もはや完全に意味がわからない
『意味不明型』

紀州梅ネ

私が中学生の時、ドラフトという遊びが流行りました。

ドラフトといっても、空のティッシュ箱にひとつだけ入っているあたりの紙を引き当てるというだけですが、いかに厳粛な空気、球団関係者の眼差しで行うがポイントでした。

そして全球団競合で引き当てるのは、紀州梅ネ(キシュバイネ)という、某鷹軍団の強打者と、私の中学校は和歌山県だったので、その特産品を掛け合わせたような選手でした。

ちなみに紀州梅ネは細身のピッチャーという設定でした。

矢野

 デスパイネ選手と梅を合わせようって言い出したやつなんなんだ。

 

ジョバイロ

高校の時にポルノグラフィティのジョバイロが発売され、友人グループで「ジョバイロジョバイロ」の歌詞のくだりが妙に流行った。

一緒にトイレに行った際に最初に個室から出た人が「悲しい花つける前に」から歌い始めると、まだ個室に入っている他の人たちは急いで出る準備を済ませたうえでタイミング良く「ジョッバイロージョーバーイロ!!」と言いながらドアを開けて出なくてはならないルールが浸透し、個室にこもる女子が減った。

一度「闇に浮かんだ篝火に」から歌い出した女子はさすがにそんなに余裕がないのはダメだと本気でちょっとだけ怒られていた。

 トイレの急かし方としては上品な方かもしれない。

 

ウルトラ様

中高時代、部室にお祭りの屋台で売っているようなウルトラマンのお面が棚の上に飾られており、「ウルトラ様」と呼ばれていました。掃除などで棚を揺らしウルトラ様を落とすと必ず成績が落ちるという曰く付きで、触る時も「触ることをお許しください失礼します」とおそるおそる掴んでいました。

毎年新入部員が入部してくるたびに「このウルトラ様の扱いには気をつけること。本当に成績が落ちるから」と教え続けていました。

素的な鯉

 こういう自然発生信仰系の内輪ネタ好き。

 

セント

小学生の時に一人の友達が、地図帳を読み語呂が気に入ったからなのか急に「セント ビンセント及びグレナディーン諸島!」と叫びだしたことから、クラスの人間全員で事ある毎にセント ビンセント及びグレナディーン諸島の名前を叫んでいました。

セントクリストファー・ネービスもよく一緒になって叫ばれていました。

何故なのかはわかりませんがとにかくとても楽しかったです。

高山

「及び」が入ってる国名がなんか面白いのはわかる。

 

鬼山重労働

小学校の時の林間学校の時の話です。 僕の班では、部屋に入るときに「ゔゔうぅぅ!!!」という叫び声を上げてみんなを驚かせるという遊びが流行りました。
みんな部屋に入る度にそれをやっていたのですが、何度もやっているうちにどんどん叫び声に関する設定が作られていき、最終的には「鬼山重労働」というオリキャラができました。

彼は「ブラック企業大好き重労働幼稚園」の園長で、邪神皇帝デブデブ悪魔という名前の弟がいます。

そして口癖は「なぜハーバード大学の問題もできない?この3歳児め!」です。

林間学校から帰ったあとも、みんなで彼が登場するマンガを描いたりして遊んでいました。
今書いて発想がめっちゃ小学生っぽいと思いました。

元園児

 小学生ユーモアすぎてキュンキュンしてしまうな。

 

ゆず

吹奏楽部の打楽器パートに所属していた時、片付け中などの静かなタイミングで急にタンバリンを握り、限りなく腰を落としてゆずの夏色を熱唱するのが流行った

西川

 考えたこともなかったけど、たしかに限りなく腰を落として夏色を熱唱していたらめちゃめちゃ面白いな……

 

笑う

小学生の頃、「何か嫌なことがあったら笑う」という謎の儀式が流行っていました。
誰かがテストで低い点数を取ったら、その人が笑い、次に周りの人が笑い、クラス全員が 笑う…という内容です。

先生の前でも授業参観の時でもこの儀式は続いていたので、 かなり引かれました。

ちなみに、一番ヤバかったのは、クラスの男子のお母さんが 離婚したと知った時にみんなで笑ったことです。
その男子は怖いぐらい笑ってました。 (多分、このクラスは何かに洗脳されてたと思います。)

あすぱら

 悲しむよりは良いか、という気もするけど、めちゃめちゃ不健全な気もする。

 

ビンタ

小さい頃、テレビで小僧寿しチェーンのCMが流れると兄からビンタされる遊びがありました。

ラストの「小僧っ寿しチェーン」という曲部分のリズムに合わせて6回ほどビンタされるのですが、ドラえもん寿司という商品の宣伝のため、ドラえもんのアニメを観てると最低1回は流れるので若干トラウマでした。

CMの冒頭、「ドラえもん、がんばれ!」が流れた瞬間に兄から逃げていた記憶があります。

かもめ

 兄からビンタされる遊びって何だよ。

 

共食い

小学校の頃、クラスの子が遠足の時手を拭く用にお尻拭きを持ってきていて、鼻をかみたいのにティッシュがなかったらしく、その人がお尻拭きで鼻をかんでいたのを見て誰かが何を思ったのか「お尻拭きの共喰い、、」って言ったのが周りのみんなに聴こえてしまい、何か食べる度に「お前、それお尻拭きの共喰いやんけぇ!」とか言い合ってて腹抱えて笑ってた。、、お尻拭きの田淵くん元気かな。

黄ばんだ街

 お尻拭きの共食い、どこをどう切り取っても冤罪すぎる。

 

スフィンクス

小学5年生の頃、うつぶせで床に腕をついて斜め上を向いて神妙な顔をしながら「スフィンクス」と言うのが友達との間でのブームだった。

躍動感をつけるために助走をつけて滑り込む形でのスフィンクスも流行った。

女子なのに掃除中の床でも平気でやってたからひざからすねにかけていっつも真っ白に汚れてた。楽しかった

カワウソのかたまり

 こういうやや体を張るネタは小学生のうちしかできないからな。

 

ウッチャン

兄と食事している時に思い出し笑いでツボってしまい、マクドナルドの中で必死に笑いを殺そうとする私を見て何故笑っているか、と質問された。

もう笑いを押さえつけず笑いまくってから「いやー面白いなやっぱり、ウッチャンは。」と言ったら2人で大笑いした。

その後、たびたび笑ってたら「なに?ウッチャン?」と聞かれては2人で笑ってる。

ナナフシ

「ウッチャンについてめちゃめちゃ思い出し笑いしてた人」というだけの話なんだけど、なんか釣られてゲラゲラ笑っちゃうんだよなこれ。

 

ゾンビ

母と2人で出かけて家に帰ってきた時、必ず母はわたしに先に家に入るよう促してくるのですが、母の方が前を歩いていてもそうするのが不思議でなぜかと聞いたら、特に意味はなかったのか「後ろからゾンビ来てるかもしれへんからあんたを守るためや」と言われました。

それがなんかすごいツボに入って、母と2人で家に帰ってきた時は必ず先に家に入って「あーあ、もうママはゾンビに食べられてもうたわ」と言ってますし、母も「でも家の中にもゾンビおるかもしれへんで」とか返してきます。

味見

 大変ちょうどいい温度感。

 

K

高校の部活の大会帰り。同級生の男子が両手で吊革に掴まって、肘と膝を伸ばして電車に揺られていました。

彼は身長が180cm以上あったので、吊革と踵を支点に身体がくの字になってしまい、クルクル回りそうな勢いで揺れていました。

「何してるの」と聞くと彼は「Kの2画目」と真顔で答えました。

真面目な顔で意味不明な回答がきたので同級生たちは電車内で必死に笑いをこらえました。
他の同級生も”Kの2画目”にチャレンジしましたが、誰も吊革に掴まって身体がくの字になるほどの身長ではなく、「Kの1画目くらいしかできんw」「それ1画目でも何でもないやろ、ただの棒やw」と、引き続き電車内で笑いをこらえるのに必死でした。

かぼ

 アルファベットを画数で捉えたことなかったな。

 

奪い合い

中学生のころ教室の後ろになぜか長椅子があった。

朝登校して座っていたら後から来た同級生が何も言わずに壁と自分の間にケツをねじ込み、席の奪い合いをしていた。

最初は3~4人でやっていたのに気が付けばクラスの男子全員が参戦していた。

今思うとそもそもなんであんなにも熱中していたのかわからないし、もともと4人掛けだったから奪い合う必要はなかったと思う。

花粉(思い出)

 言葉を交わす必要すらない関係って素敵だ。やってることはバカの椅子取りゲームだけど。

 

スーパーエレクトリックサンダーパンチ

高校の頃、「スーパーエレクトリックサンダーパンチ」と詠唱した後なら相手を思いっきり殴ってもいいという遊びがありました。

スーパーエレクトリックサンダーパンチは詠唱するその技名も長く、また唱え始めてからは1歩も動かずまっすぐ前に繰り出さなければいけないので大抵は避けられるのですが、いつどんな状況で繰り出してもいいので授業中などに仕掛けると面白かったです。

カズキクン

 1段落目で吐きそうなほど笑った。

 

 お前たちの内輪ネタを教えろよ。シリーズこれにて一旦終了! 終了です! たくさんの投稿ありがとうございました。

 最終的に3000以上集まった。内輪ネタってどこにでもあるようでいて、ある程度仲が良いコミュニティじゃないと発生しないからな。仲良しグループの仲が良い話がしこたま聞けてとても楽しかった。
 内輪にいなきゃ意味がわからないはずなのに、内輪にいたかのようにゲラゲラ笑わせてもらった。

 またいつか似たようなことをやるかもしれないから、その時はまたよろしくな! またな!

 

 前回はこちら

 この際過去のも一気に読み返そう。