さて前ページまでは恋するかどうかのボーダーラインがあったとしたらギリギリ手前で止まった話。

 ではそのボーダーラインをギリギリ通り過ぎてしまって不本意ながら恋した場合どんなエピソードが集まるのかというのを前回実験的に募集したのでオマケとして一部見ていこう。たくさん読んでたら恥ずかしくなってきたので一部です。ごめんなさい。

 中学校入学から一週間ほど経った頃です。
 私の母校では入学後、3年生が1年生とグループを作ってレクリエーションをする授業があったのですが、そこで仲良くなった先輩がいました。
 その頃は全く恋に落ちてはいませんでした。その頃は。

 その後日、お昼休みに友人にドッジボールを持ちかけられ腕を引かれて廊下を走っていた所、件の先輩に左腕を捕まれて「〇〇君は私達に折り紙教えてくれるんだから!」(レクリエーションでノートを使ってユニコーンを作って見せた)と言われて大岡裂き状態になりました。

 なんやかんやで友人が手を離したのですが、先輩にギュッとあすなろ抱きされて「えへへー♪〇〇君ゲットー♪」と言われて教室へ連行されました。もう無理です。中学生のチェリーボーイには余りにも過激すぎます。問答無用で恋に落ちました。初恋です。

 その後は普通に卒業前に告白してフラれたけど先輩を追いかけて高校に行き、大学に行きました。大学で別の彼女を作ったので結局先輩とは付き合ってないです。

ついでに相手の物にされたい欲のあるドMになりました

 本編だとこれでなんか耐えたりするエピソードがくるけど、普通こうなるからな!! いや、普通ってなんだ。

 

中学生2年生、同じクラスの男子が校庭の蟻を食べてるのを見かけた時。脳の奥から感情が湧いたから、たぶん本能なんだと思う。

ボンボン峰

 こっちパターンでもこういう意味わからないやつが見られて最高。脳の奥から湧いたのなら仕方ない。理屈とかじゃない。

 

 小学3年生の頃です。
 足を捻挫したため学校を休んだ次の日、クラスの男の子に「昨日なんで休んでたの?」と聞かれ正直に答えると、「オレも足捻挫したことあるからお揃いやん!」と満面の笑みで言われときめきました。

 暫くその人のことが好きでしたが、次の年にクラスが離れ、休み時間に違う教室を訪れる勇気もなかった私はその恋心を薄めていくことにしました。

瀬端

 全然自分の人生にあった出来事じゃないのに「なんかこんな出来事あった気がする」といった感じで強引に脳のノスタルジーを司る部分が刺激されてくるエピソード。

 

 女子中学生だったの時の話です。
 私はいじられキャラだったので、友達からよく脈絡のない変なあだ名をつけられていました。

 ある日あだ名がコイキングになった時、特に仲良くなかった運動部の陽キャ男子が、1人でいた私のところに突然来て、

『コイキングは「はねる」しか使えないとよく思われるけど実はなんかをどうこうしたら…』

 みたいな感じでコイキングの性能を真顔で本気解説しはじめました。
(当時の私は弟の影響でポケモンの見た目と名前くらいは知っていましたが、ゲームはしたことなかったので全然理解できませんでした。)

 いつもの陽キャ的キラキラした雰囲気と全く違うオタク的な雰囲気にギャップを感じて、格好よく見えてきて好きになってしまいました。

 また全然違う時、休み時間にプリントの裏に落書きしていたらメタモンを描いてくれた時もありました。

 私はめちゃくちゃ恋に落ちていましたが、彼は私のことが好きだったのではなく普通にポケモンが好きだったんだと思います。

無記名

 多分分析通り、普通にポケモンが超好きなだけなのだろうけど、その知識で人を励まそうとしてるんだからすごくいいポケモンマスターには違いないな。

 

 僕が中学2〜3年生の頃、同じクラスの同級生の女の子についてです。

 彼女は屋内のバレー部でしたが身長は小柄で肩までのボブカット、他の女子と比べて肌は浅黒く、利発でどんな相手にもとにかく笑顔と愛嬌が満点な、太陽のような女の子でした。

 彼女を知る運動部男子は少し話しただけで彼女にメロメロになり、僕の仲良い男友達もみんな彼女に片想いしてました。
 一方で当時の僕は彼女に好意はあれど、男子ライバルも多く、恋愛感情にまで発展はしていませんでした。

 中学生男子あるあるですが、当時の僕らの間では「どうやって彼女の気を引けるか」という競争が繰り広げられており、流れで僕もそこに参加していました。

 ある日の昼、4人1班で給食を食べていた時のことです。
 机をくっつけ、正面で給食を食べる彼女に対し、僕は小ボケを連発していました。
 フフッというような軽い笑いから徐々にヒートアップしていき、彼女が給食のパック牛乳をストローで飲み込んだ次の瞬間、大口を開けて大爆笑をしていました。

 その時の、彼女の口腔内に残った牛乳の白い残滓が糸を引き、僕に白く染まった口内を満面の笑みで見せつける形になりました。
衝撃で頭の中も真っ白くなり、当時中2男子の僕は抗えず、図らずも恋に落ちました。

その夜はホワイトパン2

 ちょっと良すぎるな。恋の話であり性欲の話でもある。こういう話大好き。

 

 顔が整っていて歌が上手い女子(同性)に恋をしています。
 二年連続で同じクラスになって、普通に友達として仲良くなっていきました。

 複数人でカラオケで遊んでいた日、最後に『三日月ステップ』をすっごい感情的に歌っていて、引き込まれる、好きだ…!と思いました。

 その子とクラスが分かれてから、(今までは私と行っていたのに)他の子と学校の購買に行っているのを見て嫉妬しました。
 ちなみになんでもないタイミングで「一緒に生きていこう」と言われ、めちゃくちゃ嬉しかったです。プロポーズかと思いました。

その子と1日100通くらいLINEしてる

 一行目から色々覚悟とかがキマっていて良い。

 

 今となっては記憶もあやふやなのですが、小学校6年生のとき、たしか1ヶ月に1回くらいのペースで席替えしていて、3回連続で隣の席だった男の子がいました。

 その子はちびまる子ちゃんで言う長山くんみたいなかんじの子で、わりあい物静かなほうの性格だったのですが、思春期入りかけとは言えお隣さんも3回目ともなるとだいぶ打ち解けて、わりと冗談なんかも交わせるくらいにはなっていました。

 そんな中で、前後の流れは忘れてしまったのですが、当時大流行していた「そんなの関係ねぇ」を彼が机の下でこっそりやって見せてきたんです。ふふふって笑いながら、なんかギアがもう1段階上がったような感覚がありました。

 たぶん普段のキャラとのギャップとか自分だけに共有された特別感とかがウワーッときたんでしょうね、その瞬間だけGIF画像みたいに切り取られて記憶の中に残っています。

 結局その子は卒業後関西に引っ越すことになったとかで、その後どうしているかはわかりません。
 連絡先を聞いておけばよかったかなぁとたまに思い出してはぼんやり後悔している、淡い思い出です。

今思うとその後好きになった人系統一緒かも

 二人しか知らないことの共有って王道だ。それがこっそりやる小島よしおのギャグでも。

 

 幼稚園の年長から中学校3年生にかけての話です。長くなりますが、お付き合いいただけたら幸いです。

 幼稚園の年長のとき、ホールで遊んでいたら、同い年の男の子が突如として「好きだ!」と言いながら両手で壁ドンをしてきました。そのときはただただ怖くて、すぐさまその場から逃げ出しました。

 それから5年後、私とその子は小学校で同じクラスになりました。
ある日、「クラスの誰かの好きな人がバレた」という話でクラスがざわざわしていたところ、件の彼が「誰が誰を好きでもいいだろ、俺が○○ちゃん(私の名前)を好きで文句あんのか」と言い出したのです。周りの人が聞いていたため、彼と一緒に茶化されました。当時、私は彼のことが苦手だったため、嫌で嫌で泣きたくなっていました。

 数日後、体育の授業(球技)で「対戦相手と握手しよう」となったとき、彼が私の手を握って、「俺、○○ちゃんのことが好きなんです」と言い放ちました。当然周りには人がいたため、辺りがざわざわ。恥ずかしいやら嫌になるやらで、今にも泣き出しそうなのを必死になって堪えていました。

 中学校に上がり、偶然にも彼と私は同じ部活に入りましたが、今までのように彼が私にラブコールをしてくることはありませんでした。私のことを好きではなくなったのか、とほっとする反面、少し寂しい気持ちもありました。

 中3の夏になり、部活を引退し、彼との接点も減りました。今までの彼とのエピソードをあれこれと思い出していたとき、唐突に「あぁ、あいつ、私のこと本当に好きだったんだな」と気づいてしまい、同時に、嬉しい、照れ臭い、と思っている自分にも気づき、無性に恥ずかしくなりました。普段はやんちゃな問題児の彼が私にだけ向ける一途さに、不本意ながら完全に恋した瞬間でした。

 この後何かがあった訳ではないのですが、私がもう少し早く彼のまっすぐさに気づいていたら違う未来があったのかなあ、と時折考えます。

匿名

 募集しておいて「不本意ながら完全に恋した」ってどういうことだよと思っていたけど、こういうことか……。

 

 素潜りで15m潜れるって言われて脳が沸騰するくらいトキめいて一瞬で好きになった。1ヶ月悩んで勇気を出してデート誘ったら、彼は地元に帰っていて会えなくなっちゃった…。苦い恋の思い出です。

沖縄出身の人だった

 なんかこういう、説明できないけど人それぞれどうしようもないほど刺さる事柄というのがあるんだろうな……。みんなの特技も誰かにはこれくらい刺さるのかもしれない。

 

 パティシエの専門学生だった頃の話なんですが、どのお菓子よりもずっと甘い匂いのする子がいて、なんか普通に恋しました。

2年後くらいに泣きながらフラれた

 本編で他が良くても臭いのはちょっとなというエピソードがあったけど、逆に「とにかく匂いがいい」というのはしっかり恋する要素になるんだ。

 

 応募してくれた皆様ありがとうございました!!

 ギリ恋した話はなんか甘すぎて読んでて恥ずかしくなることがわかったので次の募集は未定だぜ!!

 

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