「観光地の土産物屋にある全然観光地に関係ないお土産ってあるじゃん。ああいうの、なんかキュンキュンくるんだよね〜」

 

かの有名な戦国武将、織田信長が今際の際に発したとされる言葉だ。(言っていないという説もあります)

そしてそれは現代の日本でも全く同じことが言える。

 

観光地の土産物屋にある、観光地全然関係ない土産物。すっごいキュンキュンくる。

 

本記事ではそんなキュンキュンくる品々をいくつか紹介しようと思う。

見てもらえばわかる。絶対わかる。

 

なお本記事では一応観光地の土産物を扱ってはいるが、どこで買ったのかが全く重要ではないので福岡県各地とだけ言っておく。

だって、多分全国どこでもあるし。

 

(読者の皆さん初めまして、ナ月と申します。現在無職です。あと甲殻類アレルギーです。よろしくお願いします。)

 

まずはこれを見てもらおう。

 

 

 

プルバックカーの上に恐竜の上顎から上が乗っているものだ。

 

そうとしか説明できない。かなりキュンキュン値が高い一品だ。

恐竜の頭部もプルバックカーの部分もそれぞれかなりディティールに拘った精巧な作りをしている。

 

「神は細部に宿る」

 

そんな諺を思い出す。

これは恐竜とプルバックカー、それぞれの細部に宿った神同士の戦いなのかもしれない。

 

 

 

バックショット。

恐竜の後頭部から伸びるノズルが何とも味わい深い。

 

あなたは恐竜の後頭部からノズルをはやそうと思ったことがあるだろうか。俺はない。

だがそれを思いついた人間、そして実行した人間がいることの証がこの品だ。

俺はこれに敬意を表したい。

 

 

 

 

バンダイより発売されているフィギュア向けのエフェクトパーツ『魂EFFECT』と組み合わせてみた。だんだんかっこよく見えてくるだろう。

いや、完全にかっこいい。

 

 

さあ次はこれだ。

 

 

 

見ての通り鎖鎌だ。クールだ。クールジャパンだ……。

 

男の子はいつでもかっこいい武器に憧れてしまう。28歳の俺とて例外ではない。

念のため書いておくと、忍者ゆかりの地で買ったものではない。全然違う。

でもなぜか売っていた。きっとかっこよくて素敵だから。

 

 

 

広げるとこうなっている。中央のおつまみカルパスと比べるとそのサイズ感がよりわかることだろう。(鎌だけに)

 

鎌の持ち手には、キーホルダーにしてくださいと言わんばかりの親切なリングがついている。

気持ちは嬉しい。

 

俺だって、鎖鎌をキーホルダーにして身に付けられたらどんなに素敵だろうと思う。

しかし正直キーホルダーにするにはちょっとでかいし、鎖部分が少し邪魔である。

いっそ持ち歩くならキーホルダーとしてではなく、そのまま小さな鎖鎌としての方が良い。

 

 

 

黒と銀のカラーリングはフォーマルな服装にもよく似合う。スーツの胸ポケットにもギリギリおさまるサイズだ。(鎌だけに)

ビジネスの場での隠し武器に、または面接のお守り代わりにポケットに忍ばせておくのもいいかもしれない。

 

悪いがキュンキュングッズはまだある。もうちょっとキュンキュンしていってもらいたい。

 

またしてもキーホルダーだ。

 

 

 

問題です。答えなさい。これは何でしょうか。

5……4……3……2……1……

 

あなた「うーん……ウニ丼?」

 

はい正解ー!!

 

 

 

うに丼のボールチェーンでしたー!!

 

本当にわからない。

なんでうに丼をボールチェーンにしようと思ったのか見当もつかない。

買ったのべつにウニで有名なところでもなんでもないし。

でも最高にキュンキュンしちゃう。だってうに丼にボールチェーンをつけているんだもの。

 

きっと企画会議ではこんな会話があったのだろう。

 

「ウニ丼にボールチェーンつけて売ります?」

「いいね、作ってそれ」

 

狂おしいほどの信頼関係が成せる一品だ。

想像しただけで涎があふれそうだ。

 

最後に一つとっておきを紹介しよう。

 

 

 

黄金色の一万円札だ。その金額なんと三百円。

 

みんな大好きな一万円札。俺も好き、きっと貴方も好きだろう。

日本に流通している貨幣で一番好き。二番目は五千円札。

では、その一万円札がさらに金ピカに光っていたら?

 

そんなの超大好きに決まってる。

ああ胸がキュンキュンする!!

 

 

 

裏面。鳳凰が黄金色に輝いている。

俺もいつの日かこんな風に輝きたい。後光とか、背負いたい。

キュンキュン系グッズは俺に夢を与えてくれる。

 

 

 

この黄金色の一万円札、スーツの胸ポケットに素っ裸で入れておくとめちゃくちゃ迫力がある。

ビジネスの場で舐められたくない時には効果的かもしれない。(逆効果かもしれない)

 

以上、「観光地の土産物屋にある観光地全然関係ない土産物」をとりあえず4つ見てもらった。

 

キュンキュンしていただけただろうか。

もしかしたらよくわかってもらえなかったかもしれない。

ではキュンキュンはこなくてもこうは思わなかっただろうか。

 

「うわあ〜〜〜くだらねえ〜〜〜!」

 

そう、どれも本当にくだらないと思う。

だがどれも堂々と値札が貼って売ってある。

そのことにとても勇気付けられる。

何かに悩んだ時にふと見つめると

「あ、これがこれでいいんだからなんでもなんとかなるよな〜

と思わせてくれる。

俺はそんなキュンキュン系グッズたちが心から愛しい。

 

おわり