され残り1ラック

 

 

 

しかたないので、ラスト2日はもう家からでない作戦。

偶然性にさらされたら終わりだから

 

 

 

偶然を必然に変える

こうしてたどり着いた 最終日の正午です。最後のラックを使いましょう。

スクラッチくじを削り倒すぜ!

そして、冒頭のとおり・・・

 

 

 

1万円 あたったー!!!!

 

 

 

実験成功だあああぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回避するためのラックが・・・残って・・・

 

 

いな・・・

 

 

 

 

 

い・・・

 

 

 

 

エピローグ

 

フォルトゥナにはネメシスという姉がいて

 

 

 

神に無礼な人間に罰を与えました

 

 

そうか・・・

 

 

わかった・・・

 

 

人間には大きすぎるのだな「運」は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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